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未来への道具?
2017/09/16(Sat)
 「300年前の職人たちが教えてくれる」
日光東照宮の改修作業をしている職人のことば。
漆塗りの柱の一部には、剥がれてしまっているところもあり、
300年後にはこうなるという失敗作もあるのだそうだ。
自分の仕事も同じように300年先の職人から実証検分される。
途方もないスケールで、どれほどの緊張感であろうか。
その現代の職人がもうひとつ、面白いことを言っていた。
「漆を塗る刷毛(はけ)は、人の髪の毛で作り、
海女さんの乾燥した毛が一番いい」のだそうだが、
今やその刷毛を作る職人がいなくなっているという。
文化保存は、同時に道具の保存であると。

【写真】色々なテープで印をつけた定植用ロープを水を張ったバケツにつけて検証している様子

 さて、当園の大事な道具のひとつ定植用のロープ。
20センチ毎に植えるので、印をつけたものを
土の上に張ると作業がスムーズにかつ正確になる。
もちろん、市販のものなどはあるわけもなく、
嫁さんの手作りである。
マジックの印では、2年で見えなくなってきた。
今年は、絶縁ビニールテープを巻いて見ることになった。
他のテープととともに一晩、バケツに漬けてみて、
もっとも水に剥がれにくいとの実験結果から。

( 来年の実証検分が楽しみだ by 農園主 )

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