金融政策者の苦悩と尊厳
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2022/06/10(Fri)
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日銀の黒田総裁が
批判を浴びている。 物価高へのイライラを煽るような “失言”にである。 「国民が“値上げ”を許容している」 というくだりに、国会では、 「 あなたはスーパーに 買い物に行きますか?」 と詰め寄られていた。 奥さんに任せておられるようである。 誤解を恐れずに申し上げると、 世には究極の専門性が求められる 仕事があり、庶民の生活感から 乖離していることも、時には 許容されることがあるものと思う。 元米国FRB議長の アラン・グリーンスパン氏(G氏)は、 日々、数百の経済データを スタッフではなく、 独自に分析していたことは 有名な話であり、その裏付けが、 彼の発言の重みを増していた。 スーパーの買い物を知らなくても、 その替わりに、我々庶民にできない 経済分析と、それに基づいた 金融政策のハンドリングを 見事にしてほしい。 ただ、批判を跳ねのけるような 独自の分析内容を 披露できなかったことは、 大変残念であった。 (歴史的にも難しい局面である by 農園主) |
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