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トイレとポット
2020/03/31(Tue)
 先日、地元の大工さんと話をしていたら、
「住宅の引き渡しができなくて、困る」と
ぼやいていた。
中国からトイレや洗面台が入荷されないので
完成に至らないのだそうだ。
そういう住宅への銀行の融資は
実行されないので、施主は支払いができず、
必然的に住宅関係者への支払いも
お預けとなってしまう。

 こういう資金の滞りは、方々で起こり始め
政策金融公庫への無利息の緊急融資に
中小企業が殺到している。
銀行のOBを集めなければ
対応できないくらいだそうだ。

 今朝、ハウスの中で仕事をしながら、
ふと、ポットの裏をみたら、
「MADE IN JAPAN」とある。
農業用資材は、不思議なくらい国産が多い。
今どき珍しいが、それくらい国内の需要が
少ないということでもある。

【写真】国産の農業資材(ポット、プランター、他)

(当惑の日々 by 農園主)

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「平等」って?
2020/03/30(Mon)
「 今まで決めてやってきたことが
 平気でひっくり返される。
 手のひら返しだよ。行政って。」

 民間では考えられないことが
平気で起きると、ある会社社長の方が
憤っておられた。

 万民に平等な施策は、
現実として難しいのかも知れない。
それぞれに言い分や考え方があるからだ。
しかし、「結果」ではなく「過程」という
視点から考えていくと、
行政の「平等」という呪縛から
解かれるのではないか。

 例えば、コロナに感染してしまった場合、
どこまで準備したかは、人それぞれだと思う。
仕事や生活の窮屈を懸命に工夫しながら、
準備してきたにもかかわらず、
感染することもあろうし、
漫然と生活していて感染することもあろう。
「結果」として陽性という同じ事態であり、
国民としてどちらも救済されるべきだが、
優先順位に公平性が保たれるべきかどうか、
議論があるところだと思う。

 考えた分だけ、努力した分だけ、
あるいは、我慢した分だけ、差をつける。
それが平等と言うこともできるのではないか。

 ハウスが台風で壊れた、
そういう結果が同じでも、その備えを
どこまで考えて、コストをかけてきたのか。
仕事や生活へのリスクに対し、
費用や時間や思考をせず無策だったのなら
そうでない人から救済措置が
劣後してしまうことは、
許容されなればいけないと思う。

(平等の意味とは。。。 by 農園主)

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これ、いいね ( 君津の地酒 “峯の精” )
2020/03/29(Sun)
【写真】君津・宮崎酒造店の峯の精 本醸造辛口 にごり酒

 地元のお客様から
おすすめの地酒をいただいた。
しぼりたての新酒 「峯の精」。
火入れ(加熱殺菌)をしていない生酒で、
とてもフレッシュなお酒である。
最初の口当たりは、とてもさわやかな風味、
でも、後味は、辛くほろ苦い。
このアンバランスな風味が魅力であり、
どんな食とも合うと思う。
お刺身でも、旬のタケノコでも。
1本は軽く?開けてしまう感じ。

(楽しい美酒 by 農園主)


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なえ色
2020/03/28(Sat)
 親苗が届いた。
例年通りのスケジュールである。
「紅ほっぺ」「おいCベリー」
「やよいひめ」の3品種。
早速、用意してあった
プランターに移植する。
全体的には、いい苗を種苗会社に
準備してもらったと思うが、
「紅ほっぺ」は、少々徒長気味かも知れない。
温かい陽気が続いたせいかと思う。
これから温度、水、チッソの管理をして、
がっちりとした親苗に
仕立てていきたいと思う。

【写真】来シーズン用の親苗プランターが並んでいる育苗ハウスの様子

 さて、新しいハウスの中に苗が加わり、
いよいよ新シーズンが始まったのである。

(みどり色なのだ by 農園主)

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愛でるココロ
2020/03/27(Fri)
【写真】桜と紅白梅が咲く法巖寺の庭の様子

 古都? ではない。
農園から自宅に帰る途中の風景。
地元の法巌寺の境内である。
建立400年の趣きのある浄土宗のお寺。
整然とした境内に、
サクラと紅白梅が協演している。
檀家さんたちが日常的な管理に
協力していると、お聞きしているので、
このような美観が保たれているのだと思う。
 
