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アランとポール ( 生きるため 編 )
2021/08/31(Tue)
 ポールは、座るのに少々難儀している。
立ち上がる時に自由の効かない後足で
踏ん張らなくてはいけないので、
座るときには、両方の後足を
いいポジションに収めておかなくては
いけないからだ。
時間をかけて、ゆっく~りと座っている。
ただ本能の警戒心からか、
外で座ることはせず、
もっぱら小屋の中で休むようになった。

【写真】アラン(左)とポール(右)が仲良く並んで草を食んでいる様子

 それでも、立ち上がるのは早くなり、
歩くのも、足を多少、引き摺ってはいるが、
日々、姿勢がよくなってきていると思う。
アランと並んで草を食べることもできる。
(左アラン、右ポール、分からないでしょ)

 歩く様子をみる限り、
膝までは動くが、足首から先の感覚が
鈍いようなので、朝夕に嫁さんと交替で
マッサージをしている。
「動くようにな~れ」 と念じながら。

(自力治癒力は想像以上だ by 農園主)


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アーチ、アーチ、アーチ・・・
2021/08/30(Mon)
 ハウスのフルオープン作業で、
天井のビニールを巻き上げたので、
残るは、パイプの骨組みだけに
なっている。
その影が脇の道路に映るとこうなる。

【写真】ビニールが巻き上げられて骨組みだけとなったハウスの影の様子

 台風シーズンに備えての作業だが、
今年は歓迎できない変数(タンソ病)が
加わったことで、フルオープン化によって、
定植後の苗を風雨にさらすことが、
感染対策上、マイナスに働く可能性も
否定できない。
一方で、フルオープンになっていれば、
ハウス内の温度を低く抑えられるので、
それはプラスである。

 いろいろ、悩ましい。
ただ、台風対策をなにもしないという
選択肢はなく、本圃ハウス2棟のうち、
温度の上がりやすい南側をフルオープン化。
北側は10月以降に北風が強まり、
苗があおられることが予想されるので、
今年はビニールを被覆したままの構えで
9月に入ろうかと思案している。

(まずは半々で by 農園主)


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ポレポレ分科会(第二波の対策を考える)
2021/08/29(Sun)
 毎朝、軽症(タンソ病)の苗を
育苗ハウスから退出させている。
それが功を奏してか、
まだ、萎える苗は見ていない。
軽症苗数も減ってきたので、
第一波のピークは越えたように思う。
しかし、なくなったわけではなく、
第二波が起きないようにしなくていけない。

 次の対策は、葉かき(葉の剪定)の
枚数を増やし、タンソ病の胞子が
付着する苗の面積を減らす。
ただ、生育との関係もあるので、
苗の状態をみながらの判断。
そこに、殺菌剤の散布の頻度を上げれば、
殺菌効果が上がるものと期待している。
なんとか、定植までに押さえ込みたい。

 もうひとつ、試みていることは、
軽症苗がどうやって、
中等症、重症化していくのか、
その経過観察をしている。
むやみに「全滅させる病気」と
怖がるだけでなく、
その一線を是非知っておきたい。
今後の栽培への大事な経験値として。

【写真】“かなみひめ”の子苗の様子

(ただで転ぶつもりはない by 農園主)


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アランとポール ( リハビリ開始 編 )
2021/08/28(Sat)
 昨日のポールは、よろよろと
5歩くらい歩いては尻もち。
それから、なかなか立ち上がれない。
その繰り返しであったが、
座るときの後ろ足の位置を
アランの座り方を参考に、
ポールの足をたたんでやると、
立ち上がれた。
いつも無造作のように見えていた
座るときの足の位置にはルールと
意味があったことを知る。
それからは、天性のバランス感覚で、
不自由な後足を、自分で苦労しながらも、
上手く仕舞えるようになって、
立ち上がれるようになり、
今朝は、自分でバケツから水が飲めた。
見ていて感激する。

