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事件である
2020/09/28(Mon)
【写真】4連棟ブルハウスの循環扇の下に分蜂中のミツバチ

 朝、農園に到着して、
4連棟のハウス内をのぞくと、
うん? いつもと違う風景。
50~60㎝ほどの黒い塊が
循環扇のカバーからぶら下げっている。
以前に見たことのある形。
もしや、分蜂?
近づいてみるとやっぱりミツバチが
大量に集まっている。
女王バチは、新しい女王バチを生むと
自らその巣を譲り、3分の1ほどの
働きバチを連れて巣を出ていく。
これが分蜂なのだが、普通は春の行動。
養蜂屋さんにお聞きしたら、
この時期としてはとても珍しいことだとか。

 多分、2,3日で新しい巣になる適所を
見つけて大移動するそうなので、
それまでそっと待つことにしたが、
周辺で仕事ができないのは、ちょっと困る。

 養蜂屋さんによると、
今年は、ミツバチの巣への
スズメバチの襲撃がとても多く、
もしかしたら、そうした被害から
逃げ出した一団かもと。
避難場所に選ばれて光栄、
ということで。

(秋の珍事 by 農園主)

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いちご狩りへの悩み(ひとつの方向性)
2020/09/27(Sun)
「いちご狩りの開園をいつまでも待ちますよ」

 そう言ってくださった方がおられる。

 いちご狩りを開園する場合には、
今のコロナの環境では、様々な制約を
お客さまにお願いしなければならない。
皆さまからも対策について
アイディアを頂戴し、とても感謝している。
それでも、どうしても避けられないのは、
入園者数を制限し、マスクをし、
いちごに触れることを控え、
大きな声で喜ぶのを控え、
他のお客さまとの会話を控え。。。

 こういう“我慢”を皆さまに
お願いしなければならない。
それを想像するとその結果が、
「ポレポレ農園でのいちご狩り」として、
本当に楽しいものになるのだろうか、
と考えてしまう。

 それなら、安心して楽しめるようになるまで、
1年先?2年先?それはわからないが、
“我慢”して待っていただくほうが、
同じ我慢でも、
我慢のし甲斐があるのではないかと。

 また、万が一、当園内で感染者が
広がってしまうような事態が起きた場合には、
当園は存続の危機に瀕するという怖さもある。

 当園からすれば、
いちご狩りを開園しなければ、
売り上げは大打撃であり、
そういう意味での存続の危機もある。
しかし、それはネット販売を含めて、
直売はできるのであるから、
売り方を工夫して頑張ってみたい。
そういう我慢というか、
努力を我々はしていこうと思っていて、
そして、皆さまには
「いっぱい」買っていただくことで
助けてほしいと、
正直に切実にそう願っている。

(”ポレポレ農園”のために by 農園主)


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忙しいけれど
2020/09/26(Sat)
【写真】定植作業中の女性4人組(ののさん、かずえさん、ヨーコさん、嫁さん)

 毎年手伝ってもらっている“ののさん”と
“かずえさん”に加えて、今年は新メンバーに
カラー生産者の“ヨーコさん”に
加勢してもらった。
嫁さんとは気ごころの知れた仲である。

 みんな明るくて人がいいので、
忙しいけれど、いっしょに仕事をしていて
とても楽しい。 談笑をしながらも、
手を動かすことは忘れない。
女性には、そういう特性があり尊敬する。
怠け者の男性とは大違いだと
毎年この時期に痛感するのである。

(定植、順調。 by 農園主)

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“かなみひめ”の今 (定植)
2020/09/25(Fri)
 “かなみひめ”と“おいCベリー”の
2回目の検鏡をしてもらった。
県の農業事務所(普及センター)に
花芽分化を確認してもらう。

 朝8時前には当園に苗を取りに来て、
9時過ぎにはその結果の連絡をくれた。
花芽が分化しているなら、
早く植えたいという我々生産者のことを
理解して協力してくれる。
こんな有難い仕事をしてくれる
公務員って、他にいるだろうか、
と思ってしまう。