 世の中は「重大局面」なので、
不要不急の外出は、国民として
自粛しなければいけない時期だ。
それでも、近所への散歩の範囲で、
心休まる公園や寺社は、きっとある。

【写真】桜と紅白梅が咲く法巖寺の庭の様子

(まだ知らないだけ by 農園主)

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“かなみひめ”の今
2020/03/26(Thu)
【写真】一次選考を通過した“かなみひめ”の親苗候補生たち

 苗を野外から新設のハウス内に移した。
しかし、全員ではなく、1次選考で
選抜された親苗候補の苗たちだけである。
ハウス内は温度が高めに保たれるので、
葉がすぐに勢いを示し始める。
今まで寒い時期に雨風にさらされ、
苦労をかけた。。。
これから数日の様子を見て、
最終選抜をする予定である。
選抜基準はなに?
元気で、スタイルが良くて、
アピールができて。

(AKBより厳しいかも by 農園主)

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掛け算以上
2020/03/25(Wed)
【写真】白い親苗用プランターに土入れ作業をしているところ

 そろそろ来シーズンの
親苗が到着するころになった。
親苗を植えるための
プランターの準備を始める。
籾殻を底に敷いて、土を入れて、
育苗ハウス内に並べていく。
50リットルの土袋は、結構重い。
いつもなら、春休みの
忙しい時期に当たり、
嫁さんは直売に大忙し。
独りでやる仕事である。
しかし、今年はみんなでやれたので、
3日かかっていた仕事が1日で終了。

(みんなは2人だけど by 農園主)

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プロジェクト M (メッセージ編 その9)
2020/03/24(Tue)
 “ポレマフ”がお手元に届いた方々から、
「思っていたよりいい生地~」とか、
「ブログで見ていたよりかわい~い」とか、
お褒めの言葉?をいただいている。
そうでしょ。そうでしょ。
自分たちも仕事で重宝しているのだから、
自信作である。
なんと、嬉しいことに、
追加生産の発注をしようかと
検討中である。

【写真】ポレポレ農園オリジナルグッズの“ポレマフ”

皆さまからいただく温かいメッセージを
ご紹介いたします。

「 昨年の台風による被害で、
 ポレポレ農園が深刻な被害があったと
 HPで拝見しました。
 ご心痛はいかばかりかと、
 心からお見舞い申し上げます。
 精鍛込めて育てられた苺だけでなく、
 設備の被害など、
 さぞやお力落しのこととは思います。
 この逆境を克服されますよう、
 切にお祈りしております。
 ご無理されませんよう ご自愛くださいませ。」

「 ポレポレさんのイチゴが、
 大好きなので楽しみにしております。
 頑張ってください。」

「 毎年美味しいいちごを
 ありがとうございます。
 今年も楽しみにしていましたが…
 まさかの台風に。大丈夫ですか。
 大変だと思いますが、またポレポレ農園の
 美味しいいちご食べれることを
 家族一同楽しみにしています。」

「 今年は休園するとの事でとても残念です。
 ブログを拝見する限り、アランとポールも
 元気みたいで安心いたしました。
 イチゴも好きですが、
 ポレポレにはお二人と2匹に
 会えることも楽しみしておりました。
 会えないのがとても寂しいです。
 どうかお体に気をつけて頑張って下さい。」

「 毎年家族で行くことを
 とても楽しみにしておりました
 去年は風邪をはじめインフルエンザなど
 家族仲良く順番に体調を崩し
 ポレポレ農園へは行けず、
 悲しい年となりました。
 子供たちからも
「イチゴ狩りいつ行くのー?いつ?いつ?」
 との声があがり
 今年こそは!!との思いで
 夫婦揃ってホームページを拝見したところ
 今年は休園との事…
 本当に残念な気持ちでいっぱいなのと
 来年さらにパワーアップして戻ってくるで
 あろう苺さんたちに会えると信じて
 「ポレマフ」を先行予約させて頂きました!
 どうぞ少しでもお力になれればと思います。
 ポレポレ農園さん大好きな我が家!
 どうかどうか頑張ってください!!
 次回お会いできる日を
 心より楽しみにしています。」

