少し前から右前脚を痛そうにすることがあった。
いつもというわけではないのだが、
脚をブラブラさせて地に着かないようにしていることがあったり、
時には脚を引きずったりすることもあった。
ただ、大袈裟ではなかったので、気が付かない方も多かったようだが、
座っていることが増えて、元気がいつもよりなかった。
獣医のおお先生に相談したら、「ひづめを削った方がいいかな」と言われた。
ひづめは、脚裏の周囲に爪があり、真ん中には肉球のような部分がある。
爪を切ることはいつもアランが嫌がるのだが、
エサで騙しながら嫁さんと二人掛かりで定期的に手入れはして来た。
先生曰く、「爪ではなくて肉球の部分が盛り上がって歩きにくいのかも。」
それで関節に炎症が起きているというのだ。
本来は岩などの固いところを歩いていれば自然に削れていくものだそうだが、
農園ではもっぱら土の上で生活している。
でも、肉球を削るって。。。?
先生曰く、「鎌で少しずつ削ってみて。多少血が出ても大丈夫だから。」
えっ?自分でやるの?
苦労の甲斐あって、何とか足の裏は平らに削れた。
アランが動かないように押さえていた嫁さんと、
我慢していたアランは汗びっしょりになったが。



ご覧の通り、この数日は元気に寝転んだり、跳ねたり、食べたりしている。
( 普段通りが一番だ by 農園主 )