【写真】小屋から出てきてバケツの水を飲むポール

 でも、切ないのは、座りたい時に
すぐ座れずにいること。
いつもなら、前足で座りたい場所の土を
ヒヅメで引っ掻くのが癖で、
それから「どっこいっしょ」と
座るのだが、麻痺している後ろ足が
思うように動かないのだろうか、
何度も何度も掻いては、立ち尽くす。
手助けをして後ろ足を摩ったりするが、
上手く座れるときもあれば、
たいてい嫌がって逃げる。
いい方法を徐々に見つけてあげたい。

【写真】日よけ用に張ったブルーシートの下で座って休むアランとポール

 でも、まずは、立ち上がれるように
なったので、進歩。
そして、ゆっくりだが、
動きまわっていて、
熱心にリハビリを自ら始めている。

(生きるチカラを信じて by 農園主)



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ポールにエールを
2021/08/27(Fri)
 一昨日、
ポールが左の後足を
時々引きずるように歩く。
ぶつけたかなと心配しながら様子見。
昨日、
夕方の散歩で後ろの両足が、
時々ふらつく。 これはおかしい。
腰麻痺(ようまひ)かも。
獣医の大先生にすぐ連絡。
翌朝往診していただけると。
今朝のこと、
ポールが自力で立ち上がれない。
やっぱりか。。。
大先生に連絡。
すぐに駆虫薬の注射を準備して
飛んで来てくださる。
「 すぐには良くならないから、
 これから長くなるけど、根気よくね」
大先生は明るく励ましてくださった。

 腰麻痺は、ヤギや羊にある病気で、
蚊を媒介して体内に侵入した寄生虫が
神経組織を破壊することで、
歩行困難などの運動障害が起きる。

 トイレや日中の日陰への移動を
どうしたものかと、悩みながら、
胴回りに農業用のネットを巻いて、
起き上がらせたり、足をさすったり。
オロオロしてしまった。
予防薬は定期的に使ってきたのだが、
残念で悔しい。
でも、突然、動けなくなって、
一番びっくりしているのは、
ポール本人に他ならない。
だから、元気に励まして、
「リハビリに励もう」 と
声をかけ続けることにした。

大丈夫。 我々とアランだけでなく、
きっと、ポールのファンの皆さまも
応援してくださるはず。
だから、全力疾走ができるように
なるまで頑張ろう、いっしょに。

(ずっとそばにいるから by みんな)

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マスク、忘れてるよ
2021/08/26(Thu)
 薬箱を農園に置いている。
いちご狩りの時にお客さまに
何かあった時の備えである。
幸いこれまでは、絆創膏と消毒液を
お子さんに時々、使ったくらい。
先日、薬箱の補充に定期的に
巡回してくれる薬品会社の
担当者と話をしたら、
「 風邪薬が全然、出なくなりましたね。
 こんなに、ひかなくなるものなんだって、
 ちょっと驚きます。」
なるほど、コロナ禍で消毒とマスクが
浸透した効果というわけである。

 一方で、ワクチン接種が先行し、
コロナ対策の模範国イスラエルにおいて、
感染者数と死者数が増加しているという
残念なニュースである。
6月にはソーシャルディスタンシングや
マスク着用などの行動規制が“解除”され、
モデルケースとして期待していたが、
変異株への対策は、まだ終わりが
見えてこない。それが現実である。
最低限の行動規範もそういうことになる。

(慣れていないので、つい忘れる by 農園主)


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ポレポレ分科会(抵抗力をつけて)
2021/08/25(Wed)
 タンソ菌は自然界のどこにでも存在し、
胞子が飛散して拡がる。カビのように。
水を媒介して感染が拡がることが多いが、
空気感染もあるので、厄介である。
高温多湿を好み、強風の雨の日に、
育苗ハウスに侵入してくることが多い。

 さて、農園では4日前に葉面上に
黒斑点を見つけ、それ以降、
散見される同様の苗は毎日隔離している。
今のところ、萎えてしまう苗はないが、
「要警戒態勢」は続く。

 当面の対策は、早期発見を続け、
殺菌剤の散布をして、感染拡大を抑えること。
さらに、治癒剤もワクチンもない中では、
苗の体力強化がとても大事かと思う。
旨い物を与えて、たとえ感染したとしても、
軽症から進ませない。
どの栄養ドリンクが効くのか、
色々、飲ませてみるつもりである。