(ポレポレ愛に感謝 by 農園主) 


※ ご注文は 当園ホームページの ポレポレ商品のご案内 から。


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アランとポール ( 春の味 編 )
2020/03/23(Mon)
「 なっぱかったから。」
のぶ子さんから電話があった。
「ナッパカッタ?」
嫁さんが聞き返している。
「 菜の花を刈ったからね、
 アランとポールに
 食べさせてあげてね」
と、のぶ子さん。

 実は、何年か前に
「ヤギは、菜の花が好きでよく食べる」
と聞いて、アランにあげてみたことが
あったのだが、お気に召さなかったのか、
臭いをかいだまま、そっぽを向いて
しまったことがあった。
しかし、ポールにとっては
初めての菜の花である。 どうかな? 
おそるおそる差し出してみると、
凄い食いつき。
これは相当好きなやつだ。

【写真】菜の花をくわえるポール


 あれ? 
隣でアランもつられて食べている。
あまり得意そうな顔つきではないけれど。

(わかる、ちょっとクセあるよね by 農園主)

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エキスパンドル、ふたたび
2020/03/22(Sun)
【写真】山積みして保管していたエキスパンドルメタル

 半年前、台風被害の直後に
エキスパンドルメタル(金網)を
高校の後輩がいっしょに片付けてくれた。
育苗ハウス内の棚(ベンチ)に
使っていたもので、倒壊したハウスとともに
歪曲してしまったものは処分し、
使えるものは再利用するつもりで、
保管していた。

【写真】新しい育苗ハウスの架台に並べたエキスパンドルメタル

 それが、こうして新しい育苗ハウスの中で
再び棚の上に乗り、育苗の準備が整った。

(感無量 by 農園主)

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足るを知ることも
2020/03/21(Sat)
 昨年の台風15号の後、
君津では街中が長期間停電した。
電気のない生活は一時的に
とても不便であったのは確かで、
お湯の出ない冷たい水のシャワーに
嫁さんは悲鳴をあげて
始めは難儀していた。
しかし、夜ではなく夕方の
まだ暖かい時間帯に浴びれば
なんとか過ごせたし、
テレビがなくても会話があるし、
ぬるいビールもありだと思った。
それ以降、様々に生活スタイルというか
意識が変わった気がする。
あるものを使って済ますとか、
あるものを食べるとか。
必要以上のものをそぎ落とすと、
ちょっとした贅沢が、
ひとしお嬉しく感じたりもするようになり、
感応度が繊細になったと思う。

 さて、コロナの影響で、
北米の自動車工場が閉鎖されるそうだ。
生産台数が8割減少することになる。
リーマンショックの時、
GMとクライスラーが破綻したが、
当時は2割の販売台数の減少だったから、
この数字は、これから始まる経済の
落ち込みの深さが相当に厳しいものに
なることを示す。

 給与が減ったり、一時休業、解雇など
生活に大きな変化が起きるかも知れない。
覚悟をしながら、
でも、新しい生活スタイルを
考えて受け入れる機会でもある。
経済的に生活水準を切り下げることは、
決して不便や不幸なことばかりではなく、
人生の満足感を向上させる面もあると思う。

(原始的で感覚的な生活 by 農園主)

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トンチン、カンチン
2020/03/20(Fri)
【写真】直管パイプで作製中の架台が並んでいる育苗ハウスの様子

 右ひじが、少々痛い。
金槌を毎日振っているせいかと思う。
育苗ハウス内のベンチ(棚)作りは、
西棟が終わり、東側の2棟目に移った。
溝を掘って、防草シートを張って、
パイプを打ち込んで、組み立てて。
さすがに2度目の作業なので、
ペースは速くなった。
と思いきや、あれ?
肝心の全長が計画通りに仕上がらない。
メーカーによって部材(直管パイプ)
の長さの規格が違っているようだ。
5メートルほどの内、4センチ程度。
汎用性が求められる部材は画一でなければ、
作業効率が落ちるので、これは困る。
仕方なく、組み立て終わった
部材の一部を解体して、やりくりする。

