ポールにエールを
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2021/08/27(Fri)
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一昨日、
ポールが左の後足を 時々引きずるように歩く。 ぶつけたかなと心配しながら様子見。 昨日、 夕方の散歩で後ろの両足が、 時々ふらつく。 これはおかしい。 腰麻痺(ようまひ)かも。 獣医の大先生にすぐ連絡。 翌朝往診していただけると。 今朝のこと、 ポールが自力で立ち上がれない。 やっぱりか。。。 大先生に連絡。 すぐに駆虫薬の注射を準備して 飛んで来てくださる。 「 すぐには良くならないから、 これから長くなるけど、根気よくね」 大先生は明るく励ましてくださった。 腰麻痺は、ヤギや羊にある病気で、 蚊を媒介して体内に侵入した寄生虫が 神経組織を破壊することで、 歩行困難などの運動障害が起きる。 トイレや日中の日陰への移動を どうしたものかと、悩みながら、 胴回りに農業用のネットを巻いて、 起き上がらせたり、足をさすったり。 オロオロしてしまった。 予防薬は定期的に使ってきたのだが、 残念で悔しい。 でも、突然、動けなくなって、 一番びっくりしているのは、 ポール本人に他ならない。 だから、元気に励まして、 「リハビリに励もう」 と 声をかけ続けることにした。 大丈夫。 我々とアランだけでなく、 きっと、ポールのファンの皆さまも 応援してくださるはず。 だから、全力疾走ができるように なるまで頑張ろう、いっしょに。 (ずっとそばにいるから by みんな) |
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マスク、忘れてるよ
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2021/08/26(Thu)
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薬箱を農園に置いている。
いちご狩りの時にお客さまに 何かあった時の備えである。 幸いこれまでは、絆創膏と消毒液を お子さんに時々、使ったくらい。 先日、薬箱の補充に定期的に 巡回してくれる薬品会社の 担当者と話をしたら、 「 風邪薬が全然、出なくなりましたね。 こんなに、ひかなくなるものなんだって、 ちょっと驚きます。」 なるほど、コロナ禍で消毒とマスクが 浸透した効果というわけである。 一方で、ワクチン接種が先行し、 コロナ対策の模範国イスラエルにおいて、 感染者数と死者数が増加しているという 残念なニュースである。 6月にはソーシャルディスタンシングや マスク着用などの行動規制が“解除”され、 モデルケースとして期待していたが、 変異株への対策は、まだ終わりが 見えてこない。それが現実である。 最低限の行動規範もそういうことになる。 (慣れていないので、つい忘れる by 農園主) |
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ポレポレ分科会(抵抗力をつけて)
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2021/08/25(Wed)
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タンソ菌は自然界のどこにでも存在し、
胞子が飛散して拡がる。カビのように。 水を媒介して感染が拡がることが多いが、 空気感染もあるので、厄介である。 高温多湿を好み、強風の雨の日に、 育苗ハウスに侵入してくることが多い。 さて、農園では4日前に葉面上に 黒斑点を見つけ、それ以降、 散見される同様の苗は毎日隔離している。 今のところ、萎えてしまう苗はないが、 「要警戒態勢」は続く。 当面の対策は、早期発見を続け、 殺菌剤の散布をして、感染拡大を抑えること。 さらに、治癒剤もワクチンもない中では、 苗の体力強化がとても大事かと思う。 旨い物を与えて、たとえ感染したとしても、 軽症から進ませない。 どの栄養ドリンクが効くのか、 色々、飲ませてみるつもりである。 (自分はアリナミンV&V by 農園主) |
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国のカタチ
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2021/08/20(Fri)
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ワクチンの1回目接種を
