農を考える ( 補助金について )
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2013/11/27(Wed)
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減反政策の廃止が決まった。
合わせてコメ農家へ一律支給していた補助金(個別所得保障制度)もなくなる。 もともとこの制度があっても、補助金が農家の手許には何も入らない、 そういう声はよく聞かれていた。 流通する間になくなるという。 補助金込みの値段でコメが取引されるからだ。 コメ取引をしたことはないので、確認はできないが、 本当ならば、補助金が本来の役割を果たされていなかったことになる。 当園では、開園時のハウス建築の際に千葉県と君津市から、 補助金(個別補償とは別の制度)を費用の一部分にいただいた。 工事の請負業者の選定は、入札価格によって決定するので、 補助金の使われ方は、“手続き上”公平、効率的なはずである。 しかし、もしである。 この価格が補助金を織り込んだ価格になっていたとしたら。。。 自費で全てを建設するのと何ら変わらず、 補助金分はどこかへ消えたことになる。 「補助金でハウスを作れば、そりゃ高いさ(値段が)」 普通に農家の間で語られることを、今は知っている。 「農業の構造改革をし、産業競争力をつける」 安倍総理も力説する。 しかし、補助金万能主義の限界は見えている。 その他の産業と同じように、普通に競争を促し、 普通に農家が選択できるようにする。 それが最終的に農家の経費を下げ、収入を増やすことになる。 「補助金をいっそのこと止めたらどうか?」 他産業からすれば当然の声かもしれない。 それが消費者の利益につながるのなら、反対する理由はない。 ( 目標地点はそこ by 農園主 ) |
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