 仕事は、計画通りにいかないことが
常であり、それを何とかこなすことこそが
仕事なのかも。

(しかし、参ったなぁ by 農園主)

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独りではないから
2020/03/19(Thu)
 競泳の池江璃花子選手が
プールに入って、
ピースサインをしている。

「 言葉に表せないくらい嬉しくて、
 気持ちが良くて、幸せです。」

 言葉通りの笑顔で、
こちらまでシアワセになる。
少し痩せたかも知れないが、
でも、いずれあの筋肉が
戻ってくる日がくる。

 直接、声をかけられなくても、
なかなか会えなくても、
いっしょに頑張ろうと思う人がいる。
家族も友人も、みな同じ思い。
やれることは、それぞれが自分の仕事や
持ち場を精一杯に努めること。
そして、いっしょに笑っていこ。

(スティングでも聴きながら by 農園主)


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アランとポール ( ノドが渇くころ 編 )
2020/03/18(Wed)
 ぽかぽかと、4月のような陽気。
農園周辺の草が増えて、
アランとポールは楽しそう。
午前中は、我々が作業している
近くで、お仕事(食事)。

【写真】座りながら草を食べるアラン(遠くにポール)

 アランは、座って
休みながらも、まだ食べる。
ポールも後方でひたすら食べる。

 昼になって、小屋へ戻ると
真っ先に水分補給。
2頭で競い合うようにゴクゴクと。

【写真】バケツの水を飲むアランとそのバケツを覗き込むポール


(そろそろ冬毛が抜けるころだ by 農園主)

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ヒバリの声
2020/03/17(Tue)
【写真】育苗ハウスの上から見る北方向の農園風景

 昨日の強風が嘘のような
穏やかな朝。
上空では、ヒバリの声が
騒がしいくらいに響く。

 ハウスの天井ビニールの上に
かけてあった遮光シート(日よけ用)が
部分的にめくれてしまったので、
それを直しに新しいハウスの上に
初めて登った。
15センチほど以前よりは高くなったが、
パイプはずっと太くなったので、
かえって恐怖感はなくなった。
ただ、パイプの間隔が60㎝だから
歩けるが、もし90㎝まで広げていたら、
ちょっと怖くて上を歩けないかも知れない。
ハウスの建て方はその後のメンテナンスも
含めて考えておかなければいけないと
思っていたので、それを実感した。

 来月以降、この景色の先の方へ
新しいハウスが順番に出来上がっていく。

(青空のもと by 農園主)

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プロジェクト M (メッセージ編 その8)
2020/03/16(Mon)
 “ポレマフ”を受け取りに、
イチゴのない農園に
足をわざわざ運んでくださる方々。
なんて自分たちは幸せ者なのだろうか。
お子さんたちの笑顔につられて、
アランとポールも大はしゃぎである。

【写真】アランとポールにエサをあげているカワイイ兄妹

 皆さまに農園の再建の様子を見てほしいので、
是非、気分転換を兼ねて遊びに来て
いただければと思う。

 さて、皆さまから届いた
応援メッセージをご紹介。

「 ポレポレ農園のいちごを
 食べられることを
 楽しみにしてまーす(^^)
 後から、どどーっと疲労が
 押し寄せてくるから、
 ほどほどに作業してくださいね!」

「 注文が遅くなりすみません。
 素敵な企画です^^
 是非、参加させてください。
 よろしくお願いします。」

「 ほんの少しですが応援させてくださいね!」

「 美味しいイチゴをまた食べられることを
 楽しみにしています!
 マフラータオルも素敵です!」

「 家族全員で毎年イチゴ狩り
 楽しみにしてます!
 再開を心より願ってます。」

「 ポレマフきたー!!
 本当にこの季節は金曜日の7時から電話に
 かじりついているのに、のんびりしていて
 拍子抜けしています。(笑)
 スーパーで苺をみても高ぶらない私たちは
 本当ポレチゴが大好きなんですよねぇ。
 多分そんなファンが沢山首を長くして
 待っていると思います!
 どうか、身体に気を付けて
 頑張って下さいね。」