嫁さんと2人で受けてきた。 国民の半分以上が1回目を終えたと いうから、後半の部類に入るようだが、 不満など全くない。 この時期、人との接触が少ない イチゴ農家の順位は遅くてもいい。 それよりも、社会インフラにとって、 必要不可欠な仕事をしている方々が、 優先されるべきで、むしろ我々は お譲りする立場にあるものと思う。 さて、君津市の接種会場では、 駐車場のガードマンから、受付の人、 案内係の人、2回目予約の人、 アナフィラキシーショックに備える人、 相当なスタッフが手際よく 仕事をこなしておられたので、 とてもスムーズで、背中を押されるように 気が付いたら出口だった。 ワクチン調達を含め、 会場準備には相当な費用が かかっているものと推測する。 しかし、非常事態の時に 国民の命を守ることこそ、 行政の使命。 とても頼もしく感じた。 同時にもう少し納税できるように 経営努力をしなくてはいけない とも思った。 (行政に感謝 by 農園主) |
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10年目の洗礼か。。。
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2021/08/16(Mon)
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先週、様子のおかしい苗を見つけた。
赤黒い斑点がランナーと葉柄に。うん? 農業事務所(普及センター)の担当者に 病理検査をお願いしていたところ、 タンソ菌が検出されたとの回答が来た。 やっぱりか。 自然界にどこでも存在する菌なのだが、 感染が拡がり、最後は枯れていくので、 とても厄介である。 多かれ少なかれ、この病気と闘いながら、 あるいは、上手く付き合いながら、 栽培を続けていくのが、 イチゴ農家の宿命である。 それは知っているが、 これまで10年間は、無縁で来れたので、 少々、へこむ。 しかし、ぼんやりしている暇はない。 やるべきことは、 「感染を拡大させないこと」 巷でいつも聞いているフレーズ? みたいだが、今のところ、 圃場で感染が拡がっている様子はなく、 枯れる苗はないが、最大級の警戒態勢で 嫁さんと構えている。 幸い、頼りになる農家仲間が いてくれるので、情報、知見と アドバイスをいただいている。心強い。 まずは、早期発見。 (明日から by 農園主) |
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人間にもイチゴ、ヤギにも
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2021/08/14(Sat)
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猛暑の後には集中豪雨が続く。
過酷な天候の日々である。 葉かき(葉の剪定)をしたが、 生育が心配である。 ![]() アランとポールは、 終日、小屋に缶詰め状態。 ポールの左頬が少し腫れているようだ。 ぶつけたのか、それとも体調不良か。 心配ごとがあちこち。 (それでも、歩みを止めないこと by 農園主) |
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先を読む
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2021/08/12(Thu)
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コロナの感染者数が
うなぎ上りに増加しているが、 株価は上昇を続けている。 悲観ムードはない。 そのカラクリは、「致死率の低下」に 焦点が変わったためと 解釈されているそうだ。(日経新聞) 1年前の致死率は、20%だったのが、 現在は、約0.2%にとどまる。 ちなみにインフルエンザは、0.1%。 経済封鎖が起きるような事態では もはやない、という見立てである。 一方で、「災害医療」と尾身さんは、 医療現場の切迫感を訴え、 「外出を半減させる」と 当面の目標を示す。 経済活動と医療体制保護の両立は、 当初から言われてきたことだが、 両者の関係に変化が起きてきている。 (ただ株価もよく間違える by 農園主) |
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真夏日の午後
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2021/08/11(Wed)
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1日に何度“暑い、暑い”と
言っていることやら。 昼間はハウスには入れないので、 クラブハウスの中で避暑。 クーラーはなくとも、 田んぼの風が通るので、 普通に昼寝ができる。 ![]() ドア越しには、 いつもアランがいる。 日陰に座って、 のんびりと反芻している姿を 見ていると、 涼やかな気分になる。 (風を感じてる? by アラン) |
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ツバメの旋回
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2021/08/10(Tue)
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先日、宮大工の親方である
