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7月へ
2019/06/30(Sun)
 採苗を始めて約1ヶ月、
ちょうど折り返し地点になる。
ランナーを留めるピンの数は、
半分を超えたので、
順調なラップと言える。

 草もそうだが、この梅雨時が
一番旺盛。 暑くもなく寒くもなく、
ジメジメしているので、乾きもない。
同じようにランナーの伸びはよく、
梅雨が明ける前までに、
ある程度の目途はつけておきたい。

 面白いのは、例年品種の差が出ること。
“おいCベリー”はすでに8割の進捗と
飛ばしているのに対し、
“やよいひめ”は3割くらいとのんびり。
それでも、最終的にはしっかりとピッチを
上げ、つじつまを合わせるのには、
いつも感心する。

 ↓ “おいCベリー”
【写真】“おいCベリー”の親苗と小苗の様子

 ↓ “やよいひめ” 
【写真】“やよいひめ”の親苗と小苗の様子

(デキる子たち by 農園主)

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これ、いいね (ポレドレでエンジェルヘア)
2019/06/29(Sat)
 細~い麺のエンジェルヘア(天使の髪)
のパスタが好きなのであるが、
あまり食することができない。
伊料理では“カペッリーニ”と
いうのだそうだ。

【写真】トマトとバジルと生ハムをのせたカッペリーニ風そうめん with ポレドレ

 嫁さんがそんな私のぼやきを聞いて、
作ってくれたのが、和風エンジェルヘアー。

 “そうめん”に、トマトとバジルと
生ハム(スーパーの)をのせて、
「ポレドレ」をかけるだけ。
ちょっと小粋な冷製パスタ風の一品になる。

 今月の「ポレドレ」の 宅配注文の締切り
間近なので、ボトルが切れそうな方は、
お早めに。

(ご家庭で簡単イタリアン by 農園主)


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台風と朝寝坊
2019/06/28(Fri)
 今年最初の台風がやって来るというので、
前日には、ハウスの天井に上って、
気になるところを点検した。
幸い千葉では、心配された早朝の
雨風ともに何ともなかった。 ただ、
「大雨なら、朝の仕事は、
ゆっくり始めよう」
と言った私の言葉を信じ、
朝寝坊を期待していた嫁さんは、
いつも通りに4時に起きることになり、
「また、騙された」
と口をとがらせていた。

(何もないのが一番である by 農園主)

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“進化”から“深化”へ
2019/06/27(Thu)
 会社に勤めていれば、収益計画は
毎年、上乗せが当然であり、
「無理です」と言うと、
「ならば、努力目標で」となるが、
年度末にはいつの間にか「必達」に
変わっている。
経済はと言うと、右肩上がりが
これまた当たり前のように要求されている。

 しかし、同じ場所にとどまり、
現状維持のように見えても、
その分、“深化”していてはどうか。
きっと、お客さまの満足度が高まるのは、
そういう場合なのかと思う。
面積ではなく、深さ。
農園がそうなっていければ、
理想的と考えている。

【写真】試作中のポレポレ苺の手作りジャム

 ポレポレのジャム。
今野シェフは、休まず研究を続けている。
“かなみひめ”のジャムを
昨シーズンにデビューさせ、
ご好評をいただいている。
しかし、そこには留まらない。
今度は多品種とのミックスを試行中。
それぞれの個性を知り尽くしているだけに、
引き出しは多い。

(まだまだ掘り下げると by 農園主)

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これ、いいね (ポテトサラダ革命)
2019/06/26(Wed)
 ポテトサラダは、人生で欠かせない一品。
母親のも、お隣のお母さんのも好物である。
先日、嫁さんが新しい作り方に挑戦し、
ちょっとハマっている。

【写真】らっきよう入りのポテトサラダ

 秘訣は、“らっきょう”。
輪切りにして交ぜ込む。
そして、粒マスタードもいっしょに。
ポテサラには、こだわってしまうが、
これは相当なものかと。
連日リクエストをしてしまう。

(しかも簡単 by 農園主)

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アランとポール(伸びしろ編)
2019/06/25(Tue)
 1ヶ月ぶりに農園にいらした方が、
「ポール、大きくなりましたね。」
と驚かれる。
頭突き相撲の光景も、
「アランになんだか遠慮しているように
見えましたよ。」
つき合いが長いから観察眼も鋭い。