「 こだわりのタオル、色柄ともに素敵ですね。
 さすがです。
 私のウォーキングと長女のフィットネス用に
 使いたいと思います。」

「 ご無沙汰をしております!
 毎年、ポレポレ農園のおいCベリーが
 大好きで通ってました、
 昨年は天災により大変心を痛めてブログを
 日々拝見しておりました。
 微力ながら再建のお手伝いができればと、
 購入させていただきたいです。
 宜しくお願いします。」

【写真】ポレマフを首に巻いてピースサインのカワイイ兄妹

(温かい応援、本当に感謝です by 農園主)


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俄か職人
2020/03/15(Sun)
 育苗ハウスの中に、
苗を育てるための棚(ベンチ)を
作っている。 高さ70㎝ほどの棚である。
もちろん、地面の上で苗を育てる
こともできるが、ただ、イチゴの苗には
“炭疽病”という大敵がいて、
病原菌は水を媒介して拡がることが
わかっている。
灌水の難しさはそこにあり、
「水跳ね」を避ける意味で
台の上で苗を育てることが望ましい。

【写真】育苗ハウス内に作っているいちごの苗を置く棚

 嫁さんとあれこれと考えながら、
パイプを打ち込み、組み立てていく。
少々デコボコで、水平でないところも
あるが、そこはご愛嬌ということで。

(思ったより上手くいっている by 農園主)

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ガチンコ
2020/03/14(Sat)
 テレビでは大相撲がやっている。
見慣れない無観客での取組に
少々違和感があるのだが、
じっくりと観ていると、
シーンと静まり返った中での、
肉弾戦の音の反響が凄い。
時には、頭と頭がぶつかり合う鈍い音。
アランとポールの頭突き相撲のような?
関取衆は、いつも通りに
自分の仕事を努めている。
その姿を観ていると、とても安心する。

 一方、金融市場は“大荒れ”である。
先週は、株価が下がるだけでなく、
原油、金価格が下がり、そして、
頼みの国債まで売られているそうだ。
全ての資産を現金化したくなるほどの
恐怖感、不透明感が世界中に広がっている
ということであろうか。

 もちろん、先行きが見えないことに、
誰だって不安感を持つ。
それを知った上で、我々は周りを思いやり、
いつも通りに生活する。

(俵の上で踏んばりながら by 農園主)

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“かなみひめ”の今
2020/03/13(Fri)
 若い葉がずいぶんと増えて来た。
なぜか突然?葉がなくなった時期が
あったのだが、ここ最近の温暖な気候で、
葉の展開は速まり、しっかりとした葉が
次々と出現している。
これでひと安心だと思う。

【写真】かなみひめの苗の様子

 今月下旬には、この中から
親苗になる苗を選抜し、
後方の新設育苗ハウスの中で、
育てることになる。

(新シーズンの開幕はもう間近 by 農園主)

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地味なことだって
2020/03/12(Thu)
 新しい育苗ハウスで仕事を始める。
朝からとても気持ちのいい陽気である。
今日は、ハウスの中に
防草シートを張る仕事。 
雑草は、病原菌や害虫を寄せるので、
その防除のためにも、
草は生やさないことが大事。

【写真】防草シートを張った育苗ハウス内の様子

 もちろん、30mのシートは
ピーンときれいに留めるのが
いいに決まっているが、
それ以上に、排水溝(一昨日掘ったもの)
溜まる土を、できるだけ掃除しやすい
留め方を嫁さんと作業をしながら考え、
決めていく。 
たとえ不格好でも、この8年間の経験を
生かし、これからの日常を想像して。

(小さなこと by 農園主)

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失敗したからこそ
2020/03/11(Wed)
「あの台風は凄かったからね」
今回の被害の後、多くの方がそう言って
慰めてくれた。 不運だったと。
しかし、被災後に様々な地域のハウスを
視て、聞いて、勉強すると、
9年前の自分の設計は甘かったと痛感する。
情報の収集量が不足していて、
研究し尽くしていなかった。
台風の強大化傾向も想定し得たことであり、
その備えができなかったという点で、
「失敗だった」と自省している。

