歓喜の勝利
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2019/09/29(Sun)
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ラグビー日本代表の田村選手が試合後の
勝利インタビューで、ジェイミー監督が 試合前に選手に伝えた言葉を教えてくれた。 「 誰も勝つとは思ってないし、 誰も接戦になると思ってないし、 誰も僕らがどんな犠牲にしてきたか わからないし。 “信じてるのは僕らだけ”っていう メッセージあって、 まあその通りになりました。」 あのアイルランドに勝てるとは、 正直思っていなかった。 奇跡は何度も起きるものではなく、 それは実力でしかありえないのだから。 夢を持てば目標が生まれ、 それが全ての行動の原動力になる。 (まず自分が信じることから by 農園主) |
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ほんとうのラブレター
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2019/09/28(Sat)
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![]() 「あらん ぽーる おじさん おばさん とても しんぱい しています いちご すごく たのしみにしています まりか 」 東京にお住まいのご家族から お手紙をいただいた。 (やるしか、ないっしょ のうえんしゅ、より) |
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おとぎ話は、やめて
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2019/09/25(Wed)
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君津市の停電が全面復旧したと
報じられている。 電気が復旧した時の喜びは大きかった。 部屋に明かりが灯り、冷蔵庫が稼働し、 クーラーで部屋が涼しくなり、 テレビもパソコンも自由に。 不自由さから解放されて、ふんだんに エネルギーを使ってしまうのだが、 不思議な違和感がある。 つまり、その積み重ねが気象条件を 異常なものに再び押し上げ、 台風を増々大型化させ、 日本列島のどこかがまた襲われ、 被災し、停電し。。。 それは自ら招いている循環ではないかと。 それを断ち切るためには、 みんなで我慢するしか、 多分方法はないのだが、これが難しい。 「対岸の家の電気が悔しくて」 「どうして隣町は、復旧して、 うちはまだなのか」 これが我々人間のさがであり、現実である。 自分よりもいい生活をしている人がいれば、 自分だけ我慢することは容易ではない。 スウェーデンのグレタさん(16歳)の 渾身のスピーチ「身勝手な大人を許さない」 という言葉には胸が締め付けられるが、 一方で、虚無感を感じてしまうのも 真理である。 (それでも諦めてはいけない by 農園主) |
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秋風
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2019/09/24(Tue)
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![]() 彼岸花が咲き始めている。 そろそろ花芽が分化する 陽気になった。 例年よりも今年は随分と 遅いのではなかろうか。 分化を確認する苗は、 もうひとつも残っていないので、 正確にはわからない。 さて、昨日の “助けて~”メッセージ に たくさんの情報をいただき、 本当に感謝、多謝。 山形県、埼玉県、神奈川県、長崎県、 様々なご紹介があった。 「普段、野菜を買っている 農園から聞きました。」とか、 「雪害のときに一緒に 仕事した人です。」とか、 「友人の知り合いですけど。」とか、 「師匠の代から信頼している人です。」 などなど。 実際に施工まで結びつくかどうかは、 先方のスケジュールなど これからの相談になるものの、 手がかりゼロからの飛躍的な進歩。 一先一先にコンタクトを取っている。 (引き続きお願い申し上げます by 農園主) |
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皆さまに情報提供のお願い
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2019/09/23(Mon)
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![]() 倒壊したハウスの解体作業は、 1ヶ月かかる予定である。 その間に再建の準備を進めたいと思っている。 本圃ハウス、育苗ハウス、受付ハウス。 再建するものはたくさんある。 本圃ハウスは、群馬県の施工者と 相談を始めていて、仕様や予算が決まれば、 3月以降に着手してもらえるかも知れない。 (資金調達の問題は別途あるものの) それ以外は、白紙だ。 困っているのは、育苗ハウスの再建である。 育苗の仕事が始まるのは、 来年3月からなので、 それまでに育苗ハウスは 建てなければならないのだが、 その施工者のメドが立たない。 千葉県内のハウス被害が多いため、 県内の業者では、手が回らなく、 「いつになるかわからない」状況であり、 “他県のハウス施工者”を 探さなければならない。 手は尽くしているものの、 そこにたどり着く手がかりが なくなってきているので、 是非、皆さまから情報をいただければと、 切にご協力をお願いする次第である。 お客さまや友人の中には、 「取引先に倉庫や事務所をつくる 会社があるから、紹介するよ」とか、 「建設業界にいるので、聞いてみます」とか、 「茨城県に農業に携わる友人を紹介するから、 聞いてみて」とか。 すでに有難い情報やご協力をいただいている。 きっとそういうご協力の積み重ねの中で、 何か糸口が見つかると思うので、 小さな手がかりと思うことでも、 是非、情報をお寄せください。 [ ポレポレ農園ご意見箱 から] (よろしくお願いいたします by 農園主) |
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パッション(情熱)
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2019/09/21(Sat)
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大学の友人から励ましのメールをもらった。
