子苗の独立
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2023/08/31(Thu)
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兄弟同士がランナーで つながっていた子苗たちを ひとつひとつ切り離し始めた。 いよいよ独立の時期。 生育は順調なので不安はない。 でも、まだまだ暑いので、 我々の体力の方が不安かも。 これから数日仕事になる。  夏休みも終わり、 登下校の子供たちが 元気に農園の前を 通るようになった。 「暑いから気をつけてね」 子供たちにハウス越しに 声をかけると、 「はーい。イチゴ屋さんもね」 「ありがとね」 (そろそろ暑さもピークか by 農園主)
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イチゴ屋キンちゃん (高いところが好き編)
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2023/08/30(Wed)
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ハウスの上がすっかり 気に入ったようで、 あれから ほぼ毎朝、 上から「ミャオ~、ミャオ~」と 呼ぶ声がする。 「今日もそこ?」 見上げた先には 降りられなくなって、 困った顔のキンちゃんがいる。  ハウスのビニール(フィルム)は、 ツルツルして本来は登れないが、 防風ネットがハウスの地上部から 上までグルっと巻いてあり、 これが爪にうまくひっかかり 簡単にてっぺんまで登っている。 そもそも高いところが 好きな動物なので、 それは構わないが、 「自分で降りてほしい」。 飛び降りられるそうな ところまでは降りてくるが、 ちょっと怖いという表情。 もう少し、体が大きくなれば できそうだが、その頃には 懲りて上がらなくなっているかな。 脚立をそばに置いて降りる練習を 試みているが、どうなることやら。  (そして、この顔だ by 農園主)
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イチゴ屋キンちゃん (高いところが好き編)
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2023/08/30(Wed)
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ハウスの上がすっかり 気に入ったようで、 あれから ほぼ毎朝、 上から「ミャオ~、ミャオ~」と 呼ぶ声がする。 「今日もそこ?」 見上げた先には 降りられなくなって、 困った顔のキンちゃんがいる。  ハウスのビニール(フィルム)は、 ツルツルして本来は登れないが、 防風ネットがハウスの地上部から 上までグルっと巻いてあり、 これが爪にうまくひっかかり 簡単にてっぺんまで登っている。 そもそも高いところが 好きな動物なので、 それは構わないが、 「自分で降りてほしい」。 飛び降りられるそうな ところまでは降りてくるが、 ちょっと怖いという表情。 もう少し、体が大きくなれば できそうだが、その頃には 懲りて上がらなくなっているかな。 脚立をそばに置いて降りる練習を 試みているが、どうなることやら。  (そして、この顔だ by 農園主)
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親苗の切り離し
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2023/08/29(Tue)
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猛暑日が続いている。 まだ続きそうな予報である。 しかし、朝晩の気温は下がり 涼しくなった。日中の風も 変わり、秋の気配がする。 いよいよ、 親苗を切り離し始めた。 ついにお役御免となる。 病気を発症することなく、 無事に子苗を増殖させてくれた。 さすがに終盤になって、 親苗たちに疲労感が 出たことは否めず、 まだまだ管理には 改善の余地がある。 昨年はもっとヨレヨレだったので、 少しは進歩したと思うが、 施肥のタイミングと量は とても難しい。  子苗の間にガランと空いた スペースが、少々寂しい感じもするが、 これはまた風通しを良くすることに つながっている。 (お疲れさん by 農園主)
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アランとポール(横取り編)
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2023/08/28(Mon)
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夕方の散歩の時間は1時間あると 彼らは満足するのだが、 こちらの仕事の都合で 時間が短くなると、 食べ足りなく、少々不満顔で、 なかなか帰ろうとしない。 そういう時は、嫁さんが わざわざ草を刈って、 デザートに?それぞれに与える。  アランフィールド内の 角と角で食べさせるが、 ポールがアランの餌を 横取りしに来た。 ぶつかっただけで、尻餅をつくのに。  ↑ ( 写真の2頭が 入れ替わっているでしょ ) でも、そこは優しいアラン、 争うことなく譲ってあげる。 こうしていつまでもポールは アランに甘えるのだと思う。 (それでいい by 農園主)