 確かにここ最近は、ポールの体格が
ぐっと大きくなってきたのは、
毎日見ている我々も感じるところである。
細身なのは変わらないが、よく食べる。
早朝から夕方まで。昔のアランのよう。
頭突き相撲は、アランが本気になっても
いい勝負になっている。
しかし、アランがその気でなくなると、
ポールも力を抜くようになった。

 好奇心は旺盛になってきて、
嫁さんの帽子には必ずいたずらをする。
アランもそうだったね。

【写真】上り台の上で帽子のツバをくわえて引っ張るポール

(王様のように眺めているけど by 農園主)

この記事のURL | アランとポール | CM(0) | TB(0) | ▲ top
税金のはなし
2019/06/24(Mon)
 消費税がこの10月から
上がることになっている。 
但し、
“人の飲用または食用に供されるもの”
については、軽減税率の対象となっていて、
現状の8%のままになる。
ここで混乱があるのは、
外食は増税になるが、テイクアウトは
軽減税率の対象になるという線引きである。
この場合、“いちごパック”は
お持ち帰りになるので、
テイクアウトと考えられるが、
では、“いちご狩り”はどうなるのか?

 国税庁のホームページを
目を皿のようにして調べてみたら、
「果樹園の入園料は」とあった。

「 顧客に果実を収穫させ、
 収穫した果実をその場で飲食させる
 といった役務の提供に該当しますので、
 “飲食料品の譲渡”に該当せず、
  軽減税率の対象となりません。」

 増税になるということのようだ。
当園では何とかそれは吸収すべく
(やせ我慢をして)、料金は据え置きで
できるだけ運営を続けたいと考えている。
近日中に税務署を訪れて、
細かいことを確認させていただく予定。

 それにしても、お役人にかかると
“いちご狩り”がここまでつまらなそうな
“役務”に定義されるものかと、
ちょっと面白い。

(もう一回読んでみて by 農園主)

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こんなところでも
2019/06/23(Sun)
【写真】ハウス脇の防草シート上に咲いたパンジーの花

 ハウスの下に小さなパンジーが咲いた。
わずか5㎜くらいの土の上にである。
野生?ではない。
昨年、育てたプランターの脇なので、
多分、その種が落ちたものかと思う。

 シーズンが終わってまだ1ヶ月。
それでも、いちご狩りの開園日に
皆さまといつもお会いしていたのが
遥か昔のように感じる。

 梅雨空の中、まだまだ後片付けの
仕事は続いている。

(名残りパンジー by 農園主)

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ぶらっと房総(養老渓谷のドライブコース)
2019/06/22(Sat)
 県内でドライブをしながら、
出かけたくなるお決まりのコースがある。
農園から車で1時間ほど、
養老渓谷温泉のある大多喜町。
ランチは「手打蕎麦ゆい」でいただき、
「ごりやくの湯」でのんびりと汗を流し、
そして「山猫」でかき氷を楽しむ。

 こちらの蕎麦は美味しい。
実はそれ以上に天ぷらのファンである。
“野山の天ぷら”の名の通り、
わらび、舞茸、山うど、とうもろこし、など
とっても地味なのだが、
その素材を見事に引き出してくれている。
塩でいただくのがおすすめ。

 お風呂は、前にもご紹介したが、
露天と内風呂が絶妙に一体化して
開放感のある空間なので、
とてもリラックスする。

 そして、“山猫”のかき氷。
いつも独創性あふれる新作がある。
もはや、かき氷の次元を超越し始めている。

【君津市産 小糸在来大豆で手作りきな粉と
 いすみ市産 無農薬 黒千石大豆
 醤油クリーム 白玉のせ黒蜜付き】
【写真】山猫さんのかき氷(君津市産 小糸在来大豆で手作りきな粉と いすみ市産 無農薬 黒千石大豆  醤油クリーム 白玉のせ黒蜜付き)

【いすみ市産 無農薬アロマレッド(人参)みるく】
【写真】山猫さんのかき氷(いすみ市産 無農薬アロマレッドみるく)

 隣の席では、ご家族がいちごのかき氷の
取り合いをしていた。

(また来ようっと by 農園主)

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ランチの王様 (Pizza in ピッツァプリマヴェーラ)
2019/06/21(Fri)
【写真】プリマヴェーラキッチンカー内の窯でピザを焼いている様子

