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声なき声に
2020/08/13(Thu)
 子苗の切り離し後、初めての葉かき。
葉の剪定をして、2枚前後にする。
根張りの促進とクラウンの増長を
促して、骨太の苗にするためである。
それだけでなく、葉数を減らすと、
風通しが良くなるので、
高温多湿から生じる病気の対策にもなる。

 千葉県内では、イチゴの病気が
すでに拡がり始めたと聞いた。
記録的な長梅雨の後、この高温。
体力が作れなかった苗には、
過酷な環境で、とても心配である。
全国的な拡がりになる可能性もある。

【写真】おいCベリーの子苗の様子

 当園の苗たちは、元気に生育しているが、
今まで以上に“観察と対話”が
大事になりそうだ。
写真は今朝の“おいCベリー”。
葉先から水を蒸散させていて、
とても健康である。

 苗たちは、声は発せられなくとも、
表情は様々にある。
判断基準は、我々が不快と感じるかどうか。
その感度は偶然かも知れないが
イチゴたちも同様だと思っているので、
そういう観点で、環境の改善を
いつも考えてあげたい。

(自分だけクーラーではいけない by 農園主)


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巨大“ふ菓子”
2020/08/12(Wed)
【写真】川越・菓子屋横丁の日本一なが~い“ふ菓子”

 地元のお客様から差し入れをいただいた。
長さ90㎝の“ふ菓子”である。
川越から取り寄せたものだそうだ。

「 こういうご時世だから、
 美味しいものは出かけずに、
 お取り寄せで」

 実は、津田さん(安房竹材)の好物。
先日、その話をしていたばかりだったので、
この偶然にびっくりしながら、
3時のおやつに皆でいただいた。

「これは、いつものより高級な味」

 そういって、残りをお持ち帰りした
津田さんであった。

(ごちそうさま by 農園主)

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アランとポール(仲間と涼しい風編)
2020/08/11(Tue)
【写真】草刈り途中の土手の草を食べるアランとポール

 土手に伸び放題だった草を刈り始めたが、
途中までで、疲労こんぱいし、
アランとポールにバトンタッチ。
結構、頑張ってくれた。

 メラメラの暑さになったが、
風が吹けば、意外に涼しいのが、
この土地の唯一の自慢。
アスファルトに囲まれた東京の四ッ谷に
住んでいたころとは、そこが大違い。
そして、この2頭との生活も。

 そう言えば、逃げ出した佐倉市の子ヤギは
無事に保護されたそうだ。
別の子ヤギを連れていったら、
近づいてきたとか。

(言った通りでしょ by 農園主)


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謙虚なマルチ
2020/08/10(Mon)
 出来立てほやほやの高設ベッドには、
新しい土とこれまでの熟成された?土が
混在している。
心配はしていないが、念のために、
熱消毒をして、殺菌をしておくことにした。
例年通りにマルチを張って準備をする。

―  おかげ様で、津田さん(安房竹材)たちの
   頑張りで、こうやってまた
   イチゴが作れそうですよ。

 「 いやいや、
   ここまでよく復活しましたよね。」

 被災直後の惨状を知るひとりだからこそ、
実感がこもる。

 コロナの影響で、今後の販売とか営業とか
色々心配はあるけれども、
イチゴ作りに純粋に挑戦できる、
まずは、そこが嬉しいと感じている。

【写真】高設ベッドに培土の熱消毒用マルチをかけているところ

(少々、謙虚になったような by 農園主)

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変身
2020/08/09(Sun)
 友人夫婦が農園に立ち寄ってくれた。
2人ともIT企業で働くので、
リモートワークはお手の物。
今は、2週間に1度の出社ペースで、
それ以外は自宅で社内外の人とウェブでの
打ち合わせをし、夜から自分の仕事を
こなしているのだそうだ。
満員電車に乗っていた時間が、
ゆったりとした自分の時間に変わり、
素敵なところもあるが、
一日の中でオン・オフが
つきにくくなくなった、とも。
ちなみに、ご主人の最初の仕事机は、
アイロン台だったそうだが、
今は晴れて?個室(物置部屋)になった模様。

一方で、仕事の成果を示せず、
「なにしていたの?今まで」
という残念な社員も散見されるというから、
実力があぶりだされている面もある。

会社の在り方、仕事の仕方は、
増々変わっていくはずで、
それも多分厳しい方向になろう。
でもそれにも慣れて、適応して
乗っていくしかない。

(順バリで by 農園主)
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お盆休みのころ
2020/08/08(Sat)
 子苗のポットに固形の肥料を落とす。
一粒一粒、漏れのないように。
本当は、落とすというよりは、
浅く埋め込む。
そうしないと灌水や葉かき作業の時に
どこかに落っこちてしまうから。
毎年頼りにしている肥料は、
“ポットにポン”(ジャット社)。
いい具合に効いてくれるので、
切り離し後の子苗には打ってつけ、
重宝している。
ただ、名前ほど楽な施肥作業ではない。
“ポットにぐいっ”って感じかも。

【写真】子苗の切り離しと置き肥作業が終わった育苗ハウスの様子

 あと50日ほどで、
子苗たちは花芽分化し、
本圃に定植する。
これからの仕事は、
そこに向かっていくための
前走である。

(しっかりと着実に by 農園主)

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苦しい時にこその実力
2020/08/07(Fri)
 トヨタが4~6月の決算で
黒字を確保したと話題である。
世界中の自動車メーカーが
軒並み大赤字の中で際立つ業績である。
回復の早かった中国市場での販売が
寄与しているとの評価だが、
同時に、リーマンショック後から
続けてきた経費の削減の努力が
結実している面が大きい。
年間2000~3000億円のコストセーブで
金額自体は巨額であるが、
実は、経費総額のわずか1%程度。
しかし、リーマンショック後、
12年間積み重ねれば、
12%に達することになる。
なるほど、こういう手法なら、
個人事業主でも
明日から見習えると思う。