(自分はアリナミンV&V by 農園主)


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ハシゴの上から
2021/08/24(Tue)
【写真】本圃ハウスの屋根の上にあがってビニールを剥がす作業をしているところ

 嫁さんとハウスの上に上がっている。
(てっぺんではなく肩位置の辺り)
彼女は1年振りになる。

 本圃ハウスの「フルオープン」仕事を
始めた。
これからの台風シーズンに備えるもので、
天井のビニールを巻き上げてから、
コンパクトに縛っておく。
風の抵抗をなくすという対策である。

 昨年は、初めての経験で、
結構、手間がかかり、苦労した。
2回目は、意外に順調に進む?
多分、高いところが苦手な嫁さんが
ハシゴの登り降りを含めて、
「慣れた」こともあると思う。

(気を付けながら by 農園主)

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クロちゃんです ( ちょっと慣れたの編 )
2021/08/23(Mon)
 これまで農園にいたカメたちは、
当初は、我々に見られている
気配を察知すると、首と手足の全てを
引っ込めて、ジッと固まっていたものだ。
そんな時間が結構長い。
初代クロは半年くらいそうだったと
記憶している。 
しかし、慣れると
餌を手から食べるようになる。
パクっと。これがカワイイ。

 2代目のクロは、意外に人懐っこいのか、
最近の様子は、ご覧の通りのリラックス。
もう何年もここに居ますけど。
そんな風格。

【写真】カメのクロちゃんが伸び伸びと日光浴している様子

 嫁さんがいつも「クロちゃ~ん」と
世話をしているので、
彼女の声にはよく反応する。
カメには耳がないが、
振動で感知しているとか。

(乾燥エビが大好き by クロ)


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ポレポレ分科会 (タンソ病から守る)
2021/08/22(Sun)
【写真】真上から見る子苗の様子

 今のところ、萎れる苗はない。
しかし、感染の兆候のある苗が
チラホラあり、
それを毎朝、隔離するところから、
嫁さんとの仕事が始まる。
その後に、水やりを始めると、
終わるのが10時近くまでかかる。
その頃には、苗ポットの土の温度が
上がっているので、ポットの中で、
水温も上昇してしまう。
根にいい影響があるはずもなく、
早くに水やりを終えたい。
となると、スタートを早めるしかない?
「3時からやろうよ」
嫁さんは平気でそう言う。
だよね。。。

 そういうわけで、
収穫期に大活躍したヘッドライトが
今朝から再登場しているのである。

(横からは暗いかな by 農園主)


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バッドマン・ハウス?
2021/08/21(Sat)
【写真】高設ベッドに防草シートを張った本圃ハウスの様子

 暗い雰囲気に見えるかも知れない。
本圃ハウス内の高設ベッドに
今度は黒い防草シートを張り巡らせた。
初めての試みである。
これから、ハウスを
フルオープン化していく予定で、
被覆ビニールを巻き上げて
強風の抵抗をなくすことで
台風に備えるためである。

 その時は雨、風にさらすので、
雑草の種子も飛び交う世界になる。
そのための防草シートというわけである。
多分、こんなことをしている
イチゴ農家はいないのだろうなと
思いながら、嫁さんとせっせと包む。

 やった方がいいと思ったなら、
まずは、やってみようと。
それが失敗だったなら、
次は違うことを考えるまでである。

(いつものこと by 農園主)


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国のカタチ
2021/08/20(Fri)
 ワクチンの1回目接種を
嫁さんと2人で受けてきた。
国民の半分以上が1回目を終えたと
いうから、後半の部類に入るようだが、
不満など全くない。
この時期、人との接触が少ない
イチゴ農家の順位は遅くてもいい。
それよりも、社会インフラにとって、
必要不可欠な仕事をしている方々が、
優先されるべきで、むしろ我々は
お譲りする立場にあるものと思う。

 さて、君津市の接種会場では、
駐車場のガードマンから、受付の人、
案内係の人、2回目予約の人、
アナフィラキシーショックに備える人、
相当なスタッフが手際よく
仕事をこなしておられたので、
とてもスムーズで、背中を押されるように
気が付いたら出口だった。

