大志を
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2019/07/30(Tue)
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君津いちご部会の勉強会があった。
新しいメンバーが3人参加。 今年から農園を始める人、 来年から始める予定の人、 ただいま栽培技術を研修中の人。 この地域で新しい人生を踏み出そう という若者たちである。 地元のベテランの先輩、若手のホープ、 そういう人たちと融合することで、 増々この地域は発展するものと思う。 かつての自分も9年前は研修中の 身分だったことを皆から指摘され、 その通り、まだまだヒヨッコの部類である。 そういう者を受け入れ育ててくれる土壌が、 この地にあるのは確かである。 (特にベテランが優しい by 農園主) |
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そろそろ、ですよ~
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2019/07/26(Fri)
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オリンピックまであと1年、と
盛り上がっているが、ちょっと待って。 もうあと2か月に迫っているのが、 “ラグビーワールドカップ”。 そろそろ我々も本気モードでいかないと。 その前哨戦(テストマッチ)として、 ランキング9位のフィジー代表と 日本代表(11位)が明日対戦する。 ランキング差は大きくないが、 対戦成績は圧倒的に負けており、 力の差は歴然。これまでは。 しかし、史上最大の大舞台を前に、 今まで通り押し切られるようでは、 いけない。完勝を期待したい。 見どころは、トライゲッターの 両ウィングに福岡と松島幸太郎が入ること。 メンバー選定は、ここから始めるべきもので そういう意味で幸太郎のウィング復帰は “待ってました”という期待感に溢れる。 フルバックでの起用は不完全燃焼だったから。 さて、フィジー。 以前に旅行した時の印象は、 ビーチで遊ぶ地元の青年たちのボールが、 丸いビーチバレーのではなく、 どれも楕円形だったこと。 それを楽しそうに自在に操る。 手でタップしたり、 脚でリフティングしたり。 遊び心が憎いくらい。 明日も刺激的なプレイが 随所で見られると思う。 (楽しいスポーツ by 農園主) |
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どちらも組織人の都合
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2019/07/23(Tue)
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「上が変わることで、
組織が変わってほしい」 似たようなことをどの会社でも社員たちは、 夜な夜な愚痴っていると思う。 しかし、期待した先輩たちが、いつの間にか それまでの経営陣と同じことを言いだし、 結果、何も変わらない。 自分の20年間の会社人生を振り返っても、 何度も経験したことであり、 それは「無理」なのかなと想像する。 できる対抗策は、「自分自身が変わる」 ことしかないと思う。 上に何とかしてほしい、という 他力本願に自分の人生を委ねても、 もったいない。 出発点というか、視点を変えると、 もっと自由になれるのにと思う。 ただし、論点のすり替えには注意。 (それが組織の論理だから by 農園主) |
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スキルアップ
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2019/07/22(Mon)
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いちご農家のベテランから
研修生まで一同に集まって学ぶ。 そういう時間を県の農業事務所の 担当者が作ってくれた。(感謝) 県の研究者やメーカーの人も参加して、 4時間もの貴重な空間であった。 今回のテーマは“害虫”について。 悩みは人それぞれにあり、 同時に共通なものもたくさんある。 どう対応しているのか、 という興味は尽きない。 それを隠すことがないのが、 君津地域の誇れる文化である。 技術が進歩しているのは間違いないが、 一方の虫たちも抵抗性を強め、 そういう意味での進化?をしている。 だからこそ、みんな同じラインに立って 議論ができるのだと思う。 (大人の真剣な勉強会 by 農園主) |
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ボ~ッとしてる? (その2)
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2019/07/20(Sat)
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「どうして、うちなのかな、とか
うちでいいのかなって思うんですよ」 ペルポンテの今野シェフが 以前そう言っていたことがある。 東京から食べに来店される お客さまが増えて、 「君津までわざわざ来ていただいて」 という気持ちがあるからである。 先日ご紹介した魅力度ランキングでは、 千葉県は、「地元ならではの美味しい食べ物」 が “ない” という最低レベルの評価であった ことをお伝えした。 しかし、ヒントはすでにこうしてある。 特別なメニューや奇抜なアイディアは 決して要らない。 自分の腕を最大限に発揮することに 努力を続ける。そういう地道な歩みの先に 「君津にイタリアンあり」となる。 同様に「君津にいちごあり」と 胸を張れるように、それぞれの持ち場で 踏ん張ることしかないものと思う。 もうひとつ、大事なのは プロ同士のコミュニュケーション。 横のつながりとかネットワークというと 少々、敷居が高く重荷に感じるが、 もっと気軽に、プロ同士が認める “味”や“商品”をお客様にどんどん お伝えすること。 信頼している店から教えてもらった店は、 是非行ってみようと思うし、 それが気に入るとまた嬉しい。 そうやって信頼感は増幅していくもの。 そのためには、アンテナを張っていなければ いけないし、プロなのだから それはある意味では当然のことだとも思う。 オフシーズンに食べ歩きをしているのは、 食いしん坊な嫁?のせいでは決してなく、 あくまでも仕事と申し上げておきたい。 (ホント by 農園主) |