 忘れてはいけないのは、
品質がいいことに、誰しもが
異論がないということである。

(それが大前提 by 農園主)

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南風
2020/08/06(Thu)
 育苗ハウス2棟の間には、
いい風が通る。
子苗の切り離しが終わり、
嫁さんと、ちょっとベンチに
座ってひと息。

【写真】育苗ハウス2棟の間から見る青空

 連日、朝5時から
結構ハードな作業をこなしている。
それでも、ちょっと目をつぶって、
体感すると、
周囲の田んぼに張られた水が、
自然のクーラーとして、
子苗と我々に恵みをくれていることを
実感する。

(さぁ、また働くよ by 農園主)

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順バリと逆バリ
2020/08/05(Wed)
 ラーメン屋さんを営んでいたご主人が、
「から揚げ屋さん」に転身したと
テレビで観た。
テイクアウト需要が増え、
特にから揚げが人気と聞いていたが、
そこに飛び込んだというわけである。
節操がない、自分のラーメンに
こだわりはないのか、様々な声があろう。
でも、世の中の流れにのる“順バリ”は、
ビジネスの基本でもある。
相場で逆境(アゲインスト)になった時、
損切って、ドテン、
反対のポジションをとることは
意外に難しいもの。
それまで積み重ねてきた情報の分析や
相場見通しを全否定するからで、
それは一種の自己否定でもあるからだ。

 いちご農家からの転身を
言っているわけではない。
しかし、これまでと同じ考え方や構えでは、
結果的に、逆バリになりかねない。
相場ではありだが、ビジネスでは決して
褒められたものではないと思う。

(発想の転換が必要 by 農園主)

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何拍子?
2020/08/04(Tue)
【写真】切り離し後の子苗の様子

 子苗の切り離しを着々と進めている。
“紅ほっぺ”から始まり、
“かなみひめ”、“やよいひめ”を終え、
最後の“おいCベリー”に着手している。
朝5時から水やりをして、その後は終日、
ハサミを握って、切り離す。
お気に入りの音楽を流し、
踊りながら?とはいかないが、嫁さんは、
“スティービーワンダーのリズムが
 切り離しには合う” そうだ。

 ちなみに、昨年は2人で2,400苗の
切り離し実績が最高記録だった。
毎年更新しているが、
夕方まで頑張った結果でもある。
1年に1回、それも1週間の仕事。
それでも、手が早くなるのは面白い。
10年前に師匠ご家族に教わった時は、
目にも止まらないスピードに
舌を巻いたことを鮮明に記憶している。
その域には、まだまだ遠いが、
今年は、時間の余裕をもって、
2,600苗まで更新できた。
もちろん、スピードが求められるような
仕事ではなく、ひと苗ひと苗の
健康状態を見極めるのが大事で、
そういう意味では、
“リズム感”が不可欠と思う。

(ダンスのように by 農園主)

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晴れ晴れ
2020/08/03(Mon)
【写真】自走式草刈機で刈り終えた農園の様子

 晴れの日が続き、
ようやく草刈りができた。
これまで何日放置してきたか、
わからないくらい。
自走式の草刈り機は、
ぬかるみでは車同様に
スタックしてしまうので、
この長雨では、気を揉んでも
どうにもならなかった。
そうして草は膝上どころか、
胸近くまで伸びてしまったところも。

 草刈りを含めた農園の管理は、
大事な仕事のひとつで、
ようやく天気同様に気分も晴れた。

 でも、見渡せば、農園には、
刈らなければいけないところは、
まだまだ残っていて。。。
少しずつ進めていくしかない。

【写真】農園内に咲くひまわりの花々

(ひまわりの応援を受けて by 農園主)

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仲間たちから
2020/08/02(Sun)
【写真】出身高校ラグビー部のTシャツを着た農園主の後ろ姿

 Tシャツが届いた。
高校のラグビー部OB会から。
3月の総会で受け取る予定のものだったが、
コロナの影響で中止。
大変残念だった。
というのも、3月は春休みの時期のため、
いちごの仕事がてんてこ舞いで、
例年、総会には参加できていなかったが、
今年は台風の被害で休園していたので、
(変な意味でチャンスだった?)
同期も全員誘って、
久し振りに集合するのを楽しみにしていた。

 でも、深紅のこのシャツを着て、
(現役のアップシャツのレプリカ)
育苗ハウスで仕事をしていると
なんだかとても楽しかった。

 現役世代は、活動方針が
定まっていないという。
試合ができなければ、
何のための練習か。
やるせない気持ちであろうが、
それでも練習するしかないよ。

(日焼けは君たちに負けないから by 農園主)

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大人の本気
2020/08/01(Sat)
 「あの後は、ずっと腑抜けみたいで.」

 昨年の台風でハウスが壊れた
花き農家のひと。
花を作ってもう20年になるそうだ。
しかし単価は下がり、輸入の花に押され、
ただでさえ厳しい環境の中、
追い打ちをかけるように
昨年9月の房総台風での甚大な被害。
心が折れたと。
周囲では多くの花き農家仲間が、
仕事を辞めていっているそうである。
補助金の支援額が当初の話から、
どんどん減額されていったことが、
きっかけになった人も多いとか。

「 でも、今はもう一度やろうって。
 今度は、観光いちご園みたいに、
 お客様が直接、花を摘んだり、
 アレンジメントしたりして、
 家族で喜ぶ姿が見られるような
 そういう仕事にしたい」 と。

 10カ月間考え抜いた末の結論。
あとは迅速な行動あるのみ。

(立ち上がろう by 農園主)

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