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いざ、独立へ
2021/07/31(Sat)
【写真】切り離し作業を始めた育苗ハウスの様子

 子苗のランナーをひとつひとつ切り離し、
いよいよ独り立ちの時期となった。

 まずは、もっとも順調な増殖ペースだった
“やよいひめ”から始める。
旺盛なため、混み合ってきたので、
早く手入れをしてあげたかったタイミング。
一気に清々した感じである。
しかし、まだまだ、ひ弱な苗。
これから筋肉質な苗に仕立てて、
恒例の「今年の苗がポレポレ史上一番」と
またお伝えできるようにしたいと思う。

 ちなみに、アランとポールは、
夕方の散歩の時間がいつもより
大幅に遅れたが、並んで座って待っていた。

 「切り離し始めたの?」
そう言っているようにも見えた。

(いちご屋のヤギですから by 農園主)


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いざ、独立へ
2021/07/31(Sat)
【写真】切り離し作業を始めた育苗ハウスの様子

 子苗のランナーをひとつひとつ切り離し、
いよいよ独り立ちの時期となった。

 まずは、もっとも順調な増殖ペースだった
“やよいひめ”から始める。
旺盛なため、混み合ってきたので、
早く手入れをしてあげたかったタイミング。
一気に清々した感じである。
しかし、まだまだ、ひ弱な苗。
これから筋肉質な苗に仕立てて、
恒例の「今年の苗がポレポレ史上一番」と
またお伝えできるようにしたいと思う。

 ちなみに、アランとポールは、
夕方の散歩の時間がいつもより
大幅に遅れたが、並んで座って待っていた。

 「切り離し始めたの?」
そう言っているようにも見えた。

(いちご屋のヤギですから by 農園主)

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コロナ禍での圃場視察
2021/07/30(Fri)
 君津いちご部会の勉強会で、
仲間の育苗の様子を見学。
といっても、かつてのように
座学や食事会は自粛している。
さびしいが、それでも屋外で
久しぶりに皆と情報交換できるのは、
とても貴重な時間である。

 これまでイチゴ狩りをせず、
直売専門で販売してきた方々からは、
「夫婦2人だけやったの?」
当園の話を聞いてみんな驚く。
「ハイ、でも体力の限界も知りましたよ。」
そう言うと、口をそろえて、
人手を確保した方がいいよ、と。
一方で、デリケートな(傷がつきやすい)
苺の仕事を他人に手伝ってもらう
難しさも教えてくれた。

 また、イチゴ狩りについては、
昨シーズン、君津地域で完全休園したのは、
当園だけであったので、
来シーズンはどうするのか、
興味津々で聞かれるのだが、
正直、わからない。
胡麻化しているわけではなく、
コロナの状況とお客さまの希望と、
自分たちのやりたいことと、
ベストマッチを探り続けている。

(柔軟に by 農園主)

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夢をかなえるために
2021/07/29(Thu)
 新しくいちご農家になりたいという
女性の方から相談を受けた。
看護師の仕事を辞めて、
お子さんといっしょに働ける環境を
求めておられる。
是非、応援したいと思う。

 ただ、前途は決して楽ではない。
栽培技術の習得にとどまらず、
東京在住の非農家なので、
まずは「農地」を見つけなくてならない。
耕作放棄地がこれだけ溢れていても、
ハードルは高い。

 そもそも農地は、「農家」しか
貸借や売買ができない。
農地が商業用に流用されるリスクを
防ぐためである。
でも、新規の人は
まだ農家になっていないのに
どうやって、借りるの?
こういう不思議なことを
ひとつひとつ、法律を遵守して、
クリアしていかなければならない。
やるべき手順は伝えたと思う。
あとは、本気でやるかどうか。

(動き続けてほしい by 農園主)


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アランとポール(夕暮れの様子)
2021/07/28(Wed)
 真夏の2頭の行動パターンは、
清々しいほどにマイペースである。

 涼しい早朝に活動するかと思いきや、
この時間帯は小屋の中で爆睡している。
“涼しくて気持ちいい”と
満喫しているようだ。(羨ましい)
ポールにいたっては、
手足を伸ばして寝そべっているので、
その後ろ姿は、まるで着ぐるみの人みたい。

 7時過ぎにようやくトイレに起きてきて、
2頭で連れションの後、少し草をつまみ出す。
やがて日差しが強まってくると
日陰に入って反芻しながらのんびり。
昼間は、毛が薄くて暑さに弱いポールは、
もっぱら、小屋の中なのに対し、
アランは、時々、日光浴も楽しむ。

