作者の意志はどこか
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2020/12/03(Thu)
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 イチジクの苗をいただいた。 「桝井ドーフィン」という品種である。 イチジクの美味しさに魅了されて、 作ってみたいと思っている。 もちろん、趣味の範囲である。 さて、昨日、種苗法が改正された。 韓国や中国に人気品種の苗 (シャインマスカットなど)が流れ、 知的財産が侵害されているという指摘がある。 それを防ぐ目的があると説明されているが、 同時に国内の生産者にも苗の「自家増殖」を 規制することにもなる。 無論、知的財産は、 当然に守られるべき権利であり、 それは国内外においても同じこと。 でも、法改正してまで、 この著作権を守りたい人は誰? そういう疑問がわく。 なぜなら、イチゴの品種に関して言えば、 ほとんどが県の農林研究所による 品種改良の成果であって、 営利目的ではないからだ。 音楽や映画のようにコピーの目的が 「趣味」と「販売目的」という線引きは、 永遠に規制できないテーマだが、 そもそも農作物の世界にも導入すべきなのか。 美味しいものを食べたいのは世界共通で、 生活のインフラであるなら、 その権利は無料開放すべきものとも思う。 (イチジクを眺めながら by 農園主)
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