組合せ
|
2012/03/20(Tue)
|
来シーズンのイチゴの準備の話。
今、収穫している株で来年の収穫も可能なのですが、 今シーズンに体力限界まで皆、頑張りますので、 どうしても老化する。 味、収量ともに今シーズンのようにはいかないのです。 そこで、 新規に親苗から子苗を増殖させ、半年かけて株に成長させていきます。 親苗は3つのルートから集めます。 メリクロン苗 茎の成長点の細胞から培養した苗。バイオ技術です。 病気になる菌の保有率はゼロ。ただし、変異の可能性はある。 セカンド苗 メリクロン苗を親にもち、変異のないことを確認した苗。 菌の保有率も低いが、たいそう高コスト。 自家苗 メリクロンやセカンド苗のうち、優良な株になったものから子苗を選抜したもの。 挿し苗により自家製で生育させる。菌の保有率は検査するものの、高まる。 この3種の苗を組み合わせていきます。 保菌の可能性、変異の可能性、コストの問題、増殖能力を 最もバランスよく組み合わせていく。 効率的な「ポートフォリオ(分散投資の組合せ)の構築」は、 イチゴ農家では当たり前のこと。 ( 農家だってリスク分散 by 農園主 ) |
![]() |
コメント: |
![]() |
コメントの投稿 |
![]() |
トラックバック: |
トラックバック URL
→https://polepolefarm.blog.fc2.com/tb.php/34-d12bfdf7 ![]() |
| メイン |
|