【写真】本圃ハウスに定植したばかりの“かなみひめ”の様子

 早い時間から始められたおかげで、
本日中に“かなみひめ”を植え終える
ことができた。
ちなみに、苗が横向きに植わっているように
見えるのは、こうすることで、
新しい根(不定根)が土へ届く距離が
最短になり、その結果、
苗の活着が進むからである。

(小雨の中だった by 農園主)

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予想は難しいものだからこそ
2020/09/24(Thu)
 「なーんだ、そよ風か」
台風12号は、遠く離れて通り過ぎ、
雨・風ともに大きな被害がなく、
ほっとしている。
定植した苗たちもピンピンしている。

 備えをしたうえで、何もないなら、
それに越したことはない。
「なーんだ」は嬉しいことで、
それが結果的には望ましいことだと思う。

 しかし、少々残念だったのは、
天気予報をすることが仕事の人たち、
つまりプロであろう?人たちが、
「素振りだと思って準備を」
と表現していたこと。

 もし、気象庁の情報だけで、
独自の分析がないのなら、
もし、予想をはずしたまま、
知らん顔でいられるなら。。。

 現場は、そんな悠長な構えでは
いられない。
金融の世界でも、
「エコノミスト」という肩書で
経済や相場の先行きを
予想する職業がある。
確かに、現場のディーラーほど
淘汰されてはいないが、
独自の分析力と見通し、そして、
その結果を精査される厳しい世界である。

(気象予報は? by 農園主)


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雨ニモマケルナ
2020/09/23(Wed)
【写真】本圃ハウスに定植されたいちごの苗の様子

 “紅ほっぺ”の定植を終えた。
まだ、農園全体の3分の1程度の面積しか
植え終わっていないが、
台風12号の接近で、一時中断している。

 当初の予想よりも東よりの進路になり、
千葉県の直撃は避けられそうだが、
大雨、強風は心配される。
ビニールがない本圃では、
風圧は受けないが、苗たちは雨ざらし。
厳しいデビューになった。
しかし、これまでの育苗期間で
がっしりと育ったので、
平気で耐えきれるものと信じている。

(強く逞しく by 農園主)

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ヒガンバナとヤギ
2020/09/22(Tue)
【写真】アランフィールド近くに咲いた彼岸花

 農園内の彼岸花が咲いた。
昨年よりも遅い。
植えたわけではないのだが、
いつの間にか、そこ、ここに増えている。
アランとポールには、
不向きな植物(毒性があるため)で、
食欲旺盛な2頭も見向きもしない。

 誰に教えられたわけでもなく、
雑草が枯れ始めるこの時期に
地中から突如として茎が出現し、
葉もなく花を咲かせる。
それを横目に興味を示さないヤギたち。

 自然界にはそれぞれカラクリがあって、
生き延びるための遺伝子が組み込まれている。

 我々にも、薄れているとはいえ、
「本能的な」直感があるはずで、
そういう意味では、理屈抜きの判断も
時にはありなのだと思う。

(究極のリスク管理 by 農園主)


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定植始め
2020/09/21(Mon)
 いよいよ、苗を植え始めた。
2年ぶりの定植である。
昨年は、台風の被害で、
仕立てた苗を自分たちの農園に
植えることはできず、
他県の方々にお譲りした経緯がある。
「嫁に出す」ような気持ちだったことが
昨日のことのように思い出される。

 久し振りに、植えてみると、
本圃に緑色が揃っていく景色は、
とても美しく、苗たちの息吹を感じる。
なにかが始まる、というような
静かな躍動感と言ってもいい。
やっぱり、苗は自分が植えるために
仕立てるものだとつくづく感じた。

【写真】ののさんと嫁さんがいちごの苗を定植しているところ

 手伝いに来てくれた“ののさん”と
嫁さんとのツーショット。
歳の差を感じさせない働きぶりは、
さすがで、予定以上の進捗になった。

(こっちがへとへと by 農園主)