 キッチンカーで作るという
珍しいピザ屋さんが君津に出現した。
イタリア製の窯が車の中にあり、
その場で焼いてくれる。
外で待つ我々の目線がちょうど
店内(車内)の窯の口と同じ高さなので、
ピザが焼ける姿と焼き方がよく見える。
これがとても興味面白く、興奮する。
わずか1分程度の焼き時間。
いい香りが店外(車外)にすぐに漂う。
そのはず窯の中の温度は500度にも
なるそうだから。
生地がとても食べやすいので、
ペロリといける。

【写真】プリマヴェーラのピザ“プロシュート・エ・ルッコラ”

(ちょっと驚き by 農園主)


※農園から車で約6分。
※店舗情報 : https://www.facebook.com/ピッツァプリマヴェーラ-2252766901666452/ 

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香川県訪問記(番外編)
2019/06/20(Thu)
 農園の北上空に飛行機が通過する。
羽田空港に着陸する航路になっているので、
夕刻のラッシュ時にはバスのように
並んで飛来する。
高校時代の友人がパイロットになっていて、
「農園、上から見えるよ」
と数年前に教えてくれた。

 今回の帰路では、その言葉を思い出し、
高松空港のチェックカウンターで、
無理を言って左側の窓席にしてもらった。
離陸後1時間ほど経った後、その瞬間は
やって来た。
「当機は間もなく着陸態勢に入ります。」
それから数分後、
― あれ、もしかして市役所?
(君津には高い建物はそれくらい)
とすると、あの広大で平たいのは、
近所のトマトハウス?
とすると、、、?
などと考えている間に東京湾が見え始める。
小さな窓にしがみつきながら後方を見る。
― あった~。白い受付ハウス。農園だ。

 ほんとにちっぽけであった。
でも、しっかりと実在している。
それだけで充分である。

(アランとポールは、見えず by 農園主)

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これも仕事
2019/06/19(Wed)
 人間ドックに出かけた。
社会人のころは、もちろん毎年嫌々だった。
農園を始めてからは、最初は嫁さんに
連れて行かれていたのだが、
8年目にもなると年中行事になる。
そしてなによりも、お客さまから
「来シーズンも待ってます」
そう言っていただけるので、
プロの端くれとして、
“健康管理も仕事の内”という
気持ちも芽生えている。

 さて、難関の胃カメラ。
もう3回目なので、
それなりにこなせたと思うが、
「はい、力を抜いてね」と
看護婦さんから背中をさすって
もらっていたおかげである。

(ホント優しかった by 農園主)

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“かなみひめ”の今
2019/06/18(Tue)
【写真】自家苗の親苗から伸びたランナーと小苗の様子

 自家苗の調子は、まずまずである。
専門の種苗会社から購入した
“最後の親苗“と比べて
ランナーの出現も
子苗の生育も遜色ない。
いや、もしかしたら、
親苗の立ち姿は、自家苗の方が美しい。
そう見える。(身びいき)

 この調子でジメジメの梅雨と
ムシムシの暑い夏を乗り切ってほしい。
病気への抵抗性を高めるためには、
健康体であることが重要で、
そのために出来ることを、
ひとつひとつ積み上げていく。
労を惜しまないつもりである。
“やり遂げる”ためには、
強い目的意識が大事なのだと
教わったので。

(香川県の賢人から by 農園主)


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爽風
2019/06/17(Mon)
【写真】青空の下に広がる農園前の田んぼと遠くに見える三舟山

 農園の周りの田んぼでは、
苗が育ち、青々としている。
その上を朝から爽やかな風が吹く。
何もないこの農園で、
特に暑くなってくる時期には、
“いい風だね~”と
感じることが唯一の贅沢である。

 都会に住んでいれば、
多様化した感性をくすぐる風が
たくさん吹く。魅力的である。
良しあしの問題ではなく、
どちらに居ても感受性が
大事なのだと思う。

(全身で by 農園主)


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暑い日に
2019/06/16(Sun)
【写真】高圧洗浄機と洗い立ての高設ベッドのスカート

 高設ベッドの裾に張っていた
保温用のシート(通称スカート)を
水洗いしている。
多分、こんな余計な仕事をしている
農家はあまりいない。
確かに大人にとっては気にならない
高さなのだが、お子さんにとっては、
目線であり、シートに小さな手形が
いくつも付いていることから、
それはよくわかる。
だからこそ、毎年できるだけ
きれいにしておきたいと思う。