 ワクチン調達を含め、
会場準備には相当な費用が
かかっているものと推測する。
しかし、非常事態の時に
国民の命を守ることこそ、
行政の使命。
とても頼もしく感じた。
同時にもう少し納税できるように
経営努力をしなくてはいけない
とも思った。

(行政に感謝 by 農園主)

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ポレポレ分科会(感染症対策)
2021/08/19(Thu)
 晴れて暑くなった。 
猛暑日である。
陽を浴びて、苗は元気になるので、
体力がつくという点では歓迎できる。
一方で、タンソ菌は25℃から30℃で
活発化し増殖するので、心配。
さらに、気温が上昇すると苗は
水を多く蒸散させることになり、
感染した苗は導管に菌による障害が
出てくるので、水が吸い上げられずに
次々と萎れていく。
晴れ日には、両刃の面がある。

【写真】育苗ハウスの様子

 そういう中で、当園のイチゴたちは、
とても頑張っていると思う。
今のところ、萎れた苗はなく、
むしろ、日光を取り込んで、
溌剌としているようにさえ見える。
(ひいき目)
もちろん、嫁さんと毎朝の
“怪しい苗チェック”は続けていて、
油断は全くできない。

(いちごを守るために by 農園主)

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あおぞらの大仕事
2021/08/18(Wed)
 やっと、アランとポールの爪切り
(正確には蹄切り)が出来る。
月一回は切ってあげるのだが、
雨で延び延びになっていた。

 爪を切る時には、盛り上がっている
肉球も切って、できるだけ足裏の
着地面を平らになるようにしている。
ところが、前回はアランの肉球を
ちょっと切り過ぎて、
流血させてしまった。
結構、痛かったと思う。
珍しくアランも逃げ出した。

 だから、今回は足の裏を大人しく
見せてくれるかどうか、
心配だったのだが、
「今回は上手くやるから」
とマジに言うと、
アランはじっと見つめた後、
大人しく切らせてくれた。

【写真】訴えるような目ででこちらを見るヤギのアラン

(慎重にやりましたよ by 農園主)

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葉水が旺盛
2021/08/17(Tue)
 朝一の仕事は、
これまでの「苗の水やり」ではなく、
その前に13,000株全ての苗の
「健康チェック」。
体温センサーがあって、
体調を申告してくれれば、
楽なのだが、そうはいかないので、
丹念にひとつひとつ、
嫁さんと目視していく。

 タンソ菌に感染すると、
葉柄に赤黒い斑点、
葉面に黒い斑点が出ることが
特徴的なので、苗の「上」と「横」の
両方から観察していくことが大事かと思う。
初日の今日は、結構、体勢が辛かったが、
「慣れれば大丈夫よ」健脚な嫁さんである。

【写真】下から見る子苗の様子

 観察しながら、危なそうな苗は、
取り除き、位置をマーキング。
“クラスター”の可能性もあるので、
周辺の苗も取り除く。
怪しい段階は、別のマークをして、
要経過観察とする。
いずれも追跡調査のためである。
苗たちが勝手に動き回ることがないのは、
幸いである。

(さて、暑くなりそうだ by 農園主)


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10年目の洗礼か。。。
2021/08/16(Mon)
 先週、様子のおかしい苗を見つけた。
赤黒い斑点がランナーと葉柄に。うん?
農業事務所(普及センター)の担当者に
病理検査をお願いしていたところ、
タンソ菌が検出されたとの回答が来た。
やっぱりか。

 自然界にどこでも存在する菌なのだが、
感染が拡がり、最後は枯れていくので、
とても厄介である。
多かれ少なかれ、この病気と闘いながら、
あるいは、上手く付き合いながら、
栽培を続けていくのが、
イチゴ農家の宿命である。
それは知っているが、
これまで10年間は、無縁で来れたので、
少々、へこむ。

 しかし、ぼんやりしている暇はない。
やるべきことは、
「感染を拡大させないこと」
巷でいつも聞いているフレーズ?
みたいだが、今のところ、
圃場で感染が拡がっている様子はなく、
枯れる苗はないが、最大級の警戒態勢で
嫁さんと構えている。