 午後4時になると、
決まって2頭そろって動き出し、
出入口の前でこちらを凝視。
散歩に出かけるのを
静かにじっと待つ。
「 涼しくなってきたよ、
 そちらも仕事始めたら?」
そういう“圧”を感じる。

 1時間も出かけると十分満足し、
その後は自分たちの小屋周辺で、
暗くなるまで過ごすのが
好きなようである。

【写真】夕暮れ時のアランとポールの様子

(夕涼みの時間帯 by 農園主)

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北への進路
2021/07/27(Tue)
 台風8号は東北に進み、
宮城県への上陸の場合は、
観測史上“初”になるそうだ。
もはや、初めてという言葉には、
すっかり免疫ができて、
驚かなくなってきた。
「異常」気象は日常的になっている。

【写真】農園前の田んぼの稲穂が風になびいている様子

 朝方は、農園前の青い稲穂が、
波のようにうねっていたが、
昼過ぎには、晴れ間が出始めた。

 今回のハウスの台風対策としては、
この時期にはまだ “フルオープン”
(被覆ビニールを全て巻き上げておく)
は、準備が間に合わない。
本圃ハウスの片づけがようやく
終わったばかりなので、
必然的にハウスを密閉して
風に耐える作戦となるが、
再建後のハウスは、
構造の強靭化をはかったので、
こういうケースも想定している。

 「異常」に対抗するには、
多様で柔軟な選択肢を周到に
準備しておかなければいけない。
2段構え(いや、それ以上?)の
仕様が求められるのだと思う。
“ブラック・スワン”
(標準偏差に基づく予想の外側)
も、想定内にするために。

(考え続けること by 農園主)

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“かなみひめ”の今
2021/07/26(Mon)
【写真】子苗(かなみひめ)の様子

 親苗から切り離されたばかりの子苗たち。
ショックがあるに違いないが、
しっかりと兄弟で支えあっている様子。
ただ、長雨の影響で根の張り方は、
まだまだ弱く、徒長気味でもある。
もともと根張りには、
時間がかかる品種なので、
ここからの見守りが大事。
急がず、でも過繁茂になることは避けたい。
イチゴたちのペースと気候状況を見ながら、
じっくりとサポートしていきたいと思う。

(あと2ヶ月 by 農園主)


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忘れていた大事なこと
2021/07/25(Sun)
【写真】青い空と白い雲と緑のアランフィールド

「また、そこで撮ってるの?」
嫁さんに笑われている。
クラブハウスから見えるアランとポールの
上空に浮かぶ雲がとてもキレイで、
つい写真を撮りたくなる。

 この光景は10年間見てきたはずなのだが、
“雲”って、こんな風に見えたっけ?
そう感じているのは確かに不思議だ。
昨年の今ごろは、
津田さん(安房竹材)や
星野さん兄弟とともに
再建工事で汗だくになっていた。
「絶対に定植(9月)には間に合わせる」
と意気込んで、溝を掘ったり、
パイプを打ち込んだり。
今から思えば、上を見上げる余裕すら
なかったということなのかも知れない。

 目線の角度をほんの少し上げるだけで、
視野はまったく変わる。
見えるものは、遠くへ行けば行くほど、
どんどん広がってくる。
ツライ時こそ。

(雲を眺めながら by 農園主)

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親への感謝
2021/07/24(Sat)
【写真】親苗を切り離した後の育苗ハウスの様子

 親苗から子苗たちを切り離す。
まずは、“やよいひめ”と
”紅ほっぺ“ から始めた。
真ん中の空いたスペースが
親苗たちがいたところである。

 この2ヶ月、
それぞれの親苗たちは
40苗ほどの子苗を、
ランナーを通じて、
養分を配給し育ててきた。
その「へその緒」が
なくなることになるが、
それでもまだ兄弟同士は、
ランナーでつながっているので、
しばらくは、相互に助け合う。
そうすることで、根張りが進む。
その生育の様子を確認しながら、
次のステージでは、
子苗の独立を促すことになる。

(強く育て by 農園主)

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太陽熱
2021/07/23(Fri)
【写真】夏空の下で、熱消毒中の本圃ハウス

