紅ほっぺの様子
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2022/08/31(Wed)
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 最初に切り離したこの品種。 とても調子が良さそうである。 独立させられたことで、 ショックを受けるというよりは、 むしろ開放感のようなチカラが それぞれからみなぎっている。 どうやら、子苗たちは、 いつまでも親に依存し続けるのが 決して快適というわけではなく、 どこかのタイミングでは、 自立することで、 むしろ元気ハツラツになるのかも。 これは正直、新しい発見である。 (面白い by 農園主)
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涼しくて
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2022/08/30(Tue)
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 全ての苗の“切り離し”作業を終えた。 この数日は涼しい日が続き、 我々の仕事にも苗にも楽だったかと思う。 例年になく親への依存期間が長かったので その分、子苗は切り離されたショックが 大きいのではないかと心配していたが、 意外にも溌剌としている。 そうは言っても4品種ともにまだまだ華奢。 その中でも“おいCベリー”が最も 細身かも知れない。 さて、これからはギアを変えて 栄養をしっかりと与えていく 時期と考えている。 教科書では、花芽分化に向かって、 肥料を減らすのが基本とされるが、 分化の決定要因は、「日長」が主因で、 気温が補足的に影響し、 肥料はほとんど影響がないものと 経験的に実感している。 逆に、花芽分化の進行や 定植後の苗の生育にとって 栄養不足はダメージになりかねない。 (苗との対話から by 農園主)
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アランとポール (元気が一番 編)
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2022/08/29(Mon)
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 「さぁ、みんな、走るよ」 嫁さんの掛け声にポールが喜んで、 跳ねてから走りだす。 アランもつられて、楽しそうである。 昨年のちょうど今頃、 ポールが病気で立ち上がれなくなった。 大先生の応急措置で、奇跡的に 今や後遺症なく何事もなかったように、 普通に生活ができている。 でも、あの時は正直、 悲観的なことまで覚悟した。 特別なヤギたちでなくていい。 毎朝、好きな時に起きて、 草を摘まみ、農園内を散歩し、 そして、気が向いたら、 時々、我々に懐いてくれれば、 それでいいと思う。 (手前がポール by 農園主)
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インフレ・ファイター
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2022/08/28(Sun)
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余談ですが… パウエルFRB議長のジャクソンホールでの 講演内容が話題である。 これまでに4回の利上げを実施し、 足元では物価上昇の頭打ち感が 見られ始め、景気の失速も 懸念されていたので、 来年には、利上げ打ち止め、 利下げへの転換か?と 期待されていたが、 市場の楽観論を真っ向から打ち消した。
「インフレはそれ自体を 餌にしている。 だから、より安定した、より生産的な 経済への回帰の仕事の一部は、 インフレ期待の 支配を解くことで なければならない。」
人々の期待値(予想)によって、 インフレは増幅するという警告で、 これは70年代のインフレ・ファイターとして 名高いポール・ボルカー元議長の当時の言葉。 これを引用したうえで、 「やり遂げるまでやり続けなければならない。」 との固い決意表明をした。
同時に、家計や企業に“痛み”を もたらのは避けられず、 「インフレを抑制するための厳しいコスト」とも。 相場関係者だけでなく、 我々にも覚悟してほしいと聞こえる。
(そういう環境である by 農園主)
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イチジクの夢 (再チャレンジ 編)
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2022/08/27(Sat)
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ガマンして引きつけて、 今回は収穫してみた。 できればもう少しおへその辺りが ひび割れしているとよかったが、 果肉が耳たぶくらいに 柔らかくなっていたので、 「よし、いってみよう」と。  実食。 果肉が十分に熟しているので、 とろとろとして甘味は充分にある。 初めての栽培(素人) という意味では、美味しかった。 でも、「何かたりないかな」 と嫁さんと。 コクが、である。 果物は「甘ければいい」 というものではないと思っている。 甘味と融合する“苦み”や“酸味”との 「食味のバランス」があって、 コクという深みが生まれる。 そのためにすべきことは、 植物の「栄養バランス」に 他ならない。 そこのところが、大変奥深く、 かつ興味をそそられる分野である。 (イチジク農家を尊敬 by 農園主)
