アランとポール(添い寝編)
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2022/10/31(Mon)
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2頭は秋晴れのもとで、 気持ち良さそうに うたた寝をするのが日課である。 「いいなぁ、お前たちは」 いつも羨ましく思っていたのだが、 今日は風もなくぽかぽか陽気の 昼休みだったので、 彼らの脇に嫁さんと草の上で横になった。 (時間があればこういうこともできる) 顔がほてるくらいに暖か。 いつの間にか、彼らよりも ぐっすり寝たかも知れない。 嫁さんの腕の中でアランが寝ていて、 自分の脚の上にはポールが乗っかっている。  (秋の昼下がり by 農園主)
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出雷
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2022/10/30(Sun)
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 “紅ほっぺ”と“おいCベリー”の 蕾がちらほらと見え始めた~。 今年から試した夏場の新しい育苗方法が その後の生育にどんな影響が出るのか、 ここまで手探りできたのだが、 順調に花芽も育ち、出雷し始めた。 タイミングもいい頃合いだと思う。 ほっとしている。 (いよいよである by 農園主)
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オールブラックス戦(2022年)
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2022/10/29(Sat)
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かつては100点差ゲームを 覚悟しなければいけない相手。 試合の後は、諦めのような絶望感を 毎回感じる圧倒的な力の差であり、 ラグビー人気が廃れたのも仕方なかった。 その後、桜の戦士は、ご存知の通り、 レベルを上げてきたことは間違いなかったが、 それでも、 4年前 は善戦したとは言え、 38点差のダブルスコアであった。 しかし、今日のゲームは、 いよいよ彼らの背中が射程距離に 入ったことを実感させてくれた。 まぐれではなく、いずれ勝てる、 そういう希望である。 最も印象的だったのは、 前半終了前のトライにつながった ライリー選手の片手のオフロードパス。 今やタックルをされながらつなぐパスは、 ラグビーの醍醐味になった感があるが、 ともするとそのパスミスは 致命的なピンチにもなりかねないので、 かつては、無謀なプレーとして 決して褒められたものではなかった。 少なくとも自分が高校生の時は、 型通りの両手での基本パスが、 どんな局面でも“良し”とされ、 片手のふざけた?パスに仲間は喜んだが、 練習をみてくれるOBコーチは、 しかめっ面をしていた。 今日も国立競技場には 若いファンが押しかけ、 ラグビー人気は本物である。 テンポのあるファンタジスタのような 創造性のある展開ラグビーは面白い。 こんなに楽しそうで(痛そうで?) 格好いいスポーツをもう一度やってみたいと 思わせてくれる桜の戦士に 尊敬と感謝の気持ちである。 (肩すら上がらないけど by 農園主)
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アランとポール(冬になる前に編)
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2022/10/28(Fri)
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農園内の草刈りを一通り終えた。 そろそろ今年最後の草刈りに なってほしいと思っている。 機械を走らせていると、 アランとポールが例によって、 恨めしそうにジッと見つめるので、 アラン・フィールドの周辺は、 草を残す。  午後の散歩では、負けじと2頭で その青い草を頬張る。(後ろはポール) 一心不乱に食べ続ける姿は、 けな気であり、高潔ですらある。 草食動物の特権であろうか。 なんたって、草だけでこの体を維持 しているのだから。 (2頭ともに筋肉隆々 by 農園主)
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2か月後を想像しながら
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2022/10/27(Thu)
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 “紅ほっぺ”が隆々しい。 根元のクラウンがとても太くなり、 横にガッシリした理想的な姿になってきた。 ここまで体ができると、 きっと果房も太くなり、 花も大輪?大果?になる予感と 期待は膨らむ。 皆さまがお好みの横綱級のあれ、である。 “出雷”が待ち遠しい。 (来週あたりかな by 農園主)
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アランとポール(後光が差す?編)
