新しいハウスの考え方 その4
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2019/12/02(Mon)
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今後、超大型台風がやってきた場合、
その時の最終手段には何があるのか。 「ハウスのビニール(フィルム)を 剥がすか、切ること」。 つまり、風に真っ向勝負を「挑む」 のではなく、抵抗を作らずに「逃げる」 という選択肢をとるということである。 唯一の手段であることに 異論はないと思う。 しかし、事態はそう簡単でもない。 なぜなら、台風の都度、 正確な予測と判断が求められるからだ。 「今回はビニールを切るのか、 切らないのか。 切るなら、いつ切るのか。」 これは、相当難しいレベルの決断だ。 相場の“損切り”の判断の比ではない。 また、台風の度にビニールを 切っていたのでは、 採算が合わないという問題もある。 とすると、ビニールを切らずに “収納できる工夫”がどうしても必要になる。 四国の方々にお聞きした方法が参考になる。 台風シーズンには、ビニールを巻き上げて 小さくして仕舞っておく。 いつ風が吹いてもいいように備えている。 そして台風の過ぎ去った秋口になると、 再びビニールを巻き戻して張り直す。 名付けて“フルオープン収納型ハウス”。 もちろん、手間は大変かかる。 しかし、もしそれを惜しむようならば、 倒壊の覚悟をするということである。 (つづく by 農園主) |
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