農を考える(10年で初のこと)
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2022/01/13(Thu)
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農園の土手の間には水路があって、 これは周囲の田んぼの水や 雨水を流すための排水の役目がある。 当園のハウスの雨水も排水している。 400mほど先の川に つながっているのだが、 両脇は土なので、定期的に 溝掃除をしなければ、 土がどんどん積もってしまう。 これも農地を使う上では、 当然に管理する仕事のひとつであり、 水路の両側にある農地の耕作者が その責務を負うのが 基本的なマナーである。  しかし、400m先までこうして、 キレイに土をさらった状態になったのは、 この10年で初めてのことである。 当園の前だけを掃除しても、 流れる先が詰まっていては どうにもならなかった。 近年の大雨の多発で排水の機能を 果たさなくなっていたので、 いよいよという段階で、 水利組合、市役所の協力で実現できた姿。 とても安堵している。 でも、これを維持していくことが もっと大事で大変な課題。 その責任は、一義的には 耕作者にあるのは、言うまでもない。 ただ、借り手優位の農地貸借の現状では、 責務をないがしろにする 借主は少なくない。 そういう意味で、貸した地主だけでなく、 中間管理機構(千葉県)や 斡旋した君津市の監視と協力がなければ、 農地は荒廃していくばかり。 自治体としてもそろそろ強い 意志表示を示すべき時期に来ている。 (こうした水路を守るために by 農園主)
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