“情報提供のお願い”の状況ご報告4
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2019/12/31(Tue)
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年末ぎりぎりになりましたが、
いいご報告です。 ハウス再建の施工者が決まりました。 4社に分担してお願し、年明け2月から 工事を始め、8月には完成する予定です。 来年には再開できる目途がつきましたので、 ひと安心しております。 皆さまからのご協力の賜物と 心から感謝いたします。 本当にありがとうございました。 来年中には必ず再建し、 皆さまと笑顔で再会することが 抱負です。 (良いお年を by 農園一同) |
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プロジェクト M (予約販売開始へ)
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2019/12/28(Sat)
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ポレポレ農園のマフラータオル、
通称“ポレマフ”のデザインが決定した。 3ミリ単位で嫁さんが修正に修正を 重ねての完成である。 自分たちが首に巻きたいアイテムを 実現できたので、きっと当園を 愛してくださる方々にも 気に入っていただけるものと 信じているのだが、 正直、自信と不安も少々交錯している。 ![]() これまで農園のことを心配して くださっている方々に 是非、ご購入いただき、 その一部を再建の支援に 充てさせていただきたいと お願いしながら、 同時に“ポレマフ”が 再建後の農園のカラーに 育ってくれたらと、切に願っている。 (申し込みお待ちします by 農園主) ※ 詳しくは、当園ホームページの ポレポレ商品のご案内 をご覧ください。 |
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もう年の瀬?
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2019/12/25(Wed)
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学校は冬休みに入り、
仕事納めも今週末の人が多いと聞く。 農園の再建準備はというと、 想定以上に時間がかかっていて、 詰めなければいけない仕事はまだ 山積でちょっと焦る。 最後の最後まで詰めていかなければ いけない。 最終見積書の完成、 資金計画の仕上げ、 保険内容の精査、 ポレマフの発注などなど。 関係者の方々にはご苦労と ご協力をいただきながら、 あと2日、大事な時間になる。 (最後の最後まで by 農園主) |
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独りでは何も。
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2019/12/24(Tue)
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農園の解体作業はあと一息。
鉄材はほぼ終了し、プラスティック資材と 木材を搬出すれば、きれいになる。 「すっかり片付いていて、驚きましたよ。」 台風直後に被災した農園の前を通った 東京のお豆腐屋さんと大豆商社の方。 3カ月振りに来てみたら、 スッキリしていて、びっくりしたと。 大豆の仕入れで関西にも 足を運ぶことがあるそうで、 「 昨年の大阪台風で壊れてしまった ハウスは、今もそのままで。 手付かずのままに 放置されているものが多いです。」 確かに5年前の雪害の後も 復旧には3年以上かかったと聞く。 当園の場合は、お客様のネットワークで 解体、それから施工の段取り、と 順調に再建へ向けて進んでいる。 もし、皆さまからのご協力がなければ、 今も農園は壊れた姿のままであったか と思うと少々恐ろしく思う。 改めて、皆さまに感謝するばかりである。 (誠に by 農園主) |
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ボクサーエンジン
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2019/12/22(Sun)
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![]() 冷たい風の中で、 エンジンの熱と鼓動を感じる。 タイヤを新品に交換してもらって、 走りが心地いい。 イチゴ農園を始めてからは、 なかなか時間がなく、 ツーリングにでかけることはなくなった。 バイクも泣いている。 それはわかっているものの。。。 今年こそ、いや来年こそは、 走る時間を作りたい。 そう思っているところである。 (忙しいを言い訳にしないように by 農園主) |
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進化と退化
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2019/12/21(Sat)
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イチゴ栽培の勉強会の話。
