自己の判断力
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2020/05/26(Tue)
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千葉県でも緊急事態宣言が解除。
すぐに旅行会社から電話があった 。 「 そちらの農園で来年1月の団体様の いちご狩りのご予約は可能ですか? 台風被害の後、再建されていることは 知っております。」 ― 再建は、それまでに 終えている予定ですが、 それよりも、コロナへの対策は、 どのようにお考えですか。 「えっ? といいますと」 ― 農園に期待されている対策ですとか、 御社がバスツアーの募集に当たって お客様に提案される対策とか。 「えっ?」 ― ( というか、こっちも、えっ? )。。。 多分、当人も違和感を感じながらも、 会社の指示で営業の電話を していたことと思う。 でも、先行きが不透明だからこそ、 個人の意識が大事になる。 もし、会社という組織が無意識なら、 そこに依存することはとても不安だ。 「自宅で過ごす時間が増えたことで、 独立や副業を考える人が増えた」そうだ。 (日経新聞) 上司任せではなく、自分で考える方が “まともな”結論を出せる。 そう思う人は多いのだと思う。 緊急事態宣言の解除で、 突然にウィルスが消えてなくなるはずはなく、 お祭り気分というわけにはいかない。 (無策は無責任と同義だと思う by 農園主) |
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統率力の極意
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2020/05/25(Mon)
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ハウス工事の職人を束ねる若い社長と
夕方に少し話をする時間があった。 この20日間近く、彼らの仕事振りを 見ていて、感心している。 若い職人たち全員がとても仕事に丁寧で、 しかも仲が良く、先輩が後輩に優しい。 理想的な職場環境で、 間違いなく出来るチームである。 -社長、怒ったところを 見ませんでしたけど、 いつもそうですか? 「 そうですね。あまり大きな声を 出すタイプではないので。」 -でも、若手を統率するためには 厳しい顔も必要でしょ? 「 そうかもしれませんが、 そうしていません。」 -なぜ? 「 必要ないからです。 よくやってくれますので。」 -本当、そうですよね。 人を統率する能力は、 特別なものではなく、 「人一倍働く」 そういう背中なのかも知れない。 (手を抜かない厳しさ by 農園主) |
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底力のある男の話
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2020/05/20(Wed)
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銀行に勤めていた時の同期入社の
ひとりが、役員になり昇進している。 入社時の最初の試験では、彼がビリで、 1点差で、私がビリから2番目の間柄だ。 私のガッツポーズに彼の悔しそうな顔が 忘れられないが(残念な争い?)、 今や同期トップなのだから、 とても誇らしい。 社員を背負っていくそういう 責任だけでも大変だろうが、 この厳しい環境下だからこそ、 社会インフラとしての 銀行の役割を世に示す 絶好のチャンスだとも思う。 困窮した企業や個人を救う、 そんな国難に立ち向かう リーダーシップが見られると 信じている。 (どん底からの躍進へ by 農園主) |
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プロジェクト M (メッセージ編 その12)
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2020/05/16(Sat)
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不自由と言いますか、気を遣う生活が
続いていますが、ハウスの再建工事は、 密のない田んぼのど真ん中なので、 どうにかこうにか、 皆さまの支えで進んでおります。 ![]() 皆さまからの温かいメッセージを 紹介させていただきます。 「毎年、家族でいちご狩りに 伺っておりました。 1日も早い再建を願って、 些少ですが貢献出来ればと思います。 ままならないことも多いかと思いますが、 御家族様みなさん、 どうぞご自愛くださいますように」 「本日、到着いたしました。 ポールくんでしょうか。 可愛らしいですね。 友人に配って宣伝します。 世の中、コロナシンドロームで 右往左往ですが、 じっくりご夫妻力を合わせて 再建にご注力してください。 来シーズンを心待ちにしております。」 「こんばんは!届きました~! きれいな色(好きな色)です。 間違い探しゲームの様に 角もしっかり確認しました。 (裏から見るとクッキリハッキリ わかりました) 来シーズンみんなで首に巻いて 伺えるように、健康に気を付けて 来るべく日に備えたいと思います。 毎日コロナのニュースを見て 何だか映画でも見ているような 不思議な気分ながらも ドラッグストアの棚からマスクが 消えていて現実なんだな、と。 でも、福島の人は、水も出るし、 電気も付くし、食べ物もあるしね~と 大らかです。 大変なことを経験した人は強い! ポレポレ農園の皆様も きっとこの苦境を乗り越え、 あとで笑い話にしてくれることと思います。 まだまだ大変なことがあると思いますが、 健康第一で頑張ってください!」 「こんばんは。 ポレマフが届きました\(^-^)/ もちろんアランとポールチェック! 可愛い~♪ 生地もフカフカでナイスです。 新生ポレポレオープンの時には 絶対にポレチケGETして このタオルをつけて お会いできたら最高です! 巷では新型コロナウィルスが 見えない猛威をひけらかせています。 今度のいちごシーズンの時までには どうかおさまってますように。。。」 (それまでみんなで耐えましょ by 農園主) ※ ご注文は 当園ホームページの ポレポレ商品のご案内 から。 |