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独り立ちの時
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2022/08/26(Fri)
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子苗をいよいよ独立させる。 兄弟がつながっているランナーを 切り離していく作業である。 まずは、“紅ほっぺ”から。 そろそろ涼しくなったと思ったら、 今日はなんと蒸し暑かったことか。 作業する我々もバテたが、 独りになった子苗たちは それぞれにそのショックに 耐えてくれるかどうか。 これからが育苗の本番である。  まだまだ、か細いが、 定植までに病気にも耐えられる 筋肉質な苗に育てたいと思う。 (あと1ヶ月 by 農園主)
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アランとポール(虫嫌い編)
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2022/08/25(Thu)
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 アランフィールド内の草に勢いがあり、 二頭が毎日食べているにもかかわらず、 負けずに伸びている。 足元の草が伸びると、 虫が増えて、2頭は嫌がる。 特にポールは、“虫が大の苦手のヤギ”。 虫をよけるように、 突然タップを踏んだかと思うと 小屋に駆け込むことはしばしば。 最近は、抜き足差し足で、 歩いているので、通路用に草を刈った。 その様子を遠目に見ていたポールは、 いつも以上に太ももにスリスリしてきた。 (痛いくらいに by 農園主)
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コミットメント(約束)
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2022/08/24(Wed)
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今朝、津田さん(安房竹材)が ハウスの補修をしに来園。 独りでは難儀していた箇所を 手伝ってくれた。 仕事の後、2人でお茶を飲みながら、 同世代の彼と雑談の中で、 「人生100年、これから 仕事をどうするか?」 というテーマにいたった。 我々は体が資本の仕事であるが、 でも誰でもそうだ。 健康でいつまでも仕事ができることが、 目標であり、そのために下降していく 体力の衰えを遅らせるために、 筋トレを含めた体力作りが欠かせない。
でも、その先はどうする?
想像だが、 「社会へのコミットメント(約束)」 がキーワードじゃないかと。 もちろん、苺を通して皆さまと 関わりを維持できれば一番いい。 それが無理なら、 社会というと大袈裟で、 「隣人」でいいのだと思う。
「才能は天賦のものだが、 優しさは“選択”の結果である」 (「創造と成功の原則」J.ベゾス著)
自分の発言や行動は、 自分で選択できるものであり、 意図が持てるものである。 隣人に優しくすることも、 “社会へのコミットメント” であると思う。
(自分の選択次第 by 農園主)
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勝手なコミュニケーション
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2022/08/23(Tue)
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親苗から切り離された子苗たちは、 思ったより元気なのでまずは安堵。 時期がいつもより遅かったので、 子苗はすでに自立し始めていたようである。  でも、切り離しを遅らせると どういう影響があるのか? 色々と考えてきたが、 1番果の花芽分化の遅れやバラツキ、 花数の減少が懸念されるものと思う。 師匠も農業事務所(普及センター)の 研究員の方も同意見である。 しかし、そのリスクを承知で、 今年は新しい栽培に挑戦しているわけで、 その裏付けは、昨年のタンソ病の発症後、 定植苗が弱々しかったが、 その後にあの手この手を入れることで、 生育ピッチを上げることができたことにある。 その経験から、定植までにはガッチリした苗に 仕立て上げることができる自信が、 少しだけある。 (苗との対話から by 農園主)
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使命感の証し
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2022/08/22(Mon)
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先日、農園脇の歩道が崩れかけていると 市役所に相談 したところ、 その対応方針について、回答があった。 「補修工事を急ぐ」 とのこと。 しかも、これまでの木柵による 土留めではなく、コンクリート板にして 補修強化工事になると。 素晴らしい。 ただ、工事請負業者の都合等で、 今月中の完成は難しく、 9月の新学期の登下校が 始まる時期には、間に合わない。 そのため、緊急的に土を入れて 転圧をかける工事を 本日実施していただいた。 (こちらが、昼ごはんで休んでいる間に) 忙しい中、やれることを最大限に 発揮していただいたものと思う。  (頼もしい by 農園主)
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適期カーブは今?