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これ、いいね(白オクラの肉巻き)
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2023/08/27(Sun)
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 ご近所のまさこさんが作る 白オクラが旨い。 「味楽囲さだもと店」では早くに 売れてしまうのもよくわかる。 白色といっても、 普通のオクラよりも色が薄い位。 食感は柔らかく、粘りが強い。 まさこさんが「肉巻きがおススメ」と 言う通り、豚肉とよく合う。 さっぱりしていて、粘りがいい。 夏の味って感じ。 (旨いもの食べて元気だそ by 農園主)
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高設ベッドの補強
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2023/08/26(Sat)
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ハウスを “フルオープン” にする目的は、台風の時に 風に抵抗することなく、 風を通過させることで、 ハウス倒壊のリスクを 軽減することにある。 一方で、内部にある高設ベッドも 風をまともに受けることになる ので、大型台風の時のために 倒壊の備えが要る。 千葉県では「そんなことまで?」 と笑われるが、 高知県や徳島県の生産者は、 しっかりと補強をする。  当園もそれらを参考にして、 3年前の再建の時に 津田さん(安房竹材興業)と 考えた末に考案した 補強パイプを設置。 親身になってくれる仲間が いることはとても心強い。 もちろん、完璧はないので、 ベストを探してバージョンアップ していくしかない。 (変人といわれようとも by 農園主)
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フルオープン
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2023/08/25(Fri)
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本圃ハウスの天井に張ってある ビニール(フィルム)を巻き上げて、 オープンエアな状態にした。 台風対策の一環である。 もう少し早く実施したかったのだが、 天気の急変で突然、雨が降る日が続き、 延期をしてきた。 ようやく安定したので、 津田さん(安房竹材興業)に 無理を言って手伝っていただいた。  これまでは嫁さんと2人で 3日かかっていた作業が、 わずか半日で終了した。 さすがプロ。 ちなみに津田さんもネコ好き。 キンちゃんの人懐っこさに 驚いていた。 (張り直しも手伝って下さい by 農園主)
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紅ほっぺの様子
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2023/08/24(Thu)
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 子苗には贅沢な空間がある。 風通しを良くするためで、 我々だって混雑した密集は 不快と感じる。 密集すると、苗は徒長するだけでなく、 ジメジメと湿度が高くなり、 これが病気の温床となるからだ。 そして、手間ひまはかかるが、 小まめな葉かき(葉の剪定)も 欠かせない。 葉数は2.5枚でも少ないと言われるが、 今は1.5枚までにしている。 露出を減らし病気が感染する面積を ギリギリまで小さくするため。 でも、枚数は目指していると 言った方が正確かも知れない。 この時期は5日間で 新葉が展開していくので、 枚数を維持するのは 結構ハードワーク。 どうしても遅れがちになってしまう。 それでもできる範囲で やり続けることが 最も大事なことかと思う。 (筋肉質な苗に向かって by 農園主)
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おいCベリーの様子
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2023/08/23(Wed)
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 子苗たちは、 親苗との切り離しも 子苗同士の切り離しも しておらず、つながったまま。 親苗から水分、栄養分が 補給されているので、 残暑という猛暑が続く中だが、 子苗は順調に生育している。 親のスネをこの時期まで かじらせているおかげだ。 普通ならば、1ヶ月前には、 子苗を独り立ちさせている。 暑さがピークを越えたら、 切り離しを始めようと思っているが、 今年は長い夏が続いている。 (汗がしたたる by 農園主)