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演劇のはなし
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2020/05/15(Fri)
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劇作家の平田オリザ氏、
「演劇の活動がコロナの影響で 制約されてしまっているが、 決してなくなる分野ではない。 なぜならば、 芸術は、“生命維持装置”だから。」 と述べていた。 確かに、音楽、文芸、絵画、舞台、 映画など、この世になければ味気ない。 しかし、何もこの大変な時期に、、、 という意見もある。 それでも、衣食住と同じように それらを愛し、大事にしている人もいて、 そういう人それぞれの多様性を 認めるという意味を含めて、 生命維持装置という言葉なのだと思う。 平田オリザ氏の著書「演劇のことば」には、 「演劇は相変わらず貧乏で、 私は団長として、半年に五回は 劇団員から恋愛の悩み事や、妊娠の報告や、 鬱病の薬の服用についての相談を受ける。 そんなことをしていて、 “知覚のままに表現する”なんて、 できるはずがない。 だが、できるはずのないことを やらなければ価値がない。 いまもその苦労は続いていて、 きっとこれからも続いていく。 私もその営みを、ばからしいと思うが、 このばからしい、若い営みを愛している。」 (この泥臭さが響く by 農園主) |
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工事の進捗
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2020/05/13(Wed)
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暑い中、工事が進んでいる。
職人は6人の若い衆で、 全く疲れを見せてはいないが、 連日の晴天で顔は黒光りしてきた。 ![]() 4連棟のアーチが建ち、 その姿が見えてきたので、 ちょっとワクワクする。 職人の働きぶりを眺めるのは、 とても楽しい。 (目に見えて前進するから by 農園主) |
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宇宙と農園
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2020/05/11(Mon)
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ブッダの言葉に、
「宇宙の3つの基本的な現実は、 “万物は絶えず変化していること” “永続する本質を持つものは何一つないこと” “完全に満足できるものはないこと”」 というものがあるそうだ。 コロナのことがあって、何やら モヤモヤする毎日にあっては、 考えさせられる言葉だと思う。 教えはもっと難しい。 「人に苦しみが現れるのは、 どこかに永遠の本質があり、 それを見つけて、 つながれさえすれば、 完全に満足できるものと 信じているからである。 そして執着すればするほど、 失望し、惨めになる。 それを見つけることができないからだ。」 ( 「21レッスンズ」 Y.N.ハラリ著 ) 言い換えると、 どこにも存在しないものを探し求めている、 ということであろうか。 でも、それでもいいと思う。 この激変の中で、 相互の“満足”はきっとあるはずと信じて、 農園の在り方やお客さまとの 新しいつながりを見つけたいと思う。 (苦しみ歓迎 by 農園主) |
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自助と共助と
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2020/05/07(Thu)
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2050年の未来へ向けて
どう備えていくべきか、 提言する本を読んでいたら、 コロナを想定したものではないのだが、 興味深い話がある。 「 未知との遭遇が常識となる時代には 自分の過去の経験ばかりか 全人類の過去の経験も、 手引きとしては以前ほど頼りにできない。 超知能を持つ機械、人工的に作られた体、 人の情動を操作できるアルゴリズムなど、 かつて誰も出合ったためしのない 事物や事態に個々の人間も人類全体も 対処せざるをえない場合が増えていく。」 AIや生物学的技術などの進展が、 全く新しい世界を生み出し、 そういう変化の中で存続する仕事は、 10年単位で変わり続けるという。 職種を変え続ける覚悟が 求められるという厳しい提言である。 未来は誰にもわからないが、 それでもその心構えは、 偶然にも足元の環境の変化への 対応として示唆に富んでいる。 「 そのような世界で生き延び、 栄えるには、精神的柔軟性と 情緒的なバランスがたっぷり必要だ。 自分がもっともよく知っているものの 一部を捨て去ることを繰り返さざるをえず、 未知のものにも平然と対応できなくては ならないだろう。」 (「21レッスンズ」Y.N.ハラリ著) コロナ後の世界を考えて、 今の自分を“自己否定”する大作業は、 相当なストレスを伴うことは明らかで、 「共生する」という後ろ盾なくしては、 とても乗り越えられないものと思う。 (利己と利他と by 農園主) |
