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今もあの頃も
2020/02/20(Thu)
 ミルケンという巨人が80年代にいた。
ジャンク債という市場を作った男である。
債券の世界では、米国債市場が
最も市場参加者が多く、信用力があり、
効率的であるために、
金融理論が成立するという意味において、
エリートが集まる世界であった。
一方で、信用力の落ちる債券には
理論値がなく、誰もリスクを
取らなかったのだが、
そこにビジネスチャンスを見出したのが、
マイケル・ミルケン氏であった。
その後の振る舞いには触れないが、
この度、恩赦されると報道されている。

 彼の試みた仕事を平たく言うなら、
資産全体の中にちょっとだけ利回りの
高いもの(ジャンク債)を持つことで、
リスクを抑えてリターンが取れる、
という考え方(ポートフォリオ理論)を
広めて、リスクの高い債券を
世の中に埋め込んでいった。
今や当たり前だが、当時はとても斬新であり
エリートの集まる米国債市場で勝てないなら
こういう手もあるのかと、
金融界ではカリスマ的な男となった。
ちなみに、リーマンショックの元凶となった
サブプライムローンの証券化も
全く同じ発想である。
時代は常に回る。
ルール違反は論外だが、
最初は“特別”だと思う。

(どの世界でも by 農園主)

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