進化と退化
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2019/12/21(Sat)
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イチゴ栽培の勉強会の話。
「環境制御」についての勉強会を 開いてもらった。 温度湿度、二酸化炭素濃度などの データを見える化し、 コンピューター管理していくもので、 栽培方法の「進化」として、 イチゴに限らず、野菜作りの現場では ひとつの流行りである。 経験や勘に頼らないので、 アルバイトの人にも管理ができるという メリットはあり、取り入れるべき知識や 管理手法は部分的にあると感じている。 しかし、興味深いのは、 植物の環境を人工的に快適なものにすると、 植物はそれが普通というか当たり前 と感じるようになり、体内の機能は 楽な環境に適合させていく。 つまり「退化」することになる。 逆境に極めて弱くなり、 すぐにしおれたりするようになる。 皮肉なことで、良かれと思った快適さは、 植物を甘やかせすぎるだけの結果となる。 植物の生態は、壮大な進化の過程で 出来上がったものであり、 俄かに人間が操作できるものではないことを 肝に銘じておくことも大事である。 (決してうぬぼれないこと by 農園主) |
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