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イチゴ語、話せる?
2020/01/26(Sun)
 成田の名人の圃場を訪れた。
数年前の夏、育苗の様子を見学させて
いただいたことはあったが、
この時期は初めての訪問である。
品種を“おいCベリー”だけに集約し、
直売所に全てを出荷し完売してしまう。
彼の名前のいちごを
消費者は探し求めており、
イチゴの生産者としては、
理想的な営業形態のひとつだと思う。
直売は、景気の消費動向に
大きく左右されにくい。
いちごは、確かに野菜や果実の中では
高価な作目に違いないが、
(それは生産コストの結果なのでご容赦)
食べ物として日常品の一部分でも
あるので、一定量の消費が見込まれる。

 一方で、いちご狩りのような、
観光というサービス業の場合は、
景気に敏感で、そういう意味で極めて
不安定な形態とされる。
そのバランスをどのように考えていくのか、
それぞれの農園の経営テーマであるが、
当園は、「直売」と「いちご狩り」の
売り上げが半々になるように
意識して運営している。

 名人のように、
直売100%(市場ではなく直売所出荷)を
実現するためには、消費者の評価が全て。
そうでなければ、いくら直売所の店頭に
希望価格で並べてもらっても、
ひたすら売れ残るだけである。

 イチゴが生育に何を求めているのか、
対話ができるからこそである。

(観察眼であろうか by 農園主)


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