 幸い、頼りになる農家仲間が
いてくれるので、情報、知見と
アドバイスをいただいている。心強い。 
まずは、早期発見。

(明日から by 農園主)

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旬の味が好き
2021/08/15(Sun)
【写真】木更津・矢那の梨

 梨の季節になった。
地元のお客さまである“一介さん”から
早速、今年の初物をいただいた。
木更津の矢那(やな)の梨だ。
美味しい梨園が多く、有名な地域である。

 でも、矢那だからなんでもいい、
というわけではなく、
それぞれに皆、お気に入りの農園があり、
それが当然という土地柄でもある。
旬な果実の食味にとても敏感で、
それを楽しみにしているのである。

 苺に対しても、そこは同様なので、
生産者にとっては、
とても厳しい環境かも知れないが、
でも、だからこそ、やりがいもある。

(努力を必ず解ってくれるので by 農園主)

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人間にもイチゴ、ヤギにも
2021/08/14(Sat)
 猛暑の後には集中豪雨が続く。
過酷な天候の日々である。

 葉かき(葉の剪定)をしたが、
生育が心配である。

【写真】1回目の葉かき作業を終えた育苗ハウスの様子

 アランとポールは、
終日、小屋に缶詰め状態。
ポールの左頬が少し腫れているようだ。
ぶつけたのか、それとも体調不良か。
心配ごとがあちこち。

(それでも、歩みを止めないこと by 農園主)

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焼きたい気持ち
2021/08/13(Fri)
 よく通る道沿いに「焼き鳥や」がある。
入店したことはなかったが、
先日、店のガラス窓に
「緊急事態宣言のため、木金土日曜日の
“持ち帰り”のみ営業中」との張り紙。

 繰り返される飲食店への制約の要請で、
休業補償をもらって休むという
当然の選択肢もある中で、
「それでも焼き鳥を俺は焼きたいんだ」
という、店主の叫びみたいなものを
その張り紙から感じて、
2週連続でお邪魔している。

【写真】焼き鳥の盛り合わせ

 そもそも、焼き鳥ってなぜこんなに
ワクワクさせてくれるのか、不思議。

 嫁さんと共通の好物である“ぼんじり”が
テイクアウトのメニューにはないのが
少し残念だが、名物「もつ煮」はいける。

 ジョイフルホンダの近くと言えば、
地元の方々はわかるであろうか。
応援だけではない、
こちらもたっぷりと楽しませて
もらっている。

(塩に限るね by 農園主)

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先を読む
2021/08/12(Thu)
 コロナの感染者数が
うなぎ上りに増加しているが、
株価は上昇を続けている。
悲観ムードはない。
そのカラクリは、「致死率の低下」に
焦点が変わったためと
解釈されているそうだ。(日経新聞)
1年前の致死率は、20%だったのが、
現在は、約0.2%にとどまる。
ちなみにインフルエンザは、0.1%。
経済封鎖が起きるような事態では
もはやない、という見立てである。

 一方で、「災害医療」と尾身さんは、
医療現場の切迫感を訴え、
「外出を半減させる」と
当面の目標を示す。

 経済活動と医療体制保護の両立は、
当初から言われてきたことだが、
両者の関係に変化が起きてきている。

(ただ株価もよく間違える by 農園主)

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真夏日の午後
2021/08/11(Wed)
 1日に何度“暑い、暑い”と
言っていることやら。
昼間はハウスには入れないので、
クラブハウスの中で避暑。
クーラーはなくとも、
田んぼの風が通るので、
普通に昼寝ができる。

【写真】クラブハウス内から見るアラン・フィールド

 ドア越しには、
いつもアランがいる。
日陰に座って、
のんびりと反芻している姿を
見ていると、
涼やかな気分になる。

(風を感じてる? by アラン)