「環境制御」についての勉強会を 開いてもらった。 温度湿度、二酸化炭素濃度などの データを見える化し、 コンピューター管理していくもので、 栽培方法の「進化」として、 イチゴに限らず、野菜作りの現場では ひとつの流行りである。 経験や勘に頼らないので、 アルバイトの人にも管理ができるという メリットはあり、取り入れるべき知識や 管理手法は部分的にあると感じている。 しかし、興味深いのは、 植物の環境を人工的に快適なものにすると、 植物はそれが普通というか当たり前 と感じるようになり、体内の機能は 楽な環境に適合させていく。 つまり「退化」することになる。 逆境に極めて弱くなり、 すぐにしおれたりするようになる。 皮肉なことで、良かれと思った快適さは、 植物を甘やかせすぎるだけの結果となる。 植物の生態は、壮大な進化の過程で 出来上がったものであり、 俄かに人間が操作できるものではないことを 肝に銘じておくことも大事である。 (決してうぬぼれないこと by 農園主) |
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プロジェクト M (デザインイメージ 編)
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2019/12/20(Fri)
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企画中のポレポレ農園のマフラータオル。
“ポレマフ”のデザインイメージが、 出来上がりつつある。 マサイクロスの鮮やかな色彩と柄を基調に アランとポールを控えめに?登場させる予定。 (ホームページのご案内 では、 アランが大きくなっているけれども。) ![]() 最終的なデザインは年内中に なんとか仕上げ、年明けには皆さまに 是非ご紹介させていただきたいと 準備を進めている。 (いい色合いになりそう by 農園主) |
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これ、いいね (ペルポンテの “OniOni”)
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2019/12/19(Thu)
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![]() 豚肉のオニオン煮? 響きから地味な料理かと思う。 しかし、「Oni Oni」は違う。 なぜかって? なんせ仕込みに12時間かけているのだから、 その味わいと食感は衝撃的。 奥深~いオニオンスープに ホロホロになったお肉、 そこにマスタードを少々付けて いっしょにいただく。 スープが染みたフォカッチャがたまらない。 ![]() 田舎っぽさと洗練された手技が融合した 新名物料理の誕生である。 シェフが積み重ねた手間の分だけ、 幸せな気持ちにさせてくれる。 通りかかりの人までも魅了する香りが、 全身に染みわたる。 (これぞ至極の風味 by 農園主) ※ 農園から車で約5分。 ※ 店舗情報: https://italian-restaurant-1048.business.site/ |
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カブに始まりカブに終わる
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2019/12/16(Mon)
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君津の「シルヴァバード(SilverBird)」に
オートバイの車検と整備を お願いしにお邪魔した。 この世界では有名なご主人で、 レース仕様のフレームから 作り上げてしまう。 この日、ショップの前に停まっていたのは、 自作のサイドカー。 カワイイ~。 ![]() 110㏄のカブに、昔のF1のフォルムを イメージしたサイドシート。 子供から大人まで座れる。 「サイドカーはね、バランスが大事。」 嬉しそうに語る。 「構想を練っている時が一番楽しいね。 作り始めると、もうゴールはできているから。」 当園も来年新しく生まれ変わる。 施設の仕様とか今後のイチゴの作り方とか、 考え始めるとキリがない。 遠い道のりに感じる時もある。 でも、それを追い求めていく道、時間、 それ自体が「夢」ということなのかも。 (黄色のカブから by 農園主) |
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品種の決定へ
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2019/12/15(Sun)
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来シーズンの品種はどうする?
毎年この時期には、 次シーズンの親苗を発注する。 ところが、今シーズンは イチゴを育てていないので、 何かとても不思議な感覚で、 どの品種がいいのか? 作るのか?作れるのか? 何を?イチゴ? 宙に浮いたような 戸惑いを感じている。 それでも、やっぱり再開する時は、 いつものラインアップで 皆さまと再会したいと思い、 そのように決めた。 「紅ほっぺ」「おいCベリー」 「かなみひめ」「やよいひめ」 (いい顔ぶれでしょ by 農園主) |
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今年の漢字「令」から思うこと
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2019/12/13(Fri)
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「形式論は止めて、