石井さんの作業場を訪れた時のこと。 向かいにあるお住まいの表玄関が わずかに開いていて、そこから、 ツバメが颯爽と飛び出してきた。 えっ? 中を覗くと、玄関の天井に巣があった。 「もう6年目くらいになりますかね」 照れくさそうに、そう言われた。 ツバメは渡り鳥で、春にフィリピンや インドネシアから帰ってきて、 産卵・子育てをして、秋にまた渡っていく。 巣は壊れないかぎり使い続けるものだそうだ。 石井さん宅の巣は、 少し壊れかけたので、補修をしてあげたとか。 添え木が巣を下から支えている。 宮大工が作ったツバメの巣?である。 巣立ちするまでは、玄関が、 ヒナのフンだらけになるのだそうだが、 一向に気にされている様子もなく、 むしろ、嬉しそうだった。 ちなみに、ツバメは生涯ツガイであり、 オスが一足先に南国から戻って、 巣の補修をして、 メスの到着を待つのだそうだ。 最近、農園周辺では、 巣立ったツバメの家族たちが、 アシなどの長い草むらに集まっては、 いっせいに急旋回して 黄金色になり始めた稲の上を 飛び回っている。 (飛行訓練のようだ by 農園主) |
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これ、いいね (青飯編)
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2021/08/09(Mon)
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![]() 最近、農園でのランチで、 嫁さんとちょっとしたブームに なっているのが、 花月堂 さんの「青飯」こと、 「グリンピース入りのおこわ」である。 和菓子職人の作る「おこわ」って、 聞いただけでワクワクするでしょ。 こちらの赤飯も実はとても旨い。 ただ、夏はグリンピースがいい。 お味噌汁と唐揚げがいっしょにあれば、 最上級の農園ランチの出来上がり。 味楽囲さだもと店のお惣菜コーナーで、 是非、お試しを。 (9月まで楽しめるそうだ by 農園主) |
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美味さの理由(わけ)
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2021/08/06(Fri)
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仕事が少し一段落したので、
ようやく、というか、やっと、 新生 「山里のジェラテリア・山猫」 を 訪問させてもらった。 午後3時ころだったが、 まだまだ新店舗の前には、 列ができている。 さすがの人気店である。 ![]() 入店を上手くコントロール しているので、店内に混雑はなく、 周囲の川と緑と相まって、 解放感がとても気持ちがいい。 ジェラート、ソフトクリーム、かき氷 に、ポレポレの“おいCベリー”を 使ってくれている。 「素材で味が全然違いますよ」 ジェラートをカップに盛ってくれた スタッフの方がそう言っていた。 ポレポレ苺が少しでもお役に 立っていれば、嬉しく思う。 オーナーの奈美さんは、 「普通のジェラートって、 水で伸ばすの(薄める)。 びっくりでしょ。 原価を下げるために。 うちは、100%そのままだから、 ちょっとしか、作れないですけど、 でも、生産者からすれば、 せっかく一生懸命に 味の追及をしているのに、 水で薄めるって? 怒りますよね。」 消費者目線と生産者寄りの 姿勢が、お客さまのこころを 掴まないわけがない。 (ピスタチオ、旨し by 農園主) |
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いつでも真剣勝負
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2021/08/03(Tue)
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先日、今年からイチゴ作りを
始める人の育苗の様子を 見学する機会があった。 県の指導担当の方も同伴し、 「 とてもよく勉強しておられ、 ”1年目”とは思えない」 と評価していた。 確かに、頑張っている.。 ただ、それとは別に、この業界に ありがちな勘違いがある。 世間に商品として「苺」を販売する 以上は、その時点でプロであり、 商業界では当たり前のこと。 消費者の誰が、 「”1年生”のわりには、いい苺ね」 などと悠長な判断をしてくれるだろうか。 30年いや50年目の百戦錬磨の先輩方と 競合していくのである。 万が一「ダメないちご」と一度張られた レッテルは、挽回するのは難しい。 なのに、農家は少しづつ上手くなればいい、 そんな浮世離れした?雰囲気がある。 ポレポレ農園は、初年度から ロケットスタートを切りたいと思っていた。 もちろん、シナリオ通りに いかないところもあったが、 師匠のご家族の支えがあって、 何とかここまで走ってこられた。 10年目になっても、同じ緊張感である。 (お客さまの信頼を勝ち得るために by 農園主) |
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