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農を考える (甘い蜜の使い道)
2019/10/29(Tue)
 「人・農地プラン」
という行政上の施策がある。
不思議な名前であるが、
その目指す方向は、我が国の農政では
重要事項とも言えるもの。
耕作放棄地が、とめどもなく拡大している
ことは、もはや周知の事実であり、
離農をする農家の後継問題は深刻である。
そこで、中間管理機構という政策が出て、
県が仲介をして農地の貸借を促進しよう
というものであったが、残念ながら、
その効果は、極めて限定的なものに
とどまっている。
農業をやめる人と始めたい人を
マッチングさせるということのなのだが、
そこに蜜がなければ、双方のニーズは
なかなか集まってこない。
ましてや、需給関係は
やめる人の方が圧倒的に多いのだから、
耕作放棄地は増える一方である。

 では、どうする?
政府は無策ではない。
地域で耕作できない農地を取りまとめて、
一定割合、中間管理機構に提供すれば
地域に助成金を出す。
新しい耕作者(“担い手”という)には、
プランに参加すれば、
営農開始時の助成金を用意する。
そして、当園の再建のようにハウスを
強靭化する場合には助成の対象にする。
そういう蜜を使って、
情報や人の動きを変えるのは、
善悪の問題ではなく、行政の基本である。
そういう意味では、農地への税制を
変えていくことが、最終手段として
政府の視野にあるのだと思うが、
現段階では、地域全体で将来の
農地問題を考えることにとても意義があり、
その契機になっていることは間違いない。
我々は、そこにまずは集まることが
求められている。
忘れてはいけないのは、
“担い手”ファーストからの
発想でなければ、需給関係は、
悪化の一途をたどるだけということ。
 
(増々厳しくなる自然環境のもとで by 農園主)

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