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2022/10/26(Wed)
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彼らは、すっかり冬の毛になっている。 朝晩は冷え込んでいるが、 ちょうどいい陽気のようだ。 先日、夜中の2時頃に 急に風が強くなった日があって、 ハウスの開放部を閉めに行ったら、 あれ? 2頭が並んで 小屋の外に座っていた。 「気持ちいい風だけど、どうしたの?」 そんな感じで2頭が振り返っていた。  写真は今日の夕方のこと。 帰宅しようと思ったら、 「何か美味しいもの持ってきた?」 そういう顔をするので、 大先生からいただいた枝豆の “枝と葉”(豆は体によくない)を それぞれに持って行った。 (左がアランで右がポール by 農園主)
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来年の“かなみひめ”の今
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2022/10/25(Tue)
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 “かなみひめ”の挿し苗をした。 来シーズンの親苗候補たちである。 本圃に植えてある苗から出てきた ランナーの先の子苗を切って、 土に挿していく。 今月から12月にかけて何度か こうして挿し苗をすることになるが、 遺伝的に良さそうな苗からの子孫を 引き継いでいきたい。 そうは言っても、この時期は、 実があるわけでもなく、 花が咲いているわけでもないので、 その見分け方が難しい。 定植後の趨勢とランナーの太さを 見ることになる。 ちなみに、後ろの苗たちは、 今年育てた苗のうち、 本圃に定植しなかった予備の苗である。 おかげ様で定植苗に病気はなく、 無事に生育しているので、 これらの出番は今回はなさそうだ。 もったいないようだが、 とても嬉しい結果である。 (バトンタッチ by 農園主)
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「おじさん構文」とやら
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2022/10/24(Mon)
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テレワークでメールでの仕事の やり取りが増え、意思の疎通が ますます難しくなっていると聞いた。 上司のおじさんたちは懸命に 絵文字をたくさん並べて 気を遣って?いるのに、 受け取った若い部下の人たちは、 リアルな会話でないことに違和感があり、 「なれなれしい」 と感じることもあるそうだ。 そうだろう、そうだろう。 ちなみに自分はこのブログの通り、 絵文字を使ったり、 デコレーションのセンスに欠けていて、 でも、できないものは仕方ない。 そう開き直っていたら、 おじさんは無理をしてはダメだ、 というのが現実になっている。 気持ちを伝えることは、 対話でも難しいのに、 ましてや、文章だけで伝えることは 至難の業なのだと思う。 拙い表現と文章力ではなおさらで、 だから、自分の“本意”がどこにあるか、 それを懸命に探ってから、 日々の文章に臨むように心がけている。 身の丈でいくしかないでしょ。 (絵文字は難しいし  by 農園主)
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光沢
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2022/10/23(Sun)
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 “やよいひめ”がビカビカに光っている。 晩生なので、他の品種よりも何かと ペースが遅く、花芽の分化も新葉の展開も のんびりしている。 でも、今年は、いい調子で みんなに着いて走っている。 この品種が苦手の寒い時期になる前に、 ぐんぐん展開しておけば、 冬の果実の味覚にも好影響があるものと ちょっと期待している。 だって、こんなに光っているのだから。 (頼むよ、やよいちゃん by 農園主)
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栗の季節
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2022/10/22(Sat)
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 風子さんが“渋皮煮”を 持ってきてくれた。 嫁さんの大好物である。 今年もいい味~。 大きな栗がちょうどいい固さと 甘味に仕上がっている。 2歳になったみのりくんにも 久し振りに会った。 この前までハイハイしていたと思ったら、 アランとポール、カメのクロちゃんと 走り回って遊んでいる。 動物が大好きとあって(恐竜も)、 防草シートの上を歩くクロちゃんの脇で 自分も腹ばいになって、 ぴったりと横からのぞき込むように いっしょにカメのようにハイハイしていた。 「いつも泥んこだから大丈夫で~す」 と風子さん。 でも、びっくりするくらいに、 歩く時の手足の動きがクロちゃんに そっくりで笑ってしまったのだが、 その観察眼はちょっと見習うべきと 地上での彼の平泳ぎを見ながら思った。 (“ミノリカメ”登場である by 農園主)