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離れていても
2020/09/20(Sun)
 “Go To 何とか”というキャンペーンに
東京発を含めることになった。
観光や飲食業にとっては、
コロナ禍での影響は大きいので、
国税による支援に意義があることは
間違いなく、期待感は拡がる。
一方で、引き続き「今なの?」
という声もあり、賛否両論のようである。

 首都圏との往来に抵抗感を持つ人の中には
「出かけたつもり」を楽しむために、
離れた友人同士で、それぞれの当地の
美味しいものを送り合っているとお聞きした。

「長野の友人から多品種の葡萄の
詰め合わせが送られてきてね。楽しいの。」

 送ってくれた方の気持ちと美味しいもので、
仕事の疲れを忘れて、
とてもシアワセな気持ちになるという。
現地に赴かなくとも、できることはある。

 君津の自慢の品になりたい、と思った。

(ちょっと緊張 by 農園主)

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白い屋根
2020/09/19(Sat)
【写真】白いクラブハウス前の土手ではしゃいでいるアランとポール

 新築のクラブハウス(旧受付ハウス)に
屋根がついた。
もちろん、白色。 嫁さんの希望なので。
汚れが目立つ? そうかも。
でも塗り直せばいい。
そういうところは、結構アバウトである。

 新生ポレポレ農園の象徴となって、
皆さんが喜んだり、安心したりして
くれれば、一番うれしい。
親方の石井さんの腕とこだわりで、
期待以上のものになっている。
アランとポールも
はしゃぐよね。

(わかる by 農園主)


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スイッチはどこに?
2020/09/18(Fri)
「えっ、花があの赤いいちごになるの?」
そういう驚きを聞くのは好きである。
花が咲いて果実になるという過程は、
とても神秘的である。
加えて、その最終目的が種を残すという
子孫の存続のためであるのだから。
イチゴの苗に花芽がつく(分化する)には、
そういう理由がある。

 興味深いのは、苗たちは、
環境が気持ちよければ、
自分だけ生長したい(栄養生長)
と考えるので、花芽などつくらないのだが、
“生命の危機”を感じるとスイッチが入る。
それが、低温であり、日長の変化であり、
「冬に近づいているぞ」
というシグナルである。

 そういう意味で、
今月は暑い日が多かったので、
花芽の分化は遅れるものと予想されていたが、
本日の花芽の検鏡(農業事務所の担当者が
顕微鏡で確認してくださる)では、
なんと、分化が確認された品種があり、
例年よりも早い時期にびっくりしている。
その分、収穫時期が早まることを
意味するので、それは嬉しいこと。
ただ、今後の栽培方法のためにも、
原因は分析しておかなくては
いけないものと思う。

 我々の勝手な予想の限界を
あらためて知るのと同時に、
イチゴ達が、独自のセンサーを想像以上に
たくさん持っていることを知り、
増々、惹きつけられるのである。

(定植の準備に入らなくては by 農園主)

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いちご狩りへの悩み(その3)
2020/09/17(Thu)
 もし、いちご狩りを開園する場合、
感染防止対策はどうしたらいいのか。

 毎年、父娘で仲良く
ご来園いただいている方から
“ユーモア”を含めたご意見が届いた。

「 昨年のままで十分指針(厚生労働省)は
 満たしているのではと思います。
 強いて言えば、一番ワクワクする
 最初の説明の時が人が多いかなと思うのと、
 もう一つ、なかなか行くことが出来ないため、
 せっかく取れたんだから微熱ぐらいならと
 無理して行きたくなってしまう魅力が
 問題ではと思います。
 (良い意味での冗談です)」

 同時に、鋭いご指摘もいただいた。

「 分かりやすく示すためには、
 厚生労働省の指針にしたがっていることを
 示せば十分ではと思いますし、
 それ以外に十分であるとは
 なかなか言えないと思います。」