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2022/08/21(Sun)
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親苗をついに切り離した。 例年よりも1ヶ月遅い。 子苗たちは、そのスネを とことんしゃぶってきたので、 もう、どの親苗も限界という感じで、 体力的にはボロボロである。 本当に親たちは頑張ったと思う。 最近では子苗から親に栄養分が 逆に還元されているように見え、 それは擬人的には美しく、 見習うべき姿なのだが、 採苗という意味では違う。  写真の空いた空間には、 親苗のプランターがならんでいた。 これからは子苗たちは兄弟で 支え合うことになる。 (親のおかげである by 農園主)
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順番の付け方
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2022/08/20(Sat)
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 ブルハウスとベアハウスをつなぐ 歩道(市道)が、連日の雨の影響で、 崩れそうな気配。 小学生の通学路にもなっているところ。 2m下には田んぼの水と雨水のための 排水溝が通っている。 去年から不安な感じだったので、 君津市役所に電話相談はしていたのだが。 2週間前にこの写真を持参して、 「危ないと思うので、補修工事を お願いできませんか?」 と申し入れた。 現場を確認の上、対応をお知らせ いただくことになったが、 ただ、すぐに工事できるかどうかは 約束できないとも伝えられた。 市内の道路や橋などには、 改修待ちや工事待ちの箇所が 多くあるものと推察するが、 その順番はどうやって 決めているのだろうか。 生命に関わる場所、 生活インフラに支障のあるところは 優先されるべきものと思うが、 この農園前の歩道は、 どう判断されるのか、と考えている。 もし崩れたら、 子供は怪我をするかも知れない。 今は夏休みだが、9月には 毎日学校に行くことになり、 ここを通ることは避けられない。 小学生からすれば、 生命、生活インフラの両面で 支障がある事案である。 (迅速な回答を願っている by 農園主)
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カーブに遅れないように
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2022/08/19(Fri)
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 今朝の風は少しひんやりした。 農園周辺では、驚くほどの トンボがまるでオタマジャクシ?のように 空中を飛び交っている。 田んぼでは、稲刈りが本番だ。 季節はどうやらカーブを 曲がり始めているように見える。 育苗の戦略も、 そろそろシフトチェンジしていく 頃合いのようである。 (流れに乗ること by 農園主)
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イチジクの夢 (待ち切れず編)
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2022/08/18(Thu)
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昨日我慢したはずが、 今朝の実を見ると、 照りがあってとても美しかった。 イチゴの場合はこのツヤがでると、 充実した味覚になるので。  早速、割ってみたが、 う~ん、ちょっと早かったようで、 食べると白い果肉部分が青い。 「 果実を触って、 耳たぶくらい柔らかく なったころがいい。」 貴重な情報を得た。 急いては事をし損ずるのであった。 (だからこそ、旬 by 農園主)
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イチジクの夢(秒読み編)
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2022/08/17(Wed)
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 今朝、農園に来ると 「あれっ?」 赤みを帯びたイチジクの果実が 突然現れた。 「やったー、食べてみる?」と はしゃぐ自分に、 「まだ早いんじゃないの?」と 冷静な嫁さん。  果実の裏を見たら、いい感じだが、 確かに、もう少しはじけた方が、 多分、完熟に近づくような気がする。 イチゴ農家のドタ勘だが。 (もうしばし by 農園主)
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心を鬼にして
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2022/08/16(Tue)
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“やよいひめ”をおっかなびっくり、 今年は育てている。 じゃじゃ馬娘だが、気丈なので、 放っておいても本来は どんどん育つ品種である。 しかし、昨年は、 タンソ病が発症し、苦労した。 原因は(解明し切れないが)、 「密集」と「軟弱性」と考えている。 ランナーの発現が旺盛である上に、 葉が大きいので、あっと言う間に 混み合うことが、風通しを阻害する。 そして、栄養分をとても欲しがるので、 ついついあげてしまうのが、いけない。  「お腹すいたよ~」 毎朝の水やりのたびに 大合唱が聞こえるのだが、 今は、ぐっと我慢して、 知らんぷりを決め込んでいる。 (もう少し待って by 農園主)
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ステキに生きる
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2022/08/15(Mon)