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昨日のこと
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2019/07/18(Thu)
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長雨のあとだけあって、
農園の土は想像以上にぬかっていたようだ。 と言うのも、うっかりと軽トラを スタックさせてしまったのである。 アランフィールドの裏で。 ぬかるみにはまってしまい、立往生。 嫁さんと押しても引いても、 ジャッキで上げて板を車輪の下に かませてみても、空回りするばかり。 大汗と泥んこになったが、 埒があかないので、 三舟山で耕作する仲間2人に 応援要請をして、男3人がかりで 車を押して無事脱出。 助かった。 そのうちの1人は、 ポールが農園に来て間もないころ、 臆病で、我々にも慣れず、困っていたら、 はねだしのニンジンを持って来てくれた。 彼の差し出したニンジンが 人生で一番旨かったらしく、 もっとくれと言わんばかりに 彼の顔を見上げていたっけ。 それから、久し振りの再会だったが、 やっぱり、ポールは覚えていて、 上り台から降りて彼に寄って行き、 あの時と同じように顔を見上げる。 あの人だ、と嬉しそうに。 我々が思っている以上に 顔の認識はしているのである。 (ちなみに今日は筋肉痛 by 農園主) |
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ボ~っとしないために
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2019/07/17(Wed)
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新聞を見て愕然としてしまった。
リクルート調べの都道府県の 魅力度ランキングの記事である。 項目別に順位が並んでいる。 例えば、 「子供が楽しめる施設・体験が多かった」 という項目では千葉県は堂々の1位である。 しかし、これにはカラクリがあって、 あの“東京ディズニーランド”という 巨人の存在が大きい。 イチゴ農園もと言いたいところだが。。。 問題は、ここからである。 「地元ならではおいしい食べ物が多かった」 では、45位。 「地元の人のホスピタリティを感じた」 では、44位。 本国は1都1道2府43県なので、 ほぼビリという評価である。 これは、いちご狩りに千葉県に 来園いただいたお客さまの 満足度が高くないという声でもあり、 私たちはその現実を重く受け止め、 原因をしっかりと考える必要がありそうだ。 (つづく by 農園主) |
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育苗の様子
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2019/07/16(Tue)
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![]() “おいCベリー”に続いて、 “やよいひめ”の子苗の数が揃った。 昨年よりも数日早い。 残る“紅ほっぺ”と“かなみひめ”も もう一息のところまできているので、 この雨続きの天候ながら、 生育は無事に進んでいる。 イチゴたちの生命力にあらためて 感心するばかりである。 (ホント頼もしい by 農園主) |
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ダサくて何がわるい パート2
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2019/07/13(Sat)
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決してわるくない。
ただ、ダサいだけでは芸がないので、 リズム感はどうにか養いたいと思う。 間というかタイミングというのだろうか。 物事には、必ず流れというものがあって、 それに乗ることで努力は初めて開花する。 それはラッキーとかアンラッキーとか、 そういう主観的なものでは決してない。 例えば、相場に臨んでいて、 「買っておけば良かった」と 「どうして買っちまったんだ」とは、 同じ敗者でも全く種類が違う。 前者は永遠に勝てないが、後者は、 流れに乗れば勝てるチャンスがある。 両者がともに下調べが万全という前提だが そこには埋められない差がある。 だから、テンポよくリズムを刻めるように なりたい。それは、多分、常にアクションを 起こし続けている人だけが、できる芸当。 だから、“Let’s dance”。 (音痴だけど by 農園主) |
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ダサくて何がわるい
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2019/07/12(Fri)
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「最後には道を過(あやま)たず、
理にかなったものだけが残る。 逆に言えば、道理を外れれば、 いつかしっぺ返しを食らう。 自浄作用がなくなったとき、 そのシステムは終わる。」 (「ノーサイド・ゲーム」池井戸潤著) 仕事を始めた時には、どんな人でも 理想を持ち、お客様のためにと 心弾んでいたはず。 しかし、時間の経過は とても大きなうねりとなって、 いつの間にか「合理化」とか「効率化」 という耳障りのいい言葉のもとで、 自分都合の「手抜き」や「儲け主義」に 理想が化けていく。 あの時の気持ちはどこへ? となってしまいがちである。 それをブレずに、自らの道理を知り、 地道に守り続けていくことは、 とても厳しい作業に違いなく。。。 だからこそ、お客さまからの共感を 呼ぶことができるのではないかと思う。 (泥くさくたって by 農園主) |