彼は大手精密機器メーカーの 韓国現地法人の責任者として赴任している。 この厳しい環境だから、 きっと苦労も多いことと推察するが、 気にかけてくれている。 「こちらは、日本製品の不買運動で 今後どうなる?と心配する本社スタッフと 取引業者が状況確認でどっと押し寄せました。 確認しに来ても、実際のところは わけが判らない。 ただ、雰囲気としては日本に関係すると 陰口されるようなところがあり お世辞にもいいとは言えない。 出来ることは物流費の削減と システム化による効率化。 Staffのモチベーション維持。 少し居心地は悪いが、 身に危険が及ぶこともないので 何とかなっています。」 世界中、それぞれの持ち場で、 みんな汗をかいて歯を食いしばって 頑張っている。 パッションこそが、周りに勇気を与え、 協働を生む源だと思う。 彼のプレイスタイルは、昔からそうだった。 (泥臭く by 農園主) |
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台風とリーマン
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2019/09/19(Thu)
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今後の新規建て替えの準備で
津田さん(安房竹材)は 奔走してくれている。 一方で、 地元の他の関係者たちに 相談してみても、口を揃えて 「いつになるかわかりません」 の一点張り。 ほとほと困る。 近所の同業者の中には、 「自分の施工先は、紹介したくない」と 言い切るところもあり、びっくりである。 なにも当園が誰よりも先駆けて、 建設を始めたいなどと望んでいない。 資材が足りない(足りなくなる)、 建てる職人が足りない(足りなくなる)、 それは誰でも予想できる事態で、 それを千葉県農業界として、 どう対処していくのか、 それが大事だと思うのだが、 危機の時に思考回路が 停止してしまう典型的なパターンに 業界全体が陥っている。 あるいは、自分さえ良ければいいと。 リーマン・ショックの時もそうだったが、 固まってしまう組織と、 柔軟でフットワークの軽い組織とでは、 結果は雲泥の差となった。 ちなみに、自分さえ良ければいいという 組織は全て消滅した。 情報共有の外に置かれたからである。 愚痴ってばかりいても仕方がない。 他県の業者へのアクセスを 独自に始めている。 (きっと出会うはず by 農園主) |
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怠慢かっ
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2019/09/13(Fri)
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今朝、農園の電気も復旧し、
苗への水やりが突然楽になった。 蛇口をひねった後の勢いのある “ジャー”という音と感触。 「ウォーター」とつい叫んでしまった。 農園のトイレや冷蔵庫も使える。 しかし、市内では山間部を中心に まだまだのところが多い。 実は、君津市よりも 南に進めば進むほどに被害は甚大である。 報道では、昨日から君津以南の鋸南町まで 事態が伝えられるようになったが、 千葉県最南端の館山市の被害は 尋常ではないそうだ。 しかし、県外の人は誰も知らないので、 支援の対象にならない。 報道陣が現地入りしない理由は、 よくわからないが、 「東電の対応が遅すぎる」という批判を する前にちゃんと仕事やって、 と思ってしまう。 (現場からでした by 農園主) |
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停電復旧
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2019/09/12(Thu)
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自宅の電気が昨晩、灯った。
この地域は水道も電気も使用可となり、 とても嬉しい。 ご心配いただいている皆さま、 本当にありがとうございます。 おかげ様で一気に生活が楽になりました。 もっとも、他地域ではまだまだ復旧が 延びているので、心配は続いています。 ちなみに、東電の工事担当者と話をしたら、 「交替で休憩を取りながら、 昼夜なく作業を進めていますが、 お待たせしていてすいません。 遅すぎると思っています。」と。 とんでもない。 みんなその頑張りを知っていますから。 (もうひと踏ん張りお願いします by 農園主) |
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9月11日 熱帯夜
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2019/09/11(Wed)
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昨晩は暑くて。
よりによってこの停電の時にである。 クーラーがなく、風もなく さすがに寝苦しい。 風呂に溜めた水に嫁さんと2人で 暗い中で足を入れながら、 「原始人は、こうして涼んでいたのかね。 文明は川から始まったわけだ。」 変に納得しながら、 足が冷えたら、その後はぐっすり眠る。 夜が明けるのを待って、 苗にタンクから水をやって、 後片付けをする。 工具や資材を雨に濡れさないために 残ったハウスに避難させたり、 受付のテーブルを倉庫に運んだり、 資材を自宅に運んだり。 のぶ子さんが、 「可哀そうで、来られなかったよ」 涙ぐんで、梨を持ってきてくれた。 そういう皆さまからの 温かい心遣いを感じる。 (代わりに泣いてくれる人たち by 農園主) |
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9月10日の出来事
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2019/09/10(Tue)
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停電が続いている。2日目。
もちろん日常生活でも大変困るのだが、 農園は電動ポンプなので、水が出ない。 半分ほど生き残れそうな苗への 水やりもできない。 そこで、自宅の水道からタンクに溜めて、 軽トラで何度か往復し、 エンジンポンプで水やりをしている。 午前中いっぱいかかる仕事になる。 その間、嫁さんはこの暑さの中、 受付ハウス内に散乱した資材や道具を せっせと片付けている。 今のところの最長不倒は、 私のレインウエアが、隣の隣の畑まで 飛ばされていたこと。 発見しやすかったらしく、 「登山用の“コバルトブルー”を 買って良かったね」 と 嫁さんに褒められた。 (冷蔵庫のビールがぬるいが旨い by 農園主) |
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座右の銘ありますか?
