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農を考える ( 流動性について )
2015/08/12(Wed)
 相場ではポジションが「ロング」とか「ショート」という言い方をする。
「買い持ち」にしているのか「売り持ち」かという意味である。
相場の恐ろしいところは、この「ショート」ポジションだ。
自分が持っていないものを売ってしまうという行為である。
カラクリは簡単に言うと、他所の人から商品を借りてきて売る、のである。
従って、ショートする場合にはその商品はいつでも手に入るという“流動性”が求められることになる。
 逆に言うと、流動性のない商品は手持ちの在庫分までしか売ることはできない。
持分以上に売ってしまったら、買った相手に商品を受け渡すことができなくなるからだ。

 当園は臆病な農園と自覚している。
なぜならば、先日付けのいちご狩りの予約や宅配の販売予約を受けていないから。
経営者として売上げ向上という点では間違いなく失格だ。
需要があれば、どんどん取り込むのがセオリーであろう。
 しかし、ひとつ自負していることは、在庫リスクを抱えていること。
その日に収穫した“いちご”に売れ残りが出た場合のことだ。
つまり、当園のポジションは、つねに「ロング」にしている。
理由は単純である。
先日付けの約束を必ず履行できる生産技術があればいいのだが、
イチゴの生育は、気候条件に寄るところが大きく見通しは容易ではない。
その上「ショート」を手仕舞う手段は、自分のいちご以外にないからである。

( リスクフリーはない by 農園主 )


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