 高設ベッドの土の
病害虫防除のために、
オフシーズンには、
ハウスを締め切って、
太陽熱で高温消毒をする。
今日は、真夏日で絶好の日和。

 タンソ病の退治には、
土中温度50℃以上で連続2時間。
その温度以下ではより長時間が要る。

 今日の炎天下での測定では、
13時に50℃に達すると、
その2時間後には60℃近くまで上昇。
無事、退治できたものと思う。

(サウナ。。。 by 農園主)


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熱中症アラート
2021/07/22(Thu)
【写真】夏空の下に建つ真っ白のクラブハウス

 昼間の暑~い時間帯は、
とてもハウス内では仕事ができないので
“クラブハウス”の中で避暑をしている。
宮大工の親方石井さんに造ってもらった
このスペースは、天井が高く、
風通しが抜群なので、
クーラーはもちろん、扇風機もいらない。
予算の都合で、内装は一切作れず、
断熱材はなにもないが、
多分、アスファルトの風と田んぼの風の
違いではないかと思う。

 ランチの後、読書をする時間ができたのは、
小さなシアワセである。
嫁さんはお気に入りのハンモックに
揺られて休むのが日課になっている。

(田んぼのクーラーを感じながら by 農園主)


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暑い中での熱処理
2021/07/21(Wed)
 本圃ハウスの片づけが進み、
いよいよ高設ベッドの培土を
熱消毒する準備に入る段階に
こぎつけた。これが終わると、
ようやくシーズンの節目という
感じになる。

【写真】高設ベッドに熱消毒のための黒マルチを張った本圃ハウスの様子

 黒マルチで覆って、
ハウスを閉め切ることで、
高温(45~50℃)の熱処理をする。
コロナはわからないが、
イチゴの大敵タンソ病は、
死滅するというデータである。
相手の弱点がわかっているのだから、
やるに決まっている。

(暑くて汗だくでも by 農園主)

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13年間の進化
2021/07/20(Tue)
 五輪の試合が開会式に先行して
明日始まる。 女子ソフトボール。
あの感動の金メダルは13年も前のことだが、
上野投手は健在。
進化した彼女の雄姿が楽しみである。

 一方で、コロナ感染は増加が続く。
でも、重症化する人は減っている。
これは、ウィルスの進化の結果という見方が
あるそうだ。

「 ウィルスにとって人間が
 恰好の獲物だとすると、
 死亡させてしまっては、
 自己の存在も危うくなる。
 自己増殖が最大の目的なのだから、
 今の変異株の感染状況は、
 ウィルスにとっては、
 順調な進展ということなのかも。」
 (細菌研究で博士課程修了の仲間)

 この話は、正直、腑に落ちた。

「 コロナはなくならず、
 共存しなくてならない。」

 それが常態化していく世の中で
生きていくための心構えと
考え方のヒントがあると思う。
我々も負けずに進化する。

(ガンバレ、ニッポン by 農園主)

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いつもの風景を見ながら
2021/07/19(Mon)
 宇宙飛行士の野口聡一氏が
半年間の任務を終えて5月に
無事に地球に帰還。 リハビリの後、
先日のインタビュー会見を目にした。
「宇宙ステーションが制約とか
危険が多い、ストレスに満ちた生活かと
思っていましたけども、
むしろ地上のほうが大変だなと。
これは別にちゃかしているわけではなくて、
やはりコロナウイルスの影響、
そしていろいろな、さまざまな災害など・・・」

 それでも、
「地球がまだまだ美しいことも
 知ってほしい」 と。
宇宙で地球は一番美しい星なのだそうだ。

 農園を始めて10年。
見慣れた風景をあらためて眺めている。

【写真】青い空と白い雲と緑のアランフィールドが見える農園風景

(空と風と緑と by 農園主)

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風の心地よさ
2021/07/18(Sun)
 暑くなった。
汗をかく、でもその後の爽快感がいい。
しかし、炎天下の日差しはハンパない。
それは、イチゴの苗たちにとっても同じこと。
ましてや、雨風をしのぐために
ハウス内で育てているので、
暑さは一層増す。
きっとツライに違いない。

 昨年は、長梅雨とその後の猛暑で、
苗の病気が全国的に蔓延した。
栽培環境の難しさ、である。
当園も他山の石は拾いまくりたいので、
その教訓は取り入れたい。

【写真】循環扇2機を増設した育苗ハウスの様子

 今年のカイゼンは、
津田さん(安房竹材)にお願いして、
2つの育苗ハウスの上部にそれぞれ
循環扇(扇風機)を追加で設置してもらった。
従来からあった2機を倍増したことになる。
ハウス上部に暖気が溜まることを
避けるのが狙いである。