 その通り、十分なことはないのだと思う。
このウィルスが厄介なのは、
感染者に自覚症状がない場合が
あるということで、その意味では、
そもそも感染対策に限界がある。
しかし、だからと言って、
何もしなくていいという話ではなく、
出来ることはガイドラインの通り
全てするのだが、それがどこまで
「皆さまを守れているのか」
という実質的なことに帰結してしまう。
世界中が待ち望んでいるように、
ワクチンという解決策が具体化するまで、
不安感は消えないということであろうか。

(どんなご意見でも是非 by 農園主)

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いちご狩りへの悩み(その2)
2020/09/16(Wed)
 先日の我々の悩み
皆さまからご意見が届いている。
例えば、いちご狩りの運営について、
「ハウス内の“すれ違い”が密になるので、
一度に入室する人数に上限を設けて、
適当なサイズの“籠”を持って
順に入室してもらう。
ハウス内では“籠”いっぱいの
イチゴを摘んで、中では食さず、
ハウス外で食べてもらう。
“第一陣”がハウス外で
イチゴを食べている時に
“第二陣”に入室してもらう。」

 とても現実的なご提案である。
ご家族で話し合ってくださったそうである。
(感謝)

 この場合の課題は、
楽しく食べられる場所の確保になる。
理想は、草の上にシートを敷いて、
それぞれに、ピクニック気分で
楽しむことだと思うので、
そうなると、気候的に
春以降になるのかも知れない。

 また、「お客さまのモラルが重要」
とのご指摘もいただいた。
“思いやり”は、当園のお客さまにとって、
得意分野なので、そこは全く心配していない。

(ご意見を是非とも by 農園主)

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どこで踊るか
2020/09/15(Tue)
 東京ディズニーランド
(オリエンタルランド)が、
ダンサー1,000人に、
窓口の仕事への配転か、もしくは、
退職を要請しているそうだ。
来春まで園内のイベントがないと
伝えてあるというから、
実質的に解雇という厳しい話である。

 憧れの舞台で仕事をする機会が
なくなったことは、
可哀そうだと同情する。
でも、本当にそうなのだろうか。
会社の事情でも誰のせいでもない理由で
環境が激変してしまった。
それは誰しもが受け入れるしかなく、
自分が踊れる別の場を探す方が
いいとも言える。
もし、なければ、次の違う仕事を
探すしかない。
今の会社にしがみ付いて
何もできないよりは
よっぽど、生産的ではなかろうか。
だって、人生の時間は有限なのだから。

 イチゴ農家も、今までと同じことをして
くよくよしている暇はない。
逆境を活かして、新しい仕事のやり方を
工夫する絶好の機会と考えなくてはいけない。

(紆余曲折を楽しむくらいに by 農園主)

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“いちご狩り”への悩み
2020/09/14(Mon)
 夕刻のニュースでコロナの感染者数が
発表される日常に慣れてきてしまったが、
事態は決して収束に向かってはいない。
冬場には再拡大も懸念されている。

 当園では“クラブハウス”の工事が進み、
ここで早く皆さまを笑顔でお迎えしたい
とワクワクする一方で、嫁さんとこの半年、
毎日のように話し合ってきた。
「いちご狩りは開園できるの?」
「そもそも開園すべきなのか?」

 例えば、
入園者数を制限し、マスクをしてもらって、
大声を出さないようにしてもらい、
手袋をして、いちごにはできるだけ
触らないようにしてもらって。。。

 皆さまに楽しんでいただけるのだろうか、
とても不安になる。
そして、皆さまを本当に感染リスクから
ちゃんと守れるのか、その不安も大きい。

 ならば、断腸の思いで、いっその事、
当面は、いちご狩りはお休みすべき
なのではないのか。
思考が行ったり来たりと、
袋小路に入り込んでいる。

 皆さまが望んでいることって、
いったい何だろう。。。

(是非、お聞きしたいッス by 農園主)

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「心を強くする」
2020/09/13(Sun)
「 怒りという感情を、
 人は持て余すことが多い。
 だが、ときに怒りを覚えたからと言って、
 バツの悪さを感じたり、ましてや、
 恥ずかしがったりする必要は毛頭ない。
 たとえ、平静で温和な態度を保つのが
 美徳とされる仕事の環境にあっても、だ。」

