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アランとポール( 静かだね 編 )
2020/04/30(Thu)
 毎年、GWに来園することを
恒例にしてくださっているご家族が
たくさんおられ、にぎやかに再会するのが、
いつも楽しみであった。
しかし、今年は、台風、コロナ、
環境の激変で不思議な連休である。
当園だけでなく、みんな同じ気持ちだと思う。

 静かに時間が流れる農園に、
アランとポールも違和感を
感じているようだが、
でも我々に余裕があって、
いつも相手をしてもらえることを
喜んでいるようでもある。
いっしょに毎日、農園内を散歩したり、
ブラッシングをしたり、と。

【写真】シロツメクサやクローバーを食べながらお散歩するアランとポール

 でも、ちょっとしつこい位に
かわいがり過ぎると、
「もういい、充分です」という顔で、
うるさがって離れていく。

(それをまた追いかける by 農園主)

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3,000回目のブログ
2020/04/29(Wed)
 少し前のこと。
証券会社にいた時の同僚と奥さまと
食事をする機会があった。
彼女は、外資系でサラーリマン勤めを
しながら、時間の合い間をみて
昔から興味のあったシナリオライターの
養成学校に通ったそうだ。
そして、テレビ局が企画するシナリオの
応募に何度か挑戦し、
ついにドラマ化が決定。
プロのシナリオライターとして
デビューされた。
実際の仕事は、想像以上に大変過酷で、
モノを書くという作業だけでなく、
業界特有のスポンサーや演出家、
脚本家との調整は、ご主人がはたから
見ていて、ひやひやするくらいの
気苦労があったとか。
「自分の体をミンチにしながら」
書き続けたとご本人は笑っておられた。

 モノを書くという創造作業は、
自分の全てを絞り出すようなことで、
生半可なことでは到底できない。
もし、自分にできることがあるとすれば、
毎日、続けることくらい。
それ以上のことは無理だと思っているが、
こうして皆さまと繋がることはできる。

(3,000回目のミンチ by 農園主)


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気持ちはゴールデンで
2020/04/28(Tue)
【写真】受付ハウス正面の花壇からみた農園風景

 ポレマフが「マフラー」から「タオル」に
役割を変える陽気である。
日本のGWは最高の季節、
でも、遠出はままならない時期である。

 最近、君津では今までにない
珍しい光景が見られる。
「ご家族での散歩」。
車社会なので、普段は歩く人は
ほとんど見かけない街ながら、
田んぼの広がる当園の周辺では、
爽快に自転車に乗る親子や
3世代総出のにぎやかな散歩とか、
ご夫婦のおだやかな散歩などと出会う。
どなたも笑顔は共通。
お互いに言葉を交わすことは、
控えているが、
どこか仲間意識みたいなものを
それぞれに感じているような気がする。

(会釈でわかる by 農園主)

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オランダと佐倉市のチューリップ
2020/04/27(Mon)
 「オランダのチューリップ・バブル」
と言えば、金融の教科書では
よく登場する事例である。
17世紀のころ、当時希少性のあった
球根は、富の象徴となり、
どんどん高値で買い求められ、
一般市民も転売目的で
売買に加わったことで、
球根は当時の年収の10倍にまで
跳ね上がったという逸話。
あとから見れば、愚かなことなのだが、
人間は熱狂にうかれ、理性を失うという
初のバブルとして語り継がれる。
結末は、「買い手が誰もいなくなった」
という噂で、価格は急落することになる。
日本の不動産・株価バブル、そして、
米国の住宅バブル(リーマンショック)と
今も昔も同じことが繰り返される。

 先日、千葉県佐倉市の“チューリップ”
80万本が全て刈り取られてしまったそうだ。
この公園の入り口は封鎖されているのだが、
周囲からきれいな花が見えるので、
大勢の人が集まって来てしまうからである。
この公園の栽培スタッフたちの心情を
想像すると胸が苦しくなる。
社会を守るための苦渋の決断であろうが、
一方で、自制の効かない人間の本性との
対峙はなんとも悲しい結末である。

(花にはいつも罪はない by 農園主)


