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新しいハウスの考え方 その5
2019/12/04(Wed)
 台風の時は骨材だけにできれば、
風圧はなくなるので、
そんなに強度を必要としない
パイプハウスでもいいのではないか。
普通はそう思うのだが、
15号では、東電の鉄塔が倒れた。
近所でも金具のフェンスが傾いていた。
つまり、強度のある骨材を使い、
組み方(補強)や高さにも
工夫がいるということである。
まず、大事なのはパイプの口径と
その間隔(ピッチ)。
パイプは太い方が強く、
ピッチは狭い方が強度が高まる。
東北から北関東の方々からお聞きした結果、
共通の見解は、
(生産者向けなのでちょっとご容赦)
「まずインチのパイプで作ることは
少なくなった。
31.8口径なら50㎝ピッチ、
42.7口径なら60㎝ピッチ、
48.6口径なら90㎝ピッチが常識。」
ということだ。
千葉県では、
「口径を太くすれば、
間隔をもっと空けても大丈夫。
その方がハウス内が広々使えて好都合。」
とされるのとは大きく異なる。
ただ、何が正解なのかは、一概には言えない。
強度と日陰の関係は反比例するからである。
極論すれば、壁を作れば強度は最強だが、
日光は得られず、影だけになる。
どこかで、それぞれに折り合いをつけ、
答えを出さなければいけない。

 当園は、42.7口径60㎝ピッチを
選択しようと思う。 南房総市の
ゆり農園(佐久間農園さん)のハウスを
見させていただいた結果である。(感謝)
園内にはご主人が自ら考案し
施工してきたハウスが数多く立ち並ぶ。
様々な仕様があった中で、
圧倒的に強かった仕様だからである。

(つづく by 農園主)

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