(だって、気持ちいいから by 農園主)

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暑いのが好き
2021/07/17(Sat)
【写真】子苗の数がそろった育苗ハウスの様子

 子苗が目標数(13,500苗)まで揃った。
準備していた育苗ポットが
全て埋まったということで、
例年とだいたい同じくらいの
ペースである。
雨続きだったので、
苗たちは陽を浴び始めたばかり。
根張りの状態や苗質は
まだまだこれからだが、
まずは第一関門を“突破”できた。
小さな目標をひとつひとつ
クリアしていくこと。
それが、毎日の過ごし方であり、
麦酒を美味くする秘訣でもある。

(梅雨も明けたしね by 農園主)

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ポールのあかっぱな
2021/07/16(Fri)
 暑いと塩味が欲しくなる。
最近の農園で食べるランチでは、
みそ汁が特に美味しく感じる。

 アランとポールの小屋には、
それぞれに20センチ四方の
「鉱塩」の赤い塊が置いてある。
好きな時に舐められるように。

 アランは昔から節度を持って、
体内に補給している感じなのだが、
ポールは小さいころから大好きで、
こまめに舐めるだけでなく、
これを枕にして寝ることもしばしば。
だから、寝起きの顔は、
こんな様子だったりする。

【写真】真っ赤な鼻で見上げる寝起きのポール

(酔っ払いではない by 農園主)

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品位
2021/07/15(Thu)
 我が家の外食回数が減ったのは、
コロナ前からのことで、
数年前にダイエットを
始めたことがきっかけ。
そうはいっても、
美味しいものは食べたいので、
時々はレストランに向かう。

 今日のランチは、
街中からはずれているが、
車通りの多い街道沿いの店。
新しいが人気の店と聞いていた。
少し早い時間だったが
すでに来店者はいた。
料理は確かに評判通り。
ただ、なんとなく落ち着かない。
なぜなら、帰る頃には満席で、
店内には人がぎっしりと
座っていたからだ。
その光景を見たら、多分、
入店は最初から躊躇したと思う。

 一方で、人気店であるために
来店客を断りながらも、席数を制限して
運営しているお店もある。

 コロナとは長期戦になることは避けられず、
たとえ、ワクチンを接種しようとも、
共存をしていく覚悟が要る。

 そういう「新世界」で必然的に
選ばれていく店は明らかで、
銀行や卸問屋からの非現実的な圧力を
頼まずとも、自然淘汰されていくものと思う。

(新「居心地」の良さ by 農園主)


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晴れのち雨
2021/07/14(Wed)
 本圃ハウスの片づけが、
ようやく終わりに近づいてきた。
梅雨明け前には、済ませたいと
毎年、計画を立てている。

【写真】高設ベッド上に置かれた灌水チューブ

 今日は、かん水チューブを掃除。
37mのチューブのこっちと向こうに
嫁さんと分かれて進める。
「行くよ~」
「ハ~イ」
何度も声を掛け合っていると、
ときどき、つられて外で草を
食べているアランが
「メェ~」と大声で答えてくる。

 途中で夕立があって、
アランとポールは少々濡れてしまったが、
あまり気にする様子もなく草を食べ続け、
涼しかったのかも?
一方で我々は、ハウスの換気を
閉め切らざるを得なかったので
蒸し蒸しの暑い午後であった。

(この時期の日常 by 農園主)


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小さい道具
2021/07/13(Tue)
 暑さとともに、毎朝の水やりの
時間が長くなってくる。
使う道具は、ノズル1本であるが、
これを夏には数時間握っている。
ひとつひとつのポットに水かけを
していくものなので、
少々こだわりもある。
地元の金物屋やホームセンターにも
数種類あるのだが、
専門メーカーのものがいい。
10年近く使い込んできたものから、
先日、新品に買い替えた。
水の出方が、柔らかくて優しい。
苗たちもそう感じていると思う。

【写真】新調した散水ノズル

(気持ち良さそうでしょ by 農園主)

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平等の意味
2021/07/12(Mon)
 君津市で16歳以上の
ワクチン接種の予約が始まった。
案の定、受付開始後、
ネットは混みあっていたが、
イチゴ狩りの予約を受け付けていた
経験から、20分過ぎが勝負と
思っていたので、慌てない。