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夢を実現するために
2020/04/26(Sun)
 今年、兵庫県尼崎市でいちご農園を
新しく開園した若い人がいる。
街のド真ん中にあるご祖父の畑を
なんとか活かし続けたいという思いを
当時まだ大学生だった彼に相談された。
5年前のことであろうか。
お金のなかった彼はいつも夜行バスで
君津までやって来ては、
その日のうちに帰って行った。
たいしたアドバイスはいつもできなかったが、
「 せっかちにならずに、
 社会勉強をしながら、
 じっくり準備すればいい。」
「 いちご狩りにこだわらずに、
 地の利を活かした
 営農スタイルを考えたら。」
とだけ伝えたと思う。

 その後、神戸の生産者のもとで
3年間の研修期間を経て、
満を持して自分の農園を作った。
地域では初めて農業用の助成金を
受けたそうだ。
彼の「熱意」と「戦略」が
周囲を動かしたということであろう。
消費者が近いという利点を活かした
直売中心の彼の営農スタイルは
厳しい環境下だからこそ、
これからのあるべき農業の方向性を示す。
農家が消費者の皆さまに
直接アクセスをしていくことが、
これからの大きなテーマである。
もちろん、品質あってのこと。

(頑張ろう by 農園主)

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ペルポンテのワンパックランチ
2020/04/25(Sat)
【写真】君津・ペルポンテのワンパックランチ

 本当ならお店でゆっくりと楽しみたい。
今野シェフに色んなことを教わりながら、
あるいは、時には顔なじみの
他のお客様との楽しい会話が
食事を一層引きたててくれる。
それは今は叶わなくとも、
自宅でシェフの味を楽しませてもらえる。
こういう時だからこそ、
美味しいものがますます生活の喜び。
ちなみに、ランチ以外にも
持ち帰りメニューには、ピッツァもあり、
好物の「手羽元のスペアリブ」もある。
ビールとワインが進むの、これ。
手をべとべとにしながら。

【写真】君津・ペルポンテの“手羽元のスペアリブ”


(自宅でイタリアン by 農園主)

※公式HP:https://italian-restaurant-1048.business.site/

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行列。。。
2020/04/24(Fri)
 いつも利用している駅前の銀行支店へ
ATMで現金を引き出しに立ち寄ったら、
週末の午後であったためであろうか、
とても混雑していて、
せまいATMコーナーが“密集”していた。
店内の窓口を見たら、ガランとしたので、

― お願いします。
と通帳とカードを出したら、
「登録の印鑑ありますか?」ときた。

― え?あちら(ATM)が混んでいたので。
それにそんな大事なもの(印鑑)は
いつも持ち歩いていませんが。。。

 粘った甲斐あって、
なんとか現金は手にしたが、
ATMの行列に並んでいた方が
早かったようだ。

 同じようにいつも利用する
イオンスーパーでは、
人混みをつくらないために額に汗して
店員の人たちが、買い物客を
誘導をしている。
君津市では感染者はまだゼロ人であり、
市民が特別神経質になっているわけでは
ないかもしれない。
しかし、元銀行員としては、
とても恥ずかしい気持ちになる。
金融業界の危機意識の薄さに。
今こそ、中小企業や個人事業主への
資金の出し手として経済の救世主になり、
世の中にその存在意義を示す時なのに
どこを向いて仕事をしていることやら。
いつ生まれ変われるの? 

(今でしょ?やっぱり by 農園主)

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かっけーマスク
2020/04/23(Thu)
【写真】苺色(赤のバンダナ)の手作りマスク

「私の大切な方々に
勝手に手作りマスクを送っています。
苺色なので、良かったら使ってください。」

 嫁さんの友人から、手紙とともに、
嬉しい贈り物が届いた。
安倍さんよりもひと足早く。
(しかもずっとオシャレで大きい。)
とても有難く、
早速大事に使わせていただく。

 苦しい時に人のことを
気にかけることのできる心と行動力に
尊敬と感謝。
そういう格好いい大人に
自分もなりたいと思う。
こんなオシャレなものは無理でも、
このご恩を他のひとにつなげたい。

(小さなことだって by 農園主)