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日経新聞に「人生100年を考える」 という特集記事が掲載されている。 サブタイトルは、 「“ワクワク”を創れるか」
取材先は堀江謙一さん。 83歳の世界最高年齢でヨットでの 単独太平洋横断に成功した冒険家である。 その挑戦心の動機を問われると、
「 背伸びして届くくらいの 目標を設定し、そこに向かって まい進することが楽しいから」 と。
ちょっと拍子抜けするくらいに “普通?”のコメントなのだが、 でもそれがとてもキツイことは みんな知っている。 なぜなら、いつも目標をつくるのは、 何をしたいのか、自分の気持ちを 自分自身が真摯に問う作業だからである。
堀江さんの人生100年への心構えは、 「 ロマンチストであり、 リアリストであること。」
(素敵 by 農園主)
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房総の魅力
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2022/08/14(Sun)
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 「暑いけど、体に気をつけてね」 いつも応援してくださるご近所の方から 隣町の袖ケ浦産の巨峰をいただいた。 カズさんタカコさんペアからは、 木更津産の梨を。 千葉は、果物にも人にも恵まれた 土地なのである。 みんな移住してきたらいいのに。 本気でそう思う。 (心地いいところ by 農園主)
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ビールの温度
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2022/08/13(Sat)
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気温が上がると比例して、 消費も上向くのが法則だそうだ。 エアコン、扇風機などの家電、 夏物衣料、アイスクリーム、 ビール、なるほど。 そういう意味では、 早い梅雨明けでの長~い夏は、 景気には好都合と言える。
しかし、何事にも限界値はあって、 気温35℃以上になると、 購買意欲は一気に減退するという データがあるそうだ。(日経新聞) 暑すぎて外出控えが起きる。 確かに街中に人影は減る。 警戒アラートで外出するなと 呼びかけているくらいなのだから。 さすがのビールの売れ行きも 36℃を超えると厳しいのだそうだ。
(天井知らずじゃないの? by 農園主)
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無駄足だっていい
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2022/08/12(Fri)
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明日、台風8号が直撃する予報である。 “コンパクト”な台風と報じられている。 その通り、無事にやり過ごせたらいい。 でも、3年前の台風の時も、 同じように言われていた。 それが千葉県では甚大な被害となった。 そういう訳で申し訳ないが、 予報は日々参考にはしているが、 最後のところでは、信用していない。 というか、信用しないようにしている。 責任は自分で取るものなら、 なおさらだ。  今回もハウスの台風対策を 朝から行った。 青空の下、嫁さんと汗だくだ。 「本当に台風くるの?」 空振りは望むところである。 (それがリスク管理だから by 農園主)
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断捨離が苦手
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2022/08/11(Thu)
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引っ越しをするに当たって、 荷物の整理(処分)を随分した。 この1年間で使わなかったもの、 特に着なかったものは どんどん処分したつもりだったのだが、 それでもTシャツは20枚新居に 持ってきていた。 お出かけ用、普段着、仕事用、寝巻用。 先日、義姉に聞いたら、 究極4枚にできる、そうだ。 普段着2枚、お出かけ2枚。 その通りだと思って、挑戦したが、 その5倍になってしまった。 本当に格好いいと思っているもの以外に、 古いが気心地がいいもの、が困る。 思い出系は全て処分したつもりだったが、 「KISS」のコンサートで買い求めた メンバー4人の顔入りが残った。 いつ着るのだろうか。 でも、それを想像するのも楽しいじゃない。  (だから減らない by 農園主)
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イチジクの夢(強風編)
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2022/08/10(Wed)
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 風が強かったせいで、 イチジクのプランターが ひっくり返されてしまった。 その拍子に、大事な青い実が いくつか、もげ落ちてしまった。 ショック。 写真は大木に見えるかも知れないが、 高さは1mほど。 上に枝を伸ばすので、その佇まいは、 どうしても不安定感が否めない。 でも、青い果実は 少しずつ大きくなっている。 いつ、食べられるの? 完熟の見極め方は、 「果実にひびが入り始めたら」。 「趣味の園芸」の 館山パイオニアファームの 記事にある。 ちょっとイチゴの果実の膨張と 似ているかも知れない。 (まだ、かな by 農園主)
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終の棲家はどこ?