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アゲイン(本当の行動変容)
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2020/05/04(Mon)
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高校生の頃、ラグビー部の練習で
もっとも嫌だったのは、 「生タックル」だった。 タックル練習は、サンドバッグみたいな ダミーで練習するのが基本なのだが、 全速力で走ってくる相手に タックルするためには それなりの実践練習が必要であり、 一定の範囲を決めて、その中で 生のタックル練習をする。 する方もされる方もどちらも痛いし、 怪我のもとなので、 緊張感があると同時に、 早く終わりにしようという雰囲気もあった。 そういう中で、2年生の時、 「もう一回、お願いします」 と自分のタックルが納得いくまで、 自主的に“アゲイン”(やり直し)を コールする同期が出た。 主力として期待されながら、 どこか頼りなかったナンバーエイトだ。 その表情にチームの雰囲気が一変した。 それ以降、自分も上級生も 「アゲイン」と自らコールし、 何度でも痛い思いを 進んでするようになった。 さて、予想通りとはいえ、 残念な緊急事態宣言の延長である。 「新しい生活様式」も安倍さんから 提案されている。 参考にすべき指針であることは 間違いないが、もっとも大事なことは、 感情的にならず、これからのことを 個々で考えて判断することかと思う。 我々自身が「情動」から「思考」を 個々に重ねることで、 全体の行動の方向性を つくり上げることができる。 その結果、連帯感を育むことができ、 みんなが納得した「新しい生活」を 楽しむことができるようになると思う。 (タックル嫌いの経験から by 農園主) |
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創意と工夫
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2020/05/03(Sun)
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コロナ後の新世界では、
自分たちの仕事ぶりが どのように変わるのか、 世界中の誰もが不安である。 ![]() 友人が経営する香川県の “IDO MALL”では、 5つの料理店が入っている。 それぞれにテイクアウトの お惣菜を揃え、ラーメン店では、 持ち帰りセットも用意した。 食材が映える容器もさすがである。 ![]() そして、「モッテイクカー」 というコンセプトで自前の配達も始めた。 友人は全国的に有名ないちごを作る 生産者の顔も持つ。 その技術も凄いのだが、 地元のために美味しい野菜の 供給(マルシェ)や料理の提供にも 挑戦している。 その時の環境に応じて、出来ること、 望まれることをやる。 その先にまた新しい発見がある。 不安はそうやって解消するしか ないのだと思う。 ぼーっと固まっている暇はない。 新しい仕事ぶりは、自分たちが 新しく作ればいいのである。 (勇気も配達する人たち by 農園主) ※ 公式 Instagram : https://www.instagram.com/ido_mall/ ※ 公式 Facebook : https://www.facebook.com/IDOmalll/ |
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人気のカード?
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2020/05/02(Sat)
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一律10万円の特別給付金の
申請が始まった。 マイナンバーカードがあれば、 オンライン申請ができると聞き、 試したくて早速やってみた。 3カ月ほど前に、たまたま カードを作ったからだ。 個人番号は、国民全員に 背番号をつけるような施策として 評判は悪く、利用する機会が 少なかったこともあって、 一般的にはほとんど浸透していない。 自分たちもそうだったのだが、 来年以降の税務申告がきっかけだった。 電子申請をしなければ、 青色申告による減税措置が減額される (節税効果がなくなる)ことになり、 そのためにはマイナンバーカードが要る、 という仕掛けになった。 こうして、自分も作った(作らされた?) というのが経緯である。 ちなみに、 登録から発行まで2カ月かかった代物。 こうして初日である昨日に 張り切ってアクセスしたのだが、 申請ページにつながらない。。。 アクセスが集中しているからであろうか? 仕方なく、市役所からの郵便を のんびり待とうかと諦めかけたのだが、 いやいや、せっかく作ったのだからと 懲りずに2日目も挑戦。 おっと、本日はサクサクと申請完了。 ハンコも要らない。あっと言う間だ。 これなら作った甲斐はあったかも。 ちょっと見直したのであった。 (小さな満足 by 農園主) |
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