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秋うらら
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2022/10/21(Fri)
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インフルエンザの予防接種は、 この仕事を始めてからは 習慣になっているので、 仕事帰りの夕刻に2人で打ってきた。 (イタタ~) でも、コロナ感染者が減ってきたことで、 インフルが流行するとの警告もある。 (受験生は必ず接種して)
腕をさすりながら帰宅したら、 ポストに市役所から 4回目のコロナワクチン接種の ご案内が届いていた。あらら。 有難いが、連続接種はいけない と聞いたので、1ヶ月は空けるのかな。 副反応で仕事ができなくなることも 考慮すると、タイミングは 考えないと。 各ワクチン接種のスケジュールを 調整する難しい時代である。
(来年は注意しよっと by 農園主)
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美味しいものの連鎖
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2022/10/20(Thu)
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ゴージャスな秋晴れ。 昼ころにちょっとお出かけをした。  まずは、近所で人気のパン屋さんで買い物。 「かさりんご」 さんで“木の実のカンパーニュ”。 くるみとクランベリーがたまらない。 パンの食感も増々深化していると思う。 「 昨シーズンは、いっぱい 苺を買いましたよ(味楽囲で)」 嬉しいことをお聞きした。 “木の実のカンパーニュ”を持参して、 隣町の 「花月堂」 さんへ。 “どら焼き”を購入。 焼きたての皮をいただく。 ほくほくなのにしっとり。 これに、絶妙の“あん”が 包まれるのだから、 美味いに決まっている。 「 今シーズンも“苺大福” よろしくお願いします」 (お互いに) “どら焼き”を持参して、 養老渓谷の 「山猫」 さんへ。 嫁さんは栗のジェラート、 自分は巣蜜ソフトクリーム、 爽やかな空と渓谷の中で幸せな時間である。 こだわりのジェラートを 君津の友人へのお土産に買って帰る。 「ジェラート、かき氷の苺、お願いします」 (お互いに) (絆に感謝、ペコリ by 農園主)
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“かなみひめ”の今
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2022/10/19(Wed)
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雨降りが続いている。 太陽の光がないことには イチゴの生育は進まないので、 この時期の秋雨には、 いつも気を揉む。 でも、この品種は今年は元気。 もしかしたら、これまでで一番かも。 (言い過ぎかな?) 再三申し上げてきたが、 病気や虫に弱く、 手のかかる品種である。 だから、あっという間に 世の中に作り手がいなくなった。 魅力的な食味なのに。  お客さまが望むものを、作る。 それが生産する側の仕事であり、 存在意義かと思っている。 そういう意味では生産者が 作りたいものを一方的に作るのは、 身勝手な独りよがりと言える。 でも、作り手の目指すものを 提示しなければいけないとも思う。 声の大きい一部のお客さまの志向に 流されるのは、いけないことで、 傲慢でも、時には啓蒙も必要だと思う。 その努力を放棄して、 易きに流されては、 プロといえるのかどうか。 他の品種に比べて、 何倍も手がかかるからこそ、 自分の力量も必然的にわかってしまう。 (キツイが、それが仕事かと by 農園主)
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学ぶエンジン
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2022/10/18(Tue)
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茨城県潮来市の 「いちご名人」を訪ねた。 ご高齢になられたが、 イチゴ作りへの情熱は増々盛んで、 溌剌とされている。 そして、ユーモアがあって、 とても優しい。 できる人は、こういうオーラが 出るのかな、と感心するばかりだ。
甘えさせてもらって、 初歩的な質問もしたが、 目からうろこの教えもいただいた。 業界では当たり前と言われることも、 自分の経験から「ダメなものはダメだ」 と、はっきり言ってくださる。
さて、問題はこれからである。 それらを自分の仕事にどのように 取り込んでいくか。 目指すところや栽培環境は 人それぞれであり、 答えは常に自分で探すもの。 それが“学ぶ”ということだと思う。 受け身だけの勉強では先がなく、 知識と情報が主体的に消化(昇華) されてこそ自分のエンジンになる。
(ヒントに感謝 by 農園主)
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“未完成”って?