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2022/08/09(Tue)
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引っ越しをした。 結婚後、なんと10回目になる。 サラリーマン時代に転居を伴う異動は たった1回しかなかったのにである。 振り返れば、東京都調布市から始まり、 米国NY州で2回、神奈川県大和市(社宅)、 東京都練馬区、東京都新宿区で2回、 千葉県君津市にきて、 今回が市内で3ヵ所目の住まいになる。 さすがに“終の棲家”のつもりでいる。
実は、5回目の引っ越し準備中に “ギックリ腰”をやってしまった。 トイレに行くのもやっと。 会社は1週間休んだ。痛かったなぁ。 それ以来、“引っ越し”と聞くと、 腰がグラグラしてくる。これ本当。 当日は矯正バンドを巻いて、 ジッと現場監督に徹するのが常。 そういうわけで、いつも嫁さんに 頼って転居をしていて、 もちろん、今回もそうなった。 「最後にしたいね」 嫁さんもそう言っている。
(新生活の始まり by 農園主)
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汗だくの先
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2022/08/08(Mon)
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猛暑続きの中、 子苗たちは頑張っていると思う。 この時期には、水を盛んに 吸収すると同時に肥料の吸い上げも 活発になるので、 ともすると、肥満になりがち。 加えて過密な環境だと、 ヒョロヒョロと徒長してしまう。 その軟弱性が病気に攻め込まれる 弱みになると昨年の失敗で知ったので、 それだけは、避けたいと目標にしている。  今の苗は、満点にはほど遠いが、 少なくとも軟弱ではなく、 ピンピンしているので、 そこだけはクリアしていると思う。 定植まで1ヶ月半、時間はまだある。 (もっと、できるはず by 農園主)
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日米の住宅事情
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2022/08/07(Sun)
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米国の住宅市場が急減速している。 金利の大幅な上昇で、 購入予定者へのローン審査が 通らなくなるケースが 増えているのが原因。 リーマン・ショック時のように 低所得層にサブプライム・ローンを 貸し込んでいるわけではないので、 金融機関が破綻するという 事態にはならないらしいが、それでも、 在庫を抱え込む業界のダメージは大きい。
国内でも暗雲が立ち込めていると 大工さんたちから聞かれる。 我が国の金利の上昇は限定的で 一時的?なものであるが、 資材価格の上昇にともない 販売価格が上昇していることが、 ブレーキになっているようだ。
住宅業界で働く人の裾野はとても広い。 大工さんから始まり、基礎工事の人、 瓦屋さん、建具屋さん、サッシ屋さん、 電気屋さん、水道屋さん、お風呂屋さん、 キッチン担当の人、外壁の人、ペンキ屋さん、 ガス屋さん、クロス張り職人。 それぞれの分野のプロたちが、 入れ替わり立ち換わりに 仕事をクロスオーバーさせて ひとつの家を完成させる。 景気に大きな影響のある業界の先行きは、 イチゴ農家にとっても、 大変気がかりなことなのである。
(農家は商人でもあるので by 農園主)
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8月6日の朝
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2022/08/06(Sat)
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証券会社にいたころ、広島出身の同僚が 「えっ?黙とうしていなかったんですか?」 この日の朝8時15分には、全校生徒が 黙とうするのは当たり前だったと。 「今でも仕事をしていても、 その時間は同じ気持ちでいる」 淡々と話す彼の顔を まともに見られなかったのは、 自分が恥ずかしかったからである。 日本人として。 毎年、この日になると、 その時の身の引き締まる気持ちを 思い出すようにしている。