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いのちある限り
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2023/08/22(Tue)
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東日本大震災の後、 陸前高田市を訪れた坂本龍一氏は、 「 人間ごときが努力して 音楽や表現物を作っても、 果たして何の意味があるんだろう、 という無力感に襲われた。」 それでも、 「 自然には敵わないという 前提を認めつつ、そこに二つ三つ、 自分の音を足して楽しむ権利は あるんじゃないかと。 もともとぼんやり持っていた 考え方の方へ、震災をきっかけに、 より傾いていったと 言えるかもしれません。」 (「ぼくはあと何回、 満月をみるだろう」 坂本龍一著)
彼のように才能がある人間ならば、 音楽、書物を次々と生み出せる。 また、それを惜しんでは罪である。
我々凡人でも、思いは同じで、 何か(二つ三つと言わず、一つでも) 自分のできる小さなことを 世の中に足してみたいと願う。
(イチゴ農家だってそうだ by 農園主)
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アランとポール(回復途上編)
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2023/08/21(Mon)
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 ポールの脚の運びは、 まだ、不安定ではあるけれど、 草を食べたり、用を足したりする には問題ない。 当初は後ろ脚を触られるのを 神経が過敏になっていたのか、 嫌がっていたが、 今はブラッシングも 大丈夫になった。 立ったり、座ったりも、 時間をかけながら 自力でこなしているので、 順調に回復していると思う。 キンちゃんは、すっかり アランフィールドが気に入って、 我々についてくる。 コオロギやバッタを追いかけ、 登り台に上がりトンボを狙ったりと 気ままに遊んでいる。 アランとポールは、 チラチラと気にしながらも、 その存在に慣れてきているようだ。 接近する距離感も少しずつ 縮まってきている。いつか、 ポールと駆けっこできるといいね。 (どっちが速いか by 農園主)
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イチゴ屋キンちゃん (夜遊びが過ぎる 編)
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2023/08/20(Sun)
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朝明るくなるのは最近は5時過ぎ。 農園に軽トラを駐車して、 クラブハウスに向かうと、 決まって、キンちゃんが 走って迎えに来る。 それが最近の楽しみである。 それが、今朝はいない? これはキンちゃんが農園に来てから 初めてのことだ。 名前を呼びながら周辺を探すが、 いない。 アランとポールのところ? いない。 さらに先にある育苗ハウス? 「ミャー」と小さな声が聞こえた。 「キン、どこ?」 「ミャー」 キンちゃんが、最初に 紛れ込んでいた辺りを探すが、 いない。。。  「いた。そこ~っ?」 ハウスをよじ登ったものの 降りられなくなったようである。 脚立を使って無事救助、 考えて登ってほしいが、 ネコにはありがちなことらしい。  (安心したよ by 農園主)
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コケ落とし
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2023/08/19(Sat)
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お盆が過ぎたのに、 猛暑日が続いている。。。 そろそろ子苗の切り離しの タイミングを計っていたが、 負荷をかけると 体力の低下は避けられず、 この暑さではタンソ病の 感染リスクは高まるばかり。 もう少し後ずれさせた方が 良さそうだと考えている。  育苗ハウスのコケ落としも こういう環境では一層大事になる。 病原菌は土の上でも2週間ほどは 生存し続けるので、 ゼロにはできなくても、 その密度を下げる努力をする。 育苗ポットの並ぶ架台の下に 潜って、コケを掻き出していく。 地味で汚れる仕事だが、 嫁さんは文句ひとつ言ったことはない。 (腰も痛いよ by 農園主)
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アランとポール(手作り器具編)
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2023/08/18(Fri)
