FC2ブログ
農を考える (責任は何処へ?について)
2018/09/18(Tue)
 耕作放棄地の問題はとても根深い。
しかし、政府もその解決に向けて、
決して無策ではない。

 農地の貸借を円滑に進めるために、
県が(中間管理機構:園芸協会という名称)
地主から直接農地を借り受けて
営農希望者に貸し出すという仕組みがある。
大規模な農業を促す狙いもある。
とても“効率的”な政策であるはず
(自分もそう思っていた)だったのだが、
意外な落とし穴があった。

 そもそも地主は、たとえ営農が
できなくなっても、
「先祖代々の大事な」農地であり、
周辺の農家に迷惑をかけてはいけないので、
最低限の管理を続けようとする。
「お恥ずかしい限り」
そう言って草刈りをしてきたように。

 さて、新しい政策では、
県は、貸し出す農業者の営農計画を確認して、
信頼できると判断した先と貸借契約を結ぶ。
「ならば、安心」地主はそういうはずだった。

 しかし、その借りる側にも思惑がある。
企業の中には、農業に興味がある先もあり、
(多くはないが)、特に外食、小売り業には
自前で野菜を調達したいニーズがあると聞く。
そういう企業が農地を借り、
営農は提携した地元の生産法人に一任する。
(地代は安価なのでコストはかからない。)
しかも成果物の量に応じて
手数料を払うという契約ならば、
両者には「できれば御の字」。
できなくても損失コストは安いので、
営農に本腰を入れる姿勢とはなりにくい
実態が生まれる。

 ならば「信頼できる先」ではないので、
貸借契約を解消すればいい。
そういうはずだったのであるが、
後に続く次の借り手が出てこない。。。
その結果、今の借り手に足元を見られて
しまうという構図になっている。

 真面目にコツコツと営農を
昔から続けている周辺農家に
迷惑をかける結果になるならば、
本末転倒な“政策”になりかねない。

(修正はまだ間に合うと思う by 農園主)


この記事のURL | 農を考える | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<これ、いいね (古代米煎餅) | メイン | あの花(2018年)>>
コメント:
コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック:
トラックバック URL
→https://polepolefarm.blog.fc2.com/tb.php/2410-f1c9c8d7

| メイン |