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ツバメの旋回
2021/08/10(Tue)
 先日、宮大工の親方である
石井さんの作業場を訪れた時のこと。
向かいにあるお住まいの表玄関が
わずかに開いていて、そこから、
ツバメが颯爽と飛び出してきた。
えっ?
中を覗くと、玄関の天井に巣があった。
「もう6年目くらいになりますかね」
照れくさそうに、そう言われた。
ツバメは渡り鳥で、春にフィリピンや
インドネシアから帰ってきて、
産卵・子育てをして、秋にまた渡っていく。
巣は壊れないかぎり使い続けるものだそうだ。
石井さん宅の巣は、
少し壊れかけたので、補修をしてあげたとか。
添え木が巣を下から支えている。
宮大工が作ったツバメの巣?である。
巣立ちするまでは、玄関が、
ヒナのフンだらけになるのだそうだが、
一向に気にされている様子もなく、
むしろ、嬉しそうだった。

 ちなみに、ツバメは生涯ツガイであり、
オスが一足先に南国から戻って、
巣の補修をして、
メスの到着を待つのだそうだ。

 最近、農園周辺では、
巣立ったツバメの家族たちが、
アシなどの長い草むらに集まっては、
いっせいに急旋回して
黄金色になり始めた稲の上を
飛び回っている。

(飛行訓練のようだ by 農園主)

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これ、いいね (青飯編)
2021/08/09(Mon)
【写真】富津・花月堂の“青飯(グリンピースおこわ)”

 最近、農園でのランチで、
嫁さんとちょっとしたブームに
なっているのが、
花月堂 さんの「青飯」こと、
「グリンピース入りのおこわ」である。
和菓子職人の作る「おこわ」って、
聞いただけでワクワクするでしょ。

 こちらの赤飯も実はとても旨い。
ただ、夏はグリンピースがいい。
お味噌汁と唐揚げがいっしょにあれば、
最上級の農園ランチの出来上がり。
味楽囲さだもと店のお惣菜コーナーで、
是非、お試しを。

(9月まで楽しめるそうだ by 農園主)

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雲は白か黒か
2021/08/08(Sun)
【写真】農園上空の大きな黒い雲

 黒い雲が立ち込める。
本来、雲は全て白いものだが、
厚い雲だと影ができて黒く見える、
というのが、正しいそうだ。

 台風が連続発生している。
農園周辺は朝から
激しい雨が降ったが、
幸い被害はなく、雨の中、
子苗のポットに固形肥料を配る。
ハウスの天井に強い雨音がするが、
淡々と進めているといつの間にか、
気にならなくなる。
晴耕雨読とはいかず、
日曜日の大雨の日にも仕事はある。
生きものを育てるとは
そういうことであり、
時には、ひどい悪天候でも、
それも含めて、
自然に生かされている、
ということなのだと思う。

(僧侶の気持ち by 農園主)

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山あり谷あり
2021/08/07(Sat)
【写真】切り離し作業を終えた“おいCベリー”の苗の様子

 “おいⅭベリー”の切り離しが終わり、
全品種の子苗が独立した。
苗数は揃ったので、個々の筋力は、
これからの育て方次第という段階に入る。

 さて、おいCベリー。
今年のテーマは、収穫の切れ目なく、
継続的に実を生らすこと。
いちご業界でいう
「“谷”をいかに小さくするか」
ということである。
昨シーズン中は、
おかげ様で人気の品種となり、
「今日は、ないの?」
という声をいただいた。

 その時に、
「 収量が少なかったので。。。」
という言い訳でなく、
「 開店時は、たくさん
 ご用意していましたよ。」
そう胸を張りたい。

(やる気満々 by 農園主)

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美味さの理由(わけ)
2021/08/06(Fri)
 仕事が少し一段落したので、
ようやく、というか、やっと、
新生 「山里のジェラテリア・山猫」
訪問させてもらった。
午後3時ころだったが、
まだまだ新店舗の前には、
列ができている。
さすがの人気店である。

【写真】山里のジェラテリア・山猫の2種ジェラート

 入店を上手くコントロール
しているので、店内に混雑はなく、
周囲の川と緑と相まって、
解放感がとても気持ちがいい。

 ジェラート、ソフトクリーム、かき氷
に、ポレポレの“おいCベリー”を
使ってくれている。
「素材で味が全然違いますよ」
ジェラートをカップに盛ってくれた
スタッフの方がそう言っていた。
ポレポレ苺が少しでもお役に
立っていれば、嬉しく思う。