 思考も行動もいったん
ゼロクリアしなければ
新しい取り組みは成就しないと思う。
「負け」を認めることで、
未来へ本気で向かう気持ちが
湧いてくるものだ。

【写真】農園の最南端に建てた育苗ハウス2棟

 本日、ついに、
新しい育苗ハウス2棟が完成した。

(胸が高鳴る by 農園主)

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再建への工事(育苗ベンチ編)
2020/03/10(Tue)
 育苗ハウスの工事は順調に進んでいる。
残るは、最後の仕上げに遮光ネットを
張ってもらう予定だったのだが、
今日は雨模様にて、職人さんたちは、
他の現場に行ってしまい、
お休み。 (仕方ない。)
ボーッと待ってもいられないので、
次の仕事を始める。
育苗用の棚(ベンチ)を作る準備。

【写真】安房竹材の津田さんが、育苗ベンチの資材を運び入れているところ

 必要な資材を津田さん(安房竹材)が
昨日、運び入れてくれた。
以前のベンチは、市販のベンチ台を
購入して、棚にしていたので、
台を並べれば済んだのだが、
強風に煽られた場合に不安定なので、
今回は地面にパイプを挿して、
しっかりとしたものをパイプで
組み立てて自作する試み。

 まずは、ハウス内に排水用の溝を掘り、
嫁さんが整地をしていく。
久し振りの肉体作業だが、
なんだか楽しい。

【写真】嫁さんが育苗ハウス内の地面を整地しているところ

(ハウスの雨音も by 農園主) 


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イチゴ・エール
2020/03/09(Mon)
「イチゴ屋にいちごを送るのもなんだけどさ」
船橋の小川いちご園さんから大箱が届いた。
10年前、いちご農家になることを
考えていた時に、最初に背中を
押してくれた恩人である。
その後も、栽培のこと、宅配のこと、
イチゴ酢のこと、たくさん教わっている。
台風の後も心配して
ご夫婦で駆けつけてくれた。

【写真】船橋・小川いちご園から届いた大粒いちご

 うーん、いい香り。
今年はいちごは、ほとんど食べていないので、
とても嬉しいプレゼントである。
自分たちもまた育ててみたいと
嫁さんとともに
決意を新たにした次第である。

(いつも見守ってくださる by 農園主)

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逆T字型
2020/03/08(Sun)
 「苗場」は、農園の中で
最も大事な場所である。
イチゴの果実は、文字通り
苗づくりからの“成果物”であって、
苗の育て方次第で、その食味の
8割は決まってくるものと思う。
そういう意味で、育苗ハウスの
環境や仕様は最優先で考えなければ
いけないことなのだが、
シーズン中、陽の目をみない場所なので、
大抵の生産者はコストをかけることを
惜しむ傾向にある。

 当園でも、お客さまからすれば、
育苗ハウスは一番奥に位置するため、
いちご狩りをする本圃ハウスの陰になって
その存在に気付かない方も多いと思う。
しかし、実際には真南の風通しの良い
最も好立地に建っている。
場所はここから決めているからである。

 今回の工事でも最初に建てているのが、
育苗ハウスの2棟になる。
育苗期は真夏に当たるので、
できるだけ暑さから苗を守ってやりたい。
ハウスの背の高さをとって、
熱気がこもらないようにし、
換気スペースを大きく、
南北、東西にできるだけとる。
そして同時に、
台風対策も求められるから難しい。

【写真】育苗ハウスに備えた逆T字型の補強パイプ

 今回の強風への補強のポイントは、
肩と天井の3点をつなぐ逆T字型の補強。
風圧を分散させることを狙っている。
もっと言うと、足下の2点と合わせて
5点の構造。
点や線ではなく、立体的に風のチカラを
受けられるようにした。
(徳島県の新居園芸さんに基本を教わった。)

 もちろん、完璧はないものの、
前回の台風には耐えられる強度の自信はある。
しかし、台風は、(残念ながら)
一層の強大化が予想されるのであろうから、
奥の手として、ビニールを仕舞う仕組み
“フルオープン型”を備えている。

(おかげ様で工事はとても順調 by 農園主)

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プロジェクト M (メッセージ編 その7)
2020/03/07(Sat)
 ポレマフをご注文いただいた方々に
宅配で発送を始めていますが、
農園まで、足を運んでくださる方も
たくさんおられ、
久し振りにお会いするのが、とても嬉しい。
また、手にされた皆さまがとても
喜んでくれて、こちらまで
ウキウキとさせてもらっています。