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史上初のマイナス
2020/04/22(Wed)
 原油の価格が下げ止まらない。
産油国の部分的な減産合意があったものの、
需要の落ち込みはそれ以上で、
「石油はタダになる?」という冗談も
もはや笑えない。
というのも、先物はなんと
マイナス価格になったからだ。
価格がマイナスということは、
買い手が代金を支払うのではなく、
お金をもらって原油を買うということ。
先物取引は、期日が来れば
“現渡し”と呼ばれる現物の受け渡しで
決済するのが原則で、貯蔵庫や
タンカーを持っていなければならない。
しかし、貯蔵庫に在庫がどんどん溜まり、
満タンになってしまえば、
引き取りようがなくなる。
引き取り手の押し付け合いと
投機筋のパニック売りが重なり、
マイナス価格での取引が
成立したわけであるが、
一時的なものとも言い切れないのが怖い。
コロナの影響で、需要サイドが消失し、
実体経済が止まっていることを示す
現象である。

 感染拡大をくい止めることと
経済崩壊を防ぐこと、
その両立がいかに難しいことか。
米国、ドイツが経済活動の再開に向けて
焦り始めているのは、こういうことで、
我が国も同じ状況にある。
近い将来、自粛が少しずつ
解除されていった場合、
どのように仕事を再開していくのか。
もはや、同じやり方はありえないのなら、
それぞれの持ち場で今から準備して
おかなければいけないのだと思う。

(リスタート・ダッシュのために by 農園主)


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“かなみひめ”の今
2020/04/21(Tue)
【写真】ランナーが伸び始めた“かなみひめ”の親苗の様子

 ランナーが出てきた~ よかった。
これで子苗の増殖は問題なくいける。
ランナーの先に育つ子苗を増やせば、
“かなみひめ”はもはや幻ではなく、
現実のいちごになる。

 イチゴは冬の間、寒さに充分に
当てることで、春の暖かさを感じる
センサーができて、ランナーを出現させる。
“かなみひめ”は、ひと冬、外でずっと
雨ざらしだったため、寒さには
充分すぎるほど?耐えてきたので、
大丈夫だとは思っていたものの、
やっぱりホッとする。

(春なのだ by 農園主)

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暗く寒い冬の日
2020/04/20(Mon)
 北欧の冬は長くて厳しいそうだ。
午後3時に日が暮れると
翌朝9時までは暗い。
寒さと合わせ外出がままならなく、
自宅で生活する時間が長い環境が、
「不自由な生活をどう快適に過ごすか」
新しい創造を生むこともある。
代表例が世界最大の家具・雑貨チェーン
“イケア”だという。(日経新聞)
コンパクトな梱包を工夫し、
自宅で組み立てのできる
安価な家具を実現した。

 コロナ退治後の世界を想像すると、
今回の我々の経験はトラウマとなり、
消費スタイルや生活スタイルは、
完全に元に戻ることは多分なく、
大きく変化することになる。
しかし、それは暗く不幸な世界では
決してないと思う。
なぜなら、これから先の世界や未来は、
何かや誰かに既に決められている
ものではなく、完全に開けていて、
自分たちで新しく作っていけるものだからだ。

 新世界の消費者が望む
新しい農園の在り方や
いちごの求め方を創造していくこと。
嫁さんと経営会議(夕食)を重ねている。

(日々、結論は変わるけど by 農園主)

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アランとポール(STAY HOME?編)
2020/04/19(Sun)
 夕方、いつも通りに気持ちだけは
盛大なディナー?を嫁さんと
2人で始めようとしていたら、
「ヤギさんたちが柵の外に出ているよ」
近所の方から電話をもらった。
皆さんがいつも気にかけてくれている。

 えっ。。。
慌てて農園に向かってみると、
うす暗くなった中、アランフィールドの
出入口の外で2頭がモジモジしている。

 アランがいつもの「ベェ~」という
野太い声ではなく、珍しく、
よく通る声で「めぇー」と呼んでいる。
出入口がしっかりと閉まっていなかったのか
外に出るには出られたが、
多分、散々遊んだ後、帰ろうと思ったら、
入れなくなって困ったぁ、という顔である。
ポールは、身軽なので、
難なく出入口の隙間から
出たり入ったりしているが、
アランの周りからは離れない。

 小屋から離れて遠くまでは
決して行かない2頭。 
臆病なので、“遠くに行けない”
性質(たち)であり、
インドアなヤギたちなのである。

【写真】青空の下、お散歩してご機嫌ポーズのアランとそのそばを離れないポール

(ご近所の見守りに感謝 by 農園主)

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プロジェクト M (メッセージ編 その11)
2020/04/18(Sat)
 ポレマフを注文いただいた方から
メールをいただいた。

