土入れの仕上げ
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2020/07/30(Thu)
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![]() 高設ベッドへの土入れ込み作業を 嫁さんと2人で仕上げている。 先日手伝ってくれた“6人の侍”と 津田さん、星野さん兄弟の頑張りで、 大まかには終わっているものの、 土の量にムラがあるので、 それを摺り切りいっぱいまで 丁寧に入れ込んでいく。 重い土袋を追加で運ぶのは、 ひと苦労であったが、 筋トレと思えば苦ではない。 (嫁さんも結構チカラ持ち by 農園主) |
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恩返しの生贄
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2020/07/28(Tue)
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恒例の君津いちご部会での勉強会。
育苗の様子を仲間同士で観て情報交換する。 千葉県の農林研究所からも先生が参加して、 意見をいただける貴重な時間である。 ただ、今年は屋内に集合しての意見交換や 総会、懇親会は中止。 少々寂しい。 さて、苗はというと、 天候の影響で、上手に育てるのは正直難しく、 ひと様に見せるのには気が引ける。 しかし、台風の後、仲間の皆さまが 当園のことを心配してくれていたことも よく知っているので、工事の際中ながら、 生贄?として当園の苗を観ていただくことに。 再建ハウスの構造や工夫したポイントを 説明していると、ちょっと長くなりすぎて、 ハウスの勉強会なのか、苗の勉強会なのか、 変な感じになってしまったが、 でも、今年には再起できることを 皆さまにお伝えできたものと思う。 「この仕事していると、 1年経つのは早いよね。」 大先輩のことば。 (そう、11カ月になる by 農園主) |
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探究
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2020/07/26(Sun)
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先日、史上最年少でタイトルを獲得した
藤井聡太棋聖がその後のインタビューで、 “探究”の色紙を掲げていた。 「 将棋は本当に難しいゲームで、 まだまだ分からないことばかり。 これからも探究心を持って 盤上に向かっていきたい」 と。 “探究”って。。。? 情報や戦術がAIソフトで簡単に 手に入るようになった今、 それは便利なツールに違いないが、 一方で、陳腐化するスピードも速まる。 そういう意味で、勝負は、 ”考えるチカラ”に増々集約し、 原点に回帰するものと推測する。 AIに依存するのではなく、 利用することが肝要ということを 彼は教えてくれた。 もう、そういう時代に入っている。 (イチゴ農家も考える by 農園主) |
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六人の侍
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2020/07/22(Wed)
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高設ベッドにいよいよ土入れを始めた。
その土袋が、実は、特別重い。 台風の後に生き残ったベッドの土を 嫁さんと2人でせっせと何日もかけて 袋詰め にして、ブル―シートをかけて 今まで 保管 していた。 微妙に雨水を含んで、重量は増している。 それを星野さん兄弟が、 げっそり?しながら 昨日までにハウス内に運び込んだ。 本日は、サムライたちが助けに登場。 ㈱ジャットから6人の営業マンが、 その土のツライ入れ込みに来てくれた。 重い土袋を1mほどの高さに 持ち上げてから、土を入れ込んでいく。 なんと有難いことか。 ![]() ラガーマンのような見かけに期待は高まる。 「いえいえ、見掛け倒しなんですよ」 皆さん、笑ってそう言う。 確かに休むのが早いかな、と思ったが、 それは自分たちのペースを 知っているからで、終日動けるための スタミナ配分を考慮してのこと。 それが最後まで瞬発力を 維持していた秘訣かと。 星野さん兄弟も悔しがるほどに。 (皆さまに心より感謝 by 農園主) |
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コロコロ
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2020/07/20(Mon)
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朝令暮改、これはどこまで
許されるものなのか。 特にそれが行政の場合。。。 観光地を支援するために、 補助金を出すという国の施策に 反対する市民は少ないと思うが、 感染者が再び増えている中で、 今やらなくてもと、 8割の人は思っていた。。 しかし、一度やるといった手前、 引っ込ませにくい立場があり、 東京を除外する中途半端な結末。 旅行のキャンセル料は、 国は関与しない、と言っていたが、 やっぱり、補助を検討することに 方向転換するとか。 市民に“得”になることならば、 行政の施策や方針は、 どんどん豹変して、改めていい。 それが市民の利益になるなら、 将来に渡って批判されることはない。 しかし、立場があるとか、 今さら格好悪いとか、 そういう理由で捻じ曲がることが ないように願う。 (市民を信じて by 農園主) |
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アランとポール(雨にもマケズ編)
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2020/07/18(Sat)
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毎日雨だが、文句も言わず?