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2022/10/17(Mon)
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 何とも大胆なネーミングの ポテトチップスがあったもんだ。 びっくりである。 コラボした日本酒との旨みがあわさり、 初めて“完成”する、という触れ込み。 カズさんとタカコさんが 差し入れてくださった。 実食。 なるほど、止まらない。どっちも。 でも、苺で“未完成です”と言って 販売する勇気はないかも。 確かに毎年、勉強しながらの栽培なので、 完成品かと言われれば、返答に困る。 それでも、最善の生育を毎年目指し、 日々のベストの果実をご提供してきた 自負はあるけれど。 他の仕事ではどうなのだろう? 例えば、大工さんの仕事。 引き渡し後も棟梁にとっては、 未完成な部分はあるのかも知れない。 でも、施主が“大満足”していれば、 それは“完成品”なのだと思う。 (そういう苺を目指したい by 農園主)
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農家のスキル
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2022/10/16(Sun)
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ビニールハウスは、 建造物ではないので、 コンクリートの基礎があるわけでなく、 レベル(水平)も一定とはいえない。 雨のときにハウス内に水が浸水して しまうことは一定程度許容せざるを 得ないところはあるのだが、 特に妻面のドアのある箇所は、 浸水しやすく、難儀する。 今年は懸案だったブルハウス(4連棟)の 北側妻面の「浸水防止工事」に着手。 “溝掘り”と“防草シート張り”である。 まずは、水の逃げ道のための溝を作る。 農家の鉄則である。 10年以上前に、鍬を使って、 「こうにしておくんだよ」 と教えてくれたのが、ののさん。 そして、同時に防草シートを張っておく方が 水はけがいいことを経験的に知った。  そういうわけで、30メートルほどの 長さの溝を妻面と平行に掘り、 土を均してから防草シートを張る。 現場監督、兼職人は嫁さんだ。 キレイに仕上げる。 「もう何度もやってきたからね」 ほぼ彼女だけで、1日半で完成である。  (やるでしょ by 農園主)
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“小糸在来”の旬
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2022/10/15(Sat)
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 この時期に収穫できる 地元の枝豆が、今年も始まった。 香りが強く、味もしっかりしていて、 地元、君津市“小糸”の在来種である。 早速、定番のビールでいただく。 今日は、いただきものの 三重県伊勢市の地ビール。 「脳がとろける」と裏書にある。 アルコール度10%。 確かにくらくらといい気分になる。 おっと、主題は枝豆。 農園近くの三舟台では、 とても気持ちのいい風景の中、 枝豆畑が広がっている。 直売所“味楽囲”では、 その採れ立てが、販売されている。 是非、お試しを。  そういえば、あの 「山猫さん」も 自ら収穫に来られていたとお聞きした。 もしかしたら、近日中にかき氷として、 お目見えするのかも。 (いろいろ楽しみな豆 by 農園主)
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ペリペリと
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2022/10/14(Fri)
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 定植後、初めての葉かき(葉の剪定)。 “紅ほっぺ”、“おいCベリー”の 葉の展開が進んでいるので、 この2品種から始めている。 古葉を取り除くことで、 発根への刺激となる。 育苗期は過繁茂を避けるための 葉かきが中心だったが、 この時期は根量を増やすことが 主目的になる。 曇天続きの天候にヤキモキしながら、 肌寒い中で作業をしている。 晴れ間がほしい。 (光合成して by 農園主)
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心が弾む
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2022/10/13(Thu)
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“成田の名人”の圃場に 1年振りにお邪魔した。 いい苗ができているとは聞いていたが、 見るからにいい果実が できそうな苗であった。
定植するまでの苗の仕上がりが、 そのシーズンの果実の質と収量を ほぼ決めるものと思っている。 だから、いかに春から夏の 育苗を過ごすのか。 “名人”も同様に、肝と考えていて、 肥料の内容と頻度、苗場の環境、 当園でも大きなテーマにしているが、 それらを毎年、新しい発想で 挑戦している。
そういう意味では、 毎年、違う感想が聞けることが とても新鮮で刺激的。 違うことを試し、その結果を分析する。 それは、ブレているのではなく、 とてつもなく一貫している姿勢で、 「いい果実」を作るために イチゴとの真正面の対話の結果である。
(また新しいことを得た by 農園主)
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男子と女子の下校