 少々、遠い会場ながら19分過ぎに
無事に2人分が取れた。
君津は広い街なので、会場は
山を越えていくことになるが、
無料で注射してもらえるのに、
文句などあろうはずがない。

 ただ、ネットがつながった瞬間に、
予約日も時間も確認する間もなく、
実行キーを押した人間としては、
接種予約券に勝手に日付指定をして
送付していただいてもよかったとも思う。

(次のカイゼンのご参考に by 農園主)


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赤い腕と首の後ろ
2021/07/11(Sun)
 君津では、梅雨明けを連想させる
青空と暑さ。 汗だくになり、
日焼けした腕と首がヒリヒリする。
夏はもうすぐそこまで来ている。

「寒いのと暑いと、どっちが好き?」
嫁さんに毎年初夏に聞いているような気も
するが、質問をすると(自分は「夏」)、
嫁さんは「中間がいい」と決まって答える。

さて、イチゴたちはというと、
この数日の晴れ日で、すっかり元気を
取り戻し、生き生きしてきた。
やっぱり、太陽は偉大な存在と実感する。
それでも、暑すぎるのは人間同様に
キツイので、遮光や風通し、
換気には気を遣う。
中間がいいようである。

【写真】久しぶりの太陽の日差しをうけるイチゴの苗の様子

(やっぱりね by 農園主)


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アランとポール(新築編)
2021/07/10(Sat)
 アランの小屋が10年経ち、
床が錆びてグダグダになってきた。
小屋の出入り口の鉄柱は、
アランとポールがいつも角と頭を
ゴシゴシと“本気”で掻くので、
いつの間にかグラグラになってしまった。
いや、しばらく前になって
しまっていたのだが、
オフシーズンを待って、
かわいいアランのために、老後の?
新しい住まいを新調することにした。

 組み立ては、これまでと同じ仕様なので、
順調に進む。 3回目になる。
しかし、古い小屋の解体に予想以上に苦戦。
ネジが錆びていて、ニッチもサッチもいかない。
嫁さんと大汗をかきながら、
最終的には、金属のカッター工具で、
やっつけた。

【写真】組み立て中の新しい小屋を見に来たアランとポール

 途中で、出来栄えをチェックするために
2頭が内覧。
まだ、屋根がついていなかったので、
暑い中、2頭にはポールの小屋の中で
しのいでもらった。

 夕方になって、
ようやく新居を引き渡しすると、
アランが嬉しそうにすり寄ってきて、
日焼けした赤い腕をペロペロと舐めた。
お疲れ様とお礼を言いに来たのだと思う。
つられて、ポールもしばらくペロペロする。

(これ以上の報酬はない by 農園主)

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コメの先行き
2021/07/09(Fri)
【写真】農園前の田んぼを飛ぶ防除用ラジコン・ヘリ

 農園周辺の田んぼで、
今年もラジコン・ヘリが飛んだ。
稲の病害虫防除のための
薬剤の空中散布が目的である。
昨年は、雨続きで延期に次ぐ延期で、
いつやるの?と地元では心配された。
今朝も雨が降り出し、また?と思ったが、
天気は持ち直して数時間遅れで開始された。

 毎年、この防除を依頼する田んぼの面積が
目に見えて減っている。
理由は、兼業農家が減っているため。
その田んぼは、ほんの一部の「高齢」の
専業農家に次々と集約されている。

 この話を1年前も書いたような気がする。
でも、コメ農家の担い手不足の実情は、
君津では年々、深刻さを増している。

 コメの需要が減少しているのだから、
米価の低下とともに当然と考えるのか、
それとも将来の自給自足への不安と
考えるべきなのか。

(ヘリを見ながら思う by 農園主)


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国民の健康のために
2021/07/08(Thu)
 東京は4度目の緊急事態宣言が発出され、
オリンピックもその中で開催される。
無観客にすべきかどうかという議論が
(今さら)再燃している。

 ワクチン接種が進む米国では、先週には
空港の利用者数がコロナ前の水準まで回復、
鉄道も8割まで戻ってきたそうだ。
欧州では、欧州サッカー選手権が開催され、
ロンドンでは4.5万人がスタジアムで
毎試合熱狂している。