雨が少しでも止めば、 小屋を出て登り台に上がり、 再び降り出せば、 いそいそと小屋に戻る。 そういう繰り返し。 足下が濡れるのは、苦手なので、 水たまりを避けて通りたいのだが、 さすがにここまで降り続けると、 アランフィールドはどこも海のようだ。 嫁さんが、飛び石を置いてみたら、 ポールは面白がって、ぴょんぴょんと 跳ねている。 アランは、しばらく考えたあと、 バシャバシャと水たまりを渡る。 (いい加減晴れて by 農園主) |
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最大化と最適化
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2020/07/15(Wed)
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6次産業化の勉強会があった。
君津農業事務所(普及センター)が 著名なコンサルティング会社の方を 呼んでくださった貴重な機会である。 生産した果実から加工品を作り、 自分でいかに販売していくか。 とても難しい課題である。 中途半端な加工品が売れるほど、 消費者の味覚はあまくなく、 それをクリアするためには、 相当な研究の時間と労力が要る。 そういう中で、大事だと思うのは、 コンサルティングの人が言われるように 売上げや利益を最大化したいのかどうか。 自分たちのことで言えば、 そもそも、金儲けが目的ならば、 この世界に飛び込んでなどいない。 お客様と共存し、農園を公共財のように 大事に育てていきたい。 そのために、皆さんと自分たちの満足度を いかに最適化していくのかを考えていきたい。 (コロナ後の世界に向けて by 農園主) |
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アローカナ
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2020/07/13(Mon)
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![]() 「とりかいさんちのたまご」 と言えば、 若い人も知っているくらい人気がある。 昨年の台風では、 養鶏場に大きな被害があり、 今も復旧はなかなか進まず、 応急手当で対応して仕事をされている。 「ポレマフ、遅くなりましたけど、 受け取りに来ました。」 自分だって大変な時に、 仲間を思ってくれる人である。 久し振りにお会いした。 彼の夢は、もっとお客様と触れ合いたい。 再建とかコロナとか、 そういうものがあるからこそ、 楽しく明るく仕事をしたい。 だから、ニワトリとタマゴを 体験してもらうことや、 農園の歌を作ったり、 人形劇の企画を考えたり。 その一方で、営業の厳しさも知っている。 海ほたるのお土産ショップ3つの内2店に 出荷していたそうだが、どちらの店舗も 賃料に耐えられず閉店になるのだそうだ。 「3店舗目に猛烈アピールしてますよ」 明るく話してくれたが、 足もとで、景気の波は明らかに変調を 示している。 「人のやらないことをやりたいですね。」 (響くのは、本気かどうか by 農園主) |
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アランとポール(仲間が恋しい?編)
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2020/07/12(Sun)
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「千葉県の佐倉市で子ヤギが、
急斜面に迷い込み、 捕獲に苦慮している。」 と 報道 で知った。 坂下には電車が走る場所。 生後5か月というから、 ほとんど赤ちゃんヤギ。 飼っている方が、「どうしたらいいものか」 と困っておられた。 まだ人には慣れていない時期なので、 追いかけてもつかまえることは難しいと思う。 ポールが生後3か月で来たときも、 そのスピードとジャンプ力に驚いた。 それは今も変わらない。 お腹の丸いアランだって、本気を出せば “ヤギ”である。 その佐倉市の子ヤギをどうしたら、 助けられるものかと 嫁さんと話し合ったところ、 「その時期ならどんなエサでも 誘い出すことは無理かも。 好物のリンゴやニンジンでも。 唯一、彼が望んでいるものがあるとすれば、 きっと“仲間”だと思う。」 来園したばかりのポールが、 すぐに信頼していたのは、 アランだけであった。 今は、同じくらいに 嫁さんになついているが、 そういう実体験がある。 役にたつかどうか、自信はないが、 報道元の新聞社には、お知らせした。 ![]() (無事に保護されることを願って by 農園主) |
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空模様
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2020/07/10(Fri)
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「バタバタ、バタ」
ヘリコプターとは違うエンジン音? 夕方4時ころ、ハウスの中での作業中、 聞き慣れない上空からの騒音に 星野さん兄弟といっせいに見上げたら、 「オスプレイ?」 声が揃った。 木更津駐屯地が近いので、 通り道になったようだ。 農園で憲法9条論議をするつもりは毛頭ないが、 事故がないことをひたすら祈る。 ちなみに、「オスプレイ」とは、 「ミサゴ」の意で、魚を捕るタカの種として 日本古来から有名だそうだ。 “天候”は我々のチカラでは 到底太刀打ちできる相手ではないと、 この数日の大雨で痛感する。 しかし、“平和”は、我々のチカラで 選べるものだと信じたい。 (工事は進む by 農園主) |
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雨に濡れながら