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2022/10/12(Wed)
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農園脇の道路の補修工事 が始まった。 年末までには何とかする、と 市役所から連絡をいただいていたが、 予想以上のスピードである。 「 もう、危ないって。 そこは通らないで、ダメだって。」 女子児童が注意する声が時々聞かれた。 「平気だよっ、大丈夫~。」 見ると、男子がいたずらっ子のように 土手が崩れかけたところを わざわざ、のぞき込んでいる。 この数年の大雨で少しずつ崩れて、 いよいよ危なくなっていた。 近所の子供たちの通学路なので、 君津市役所に相談していた場所である。 9月の始業以降、登下校に 事故はなかったが、これで安心である。 今も昔も、真面目で大人な女子と ふざけた幼稚な男子の構図は 変わらない。 もしかしたら、大人になってからも ずっと同じかも?知れないが。 (頑丈な土留めになる予定 by 農園主)
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エール
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2022/10/11(Tue)
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晴れたので、ポット洗いをしていたら、 なおみさんがアランの誕生日祝いにと 立ち寄ってくださった。 リンゴとニンジンご持参で。  「りっぱな苗ね~、もう苺ができそう」 本圃ハウスの外から眺めて喜んでくれる。 ずっと前から見守ってくれているので、 苗の様子も直観的にわかると思う。 そういう方々が地元におられるのは、 とても励みになる。緊張感とともに。 アランとポールもすっかり懐いていて、 撫でてもらう順番待ちである。 (応援団に感謝 by 農園主)
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10月10日
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2022/10/10(Mon)
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子供のころから好きな“体育の日”。 (いつの間にか“スポーツの日”に 変わったけれど) 晴れた日の記憶ばかりだったように、 今日も雨から晴間が出た。  暑くもなく寒くもない夕暮れに アランとポールが夕食を食べている姿を のんびりと眺めている。 心穏やかなことが有難い。 2頭が元気で、イチゴたちは 順調に生育していて。 これが当たり前ではないことを 昨年は痛感した。 毎日、ポールの病気の回復と 苗の症状にヒヤヒヤしていた。 平穏な時間は永遠ではないからこそ、 その瞬間を心から感じていたい。 (さぁ、家に帰ろうか by 農園主)
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苔(コケ)落とし
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2022/10/09(Sun)
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本圃ハウスの苗に液肥(栄養)を 施肥している間に、 嫁さんは育苗ハウスで掃除をしている。 ポット架台の下には流れ出た土が積もり、 そこに苔や雑草が生える。 来年のためにそれらを掃除しておく。 嫁さん曰く、 「今年の苔は、厚くてキレイ」。 夏場にあの手この手の栄養を苗に 流してきたまさに“おこぼれ”に与った ということだと思う。  先日、大学の友人(現職エリート銀行員?)と 久し振りに話しをした。 今でも4時起き。オフィスに入る前に 近くのコンビニのイートインで コーヒーを飲みながら、 その日の仕事のことを瞑想(迷走?)し、 頭を整理するのが日課だと。 どんな仕事も地味で地道である。 (苔のむすまで by 農園主)
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アランとポール (アランの誕生日編)
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2022/10/08(Sat)
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今日でアランが10歳になった。 山羊の寿命は普通5~10年くらいと 聞いているので、そういう意味では 老齢になってきたのだと思う。 確かに、毛色も、 白からキャラメル色になったし、 足元も少々ゆっくりになった。 でも、食欲は変わらず旺盛だし、 視力も落ちていない。 何よりも、嬉しいのは、 意思の疎通が昔よりも 互いにできるように なったと感じること。 彼の表情と鳴き声、 同様に我々の言っていること、 10年間でとても通じあえる仲に なったなと思う。  (好物のリンゴでお祝い by 農園主)
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56号
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2022/10/07(Fri)
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王貞治さんは、 新記録の村上選手の実績と素質を 優しい笑顔で「素晴しい」と称え、 その上で、 「ここまで来てしまったのだから、 これからは“イバラの道”でしょうね。 できて当たり前になってしまったのだから。 でも、そういうことに挑戦できることは、 幸せな野球人生です。」 王さんにしか言えないこと、 超一流にしか通じない言葉なのだと思う。  君津にも一流(農家)は、いる。 有名なシイタケ生産者から この時期ならではの“舞茸”をいただいた。 すごいでしょ。 しかし、3日間くらいしか 収穫できないので、 なかなか世の中に出すことが 難しいのだそうだ。 お付き合いに感謝しながら、 これから天ぷらでいただこう。 (神技の逸品 by 農園主)