「 こんにちは。 急に寒くなったり、
 気温も目まぐるしく変化しますね。
 さて、アランとポールにご挨拶がてら
 伺いたい、と思って
 早一ヶ月がたってしまいました…
 昨今の状況からなかなか出掛けることも
 出来ず、です。
 でもそのうちに伺いますので、
 タオルを取り置いていただけますと
 幸いです。 
 どうぞよろしくお願いします。」

 ありがとうございます。
もちろん、ポレマフはいつまでも
預かっておきます。
外出しやすい環境になれば、
いつでもお越しいただいて
お会いできれば嬉しいですし、
宅配に変更してお送りすることも
可能です。

【写真】ポレポレ農園オリジナルグッズ“ポレマフ”

 引き続き、皆さまからのメッセージを
ご紹介します。

「 この度の台風被害、
 お見舞い申し上げます。
 一日でも早く、元のポレポレ農園に
 戻りますよう 心より願っています。
 来年のいちご狩りを
 楽しみにしています!」

「 台風のニュースをみていて、
 すぐに、ポレポレさんの事を
 思い出してホームページをみていました。
 今年も伺いたかったので、
 すごく残念ですが、
 再建されるとの事なので、
 家族一同楽しみに待っています。」

「 微力ながらこういう形で
 応援させてください。
子どもたちはアランとポールに
 会うのを楽しみにしています。」

「 遅ればせながら注文をさせて頂きます!
 デザイン、良いですねー!!
 美味しいイチゴと楽しげなポレポレ農園の
 賑わいが連想されます」

「 夫実家が下湯江にあり (以前少しお話し
 しましたが、多分ご近所さんです)
 毎年ポレポレさんのいちごを
 楽しみにしていました。
 そちらのかなみひめとやよいひめ、
 甘くて大好きです。
 台風でハウスが倒壊したことをサイトと
 実際に見た義両親からもお聞きしました。
 たくさんの購入ができず
 申し訳ないのですが、
 一枚購入させていただきたく、
 よろしくお願いいたします。
 来シーズンは、新しく生まれた次女も
 連れて、いちごがりにうかがえること、
 楽しみにしております。
 (予約は争奪ですが…笑)」

「 来年行きたいので復旧頑張ってください。
 いちご楽しみにしてます。」

「 ポレポレ苺が恋しいです!
  美味しい苺をまた楽しみにしています。」

「 頑張れ 」

「 出遅れましたが、
 家族4人分お願いします。
 みんなでマフラーを巻いて農園に
 伺える日を楽しみにしています!
 健康第一で頑張ってくださいね。
 福の島より応援しています!」

「 再開を楽しみにしておりますが
 ご無理をなされぬ様に」

「 お久しぶりです。
 大変な時期ですが、
 体に気をつけて頑張って下さい。
 又、アランやポールやお二人に
 会いに行きまたいと思います。」

(ポレポレ愛が支え by 農園主)

※ ご注文は 当園ホームページの ポレポレ商品のご案内 から。
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新しい循環扇
2020/04/17(Fri)
【写真】育苗ハウスに循環扇を取り付けているところ

 育苗ハウス内に
循環扇(扇風機)を取り付けた。
コロナの影響による換気が目的?ではなく、
これから暑くなる季節に向けた対策。
夏の風のない日は、ハウス上部の空間に
熱気がこもるので、その空気を
滞留させないためである。
真夏の熱気は苗の体力を弱め、
病気の原因になる。
我々が不快な環境は、苗たちも嫌がる。

 昨今は、どうしてもコロナの情報ばかりが、
気になってしまうが、
もうすぐ梅雨が来て、夏がやってくる。
その前に必要な仕事の手順や
環境の準備は、始めておかなければ。
こういう時だからこそ、足を止めずに、
準備を前倒しにする動きを心掛けたい。

(思考を止めずに by 農園主)

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国と民の関係
2020/04/16(Thu)
 台風は、一晩辛抱すれば過ぎ去り、
被害状況は翌朝にはわかる。
昨年の15号の後、途方にくれたが、
それでも国と県と市は迅速に補助金の
出動を決めてくれたので救われた。
確かに7カ月経った現在も、
まだ支給はされていないが、
手続きの煩雑さと担当者の
マンパワーを考慮すれば
仕方ないところもある。
しかし、「事前着工」(承認を待たずに
工事を始めること)が認められたことや
請負業者のご協力で支払いは、
補助金が支給されるまで
待ってくれているので、
当園の再建は進んでいる。