【写真】ダンスのレッスン後にポレマフを持ってポーズを決める二人

 皆さまからいただいた
メッセージをご紹介させていただきます。

「 大変な被害を受けられていたことを、
 ホームページを訪れて知りました。
 以前いちご狩りにお伺いさせて
 頂きましたので、微力ながら、
 お力になれればと思います。」

「 この度の被害、
 心よりお見舞い申し上げます。
 いつかまたお伺いできる日を
 心待ちにしております。
 まずは、ご主人、奥さま共に
 ご無理をなさらず、ご自愛ください。」

「 台風15、19号の被害
 ホームページで改めて知りました、
 お見舞い申し上げます。
 長野県も大きな被害が出ましたが、
 阿部知事さんが東奔西走して
 農協以外の資金集めで
 一息、ついています。
 千葉の知事さんも頑張ってほしいものです。
 お力になれることがあればなんなりと
 お知らせください。
 小生はフランスにお世話になったことから、
 ノートルダム大聖堂の修復のチームで
 頑張っております。
 我が家のスージー(コーギー犬)と一緒に
 春先に伺いたいと思っております。
 ポレポレ苺園頑張れ、、、又連絡します、、、」

「 寒い日が続いていますが、
 風邪などひかれてはいないでしょうか。
 少ないですが買わせていただきます。」

「 イチゴ狩りの再開楽しみに待っています。」

「 ブログ、楽しく読ませていただいてます。
 ご夫妻のパワーに励まされ、アランとポールの
 愛らしさに日々癒されています。
 ポレマフ、いい色&デザインですね♪
 アランとポールのシルエットがかわいい(^^)
 家族で使わせていただきます。」

「 毎年家族でお世話になり
 本当に感謝しています。
 孫娘も増えましたので
 来年全員でお世話になるのを
 楽しみにしています。
 色々大変かと思いますが
 どうぞご無理なさらず
 頑張ってください。」

「 先日は再建対応のお忙しい中
 お時間を頂きありがとうございました。
 その後の大変の日々が
 続いているかと思いますが、
 おからだにはお気をつけ下さい。」

「 遅ればせながらの申し込みです。
 再建の道のりを、ポレマフの色が
 明るく照らし続けてくれることを
 祈っています。」

「 前向きな姿に脱帽です。
 僅かながら応援させて頂きます!
 私の実家が君津の中野にあることもあり、
 昨年3月下旬に娘夫婦とハウスへ
 お邪魔させて頂きました。
 その際にご主人に家族の写真を
 撮ってもらい、
 青空に映える白いハウスが
 印象的で記憶にも残っています。
 実家は大きな被害もなく、 
 台風の際に丸2日停電で
 少し不自由だったくらいです。
 軌道に乗り始めた時に大きな試練かも
 知れませんが応援しています。」

(皆さまの応援が励みです by 農園主)


※ ご注文は 当園ホームページの ポレポレ商品のご案内 から。

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妻柱の数
2020/03/06(Fri)
【写真】青空の下に建つ育苗ハウス(妻面)

 妻面(つまめん)とは、
ハウスの三角形の面をいうのだが、
当園の妻面は南北に面している。
台風の強風は南から吹くことが多く、
(東風もあるが)
南側の妻面の強度は、特にしっかりと
作らなくてはいけない。

 建築中の育苗ハウスの6m幅の妻面には、
5センチの角材(妻柱)を10本打った。
80㎝の深さで。
津田さん(安房竹材)が
過去に建てたハウスの実証から
その強度には自信がある。

(牢屋みたいかな by 農園主)

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前向き・外向きで
2020/03/05(Thu)
 不透明感漂うこの株式市場の中で、
個人投資家の資金を集めている証券会社が
あるとニュースになっている。
カラクリは、単純かつ明快。
これまでの営業手法の転換にある。
「顧客に売買を繰り返させて
手数料を稼ぐ商売」から
「顧客の含み益を最大化させる」ことに
目標を変えたことで信頼を得、その結果の
資金流入だそうだ。(日経新聞)