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福島県在住のひろみさんから、 宅配便が届いた。 開けてびっくり。 「ポール用の歩行補助具」 が入っている。 こういうものは、 なぜか世の中では販売されておらず、 ひろみさんは心配して(我々の腰も)、 大型犬をイメージしながら、 手作りで作製くださった。   「こんなに大きいの?」 ヤギのサイズなどを 調べていただきながら、 手探りで作ったそうだが、 この通りピッタリである。 モデルはアラン。 将来、介護が必要な 高齢になったら、 間違いなく活用できそうだ。 肝心のポールはというと、 臆病なので、新しいものには 警戒する性格。 「ポール、やってみよ」 嫁さんと近づくと、 よたよた不安定な足の運びながら、 恐がってそそくさと逃げる。 そこまで回復してきた とも言えるけど。 何度か試みるうちに、 きっと慣れるはず。 (使わせていただきます by 農園主)
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イチゴ屋キンちゃん (スマイル編)
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2023/08/17(Thu)
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朝の時間は、兎に角よく遊ぶ。 我々はポールの様子が気になるので、 休憩時間は、アランフィールド内に いることが多い。 キンちゃんはそれを クラブハウスから見つけて (近眼だが遠くは良く見えるらしい)、 土手を駆け下り、 駆け上ってやって来る。 すっかり慣れたもので、 柵のマスの中をするッと通って 中に入る。 草が多いので、 バッタ、コオロギ、カマキリ、 獲物はたくさんいる場所。 アランとポールの小屋も 気に入ったらしく、 留守を狙って横になってみたり。 2頭のための日よけのシートも 風でパタパタすれば、 遊びの対象である。 アランには特に興味があって、 じりじりと近寄って、 頭に乗っかった。 もちろん、アランに軽く ふるい落とされていたけれど。 ポールのそばにも近寄るが、 ちょっかいは控えているようだ。 2頭と1匹が、どんな関係に なっていくのか、自然体で見守りたい。 そして、午後はご覧の通り熟睡である。  (ギャップが、ね by 農園主)
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やよいひめの様子
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2023/08/16(Wed)
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子苗の必要数はすでに揃っていて、 ランナーの切り離しまで、 葉かき(葉の剪定)や 余分なランナーを 取り除く手入れ作業をしている。  “やよいひめ”は、 葉の展開は遅いので、 葉かきの枚数は少ないのだが、 ランナーの出現数は多い、 ものすごく。 こんがらがった配線のような 状態である。 でも、もはや子苗を増殖する 必要はないので、全て取り除く。 地道な作業だが、密集を解消し、 風通しのよい環境をつくるためである。 さて、ポールの様子も気になる。 脚は不安定ながら動いている。 ただ、座ったり、立ち上がったり するのが、なかなかできない。 後ろ脚の神経が、まだ回復して いないためだと思う。 2年前もそうだった。 でも、ポールは自力で 乗り切った経験がある。 それを信じて、今は見守っている。 (持ち場はそれぞれ by 農園主)
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アランとポール(立った?編)
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2023/08/15(Tue)
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昨日、ポールのリハビリを 介助したので、体中ひどい筋肉痛 だったが、それをさすりながら、 ポールの小屋を今朝のぞいたら、 座った体勢が昨晩と変わっていて、 収まりのいい感じだった。 夜のうちに少しずつ体を ずらしたのだと思う。 「ポール、外に出ようか」 嫁さんと2人でシートの上に 座った姿勢から寝た姿勢に変え、 シートを滑らせて草の上を移動させた。 その時に手足をバタバタさせたのは、 チカラが入り始めた証拠で 昨日までとは違ういい兆候であった。 2時間ほどイチゴの苗の水やりをして、 ポールのところに戻ると、 ちょうどアランが小屋から起きてきて、 オシッコを始めた。 それを見たポールは、いつも通りに 「俺も」と立ち上がろうとした。 前脚はついたが、後ろ脚が動かない。 それでも立とうとする。 「ポール、いくよ。せーのっ」 後ろから腰を持ちあげると、 ヨロヨロしながらなんとか立った。 さらにポールはお構いなしに、 どんどん歩こうとする。 慌てて後ろから腰を支える。 手を放すとまたヨロヨロ。 繰り返すうちに、 不安定ながらも自力で歩き出した。 アランのそばに行きたいのである。 2頭の姿を見て、涙が出た。   もはや奇跡ではない。 大先生の迅速かつ適切な処置の おかげであり、ポールの回復への 意志の強さだと思う。 それを支えたアランの存在は、 本当に大きなものだと感じた。 キンちゃんの甘噛みも刺激として、 寄与したかもね。 (ヤマは越えた by 農園主)