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展開の速さ
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2022/10/06(Thu)
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 苗を植えた後は、 新葉の展開ばかりが気になる。 リズムよく、スピード感を持って 展開していくということ。 平たく言えば、 次々と小さな葉が芽生えてくれると とっても安心する。 (いいペース、である by 農園主)
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長~いホース
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2022/10/05(Wed)
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 定植した苗は、 新しい土に根を降ろし始めるまで、 水かけをして回ることが肝要。 土が乾いていないかを確認するだけでなく、 苗の体調をひとつひとつ見るためでもある。 でも、2,000㎡のハウスに12,000苗。 ホースの長さは50mになるので、 これが相当重い。 毎朝、嫁さんも前のめりになって、 ホースを引き回している。 (あと数日かな by 農園主)
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“キカイダー”との仕事
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2022/10/04(Tue)
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 育苗用のポットの洗浄を始めた。 土を洗い流し、消毒液で殺菌してから、 クラブハウスに仕舞っておく。 ちなみに10年前は手で洗っていたので、 13,000個に7日間ほどかかっていた。 その後、高圧洗浄機を導入してからは、 今日も1日で軽トラ一杯分(3300個)を 2回運んだので、2日間仕事になった。 費用はかかるが、機械の威力である。 先日、テスラ社の ヒト型ロボット(試作機)が 初めて披露された。 2足歩行し、オフィスで荷物を運んだり、 観葉植物に水やりをする姿が 紹介されている。 マスク氏は、将来、 ヒト型ロボットは大量生産され、 価格は2万ドル(約290万円)未満に なるだろうと言っている。 正直、安いと思う。(買えないけど) ロボットに仕事を手伝ってもらえる 夢の時代がすぐそこまで来ている。 でも、その先にはロボットに人の仕事が 奪われるという恐い現実も待っている。 世の中のほとんどの仕事は、 ロボットに代替可能らしく、 唯一、ロボットのメンテナンスの仕事だけが 人の仕事として残るとの極論もある。 そうかも知れないが、 自分の体力と知力を補ってくれて、 愛嬌のあるロボットなら、 いっしょに働いてみたいと思う。 (ちょっと、手伝って by 農園主)
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副と福
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2022/10/03(Mon)
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“かなみひめ”がいい。 定植してからまだ3日目だが、 ぐいぐいと音がするくらいに 飛ばしている。 葉柄にも“副葉”が見える。 こういう年は、充実した果実を たくさん生らしてくれる。 “福葉”とも言われる所以である。  もっともっと後押しして、 とことん調子に乗らせたいと思う。 (いけっ by 農園主)
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アランとポール(爪切り編)
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2022/10/02(Sun)
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月に1度は、彼らの蹄(ひづめ)を ハサミで切る。 ヤギは岩場で暮らしていると、 自然と爪は削れるそうだが、 農園の土の上で暮らしているので、 手入れは必須になる。 放っておくと、蹄が内側に巻いて伸び、 歩行に支障が出てくることもあるので、 定期的な手入れは欠かせない。 でも、彼らからすれば、 日常的なことではないので、 嫌がるのが当たり前。 これまで色んなやり方を試してきた。 目隠しをするように頭を布で覆ったり、 横に寝かせてから、動かないように 首を抑えたり。 (可哀そうだった) 今は、彼らの食いしん坊を利用して、 嫁さんが干し草をたっぷりと 食べさせている間に気を紛らわして、 その隙に足裏を取る作戦。 夢中で食べている間に終わらせる。 最近は、ハサミを持っていくと 「あれね」という顔で、 大人しく切らせてくれるようになった。  アランに至っては、足を投げ出して 「お任せ」という感じだし、 ポールは「次はボク、だよね?」 隣でじっとガン見しながら待っている。 (深づめに注意だね by 農園主)
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