 さて、コロナによる休業要請の
批判が聞かれる。
「補償とセットでなければならない」
という意見が主流であるようだ。
それは、もちろん望ましいが、
時間軸を整理しなくてはいけない。
例えば、台風の渦の真っ只中にいる場合、
被害の補償額とその支払い日、
申請の方法など、暴風雨の中で
話し合う人などいない。
まず、命を守ることが最優先で、
安全な場所でじっと家族で過ぎ去るのを
待つしかない。
それが、今起きていることなのだと思う。

 台風一過になってから、補償のことは、
行政が最大限の支援をするに決まっている。
それが、国の在り方、存在意義である。
その信頼感があるからこそ、
我々国民は、様々な自粛要請を
受け入れることができるのだと思う。

(相互に信じる by 農園主)

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気持ちを伝播する
2020/04/15(Wed)
「 コロナウィルスで
 落ち着かない毎日が続きますね。
 昨年3月に家族でいちご狩りで
 お世話になりました。
 アランとポールは元気ですか?
 台風15号での被害により、
 休園されていることをホームページで知り、
 「応援しています!」の気持ちを伝えたくて
 お手紙を書いています。
 水害に加えてコロナのこともあり、
 大変なことが続きますが、
 どうかがんばって下さい。
 (でも、がんばりすぎないように)
 来年、またこどもたちと一緒に
 おいしいいちごをおなかいっぱい
 食べに行かせてもらえる日を
 楽しみにしています。」

 とても嬉しい。(涙)
ご自分たちの生活も不便で窮屈な時に
他の人を心配し応援できる心に感動する。
自分もそうありたく、
この感動を、誰かにつなぎたいとも。
もし、どんどん次の人たちへ
思いを渡すことができたなら、
窮屈な世界でも、
きっと心は豊かになると思う。

(できることから by 農園主)

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旨いがある
2020/04/14(Tue)
 外出はできるだけ減らし、
接触を「8割減らす」ことが我が家でも目標。
日常で接触する人数はというと、
嫁さんとアランとポール(ここは減らせない)
時々の客人があるものの、
通勤はなく、農園への往復は車なので、
残るは、買い物の時くらいである。
そうなると、買い物の回数を減らすしかない。
ますます、美味しいものを求めたくなる。。。

【写真】君津・キートスの店内の様子

 “キートス” でのランチも我慢して、
その替わりにテイクアウトのお惣菜を買う。
抜群のセンスで特有の料理を揃えてある。
しかもヘルシーときている。
最近では、試行錯誤の末に登場した
オリジナルブレンドのコーヒー豆も
買うことができる。

(お気に入りを自宅で by 農園主)

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応援歌
2020/04/13(Mon)
【写真】千葉・成田の大木苺園さんの“おいCベリー”

 成田の名人がいちごを持ってご来園。
「 いちご屋にいちごもなんですけど、
 固さもみてくださいね」 と。
収穫したいちごは全て地元の直売所で
完売する人気のいちごである。
この厳しい環境下でも、びくともしない。
売れ行きはいつも通りなのだそうだ。
そのはず、「旨いっ」のだから。
果実の固さもほどよく維持されている。

「 これからは、ボーっとしたいちご農家は
 もう生き残れないかもしれないですね。」
彼が心配しているのは、
コロナによる消費の動向ではなく、
栽培していくための自然環境が
厳しくなっていることである。
この夏も多分暑くなることが予想され、
育苗の新しい方法を考えておられる。

「 大丈夫。 旨いものを作りましょう。」

(何よりの励ましである by 農園主)

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田んぼの水
2020/04/12(Sun)
【写真】農園隣りの田んぼの水面に映った三舟山

 農園の周辺では、
田んぼに水が入り始めた。
やがてGW前には田植えが終わる。
窮屈な生活が続いているが、
時間はいつも通りに流れていて、
季節は進む。
雪国では、田んぼの水が不足することが
心配されているそうだ。
暖冬で積雪量が少なく、
例年の雪解け水が期待できないと。