 この差は、ワクチン接種への取り組みへの
遅れによるものに他ならない。
政策が後手になったのだと思う。

 しかし、変異株へのワクチンの効果が
低下している(イスラエル保健省)
との見方もあり、それを裏付けるように
英国では感染者数が再拡大している。

 偶然にも、世界から周回遅れだった
我が国が、これを「他山の石」とする
好機を得たとも言える。

(大胆な判断を願う by 農園主)


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格好いいわけない?
2021/07/07(Wed)
【写真】育苗ハウスの様子

 育苗ハウスの中の環境を
快適に保つことは、苗の生育にとって
大事なことだと考えている。

 千葉市からイチゴ農家の方が
見学に来られたが、
当園は特別なことをしているわけではなく、
参考になったかどうか。

 「キレイにされていますね」
ハウス内を褒めていただいたが、
実はそれが出発点であり、
ある意味ではすべてである。

 毎朝のかん水でポットから
少しずつ流れ出る土が積もれば、
そこに苔が生え、いずれ草が生える。
そこにイチゴの大敵である
タンソ病が潜む可能性があるとすれば、
その掃除から仕事は始まるということである。
ITによる環境制御や栄養分析は、
その次の段階かと思う。
だから、嫁さんと這いつくばっている。

(イチゴたちのために by 農園主)

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税金の話(続き)
2021/07/06(Tue)
 先日、木更津税務署の担当官が来園
されたことをお伝えした。
当園が申告した消費税の還付の精査を
することが目的であった。

 その結果通知が正式に文書で届いた。
「更正決定等をすべきと
 認められない旨の通知書」
という難解なタイトルが興味深い。
普通は、申告内容が間違っていることが
前提なので、更正するところがない場合には、
2重否定のような表現になるのだと推察する。
それを理解すると、これって、
「満点」評価をいただいたということ?
ちょっと感動する。
嫁さんと色々と調べて考えながら、
計理処理した内容が認められたのだから。

 30年近く前になるが、
2人で毎週末に勉強したことが、
今でも生きている。
「簿記3級」だけどね。

(それでも充分と実感 by 農園主)

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ケチな話
2021/07/05(Mon)
 知的所有権の保護が大事なことは、
周知のことだが、
それは音楽や映画に限ったことではなく、
イチゴの苗についても同じである。

 種苗法が改正され、
海外への日本独自品種の苗の流出を
阻止することが目的とされている。
しかし、それは国内での運用も同じ。
苗を販売する免許や栽培する許諾料を
負担することが求められる。
品種を開発した立場からすれば、
当然の権利なのだと思う。
それだけの研究努力と
独創的な発想があったのだから、
我々生産者は、
リスペクトしなくてはいけない。
バレなければいい、
もし、そういう風潮があるとすれば、
どこかのお国柄と同レベルと
恥じなければいけない。

(正々堂々と by 農園主)

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守ること
2021/07/04(Sun)
【写真】葉先に水玉がついている子苗の様子

 子苗の葉先から水玉が露出している。
体内で根から茎、葉までの循環が
うまくいっていることがわかる。
苗の増殖の速度も順調で、
必要な苗数の7割くらいは揃ってきた。

 しかし、さすがにこの長雨で、
日照不足の影響は否めず、
葉の厚みや照りは不十分な感じだ。
昨年は長梅雨とその後の高温で、
全国的に病気が多発した経緯がある。
幸い当園は無事だったが、
今回も乗り切らなくてはいけない。

 かん水量の判断、栄養補給のタイミング、
育苗ハウス内の環境など、
苗を守るためにやるべきことは山ほどある。

(サボらずに by 農園主)

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大雨
2021/07/03(Sat)
 熱海への移住は、かつて本気で
考えていたことがある。
何度も滞在し、とても好きな街である。
今回の災害の報はショックで悲しい。

 君津でも今日は大雨の時間帯が長く、
農園の土手の間を流れる農業用の排水路は
田んぼから溢れた水と道路の雨水が合流し、
ものすごい勢いで流れていた。
幸い当園は事故になるようなことはなかった。

 2年前に台風被害の経験をして、
自然というか地球のチカラの前では
自分たちがいかに無力であるかを思い知らされた。
それでも悲観はしていない。
我々には「共助」があるからだ。
応援する、手を差し伸べる。
それがどれだけ被災した人間の
支えになることか。
だから、立ち直ることができる。

 でもね、思っているだけでは、
残念ながら伝わらない。
現地でのボランティアだけでなく、
手紙、メール、寄付金、など、
どれもとても嬉しかったなぁ。

(そう、行動あるのみ by 農園主)


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