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2019/09/07(Sat)
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先日、千葉県大網白里市を訪れ、
米農家のご自宅にお邪魔する機会があった。 広い敷地に屋敷が立つ。 今は米の刈り取りに忙しい時期で、 コンバインの脇を通って、玄関に入ると、 そこには、素敵な絵や書が並んでいる。 奥さんの作品もある。 その中に、英文で書かれたものが、 額に入っていた。 ヘレンケラーの言葉だそうだ。 “Never bend your head. Always hold it high. Look the world straight in the eye. ” 「うつむいてはいけない。 いつも頭を高くあげていなさい。 世の中を真っ正面から見つめなさい。」 眼の見えない彼女の言葉だからこそ、 とても迫力がある。 聞き覚えのある名言であるが、 記憶の奥の方に入ってしまっていた。。。 しかし、ご家族にとっては、 毎日、眼に入る場所にあることで、 きっと忘れることはないと思う。 調べていたら、彼女の言葉で はっとしたものがある。 「人生はどちらかです。 勇気をもって挑むか、棒にふるか」 (いつか飾れるだろうか by 農園主) |
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禁煙の理由(わけ) その2
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2019/09/05(Thu)
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風味は、味覚と嗅覚で成り立つ。
口の中で咀嚼しながら、呼吸をすることで 舌と鼻の両方で料理を堪能する という仕組みである。片方だけでは、 文字通り“味気ない”ものとなる。 それなのに、そこに煙が混じるの? 食べることを人生の楽しみ としている身としては、 そんな残念なことは避けて通りたいと思う。 喫煙は公共の場所以外では、個人の自由。 かつてヘビースモーカーだった自分なので、 ある程度は理解できる。 しかし、今は禁煙の料理店しか 行かなくなってしまった。 喫煙を許すお店は、 料理の責任を持つシェフが 風味にこだわっていないのではないかと 疑ってしまうからである。 「愛煙家のお客さん達がいるから。。。」 禁煙に踏み切れないお店の店主から そういう答えをよく耳にする。 一方で、全面禁煙のファミレスでは、 女性同士や小さい子を連れた ご家族の来店でごった返している。 (答えは明白だと思う by 農園主) |
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禁煙の理由(わけ)
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2019/09/03(Tue)
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都内では受動喫煙防止条例が
今月から一部施行され、 4月には公共機関だけでなく、 飲食店も全面施行となるそうだ。 20年くらい前まで、 毎日2箱吸っていた身としては、 愛煙家に同情しないわけでもない。 禁煙したきっかけは、歯医者さんで 歯石掃除をしてもらった後、 看護婦さんに 「お食事がきっと変わりますよ」 と言われて食べたいつもの 社食のカレー(400円)が、 「ウッソ~、旨い」だったから。 たばこが味覚を低下されていることは、 間違いのない事実である。 人生で美味しいものを 楽しめていなかったなんて、 なんともったいないことをしてきたと 悔やんだものである。 (つづく by 農園主) |
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孤独な暑さ
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2019/09/02(Mon)
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残暑がキツイ。
ハウスの中で作業をしていると、 汗がしたたり、サングラスが 水中メガネみたいな視界になる。 ![]() 休憩して、アランたちの様子を 見に行くと、あれ? アランは日陰で爆睡中。 ポールは、小屋でスヤスヤ。 構ってくれる遊び相手は、 いないのであった。 (暑いもんな by 農園主) |
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