 昨年から、高圧洗浄機を導入したので、
作業は少々楽になったものの、
約2400mを往復する。
さらに機械の後はシートの表裏を
手洗いするので、掃除距離は結構長い。
それでも、数日間に分ければ、
なんてことない仕事であり、
我々も清潔に保管しておけば
来シーズンには気持ちよく準備が
始められる。

(そういう仕事 by 農園主)

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雲隠れ?
2019/06/15(Sat)
【写真】受付ハウス入口右側にある当園ロゴのターポリン

 農園内にある“ポレポレ農園”の
ターポリンを全て仕舞った。
生徒さんたちの訪問も終わり、
公式行事がなくなったので。
これで当園を表示するものは全てなくなり、
半年間は静かにひっそりと
来シーズンの準備期間に入る。
今後の苗作りが、イチゴ栽培では、
最も重要な時間帯になる。

(地味ながら by 農園主)

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アランとポール( 梅雨の晴れ間 編 )
2019/06/14(Fri)
【写真】青空の下、アランフィールドの外に出て草を食べるアランとポール

 夕方には、2頭が外出を催促する。
アラン・フィールドの柵の外に出て、
新しい草を食べたがる。
アランは太い声で「メ、エ~」
ポールは、か細く「ェ~、ェ~」と呼ぶ。
「行こうか」と答えると、
駆け回って、飛び跳ねて喜ぶ。

 一方で、我々が忙しい時は、大人しく、
上り台の上でジッと座って待っている。
香川から帰って来た時もそうだった。

 アランの切り傷 は、かさぶたになって、
すっかり元気である。

(好きなだけ食べて by 農園主)

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香川県訪問記 その2
2019/06/13(Thu)
 “うどん県”と自ら名乗るだけあって、
確かにうどん屋さんで溢れていた。
高松市と三木町という
限られた地域の移動で
しかも滞在時間22時間ほどの
スケジュールの中だったが、
バター味、カレーうどんも食した。
でも、やっぱりシンプルに
“かけうどん”がいい。
どれも麺はコシがしっかりあって
食感は快適。
そして、決め手は何といっても
いりこ(コイワシの煮干し)出汁に尽きる。
瀬戸内の豊富な漁場あっての
“うどん県”なのだそうだ。

【写真】香川県の名産 “かけうどん”

 ちなみに、多くのうどん店の営業時間が
11時~14時までとなっていて、
朝や夜の営業店が少ないのが、興味深い。
製麺の仕込みのためと聞いた。
お客さま都合よりも、大事なものもある。
そういうこだわりなのだと思った。

(もっと食べたかったなぁ by 農園主)

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香川県三木町 訪問記
2019/06/12(Wed)
 人口3万人の当地にはイチゴ農園が
50軒ひしめく伝統的な産地である。
(かつては200軒あったそうだ。)
当地の栽培技術に先導的役割を
果たしてきた農園のひとつに、
「苺ファーム森本」 があり、
念願かなってようやく見学をさせて
いただいた。

 芽の選定や葉の選定、摘花は、
どの農園でもシーズン開始から 
2月くらいまでは努力する。
しかし、春がやって来ると生育の
ペースに手入れがどんどん遅れ、
ついには諦める。
あるいは、はなから諦めている人もいる。
そういう生産者が関東ではほとんどで、
名人と言われる方もそういう傾向はある。
そこを、徹底的に“突き詰める”仕事を
続けるのが“苺ファーム森本”の真髄であり
技術に裏打ちされた品質を求めて
日本中から注文が舞い込む所以である。

 どきどきとワクワクの鼓動を感じながら、
圃場を見させていただく。
―これかっ~、凄いなぁ。
溜息が出てしまう。
徹底的なまでの“ひと芽”管理、
葉は5枚まで。
「今年は樹が旺盛だったので、
花の数を通常の7個から
8個に増やしました。
食味も安定したし、
収量も多かったですね。」
この言葉の本当の意味を理解できる
農家は意外に少ないような気もする。
実践できる人は、と言えば、
多分ほとんどいない。
これは自分たちも含めてである。
しかし、それは無理だよ、
そう思った瞬間に永遠に時間は止まる。

 そのレベルを何十年も続けている人たち
がいることを目の当たりにして、
“やり切る”というか
“やり切れる"こと,
それが一流の世界なのかなと
垣間見れた気がする。