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アランとポール(寝たきり2日目編)
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2023/08/14(Mon)
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今朝もポールの脚は 4本ともに動かない。 でも、今日も大先生に 3回目の駆除薬の 注射をしてもらって、 顔の表情は、いつも通りの ポールに戻った。 食欲も旺盛、心配していた水も 今日はゴクゴク飲んだ。 我々の介助で、 座ったままであるけれど。  「 早いうちに立つ 練習をさせた方がいい」 大先生からのアドバイスもあり、 早速、リハビリの補助器具を 嫁さんと作る。 アラン・フィールド内の登り台を 一部解体して利用することにした。 ハウス用のパイプをしっかり 組んでいるので加重には強い。 問題はポールの体を どうやって支えるかだ。 防護ネットがいいかと思って、 ポールの脚を入れて 持ち上げてみたが、残念ながら、 ネットは体重に耐えきれない。 ならばと、チカラ技で ポール(70キロ)を 嫁さんと抱え上げて お腹の下にいつも使っている 黄色の餌カゴを支えにした。 少々、サイズ感に無理はあるが、 兎も角、ポールは自分の脚を 地面に着地させ、 我々に支えられながらも、 1時間近く立った。 まだまだ、脚には時々しか チカラは入らないかも知れないが、 それでも進歩である。  リハビリの後、 ヘトヘトになったポールに アランが頬ずりしていた。 「おまえ、頑張ったな」と。 (我々も足がワナワナである by 農園主)
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アランとポール(ポールの容態編)
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2023/08/13(Sun)
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朝一番、ポールの小屋をのぞいたら、 横になったまま、起き上がれない。 後ろ脚だけでなく、前脚も 動かなくなっている様子だ。 2年前よりも容態は重い。 大先生に状況を連絡。 午前中には点滴と注射3本を 持って来てくださった。 草の柔らかいところがいいと 先生がおっしゃるので、 日よけを張って、 ポールの専用スペースを作った。 そこまで自力で歩いていくことは できないので、シートの上に乗せて 滑らせるように連れて行く。 自分で座ることもできないので、 嫁さんと前脚と後ろ脚をたたみ、 ポールの体を起こして座らせる。 午後になって、 懸命に自力で立ち上がろうと ポールは試みるが、 体が言うことを聞かない。 見ていてつらいが、 一番つらいのはポール本人である。  アランは心配しながら、 ポールに顔をつけていっしょに 干し草を頬張る。  キンちゃんも我々の後を追いかけて、 ポールのそばまでやって来た。 お見舞いのつもりだったのか、 動けないポールのお尻を 甘噛みしたり、前脚でちょんちょんする。 (後ろにいるキンちゃんをアップで見て) ポールが嫌がるので止めてほしい。 (みんなで乗り越えるよ by 農園主)
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アランとポール(心配なこと編)
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2023/08/12(Sat)
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夕刻になって、 そろそろ柵の外に出て 散歩をするころ、 2頭を呼びに行ったら、 アランはスタンバイしているのに、 ポールが珍しく小屋から 飛び出して来ない。 心配していたら、 後ろ脚がヨロヨロしている。 ハッと心臓が縮まる。 2年前の「腰麻痺(ようまひ)」 の症状だ。予防薬を投与しているのに どうして。。。 兎に角、大先生に電話すると、 お盆休みの中、飛んできてくださった。 「蚊の発生時期が早まっているのかも」 先生も困惑しながら、 寄生虫の駆虫薬を注射してくれた。 あと数回の注射が要るそうだ。
2年前は、似た症状の翌日には、 立てなくなったので、 しばらくポールのことが心配である。 当時は歩けなくなることも覚悟したが、 奇跡的に回復した。 いつもは神経質で臆病なポールが、 あの時は気丈に生きる姿に とても勇気をもらった。 何せ、同時にイチゴの苗には タンソ病が発症し、 ポレポレ農園の危機だったのだから。
不安だらけの毎日を みんなで乗り越えたことを思い出す。
(ポール、俺たちがついている by 農園主)
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台風7号対策
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2023/08/11(Fri)