本質的な議論をしよう」 会議の中で聞かれる言葉かと思う。 空中分解しそうな議論の解決策は、 その先に大抵あるものだから。 その意味で、法律は多分「形式的」 なものの際たるもので、それは、 その適用を一般化するためである。 しかし、法の精神には、必ず骨格に 本質論がある。 何のための(誰を保護するための) 法律かということだ。 それを生かすも殺すも、 運用する人次第。 立法と行政の分断の意義は、 そこにあると思う。 つまり、法を運用する立場にある 行政は、形式的な法の本質を 具現化できる立場にある。 「“形式的”に判断します。 “本質論”は求められていませんから。」 そう言ってしまった途端に 公僕としての存在意義を 自ら消し去ってしまうことになる。 (律令の本質である by 農園主) |
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新しいハウスの考え方 その6
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2019/12/12(Thu)
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オープンハウス型にして、
台風の時は、ビニール(フィルム)を 全て巻き上げて、骨材だけにしておく。 こうして、台風はやり過ごせることに なると思う。 しかし、一方で内部は雨風に さらされることになるので、 ハウス内にある設備は、 逆に損傷する可能性が高くなる。 例えば、保温用の“内張カーテン”は、 ハウス内の体積を小さくして、 保温効果を高めるための設備であるが、 台風の時は、確実にビリビリになる。 電気系統の基盤も雨に濡れてしまう。 この2つは困ったもので、 大きな課題である。考えられる方法は、 “内張カーテン”を諦めるしかなさそう。 その代わりに、保温のために “培地加温”設備を導入する。 これは、高設ベッドの土の中に管を通し、 お湯を流すことで、直接的に土の温度を 保とうとするもの。 これなら、雨風でも破損することはない。 電気系統については、ハウスとは別に 雨風の当たらない頑丈な施設に 基盤等の電気システムを集中させることが 最良ではないかと。 そのための施設をも検討している。 (つづく by 農園主) |
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世間の約束事
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2019/12/11(Wed)
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“情報”を集めて、判断し行動する。
日常生活はその繰り返しである。 情報には、当然、間違ったものがあり、 どんどん更新され、 新しくなっていくものもある。 だから、我々はその確度を 気にしながら、最新を求めていく。 津波や洪水の情報のように 生命にかかわるものについては、 その情報の確度や伝達の経緯について、 後日振り返って検証される。 当然のことである。 身近な場合であっても、もし取引先に 間違ったことを伝えてしまった時の あの焦り。 仕事場で気が付けば、すぐに連絡をして 謝罪と説明ができるが、 なぜか、そういう時に限って、 夜に自宅の風呂の中で、 ハッと気が付いたりする。 慌てて湯舟を出るが、もう遅い。 明朝一番で取引先に走るしかない。 この動機は何だろうか。 もちろん、信用とか、取引成約のため とかもあろうが、多分、「嘘つき」に なりたくないからなのだと思う。 そのレッテルは避けたい。 問題は、情報の出し手になった時に、 その責任を自覚しているかどうかだ。 生命にかかわらなくとも、 日常生活や経済活動に影響のある情報を その誤りに気が付いているにも関わらず、 手元にもったまま放置していたならば、 とても平常心ではいられないはず。 世間の約束事を無視しているのだから。 万が一、それが行政であった場合には、 事態はとても深刻である。 (言葉に重みがあるがゆえに by 農園主) |
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どうして銀行はあるの?
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2019/12/08(Sun)
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農園の再建に向けて、
銀行と融資の相談をした。 公的な利子補給が受けられる資金があり、 担当の方々からは、被災農家を 支援するという使命感を感じた。 新聞に目をやると、 三菱UFJ銀行が口座管理料を徴収する 決断に踏み切った、とある。 銀行界の通例として他行も横並びで 追随することになるのだろう。 マイナス金利という厳しい環境なので、 現金を預かるだけで、 銀行収益は圧迫され続ける。 だから、手数料を生まない 休眠口座は、手数料1200円を 取ることにするのだそうだ。 新規契約分に限るというが、 いずれ全ての口座同様で 徴収されるのは必然である。 近い将来、預金は利息がもらえるもの ではなく、有料になるということである。 バブル期には、口座数を増やすことが 至上命題で、新規口座獲得の ノルマのために友人知人に頭を下げた 銀行マンは多いはず。 頼まれた方も多いのではないか。 その後、オーバーバンキング (銀行が多すぎる)と言われ、 銀行は合併に合併を重ね、 メガバンクが誕生し20年になる。 「当時とは、時代が変わり、 金利環境が変わったから。」 それではあまりに身勝手と 言われても仕方ない。 広く世間から資金を集め、 必要な人に融資する。 金融本来の間接機能であり、 インフラの役割こそが 存在意義だと思う。 (元銀行員から愛をこめて by 農園主) |
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心が振動する
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2019/12/06(Fri)