 大坂なおみ選手の前コーチ、
サーシャ・バイン氏の著書にある。

 特に我々日本人には、
ゲーム中にラケットを叩きつける仕草は、
感情をコントロールできていないように映る。
しかし、そうではないそうだ。

「 ときに身を任せることが、
 問題解決の糸口になることもあるのだ。」
と、“控えめな” 大坂なおみ選手に
説いていた。

 ただし、条件があって、たとえ怒っても、
それを 「いつ、どこで発散させるか」
そのタイミングこそがすべてで、
「 ここぞと思うときに発散する、
それに尽きる。
と同時に心すべきことは、
いったん怒りを発散してしまったら、
すぐに気持ちを切り替えること。
ある一点で、怒りにストップをかける。
一度フラストレーションを解消したら、
すぐリセット・ボタンを押したほうがいい。」
(同著)

 “集中する”きっかけにする
ということであろうか。 
決勝でも、彼女はラケットを
投げつけていたが、
勝利後のインタビューでは、
「イライラを乗り越えられて 大人になった」
と澄んだ瞳で話していた。

(とても印象的であった by 農園主)

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白色の壁
2020/09/12(Sat)
【写真】白い外壁が取り付られたクラブハウスの様子

 “クラブハウス”に壁が出来始めた。
壊れてしまった旧受付ハウスと同じように
キレイな白色にしたいと希望して、
親方にお願いした。

 壁の高さは、ちょっと見上げるくらいに
なったので、ご来園いただくと
驚かれるかも知れない。
新生「ポレポレ農園」の象徴として、
ランドマーク的存在になれば、嬉しい。

(皆さまからのご支援の賜物 by 農園主)

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主役は誰か
2020/09/11(Fri)
 暑い。
日中の最高気温が30℃を下回った日は、
9月になって、まだ1日しかない。
真夏日が続いている。
本来なら、この時期は秋の様相で、
花芽が分化する準備に入るころなのだが、
まだまだ、夏のままである。

 “花芽がつく”ための条件は、
低温と日長の変化と
チッソ(肥料)の軽減とされる。
苗が“ストレス”を感じて、
自分自身の生長よりも
生殖生長(子孫の繁栄)に切り替わる。

 しかし、この気象条件では、
苗たちは、まだまだ自分が生長したいと
考えているはずで、花芽分化の時期は、
例年よりも相当遅れるものと予想される。

 それがいいとか悪いとか、
ということではなく、
我々ができることは、
遅くなってもいいように、
苗たちの体力を維持するために
チッソ分(肥料)の調整を
手当してあげること。
対話が増々、重要になってくると思う。

【写真】育苗ハウスで花芽分化待ちのいちごの苗の様子

(イチゴたちに合わせて by 農園主)

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梁(はり)
2020/09/10(Thu)
 “クラブハウス”の柱に追加の梁が
どんどん組み込まれていく。
「張り巡らす」とは、実は、
「梁(はり)巡らす」が語源ではないかと
思ってしまうくらいに。

【写真】建築中のクラブハウス内から屋根を見上げた様子

 親方の石井さん(石井建築設計)は、
「これくらい当たり前ですよ」とあっさりと言うが、
トラス(三角形)をたくさんつくることで、
強度は増していき、しかも、美しい。

(再建の仕上げが進む by 農園主)

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1年が経った日
2020/09/09(Wed)
 昨年の台風15号の翌朝は、
無残なハウスの姿や
アランとポールの小屋が
ひっくり返っていたり、
あまり思い出したくない光景であった。
あれから、無我夢中で再建に向かって
突っ走ってきたら、1年が経っていた?
というのが今日の感想である。

 千葉県の発表では、台風被害のあった
農業用施設は7,600件あり、
復旧したものはまだ半分以下だとか。
南房総に限って言えば、周囲を見る限り、
もっとずっと低い数字だと思う。