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 台風7号の進路予報を 当てにはせず、準備を進めている。 日中、ハウスの上に登って補強する。 カンカンに暑くて。。。 それから、自宅の玄関には、 アランとポールが 避難できる場所を準備する。 壁には養生をして、 靴箱を押さえに使った。 結構いい仕上がり。 2頭が泊まるには充分なスペース だと思う。お腹の大きい2頭でも。  多分、アランは、最初こそ警戒するが、 すぐに慣れて大人しく座って過ごすはず。 ポールも大人になったので、 アランを見習ってくれるものと思う。 実際に2頭を避難させるかどうかは、 今後の状況を見て決めたい。 取り越し苦労なら、ありがたい。 (訓練や練習も大事だから by 農園主)
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イチゴ屋キンちゃん(ご近所へ挨拶編)
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2023/08/10(Thu)
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毎朝、クサガメのクロちゃんの タライの水を替える。 暑いのですぐ藻が生えるし、 水がぬるくなる。 キンちゃんのいる クラブハウス脇のアーケードの 端っこにタライはあるので、 ご近所である。 というか、クロちゃんは ずっと前からそこにいる。  嫁さんがタライの掃除をしていると、 なになに、とキンちゃんは近寄り、 キレイになった中をのぞき込む。 すると、クロは決まって、 チャポンと水の中に飛び込んでいる。 (ヨロシクね by 農園主)
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台風7号の接近
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2023/08/09(Wed)
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 本圃ハウス内の高設ベッドに 防草シートをかぶせている。 天井のビニール(フィルム)を フルオープンにすると 風雨にさらされるので、 防草のためである。 しかし、台風7号が 急接近しているので、 それまでにフルオープン作業を 終える時間はなく、 今回の台風対策は「プランB」で。 ビニールを全て閉め切って 風雨に耐える。 こういうケースにも 対応するために、ハウスの構造を 強靭化したつもりである。 2019年のあの台風のサイズは 耐えられるはずである。 台風の予想進路を見て、 「あっち行け、こっち来るな」と 考えることはなくなった。 どこに行ったとしても、 そこでは大変な思いをする人が 必ずいることを知っているので。 だから、淡々と準備をするだけ。 明日は、ビニールがまくられないように スプリングで、開放できる部分を 補強をしようかと思っている。 場合によっては、 アランとポール、キンの避難も 考えておかないといけない。 (忙しくなる by 農園主)
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イチゴ屋キンちゃん(ブラッシング編)
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2023/08/08(Tue)
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 猫好きの方々と お話する機会が増えた。 知らなかったのだが、 イチゴ農家仲間の中にも 猫好きがたくさんいて、 ちょっと嬉しい驚きであった。 猫は単独生活者で、 独りで狩りをして 生きていけるから、 媚びを売る必要がない 生きものだという。 (「ネコ好きが気になる50の疑問」 加藤由子著) 確かに、犬やヤギは 群れで集団生活をするため、 必ずリーダーがいて、序列があり、 協調が求められる。 犬は人間に対しても同じ思いなので、 ご主人を喜ばせたいと思い、 褒められると嬉しい。 それが「しつけ」や「訓練」の 基本にもなる。 猫にはそういう気持ちがなく (だから気まま)、しつけが難しい、 あるいは無理だと皆言う。 しかし、それは残念なことではなく、 とことん甘やかすことが 許されるとも言え、 そう割り切った瞬間に 「猫かわいがり」の深淵が 垣間見えてくる。 猫好きの愛の根源は、 そこにあるような気がする。 (ネコ初心者 by 農園主)
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突如の雲
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2023/08/07(Mon)
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 夕刻に雨雲がもくもくと湧き、 南から迫ってくる。 台風6号の影響で天気は 1日に何度も急変する。 そろそろ、本圃ハウスを フルオープンにする準備を 進めていたが、台風の影響で しばらく延期せざるを得ないのは、 皮肉なものである。 草刈りを含めて、そういった外仕事は できないが、ハウス内の仕事はできる。 予定を変更して、明日からは、 子苗の手入れと栄養ドリンクの施肥を 早めることにした。 (仕事も次々湧いてくる by 農園主)
