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円安の真意
2022/06/17(Fri)
 円安に歯止めがかからない。
日米の金利差がそうさせていると
解説されている。
利上げを進める米国に対し、
いつまでも金融緩和を続ける
日銀との差異で、高金利通貨のドルに
資金が集まるという構図である。
これは、わかりやすい説明だが、
しかし、歴史的にこれまでの
ドル円相場の方向性は、
こうした経済的理由ではなく、
政治的な意向に因って決まってきた。
そういう意味では、
インフレが加速している米国に
ドル高を是正したい意思はなく、
さらなるドル高(他通貨安)すら
望ましいと考えていることは
容易に想像され、
24年振りの為替介入は、
現実的ではない。
そもそも、実効性のある
ドル売り介入をするほど、
日銀にドル資産の保有があろうか。

 金融関係者は140円から150円まで
円安がありうると言っている。
確かに、チャートからは
そういう絵柄に見えるが、
得てしてオーバーシュートするのが、
相場の常なので、
そこで収まるのかどうか。

 さらに心配なのは、この円売りが
日本売りに依拠したものなのかどうか。
コロナ禍、ロシアの戦争で、
我が国の食料不足、エネルギー不足、
部品調達の欠陥、医療体制の遅れが、
露呈している。

(逃げられない課題である by 農園主)

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