 次から次に難問難題は山積である。
でも、慌ててジタバタしても
何も解決しない。
ひとつひとつの課題に向き合って、
丁寧に手を打っていく。
ダメだったら、また次の手を打つ。
その繰り返し。
時には「助けて」と手を挙げるのも、
恥ずかしいことではないと思う。
きっと、たくさんの方が救いの手を
差し伸べてくれるはず。

(人は優しいのだから by 農園主)

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みんなで、おせっかい
2020/04/11(Sat)
「 店頭で見かけることの増えた
 アルコール消毒も使い方には注意が必要。」

 看護師をしていた友人からのアドバイス。
我々は、アルコールさえ手につければ安心
と思いがちだが、実は、こすり乾かさないで
次の物に触ると、却って菌を増殖させてしまう。
指先、指の間などによくつけて
しっかり乾かすことが大事なのだそうだ。

 こうした情報の積み重ねは、
とても大きなチカラになると思う。
余計なおせっかいかな?という気持ちは
誰しもがあろうが、知らない人からすれば
とても有難い情報だったりする。

 そこで、金融界にいたことのある農家として、
ひとつ“おせっかいなアドバイス”。
個人事業主は、緊急融資(無利息、無担保)
が用意されているので、これは遠慮せず、
利用すべきだと思っている。
「借金だから、返さなくてはいけないでしょ?」
その通りである。
しかし、緊急事態に備えるためには、
手元流動性を厚くすることがとても大事。
リーマンショックの時に名だたる企業でも
資金繰りに苦労していた姿を見てきた。
資産と負債を両建てにする。
バランスシートが膨らむことになるが、
それでいい。 今は。
まずは、自分の会社や農園を
資金繰り倒産させないこと。
返済は、病原菌をみんなで退治してから
考えればいいと思う。

(皆様の“おせっかい”教えて by 農園主)

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これ、いいね ( 春キャベツ )
2020/04/10(Fri)
【写真】焼きキャベツのクリーミーツナソース

 毎日、野菜をいっぱい
食べたいと思っている中で、
最近、ちょっとお気に入りの一皿。

 キャベツを軽く焼いて、
ヨーグルトベースのソースをかける。
ソースには、ツナ、青しそ、
そして刻んだらっきょうを合わせる。
あと、マヨネーズ、オリーブオイル、
砂糖と塩も少々。
すると、さわやかな風味が、
キャベツの甘味を俄然引き立たせる。
実はこれ、君津市の広報誌で
紹介されていたもの。

 今年の春キャベツは、
「冬の高温と適度な雨で、
生育は早かったが、
柔らかく出来はいい」そうだ。
ちなみに、キャベツって、
緑色の部分はビタミンA、
白い部分にはビタミンCが
含まれるお得な野菜である。

(おすすめッ by 農園主)

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“かなみひめ”の今
2020/04/09(Thu)
【写真】かなみひめの親苗の様子

 先週、親苗候補の
“かなみひめ”の葉を採取し、
メディカルチェックをしてもらっていた。
そして、1週間経った今日、
PCR検査の結果が出た。

“全て陰性” という連絡。
良かった~。
恐れていたタンソ病は保菌しておらず、
親苗として“合格”のお墨付きである。
本当にホッとした。
もし、陽性であったなら、
“かなみひめ”という種が
途絶える危険性があったので、
検査結果を待っていた時間は、
正直ドキドキであった。
皆さまが心待ちにされているあの品種を
これからまた育てていける。

(皆さまとダミーで乾杯 by 農園主)

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君津のいちご
2020/04/08(Wed)
 春のいちごが真っ盛りである。
今朝、師匠の農園へ出かけたら、
ハウスの中には、いい状態の果実が
たくさん生っている。
しかし、いちご狩りは当面、
休むことにしたそうだ。
「何かあったら、迷惑をかけるから」
と苦渋の決断かと思う。

 しかし、店頭での直売はしているので、
電話予約をすれば、購入できる。
品種はその日によって異なるが、
ちなみに、
この日は、紅ほっぺ、かおりの、
おいCベリー、淡雪の4品種。
自宅での食べ比べも
結構楽しいものである。

【写真】師匠・大竹いちご園のいちご(大箱4パック)

 気温が高くなり、
宅配が難しい時期になったので、
(輸送時に傷みやすいため)
直接店頭に足を運んで
お求めいただければと思う。
君津市内には、腕のある生産者が
ひしめいているので、
是非ともご賞味を。 