 復興が厳しい環境の中、
皆さまの応援で当園のハウスは
全て再建できている。
当初は、資材不足、職人不足で、
再建工事はおろか、解体工事もどうなるか、
先行きがまったく見えない状況に
途方に暮れたが、その時に、
親戚や友人だけでなく、お客さま方が
一生懸命に業者を探し、紹介してくださった。
実際、そのおかげで、
つながった施工社ばかりである。

「 ポレポレ農園の底力は、
 お客さまそのもの。」

 こういう機会だったから、
実感できたことのひとつ。
だからこそ、恩返しのためにも、
「もう一度“必ず”」という強い気持ちで
1年を過ごせたことは間違いなく、
そして、この年末には充実した果実をつくり、
皆さまに是非、味わってほしいと願っている。

(次の目標である by 農園主)

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台風10号の教訓
2020/09/08(Tue)
 九州で被害に遭われた方には、
心よりお見舞い申しあげる。

 暑い中での停電は、精神的にキツイ。
昨年経験したのでよくわかる。
嫁さんと夜中に水風呂で足を冷やして
涼をとった。月光を頼りに。

 さて、今回の台風は予報から襲来まで
5日以上あったので、準備時間が確保され、
被害を比較的小さくできたのではないか。
そういう意味で予報の意義があったのだと思う。
一方で、昨年の15号は発生から
千葉への襲来まで、3日間しかなかった。

 もし、その手の台風が
これから増えてくるならば、
その時間内でどう準備するかを
シミュレーションしておくことが
大事になる。
当園はハウスが3連棟、4連棟、
育苗2棟あるので、1週間あっても
万全の対策は無理である。
ならば、いつ襲来してもいいように
3連棟と4連棟は、フルオープン化を
事前に準備しておくしかない。
ただ、苗は、できるだけ守りたいので、
育苗ハウス2棟の対策は、
予報を見てから判断する。
3日間あれば、間に合うものと
想定している。
実際に嫁さんと訓練した経験から
そう考えている。

 100点満点の準備はあり得ないのだが、
だからと言って、「何もしない」という
選択肢は、避けなければいけないと思う。
それが、“大変だから”という言い訳なら、
なおさらである。

(本当に、キツイけど by 農園主)

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アランとポール(busy?編)
2020/09/07(Mon)
 アランは、暑い中でも、
草を食べたり、外の日陰で休んだりするのだが、
ポールは暑さに弱いのか、
昼間は小屋の中で過ごしていることが多い。
うとうと、ゴロゴロ?している。

 嫁さんが小屋の掃除にいくと、
やっと起きてきて、大あくび。
岩塩(ミネラルの固形飼料)を
枕に寝ているので、
その朱色が顔中についているのも、
寝起きの証拠である。

 “自分のペース”はそれぞれにあって、
それでいいのかなと思う。

【写真】寝起きのポール(あくびをして長く舌をだしているところ)

【写真】寝起きのポール(あくびをして大きく口をあけているところ)

【写真】寝起きのポール(あくびをしてきょとんとしているところ)

(せっかちな自分を省みて by 農園主)



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雨ざらしの効用
2020/09/06(Sun)
【写真】施肥作業が終わった高設ベッドの様子(青空が見えるフルオープンとハウスの中)

 高設ベッドの培土に施肥をした。
毎年、ジャット(株)に土壌診断を
してもらってから、不足要素を
元肥として追加しておく。

 例年は、施肥後、土に馴染ませるために
しばらくはホースで水かけをするのだが、
今年からは、ビニールを剥がしているので、
雨ざらし。
勝手にいい具合に溶けるものと思う。
もうひとつ、土が雨水を浴びることで、
土壌が酸性傾向になることも期待している。

(ただでは転ばない by 農園主)

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超一流の仕事
2020/09/05(Sat)
 朝7時に職人さんが9名集合し、
クレーン車も到着して、“クラブハウス”の屋根部分の
工事が始まる。

【写真】クラブハウスの屋根部分をクレーン車で持ち上げているところ

 合掌造りの屋根は、親方の石井さんの
作業場で自ら刻んで(切り出して)、
組んできたもの。
ちなみに、最近の大工さんは、
すでに刻まれた木材を組むことしか
できない人が増えているとか。
そういう時代だそうだ。