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自助の備え
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2023/08/06(Sun)
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台風6号が迷走している。 沖縄では最大瞬間風速52mの 暴風雨になり、今後は 九州に接近する予報である。 ご無事を祈るばかりだ。 この迷走の先が関東であった としても不思議ではなく、 その時に我々は50m級に どのように備えたのか。 何度でもシミュレーションすべき だと思う。
ちなみに、農業用ハウスは、 2018年の大阪台風では (関空の橋にタンカーがぶつかった) 最大瞬間風速は58mだったが、 和歌山県では最新鉄骨ハウスが 全壊した。50m級の風とは そういうレベルで、それが今や 常態化されようとしている。
全壊されないために何を準備するのか、 全壊した場合はどうするのか。 日本国の財政はコロナ禍で ますます火の車になり、 手厚い保護の時代は終焉を迎えた。 農業者に限らず、 自力で再生する努力が求められる。
(準備は周到に by 農園主)
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“かなみひめ”の今
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2023/08/05(Sat)
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 プランターの大きな株が親苗で、 その手前に並ぶポット苗が 子苗たちである。 教科書では、この時期には、 親苗は切り離し、さらには、 子苗も個々に切り離し終えている ことになっている。 が、当園ではご覧の通り、 全てがつながったままである。 気候次第だが、 切り離し作業を始めるのは、 今月下旬になろうかと思う。 理由は簡単で、 「暑すぎるから」である。 切り離されることで、 各苗には相当なストレスがかかる。 なぜなら、それまでは親からの 栄養補給を受けてきたのに、 突然、自立を求められるからだ。 ならば、できる限り親のスネを かじらせて、“のほほん”と育て、 気候のいい時に自立させる方が、 今の地球環境に適した栽培かと 思っている。 (なんせ暑い by 農園主)
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視察勉強会
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2023/08/04(Fri)
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君津イチゴ部会の 圃場視察会があった。 今年は、師匠の農園と ポレポレ農園の育苗が 視察対象になり、部会の仲間と 千葉県の研究員が集まった。
お互いプロ同士の中で、 自分の苗を見せるのは、 恥ずかしいものがあり、 その上、今回は師匠の苗と 比べられるわけだから、 気が重いのは間違いない。 でも、それから逃げるのは もったいないことだとも思う。 何気ない仲間からの一言が、 ヒントになったりもする。 ましてや、君津のイチゴ部会は、 2代目の若い経営者が 主体になりつつある。 ベテランと融合されていくと、 地域の技術力は、ますます 向上していくはず。 そのためにも、「恥をかく」ことを 厭わない文化づくりが大事だと思う。
でも、その前提には、 各人が真剣であること、 そして、ズルをしない規律が 求められる。
(それに背くことが“恥”かと by 農園主)
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イチゴ屋キンちゃん (予防接種 編)
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2023/08/03(Thu)
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猫は群れることなく 単独生活をする動物で、 「なわばり」をとても大事にする。 キンちゃんは、クラブハウス脇の アーケードから始まり、知らぬ間に クラブハウスの一周までは 「なわばり」になったようである。 どこまでそれが拡がるのか、楽しみで、 アランフィールドにも、 気の向くままに遊びに行けるように なるといいと思う。  さて、2度目の病院へ。 感染症の予防接種を受けに出かけた。 保護したばかりの初診では、 痩せてボロ雑巾のようだったので、 今回は「目がキレイになったね」と 看護士さんたちに褒められた。 大人しく注射をされて農園に戻ると、 元気一杯に走り回る。 (なわばりの中で by 農園主)
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