(春の味覚をご堪能あれ by 農園主)


※ (君津エリアのいちご園一覧

 
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アランとポール ( 不変であるもの 編 )
2020/04/07(Tue)
【写真】青空の下で土手の草を仲良く食べるアランとポール

 青い空、緑の草、上空のヒバリのさえずり。
アランとポールの食欲。
いつもと何ら変わらない日常である。

 混乱の世の中にあっても、
その病原菌以外は、
本質は何も変わっていないと思う。
きっと、宇宙飛行士は今も青い地球を眺めて、
「美しい」
とつぶやいているに違いないのだから。

(美しく生きたい by 農園主)

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ガマンとご褒美
2020/04/06(Mon)
 先週のこと。
看護師をしていた友人から、
「もしかしたら自分が保菌者かもしれないと
いう気持ちを持って行動すべき時期。
病気を移される不安ではなく、誰しもが、
移すかもしれないという恐怖感を持って
行動しなければいけない」 と。

 経済の崩壊と医療の崩壊。
どちらも守らなければ我々は立ち行かず、
みんなで協力して立ち向かうしかない。
ディフェンス面は、
病気を蔓延させないために
できるだけ我慢して外出しないこと。
オフェンス面は、
できるだけ消費を止めないこと。
買い物だけは気を付けながら続ける。
ネットでも出前でもいい。

 人類の英知を結集したワクチン開発は
進んでいて、6月には治験が始まる薬もある。
少し先だが、それまでみんなで辛抱。

 もし、お気に入りのレストランが、
テイクアウトをさせてくれるなら、
それだけで十分な喜びである。
クワトロチーズとハチミツのピザとか
アンチョビのピザとか。

【写真】テイクアウトした2枚のピザ

(少々のご褒美は、ほしい by 農園主)

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タイムマシーン
2020/04/05(Sun)
【写真】来シーズンの子苗用ポットを水洗いしている様子

 育苗用のポットの水洗いを始めた。
高圧洗浄機を使って、10,000個くらい。
この仕事は、いつもなら10月にしている。
育苗を終えた9月末に無事に定植ができ、
その後で、ちょっとひと安心しながら、
ひと夏使ったポットを
片付けていくのがいつものパターンだった。

 しかし、昨年は台風の後、
倒壊したハウスの中から
苗が入ったままのポットを取り出して
片づけるまでが精一杯だった。
厚手のプラ製なのに、
割れてしまったものも多かった。

 あの時、中学や高校の同級生とその家族が
大勢で駆けつけて手伝いに来てくれたっけ。
涙が出た、ホント。
今、こうしてそのポットを洗って、
6月から始まる来シーズンの苗取りの
準備をしている。

(おかげ様で少しずつ前進 by 農園主)

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プロジェクト M (メッセージ編 その10)
2020/04/04(Sat)
高校の同級生から
“ポレマフ”の感想が届いた。

「 生地もしっかりしていて、
気に入りました。
ハイキングの時に使おうと購入しましたが
エプロンの腰に下げておくと
手拭きだけでなく熱いお鍋の移動に
使えたり、いろいろ便利です。
デザインも良いしね!」

 料理上手と聞いていた彼女から、
新しい使い方のご提案。素敵でしょ。

 皆さまからいただく嬉しいメッセージを
ご紹介いたします。

【写真】両手でポレマフを広げる小学生の男の子


「 去年たくさんイチゴでお世話になった
 双子の母です。台風で被害が出てると
 母から聞いてフランスから
 心配していました。
 フランスの苺はすっぱく 
 なかなかそのまま食べれません。
 また帰って食べれるのを
 楽しみにしています。
 お体大事にしてください。」

「 バタバタしてご連絡が
 遅くなってしまいました。
 なかなかお伺いできませんが、
 再建応援しております。」

「 毎年伺っていましたので
 今年はとっても残念です。
 台風の被害等
 とても大変だと思いますが、
 まずはご主人奥様
 ご無事でなによりです。
 農園が再開したら
 必ずまた伺わせていただきます!」

「 子どもが産まれてから、
 毎年ポレポレさんへお伺いする事を
 春の楽しみにしておりました。
 復旧のためにお忙しいかと存じますが
 どうぞみなさまご自愛下さい。
 微々たる支援で申し訳ないですが
 お力になれますと幸いです。
 再開される日を楽しみにしております。」