 仲間との息はぴったりで、
明るい掛け声とともに、
次々と屋根は持ち上げられ、
ほぞ穴に打ち込まれていく。
お寺の大きな屋根の修復を
やってきている職人さんたちなので、
見ていて気持ちがいいリズム感と
活気であった。

【写真】屋根や柱の骨組みが完成したクラブハウス

 そして、夕方には全容が見え、
期待以上の素晴しいフォルム。
いい仕事とは、その所作も
出来栄えも美しいもの。
「当たり前のことをやっているだけ」
親方は、仲間を見守りながら
嬉しそうにそう言う。

(終日、見とれた日であった by 農園主)

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あれから1年
2020/09/04(Fri)
 ベアハウス(3連棟)の
フルオープン化の作業を終えて、
ブルハウス(4連棟)に移った。
高いところが苦手な嫁さんも
懸命に大汗をかいて、梯子に登り、
いっしょに台風への備えをしている。

 先日、近所の農家さんが、
「どうして、剥いじゃった?」

 再建した新しいハウスのビニールは
張ったばかりなのに、
2人でせっせと巻き上げて、
片付けていることことが、
不思議に映ったようだ。

― 台風の季節ですから、備えですよ。
「 いや~大丈夫だっぺ (このハウスなら) 」

 “大袈裟”と笑われても一向に構わない。
でも、台風は巨大化していることは
残念ながら明らかで、もはや沖縄に
吹いていた70m級の強風を、
千葉県でも(あるいは全国的に)
想定しておかなければならない。
備え(リスクヘッジ)は、幾重にも
必要になってくるものと思う。
まずは、予算の範囲内でできるだけ
“強靭”なハウスを建てること。
その上で、フルオープンが可能な
仕様にして、場合によっては、
記録的な風圧から逃げる手段を
用意すること。
沖縄や四国では常識である。

(来週9日で1年になる by 農園主)

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ホゾとホゾ穴
2020/09/03(Thu)
 クラブハウスの柱が建ち始めた。
それぞれにほぞがあり、
組み合わされていく。
「最近の建物は、ほぞが5㎝くらい
しかないですよ」
金具を頼りにした工法に
宮大工の親方、石井さんは
残念そうに言う。

【写真】3尺の柱を木槌で打ち込んでいる職人さんに下から指示をだす石井親方

 柱によっては、25㎝以上もある
立派なほぞが削り出されていて、
それを仲間の職人さんたちと
大きな木槌で打ちこみながら、
相手のほぞ穴にぴったりと
はめ込んでいく。
丈夫に決まっている。

(檜のいい香りが漂う by 農園主)

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厳しさと優しさ
2020/09/02(Wed)
 完了検査が行われた。
再建の工事が終わったハウスと設備について、
行政による実地の検査である。
県から3名、市から4名の総勢7名での
ご来園であった。
昨年の台風による農業施設への被害に対し、
補助金が交付されるので、その申請通りに
再建されたのかどうかをチェックするものだ。

 暑い中、半日をかけて、
ハウスのサイズから始まり、
使用部材などを細かく見て回り、
写真にも収める。
全員大汗をかきながら。
でも、それは生産者の間違いを
指摘したいから、というものではなく、
今後の営農を応援したいという
姿勢であることを強く感じた。
あと1000件残っているとか。。。

(応援団に感謝 by 農園主)

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パープル
2020/09/01(Tue)
【写真】農園から見る日の出の様子

 早朝の水やりをする時間帯の空は、
薄紫色である。
穏やかで、静かで、とても美しい。
「さぁ、今日もやるかっ」
という気分になる。

 一方で海水面の温度が上昇しているとか、
地球環境が増々厳しくなっているのも現実。

 マスクをしたり、消毒をしたり、
外出を控えたり、コロナの対策に
ここまでみんなで努力できている。
だから、何かできるはず。

(次々発生する台風情報に by 農園主)

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