“Go South” 第2幕へ
|
2015/11/20(Fri)
|
原油価格が再び下げ足を速めている。
深刻な絵柄に見える。 OPECはもはや価格統制力をなくしたばかりか、 各国は価格下落による収入減を補うための増産競争に走っている。 世界経済の牽引役だった中国ではバブルが弾けてしまった。 さらには、エルニーニョで世界的に暖冬という予想だ。 しかし、これらはあくまでも脇役の材料に過ぎない。 本丸は、米国が積み上がり過ぎた国内備蓄の在庫をついに2年後から放出すること。 需給関係は、根本から変わることになる。 米国は原油価格の決定力を手に入れたことで、覇権国としての地位を維持したとも言える。 事態を一変させたのは、シェールオイルの登場である。 子供のころ「石油はあと30年で枯渇する」と学校で教わった。それが“常識”だった。 原子力という“クリーンエネルギー”が闊歩し説得力を持ったのもこの頃だ。 教室では「石油がなくなったら、どうするの?」と皆で騒いだことを鮮明に思い出す。 正確には「可採年数」というそうだが、今やその当時の期限はとうに過ぎ、 その上、50年先に延びている。 生産技術が進歩し開発コストが下がれば、今後もどんどん延びていくことになる。 150年分以上あると予測するレポートもある。 ( 常識は、どんどん変わっていく by 農園主 ) |
![]() |
コメント: |
![]() |
コメントの投稿 |
![]() |
トラックバック: |
トラックバック URL
→https://polepolefarm.blog.fc2.com/tb.php/1375-98c7cb28 ![]() |
| メイン |
|