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知る喜び
2023/06/20(Tue)
【写真】農園主が小学2年生の子供たちに向かって本圃ハウス内の設備について説明をしている様子

 今年も近所の貞元小学校2年生50人が
「学区探検」(社会科見学)で、
農園にやって来た。
もちろん、ちゃんと予習をしてきて
いるので、事前に質問も考えてある。
こういうことって、
大人でも意外にできない。
会議の資料も読まずに参加したり、
勉強会でも何も発言せずに帰るとか。

 朝の9時から農園では「ハイ」「ハイ」と
元気のいい声とともに全員の手が挙がる。
質問がしたくて仕方がないのである。
当然、こちらも気合が入る。
でも、まずは恒例のこちらからの質問。
「 最初に、みんなに聞きますね。
 ポレポレ農園の苺を食べたことが
 ある人はいますか?」
「はーい」 という声はまばらで、
2割くらいだったかな。
ちょっと寂しい? いやいや、
まだそれだけのポテンシャルが
あるということでもあり、
頑張り甲斐があるというものだ。

 気を取り直して、みんなの質問を聞いていく。

「苺は1日にどれくらいできますか?」
― 毎朝、それぞれの株から2粒ずつくらい
   収穫するので、全体では24,000個になりますね。
「へぇー」

「苺はいつが美味しいですか?」
― 冬は甘味が強く、
   春は甘酸っぱい味に変わります。
「へぇー」

「練乳をつけた苺とつけないのと
どっちが美味しいですか?」
― 最初はつけないで食べて、
  それからつけてみて。
   どっちが美味しいかわかると思います。
「へぇー」

 大人はいつからこういう素直な気持ちを
なくしてしまうのかと思いながら、
最後の質問は、「農園はいつできたのか」
と聞かれ、2012年だと答えると、
ちょっとざわつく。
2015年生まれのみんなは、
まだ生まれていなかったからである。

(こっちが「へぇー」である by 農園主)

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