 こんな当たり前のことが
なかなかできないのが、
銀行であり証券会社の文化である。

 つい先日のこと。
再建の費用について相談をしている
銀行の担当者から電話があった。
「表裏の“両面印刷”の書類でなければ、
社内の規定で認められないので、
再提出ください。」

先方からメールでいただいた用紙を
表と裏面それぞれ“片面印刷”して
提出した書類にダメ出しである。
どうして~?また書き直して捺印するの?
契約や法律に抵触するなら、
修正すべきだが、理由がなんとも残念。。。

― すいませんが、できかねます。
  捺印は安売りしない主義なので。

 思い切って? そうお答えした。
元銀行員として。
顧客の利便性を大事に考える姿勢は、
きっとどの仕事でも同じであろう。
様々に自粛という時期であっても、
思考まで内向きになることはない。
今こそ、実力を示せる時でもある。

(がんばろう by 農園主)


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ぐいぐいと
2020/03/04(Wed)
【写真】小雨降る中2棟目のアーチパイプが立った様子

 春の初めには3日続きの晴れはないと
言われるそうだが、
確かに温かかった昨日からは一転、
また冷たい小雨である。
しかし、朝からいつも通りに
職人たちのハウス工事はぐいぐいと進む。
育苗のハウス2棟のアーチは終了し、
出入口面(妻面という)の柱を建てる。

「 途中で雨が強くなりそうだったから、
 無理かな?と思ったのですが、
 無事やれて、何とか順調にきてますよ。」

 親方はそう言っている。頼もしい。

 中国産の部品の輸入が止まって、
様々な業界で支障が出ていると聞く。
ハウスの資材関係も心配されたが、
幸い、国内産がほとんどということで、
今後の工事にも影響はなさそうである。

(安堵 by 農園主)

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愛の声が励まし
2020/03/03(Tue)
 ポレマフを皆様のお手元へ
発送を始めた。
そして、嬉しいことに手にされた
皆さまから、早速たくさんの
メッセージや写真をいただいている。

「 ポレマフ、届きました!
 角無しポールを確認して、
 安心しました 笑
 今日から休校で、家の中で
 クサクサしていた子供たちも
 大喜びです😆♪
 可愛く元気が出るデザイン、丈夫な生地。
 スポーツに遊びにと、大活躍しそうです♪
 最近また走り始めた父も、
 走るときに使おうと嬉しそうです☺️
 早く使いたいような、
 もったいなくて使えないような😁💦
 でも、今年は早々と汗ばむ季節が
 来そうな予感。
 新型コロナが落ち着いた頃、
 ポレマフを持って家族で
 行楽地に遊びに行きたいと思います。
 農園の再開も親族一同、
 楽しみにしております。
 リニューアルしたポレポレ農園で
 お会いできるのを
 楽しみにしています。」


「 かわいいの届いた~。
 今日はこれで出勤するね。」

【写真】お客様からいただいたポレマフを首に巻いたコーディネートスタイル


「本日無事にポレマフが到着いたしました!
本当にありがとうございます😊
大切に大切に使わせて頂きます!!」

【写真】ことはちゃんとかいくんが両手を広げてポレマフを掲げている様子


(みんなニヤニヤ顔で by 農園主)


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工事スタート
2020/03/02(Mon)
【写真】小雨降る中始まった育苗ハウスの工事の様子

 ついに始まった。
冷たい北風の吹く小雨、
あいにくの天気だが、
初日は6人の職人が登場。
以前のハウスよりも太くて厚みのある
アーチパイプを地中60㎝の深さで
挿していく。
ドリルで穴をあけて、素早い仕事ぶり。
数本、形が出来たところで
高さを確認したら、
設計よりも背が高い? 
無理を言って、急遽20㎝深く
差し込んでもらう。
栽培の作業性や夏の高温を考えると、
ある程度の高さはほしいところなのだが、
風対策を考えれば背は低く抑えた方が、
強度は増す。
職人さん達は、
いやな顔をせず(少しだけ?)、
すぐに修正してもらったので、
安心感のあるハウスの高さと
地中の差し込みの深さになったと思う。

(スピード感あり by 農園主)

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