ぶらっと房総 ( 九十九谷公園の雲海 )
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2016/10/30(Sun)
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![]() 「山並みは幾重もの襞(ひだ)を見せて、遙か遠くへ続いていた。 冬枯れの山肌は、沈鬱な茶褐色の、それ自体は捉え難い色であるが、 折からの夕日に彩られて、明るい部分は淡紅色に、影は青紫色にと、 明暗の微妙な諧調を織りまぜて静かに深く息づいていた。 その上には雲一つ無い夕空が、地表に近づくにつれて淡い明るさを溶かし込み、 無限のひろがりを見せていた。 人影の無い山頂の草原に腰をおろして、刻々に変ってゆく光と影の綾を私は見ていた。」 ( 「冬の山上にて」 東山魁夷 著 ) この公園から見晴らせる景色は、東山魁夷の出世作“残照”のモデルとなったそうだ。 天候、時間帯でその表情はどんどん変化するが、いつまでもゆったりと腰を下ろして、 眺めていたくなるところである。 ( たまには時を忘れて by 農園主 ) ※ 農園から車で約25分。 ※ 君津市役所ホームページ : http://www.city-kimitsu.jp/kanko/spot/manabu/99tani-unkai.html |
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