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2020/07/09(Thu)
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10年前の5月に
大分県日田市中津江村を 訪れたことがある。 大雨の被害が出ている地域、 心よりお見舞い申し上げる。 脱サラしたご夫婦が、 凄いシイタケを作っていると聞いて、 営農スタイルを伺いにお邪魔した。 安売りをせず、注文販売にこだわると 言い切り、地元との軋轢を厭わない。 大変ユニーク(独特)な方で、 自分の道を行く、そういう人であった。 いただいたシイタケを 宿泊した旅館の女将に無理を言って、 夕食に焼いていただいた。 「目の保養になるりっぱなシイタケ」と 女将も驚いていたが、本当に旨かった。 彼が最後に教えてくれたのは、 「苦しい時に協力してくれる人が大事。 それは奥さんだ」と。 (忘れられない出会い by 農園主) |
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チカラ自慢のふたり
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2020/07/08(Wed)
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ビニールハウス内の
工事をしているので、 天候に左右されずに仕事は 進められるのだが、 外にも大仕事が残っている。 ブルーシートをかけて 大事に保存してきた栽培用の土袋を ハウス内に搬入しなければならない。 外に運び出した時も、 嫁さんと何日もかけた経緯があるので、 結構キツイ仕事である。 シートをかけているとはいえ、 雨水が入れば、半端ない重さになる。 今朝の予報は雨だったが、 朝方に晴間が出たので(最近はよくある) 「今のうちに土を運んじゃう?」 星野さん兄弟に提案して、 予定の仕事を急遽変更して始めた。 チカラ自慢の2人だが、汗びっしょり。 相当へばったと思うが、 「いい筋トレですよ。」 そうそう、期待通りの頑張りである。 しかし、幸い?というか、残念ながら その後、急に雨が降り出したので、 チカラ仕事からハウス内の仕事に 戻ったのであった。 (メリハリということで by 農園主) |
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お互いさま
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2020/07/04(Sat)
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昨日からの豪雨による熊本県の
被害は甚大で、お見舞い申し上げる。 三大急流と言われる厳しい地形の地域 とは言え、あの激しい濁流の映像に 恐怖を感じ、とてもひと事ではない。 いつでもどこでも起きうる自然の猛威である。 こういう災害の度に、 千葉県の台風の時もそうだったが、 我々の無力さと自らの傲慢さを痛感する。 でも、人間は捨てたものではなく、 必ず助けてくれる人がいて、 応援してくれる人がいる。 かけがえのない財産になっている。 そういう経験から、 心配している人には、その気持ちを 伝えることが大事かと。 直接手助けができなくても、 声をかけたり、電話やメールだっていい。 それが、とても嬉しいのだから。 (見守っていると by 農園主) |
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和服姿の対戦
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2020/07/03(Fri)
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若い将棋棋士、藤井聡太七段の
タイトル挑戦が続いている。 その中、谷川浩司九段のエッセイを読んで、 どうして、この世界にはこんなに 心を揺さぶる人が集まるのだろうかと思った。 「 人間は生活が満ち足りている時は、 不自由がないので、 どうしても現状がベストと判断してしまう。 だが、それは単なる勘違いで、 変える勇気がないだけかも知れない。 現在の不自由な生活を逆に、 今までを見直す良い機会と捉え、 進化していけたらと思う。 ただし、例えば将棋界では オンラインでの公式戦は行わなかった。 技術的には可能だが、 伝統文化の様式美を 重視する意味合いも大きかった。 変えるべきこと、守るべきこと、 この2つを見極める眼力が、 これからは一層大切に なってゆくのだろう。」 (日経新聞) (選択肢を複数持つ柔軟性 by 農園主) |
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火球(かきゅう)
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2020/07/02(Thu)
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昨晩の“衝撃音”は一部で話題だ。
夜中2時過ぎに、「ドカン」という 地響きがして、地面から突き上げる ような衝撃をベッドで感じた。 「なにごと?」 慌てて飛び起きて、隣をみるが、 夢の世界に真っ只中で幸せそうな嫁さん。 大地震の前ブレかと身構えたが、「シーン」。 テレビをつけたが、 いつも通りに通販番組ばかり。 後からわかったのだが、 隕石が大気圏に突入して破裂した 爆発音だった可能性があるそうだ。 ちなみに、津田さん(安房竹材)も 「 そうらしいですね。 でも爆睡していて、全く。。。」 それを聞いた嫁さんは、 「頑張って仕事している人はそうなのっ」 最強の援軍を得たようだ。 (よく働き、よく眠るが理想 by 農園主) |
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