「 またポレポレ農園の苺を食べるのを、
 とても楽しみにしています
 義母も心配していました。
 体に気をつけて再建頑張ってください。」

「 お久しぶりぶりです。
 大変な時だと思います。
 ほんの少しですが協力させて下さい。
 一日も早い復興を願っています。」

「 こんにちは、一日も早い復活願っています
 微力ですが応援しています。
 お二人ともどうぞお体お気をつけて」

「 お久しぶりです、バタバタしていて、
 今こんなステキなタオルが
 発売されている事に気がつきました!
 ので、さっそくお願い致します」

「 台風被害を今になって知り、
 心を痛めております。
 毎年、家族でポレポレでのいちご狩りを
 楽しみにしていたので、残念ですが、
 ご夫婦のステキな笑顔で、
 このピンチを乗り切れるよう、
 心より祈っています。」

「 昨年、訪問させて頂き
 大変楽しい時間を過ごす事が出来ました。
 是非再建してまた素敵なポレポレ農園を
 復活させてください!
 微力ながら応援させて頂きたい
 と思います!」

(皆さまのポレポレ愛に感謝 by 農園主) 


※ ご注文は 当園ホームページの ポレポレ商品のご案内 から。



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アランとポール ( 高級な素材 編 )
2020/04/03(Fri)
【写真】青空の下、のんびりと草を食べるアランとポール

 いつもより毛が抜ける時期が遅く、
どうしたのか?と心配していたら、
先日の雪。
それを見越していたかのように、
この2-3日から、
急に生え変わり始めている。
ようやく、暖かい季節になる
ということだと思う。

 それを待っていたカラスたちがいる。
農園の上空をずっと前から
縄張りにしている3羽ガラスである。
アランとポールの小屋に、
抜けた白い毛の束を
せっせと集めに来る。
巣作りに使っているのだと思うが、
勝手知ったる様子で、小屋の中まで
入ってくちばしで拾う。
アランも 「今年も来たの」 って感じで
見ている。

【写真】ブラッシングをして抜けたアランの毛玉

 ちなみに、この毛は優れもの。
羽毛のレベルではない。
手のひらで包むと暖かいのではなく、
「熱い」。
中に火がついたかと驚くほどである。

(羨ましいものを着ていたのである by 農園主)


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“かなみひめ”の今
2020/04/02(Thu)
【写真】親苗プランターに定植した“かなみひめ”の苗

 いよいよ、最終選抜となった。
器量よし、愛嬌よし、自己主張あり。
厳しい審査基準を突破した苗たちが
親苗としてプランターに植わっていく。
自慢のメンバーが揃ったと思う。
きっと、将来性のある子苗を増やして
いってくれるものと思う。

 しかし、心配なことがひとつある。
台風以後、屋外で育ててきたので、
防除はしてきたものの、
病気を持っている可能性は否定できない。
農業事務所(普及センター)に相談したら、
病原菌(タンソ病)の保菌の可否を
チェックしてもらえることになった。
千葉県では、農林総合研究センターで
PCR検査ができるのだそうだ。
最近よく耳にするDNA検査のことである。
なんと驚き、最後はメディカルチェック。

(メジャーリーガー並み by 農園主)

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いちご農家からのお願い
2020/04/01(Wed)
 暖かくなって、いちごの収穫量が
増える季節になった。
甘味と酸味の両方が楽しめる
“春のいちご”が始まった矢先である。
当園は、再建のため今シーズンは
お休みしているが、
頑張って開園にこぎつけた
君津の仲間たちは、
今、来園者の激減にほとほと困っている。

【写真】君津のいちご屋さんのいちごパック

 「いちご狩り」は、外出自粛によって、
当面は我慢していただくしかないかも
知れないが、その替わりにいちごを
直売や宅配で購入していただき、
“ご自宅でのいちご狩り”を
楽しむという企画はいかがだろうか。
複数の品種を揃えるいちご屋さんは多いので
きっとお子さんも喜ぶものと思う。

 生産者の悲鳴は、
君津に限ったことではなく、
全国的なことであり、もっと言えば、
いちごにとどまらないことでもある。

(消費を止めないで by 農園主)

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