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農を考える ( 保険について )
2014/03/05(Wed)
 どんなビジネスでも、リスクは付きもの。
リスクフリー(無し)で、果実が得られるほど、
世の中の仕組みは甘くない。

 金融の世界では、リスクをヘッジ(軽減)するために
オプションや先物と呼ばれる道具があるが、
リスクを0%までヘッジすれば、期待収益は0円になり、
取引コスト分だけマイナスになる。当たり前の話である。
 となると、どこまでリスクを取り、ヘッジコストを払うのか。
これが農業でも経営判断となる。

 農業は、台風、大雪、強風など、天災リスクは大変大きい。
(おかげ様で、随分打たれ強くなって来た)
この現実にしり込みする新規就農者は多いと聞く。

 問題は、経営の選択肢が用意されているか否かである。

「台風がこわいから、できるだけ保険をかけよう。
だから、べらぼうに高い保険料は頑張って払おう」

「保険料はムダ。それを払うくらいなら、丸ごとリスクテイクする」

どちらも経営判断である。

 残念なことは、判断の基本になるリスクヘッジ手段が、
この業界では整備されていないことである。
農水省管轄の農業者向け保険は、壊れたハウスの再建コストを前提に、
設計されていない。
年月の経過とともに、保険金が減価償却していく。
いざと言う時に、ハウスの建て替え資金が補償されないことになる。

 今回の大雪の被害に対し、助成金(補助金)が検討されているそうだ。
農家に優しい国民に感謝し、日本国民であることに誇りを持つ。

 しかし、行政が本質を見失っていないか心配になる。
選択肢のあるインフラをつくること。
ヘッジ手段さえあれば農家は、自己責任で判断できる。
我々農家は、甘やかされたいわけではない。

( 少し強がり by 農園主 )

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