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孜々(しし)として
2023/06/29(Thu)
 君津市立図書館(結構な蔵書数)で、
珍しく植物学者の特設コーナーがあり、
1冊借りて帰った。
朝の連続ドラマのモデルに
なっている人の自伝だったことは、
しばらく読んでから気が付いた。
普段、テレビはニュース以外は
見ないが、それにしても
我ながら勘の鈍さに呆れた。

「 学位や地位などには私は、
 何の執着をも感じておらぬ。
 ただ孜々(しし)として、
 天性好きな植物の研究をするのが、
 唯一の楽しみであり、
 またそれが生涯の目的でもある。」
( 「好きを生きる」 牧野富太郎 著 )

 小学校を中退した後、
独学で植物の観察に熱中し
「日本の植物学の父」となった。
多くの植物の命名を行い
「雑草という草は無い」
という言葉を残した人物。
(昭和天皇の言葉かと思っていたが)

 植物との関係は、
確かに休むことはできず、
まさに孜々とした態度が求められる。
なにせ相手は言葉を発しないのだから。
そういう意味では農業も栽培面では、
学位は役に立たないかも知れない。
でも、学者との違いは、
我々はそれを販売して初めて仕事が
成り立つことなので、
「マーケティング」や「営業力」や
「会計学」も勉強が要る。

(そういう意味でも百姓である by 農園主)


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