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中学・高校と同級で、農園を
ずっと応援してくれている女子がいる。 台風の後もいろいろと心配してくれている。 「中学生の息子がね、寄付したいって言うの。」 嫁さんにメールを寄越してくれた。 嬉しすぎる。 でも、彼にとって “今”は とても大切な時期。 好きな音楽や好きな本に充ててほしい。 だって、自分たちもそのころの趣向のまま、 今日まで生きてきているのだから。 (米津玄師が好きらしい by 農園主) |
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新しいハウスの考え方 その5
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2019/12/04(Wed)
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台風の時は骨材だけにできれば、
風圧はなくなるので、 そんなに強度を必要としない パイプハウスでもいいのではないか。 普通はそう思うのだが、 15号では、東電の鉄塔が倒れた。 近所でも金具のフェンスが傾いていた。 つまり、強度のある骨材を使い、 組み方(補強)や高さにも 工夫がいるということである。 まず、大事なのはパイプの口径と その間隔(ピッチ)。 パイプは太い方が強く、 ピッチは狭い方が強度が高まる。 東北から北関東の方々からお聞きした結果、 共通の見解は、 (生産者向けなのでちょっとご容赦) 「まずインチのパイプで作ることは 少なくなった。 31.8口径なら50㎝ピッチ、 42.7口径なら60㎝ピッチ、 48.6口径なら90㎝ピッチが常識。」 ということだ。 千葉県では、 「口径を太くすれば、 間隔をもっと空けても大丈夫。 その方がハウス内が広々使えて好都合。」 とされるのとは大きく異なる。 ただ、何が正解なのかは、一概には言えない。 強度と日陰の関係は反比例するからである。 極論すれば、壁を作れば強度は最強だが、 日光は得られず、影だけになる。 どこかで、それぞれに折り合いをつけ、 答えを出さなければいけない。 当園は、42.7口径60㎝ピッチを 選択しようと思う。 南房総市の ゆり農園(佐久間農園さん)のハウスを 見させていただいた結果である。(感謝) 園内にはご主人が自ら考案し 施工してきたハウスが数多く立ち並ぶ。 様々な仕様があった中で、 圧倒的に強かった仕様だからである。 (つづく by 農園主) |
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新人の輝き
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2019/12/03(Tue)
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千葉市で新しくいちご農園を始める
若い2人がいる。 当園にも見学に来たことがあったが、 今回は2人の農園を見せてもらいに出かけた。 台風の被害はあったが、規模は小さく、 また施工者の迅速な対応で、 無事に開園ができる見込みと聞いて、 安心する。 新しく始める方は、新しい発想で、 新しい設備を導入していくものなので、 それを教わろうと話を聞いた。 タブレットを片手に、 これまでの苦労を話してくれる。 水分ペーハーのこと、温度管理のこと、 データ管理をしっかりしながら、 あれこれと悩んでいる。 研究機関の論文も読んでいる。 「不安」なのは、よ~くわかる。 当園も初年度は、全てが手探りだったので。 しかし、不安は、向上心の源。 大事な心理状態だと思う。 「大丈夫、なんとかなるさ」 そういう姿勢に好転はない。 最後は腹をくくる必要があるが、 やるだけやって、もがいた後でなければ、 何も残らない。 新人から大事な姿勢をあらためて 教わったような気がする。 (とことん、やろう by 農園主) |
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新しいハウスの考え方 その4
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2019/12/02(Mon)
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今後、超大型台風がやってきた場合、
その時の最終手段には何があるのか。 「ハウスのビニール(フィルム)を 剥がすか、切ること」。 つまり、風に真っ向勝負を「挑む」 のではなく、抵抗を作らずに「逃げる」 という選択肢をとるということである。 唯一の手段であることに 異論はないと思う。 しかし、事態はそう簡単でもない。 なぜなら、台風の都度、 正確な予測と判断が求められるからだ。 「今回はビニールを切るのか、 切らないのか。 切るなら、いつ切るのか。」 これは、相当難しいレベルの決断だ。 相場の“損切り”の判断の比ではない。 また、台風の度にビニールを 切っていたのでは、 採算が合わないという問題もある。 とすると、ビニールを切らずに “収納できる工夫”がどうしても必要になる。 四国の方々にお聞きした方法が参考になる。 台風シーズンには、ビニールを巻き上げて 小さくして仕舞っておく。 いつ風が吹いてもいいように備えている。 そして台風の過ぎ去った秋口になると、 再びビニールを巻き戻して張り直す。 名付けて“フルオープン収納型ハウス”。 もちろん、手間は大変かかる。 しかし、もしそれを惜しむようならば、 倒壊の覚悟をするということである。 (つづく by 農園主) |
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