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逆T字型
2020/03/08(Sun)
 「苗場」は、農園の中で
最も大事な場所である。
イチゴの果実は、文字通り
苗づくりからの“成果物”であって、
苗の育て方次第で、その食味の
8割は決まってくるものと思う。
そういう意味で、育苗ハウスの
環境や仕様は最優先で考えなければ
いけないことなのだが、
シーズン中、陽の目をみない場所なので、
大抵の生産者はコストをかけることを
惜しむ傾向にある。

 当園でも、お客さまからすれば、
育苗ハウスは一番奥に位置するため、
いちご狩りをする本圃ハウスの陰になって
その存在に気付かない方も多いと思う。
しかし、実際には真南の風通しの良い
最も好立地に建っている。
場所はここから決めているからである。

 今回の工事でも最初に建てているのが、
育苗ハウスの2棟になる。
育苗期は真夏に当たるので、
できるだけ暑さから苗を守ってやりたい。
ハウスの背の高さをとって、
熱気がこもらないようにし、
換気スペースを大きく、
南北、東西にできるだけとる。
そして同時に、
台風対策も求められるから難しい。

【写真】育苗ハウスに備えた逆T字型の補強パイプ

 今回の強風への補強のポイントは、
肩と天井の3点をつなぐ逆T字型の補強。
風圧を分散させることを狙っている。
もっと言うと、足下の2点と合わせて
5点の構造。
点や線ではなく、立体的に風のチカラを
受けられるようにした。
(徳島県の新居園芸さんに基本を教わった。)

 もちろん、完璧はないものの、
前回の台風には耐えられる強度の自信はある。
しかし、台風は、(残念ながら)
一層の強大化が予想されるのであろうから、
奥の手として、ビニールを仕舞う仕組み
“フルオープン型”を備えている。

(おかげ様で工事はとても順調 by 農園主)

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