ご機嫌伺い
|
2012/03/13(Tue)
|
なぞなぞです。
体長0.5ミリの虫。 移動は原則歩き。飛んだり跳ねたりはしない。 上に登る習性がある。 高いところからは、自ら糸を出して風に乗ることもある。 メスは交尾すればメスを産み、しなければオスを生む。 だから繁殖は加速度的。 あらゆる野菜と果実の新鮮な葉だけを食べる。 木や株が枯れてしまうまで次々と葉を食べる。 なので、農家にたいそう嫌われている。 さあて? 答えは、「葉ダニ」。 師匠が、ハウス内に出始めたというので、 2時間、葉を探し回ったが見つけるのは至難だった。 師匠は、「葉の状態を見ればいい」と言う。 初期は、葉に針で刺したような跡(食害痕)がいくつか出る。 そして、葉が黄化する。 次には、葉にクモの巣状の白い膜ができる。 やがて、株がすくむ。(株の背がすくんだように低くなる) それでも、我々に見分けが難しい理由は、 春からは葉が厚くなるため、食害痕が、つきにくくなること、 そして、葉の黄化は、重要肥料のひとつであるチッソ不足と 間違えることがあるため。 生産者が頭を悩ます所以(ゆえん)です。 だから、師匠はいつも 「イチゴさんたちのご機嫌伺い」 に出かける。 最近では、対抗策に天敵を利用する生産者も増えてきた。 葉ダニを食べる異種のダニ(チリカブリダニ)を放して、 退治してもらう捕獲作戦だ。 それでも、相手の加速度的な繁殖前に投入しなければ、 作戦は成功しないから難しい。 最後の切り札は、やはり「ご機嫌伺い」になりそうだ。 葉と株の地道な観察に集約されるのである。 (師匠はイチゴと話せるらしい by 農園主 ) |
![]() |
コメント: |
![]() |
コメントの投稿 |
![]() |
トラックバック: |
トラックバック URL
→https://polepolefarm.blog.fc2.com/tb.php/27-b0c9c30d ![]() |
| メイン |
|
なぞなぞです。体長0.5ミリの虫。移動は原則歩き。飛んだり跳ねたりはしない。上に登る習性がある。高いところからは、自ら糸を出して風に乗ることもある。メスは交尾すればメスを …
2012/04/16 18:52 まとめwoネタ速suru