 オーナーの奈美さんは、
「普通のジェラートって、
水で伸ばすの(薄める)。
びっくりでしょ。
原価を下げるために。
うちは、100%そのままだから、
ちょっとしか、作れないですけど、
でも、生産者からすれば、
せっかく一生懸命に
味の追及をしているのに、
水で薄めるって?
怒りますよね。」

 消費者目線と生産者寄りの
姿勢が、お客さまのこころを
掴まないわけがない。

(ピスタチオ、旨し by 農園主)


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紹介制のいちご?
2021/08/05(Thu)
【写真】湊くんご家族から届いた老舗のクッキー詰め合わせ

 ピンク色のかわいい箱に入って、
宝箱のようなクッキーが農園に届いた。
湊くんご家族からだ。

 お店の名前を見て驚く。
東京番町のお店。 えっ?
紹介がなければ手に入らない
貴重な逸品のはず。
蓋を空けて、
140年の歴史とそのこだわりに感動。
子苗の切り離し作業の休憩時間の度に
嫁さんと「今度はどれ食べてみる?」
箱を覗き込む。
そういう楽しみをいただいた。

 あれ? お礼のお電話した?
嫁さんと顔を見合わせる。
食べることに夢中になりすぎて、
お恥ずかしい限りである。。。

「ここまでの世界があるよ」
きっと、ご家族から農園に向けた
エールだと感じている。

(目標は高く by 農園主)

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“かなみひめ”の今
2021/08/04(Wed)
【写真】独り立ちした“かなみひめ”の苗の様子

 恐る恐る子苗を切り離したが、
活着の状態は良好で安心した。
いいスタートを切れたようだ。

 今シーズンは、“かなみひめ”の
小粒の味覚を充実させたいと思っている。
昨シーズンは、直売所“味楽囲”で
初めて“かなみひめ”を食べる人が
多かったので、特大の粒で、
印象付けたいと考えていた。
おかげ様で、ファンの方ができたので、
ちょっと違う一面を楽しんでほしい
という願いである。

(まずは健康な苗作りから by 農園主)

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いつでも真剣勝負
2021/08/03(Tue)
 先日、今年からイチゴ作りを
始める人の育苗の様子を
見学する機会があった。
県の指導担当の方も同伴し、
「 とてもよく勉強しておられ、
 ”1年目”とは思えない」
と評価していた。
確かに、頑張っている.。
ただ、それとは別に、この業界に
ありがちな勘違いがある。

 世間に商品として「苺」を販売する
以上は、その時点でプロであり、
商業界では当たり前のこと。
消費者の誰が、
「”1年生”のわりには、いい苺ね」
などと悠長な判断をしてくれるだろうか。
30年いや50年目の百戦錬磨の先輩方と
競合していくのである。
万が一「ダメないちご」と一度張られた
レッテルは、挽回するのは難しい。
なのに、農家は少しづつ上手くなればいい、
そんな浮世離れした?雰囲気がある。

 ポレポレ農園は、初年度から
ロケットスタートを切りたいと思っていた。
もちろん、シナリオ通りに
いかないところもあったが、
師匠のご家族の支えがあって、
何とかここまで走ってこられた。
10年目になっても、同じ緊張感である。

(お客さまの信頼を勝ち得るために by 農園主)


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“紅ほっぺ”の様子
2021/08/02(Mon)
【写真】独り立ちした“紅ほっぺ”の苗の様子

 “紅ほっぺ”の子苗を切り離した。
今シーズンは、
“やよいひめ”の株数を増やしたので、
その分、主力のひとつである
“紅ほっぺ”の数を減らすことにした。
人気の品種なので、
少々冒険かも知れないが、
収量は多いので、うまくバランスが
とれるものと期待している。

 今の様子はというと、
ムシたちに攻められている。。。
ヨトウとホコリダニ。
しっかり退治してあげなければ。

(主力ですから by 農園主)

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