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イタリアン・ロースト
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2019/07/11(Thu)
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何年か前のこと、
健康診断でピロリ菌を指摘され、 その退治のために、2週間毎日、 薬を服用したことがある。 その間は、禁酒、コーヒー禁止と 医師から強く言われ、 「禁酒かぁ」と気が重くなったが、 いざ始めてみると、 それはたいした我慢ではなかった。 それよりもコーヒーが飲めないことが とても辛く、そういう自分に驚いた。 好きであることを自覚はしていたが、 うるさいほどではないとも思っていたので。 しかし、朝、仕事の合間、昼食後、夕食後。 難関は何度もあり、 コーヒーの存在感は大きく、 それ以降は味にも意識を持つようになった。 好みは、酸味よりも苦みを 楽しみたいのだが、 でも“深煎り”となると ちょっと苦すぎることも多々あり、 塩梅は難しい。 「イタリアン・ロースト」と 呼ばれるくらいの苦みがほどよい。 それを教えてくれたのが、 「デリ・カフェ・キートス」。 ![]() 食後のひとときをゆったりと 満喫させてくれるので、 いただいた料理もひと際、 美味しくよみがえるのである。 (我が家では常備品 by 農園主) |
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雨と野菜
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2019/07/10(Wed)
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「ようやく晴れたね」
近所の農家との挨拶である。 でも、露地野菜は今年は苦労が多いと。 雨続きでも生育は決して 悪くはないのだそうだが、 しかし、ニンジン、大根などの 根元が傷むことが多いという。 雨続きで土壌が「べちゃべちゃ」になって いるので、雑草取りがままならず、 草に覆われてしまうと、 地面から出ている茎の部分が 湿度で傷みやすくなるのだそうだ。 水が多くても、少なくても、 苦労が多い。そういう仕事。 だから、野菜の価格は、 本来もっともっと高くあっても いいのではないかと思うのである。 (必需品だからこそ by 農園主) |
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晴れっていいね。
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2019/07/08(Mon)
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君津の7月の天気は、7日間雨続き。
日照時間はわずかに3時間ほどであった。 そして、ようやくの青空。 イチゴたちは葉をピンと上に向けて、 太陽光を精一杯に浴びている。 アランとポールも、 久し振りに濡れていない草を 必死に頬張る。 ![]() その後は、爽やかな風の中で、 2頭に久し振りのブラッシング。 ![]() (アランの満足そうな顔 by 農園主) |
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農を考える ( 担い手保護の観点から )
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2019/07/06(Sat)
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農地の貸し手と借り手の希望を
マッチングさせることは容易ではない。 それを結びつける役割として、 農地バンクと呼ばれる中間管理機構が 県(園芸協会)にあり、信用力を背景に 農地の流動化が進むものと期待されている。 しかし、話は簡単ではない。 実際の農地プランを策定し、 (これは大変な作業) 事業を推進するのが、 市役所を中心とした 地元の自治会となるからだ。 つまり、貸借契約の当事者とは異なる。 「貸借契約の件で、、、」 と県にお聞きすると、 「それは市が推進した案件ですので」 となり、市に聞けば、 「契約の主体は県になりますので」 となる。 もし、そうならば、農地の担い手は、 怖くて契約などできるはずがない。 農地に何がしかの瑕疵があった場合に、 その交渉をする当事者がいないのだから。 きっと県の立場は、案件を全て網羅する 人的パワーがないということであろうから、 いっそのこと、市にその契約権限を 委譲すればいいのではないか、 と思ってしまう。 (逃げるが勝ちにしないために by 農園主) |
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カツオのカルパッチョ
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2019/07/05(Fri)
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カツオというと、
ちょっと特有の味覚(えぐみ)が あって、苦手な人も多いかと思う。 そういう自分もそうだったのだが、 先日、四国で「うっまい」カツオを食し、 ちょっと驚いた。 その秘訣は、漁獲後の処理(血抜き)と 消費者に届くまでの時間(鮮度)が 勝負と店主がおっしゃっていた。 実は、千葉の勝浦港でも、 カツオがあがる。 君津とは目と鼻の先の距離だ。 そこに、今野シェフ(ペルポンテ)の 技が加われば、カツオとの衝撃の出会いが 実現される。「何これっ」となる。 ![]() ワラでくるんで焼く四国のたたきも 最高だが、これぞ“深化”した一皿。 美味しいワインも感動を倍増させてくれる。 この日は、シェフおすすめの ダイヤモンド酒造(山梨県)の “デラウェア・ドライ 2018”とともに。 ちなみに、7月14日は、“日本ワインの日“の イベントがお店であるそうだ。 (カツオが好物へ by 農園主) |
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