(できることはその程度でも by 農園主)
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アランとポール(そばにいられる編)
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2022/08/05(Fri)
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アランの怪我の状態は、 角の抜けた部分が少しずつ 固くなってきたように見える。 アランは痒いのか、 「そこ頼む」という顔をして 怪我の「周辺」を掻いてくれと 催促してくるが、 患部を触られるのは、 やっぱり嫌なようである。  先日、調子に乗って ポールと頭突き相撲を始めたら、 涙を流すくらいに痛かったらしく、 小屋に逃げ帰ったことがあった。 それ以来、頭突きをしたり、 角でポールを追い払ったり することがすっかりなくなり、 2頭が接近して草を食べる光景が増えた。 いつもアランのそばにいたい ポールにとっては、嬉しい副産物だが、 頭突き相撲で遊んでもらえないのは、 つまんないと思っているに違いない。 (無邪気なもので by 農園主)
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明日が待ち遠しい
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2022/08/04(Thu)
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コロナ感染者は増え、大雨の被害。 ロシアの戦争が続く。 でも、日々の喜びもたくさんある。 お米はもっと噛めば甘くなるはずと 頑張ってみたり、 いただいた桃の果肉が固めで感動したり、 アランとポールが無心に草を食べていたり。 感受性を意識できれば、 同じ景色も違って見えてくる。 そういう心を持ち続けたいと思う。
「途方に暮れるとは、このことだよ」 昨晩の山形県の大雨で、床上浸水の 被害を受けた家主の方の映像を観て、 被災経験のある身として、苦しい。 でも、固まらないでいただきたい。 次の日のことを考え、動き続けてほしい。 もし、心も動かせれば、 ひとりではないことに きっと気が付くからはずだから。
(早く明日が来ないかなと by 農園主)
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幸せの青いカエル?
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2022/08/03(Wed)
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育苗ハウスで水やりをしていると、 「あれ?青い?」嫁さんの声。 青いカエルを見つけた。  、 アマガエルは、周囲の田んぼで生まれて、 育苗ハウス内にたくさんまぎれ込む。 たいていはミドリ色だが、 環境によって、肌色が変化するので、 白っぽかったり、茶色だったりする。 調べたら青はとてもレアなのだそうだ。 普通は持っている“黄色の色素”が ない場合にだけ起きる変化で、 マニアの間では、 高値で売買されることもあるとか? それはさておき、今年の苗たちを 守ってくれる幸せの存在ならば、 こんなに嬉しいことはない。 (そう願う by 農園主)
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親のスネかじり
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2022/08/02(Tue)
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これまでの10年間なら、 この時期、子苗たちは、 すでに親苗と切り離している。 さらに子苗それぞれに 独立させるための 切り離しをも始めている。  しかし、今年は、とことん親苗に 頼って子苗を栽培するつもりなので、 まだ親苗と繋がったままでいる。 だから、疲労困ぱいの親たちは、 ちょっと栄養不足気味。 それでも、その分、子苗たちは 元気に生育している。 もうしばらく、頼って、 かじらせていただこうかと思う。 (がんばって by 農園主)
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