FC2ブログ
「農」を考える (攻めの農業について)
2013/05/18(Sat)
 安倍首相が成長戦略のひとつとして「攻めの農業」を公表した。
生産や輸出の拡大を進めるという。農業の活性化に異論の声はあるまい。
 農業問題で必ず出てくる議論が、休耕地の有効利用であるが、
今回もこれらの農地を集約することが強調されている。
「大規模農家」を創出し、効率的な農業を目指そうというものだ。
耳障りのいい意見なのだが、農家として、どうも合点がいかない。
点在した農地を集約するのには意味があろうが、
短絡的な規模の拡大はどうなのか。。。

 当園は2人で2反(2000㎡)のハウスを運営している。
師匠に言われた通り、マックスの広さを実感。
気を抜くとすぐに手入れが行き届かなくなるからだ。
 一方で、来園者が増えるに従い、イチゴの実が足りないこともあった。
ならば、ハウスを増設する?
人を雇用し面積を拡大するという経営判断もあるのかも知れない。
しかし、たとえ人手を増やしたとしても、
自分達自身の目が行き届かなくなることは間違いない。
目の数は増やせないから、手抜きになる恐れがあり、
その先には、残念ながら品質の劣化が待っている。
農業の難しいところは、生産性の向上にありそうだ。
工場のように、あるいはレストランのように、
同じものが作れる機械やレシピがあれば増産は容易い。
企業の農業ビジネス参入が成功しないのは、この点にあるかも知れない。

 日本の農作物の特長が、安心・安全で手の込んだ食味にあるのだとしたら、
農政の向いている方向は、反対のようで気になる。

( 勝負するなら得意分野で by 農園主 ) 


この記事のURL | 農を考える | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<釣りとディーラー | メイン | モーニング苺>>
コメント:
コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック:
トラックバック URL
→https://polepolefarm.blog.fc2.com/tb.php/458-b3e36c06

| メイン |