(衝撃のパンチなのであった by 農園主)

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た、たまご?
2019/06/11(Tue)
 ハウスの修繕をしている作業中に、
津田さん(安房竹材)が
嬉しそうに報告をしてくれた。
「裏の資材置き場に、鳥の巣があって」

 どれどれ、早速、そ~っと見に行く。
確かに巣を温めている親鳥。
小さく黄色い羽根と茶色の斑点がある。
ひばりのようである。

 これが、数日前のこと。
それから、気になって
ちょいちょい遠目から覗くのだが、
親鳥が座っていない時もある。
大丈夫なのかな。

【写真】資材置き場のパイプの脇に作られたヒバリの巣(4つの卵)

(気になって仕方がない by 農園主)

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カサブランカ
2019/06/10(Mon)
 鬱陶しい雨。。。
農家の多くは、雨だと農作業ができないので、
家でのんびりとすることが多い。
「オラ、雨が好きだ~」となる。
残念ながら?ハウス栽培の当園では、
全天候型で休みなく仕事ができるので、
とても有難い。(やせ我慢)

【写真】館山の花き農家さんからわけていただいたユリの花 “カサブランカ”

 そんな中、南房総の館山市の花き農家から
ユリの花(カサブランカ)をわけていただいた。
「ユリの女王」と言われる品種だけあって、
とても大きな蕾がたくさんついている。
さて、これからどんな花が開くのか。

(梅雨だって楽しみはある by 農園主)

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期待と心配と
2019/06/09(Sun)
【写真】子苗の採苗を始めた育苗ハウスの様子

 採苗を始めた。
親苗から出てくるランナーの先に
出現する子苗をポットに活着させる。
そのために、ひとつずつ子苗をピンで
土に留めていく作業である。

 今年はこれまでの高温のためか、
ランナーは順調に出ており、
特に“おいCベリー”がとても調子いい。
どんな苗に育ってくれるのか。
毎年楽しみでもあり、心配でもある。
いよいよ、新しいシーズンが始まった。

(じっくりと育てていきたい by 農園主)

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妄想の先へ
2019/06/08(Sat)
 脱サラで、新しくイチゴ農園を始めたい、
そういう方から相談を受けることが
時々ある。

 夢が膨らむ一方で、不安な気持ちも
大きいはず。それはよくわかる。
準備しなければいけないことは、
徹底的に調査すること。
その上で、ご家族と共感すること。
それさえあれば、少々の困難は
障害ではなくなるはず。
逆に中途半端な計画や決意から
判断した結果なら、
きっと元の安定して不自由のなかった
サラリーマンの生活を
今度は夢見ることになると思う。

 この世界には、とてつもない魅力がある
と感じているが、それを皆が皆、
同感するかどうかは、正直、わからない。
生活信条や生き様にかかわるからである。

 また、難しいのは、納得するまで
調べ尽くすという“慎重さ”は、
実現への必須条件なのだが、
同時に最終決断を妨げる原因にも
化けかねないということである。

(その自覚も大事かも by 農園主)

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雲泥
2019/06/07(Fri)
 高設ベッドの地上は、茎を含め片付いたが、
根元(クラウン)と根っこがまだ残っている。
これをひとつひとつ、鎌で切り取っていく。
毎年結構、苦戦する仕事のひとつ。
しかし、秋口に来シーズンの苗を
植えるときには、このままでは、
生育の障害になるので、
欠かせない作業である。
余計なものを取り除き、
柔らかい土を用意するための
第一歩となる。

この重労働に今年も特別支援学校の
生徒さん達が課外授業の一環で
仕事を手伝いに来てくれた。
雨模様だったので、暑さはなかったが、
慣れない鎌を使う仕事に
相当疲れたことと思う。
途中で何度も座り込んでしまう子も。
生来、足の筋力が強くないそうで、
立ち仕事への負担は
想像以上のものなのだろう。
それでもその度に少し休んでは
「がんばろ」と立ち上がり、
嫁さんを驚かせていた。
普段接しておられる先生方も同様だ。

誰でも「がんばりたい」
そういう気持ちはある。
ただ、それを体力のハンディキャップで
思うように動かないなら、
きっと本人が一番もどかしく
感じているのかなと感じた。
意志を持たない“なまけもの”とは、
雲泥の差。
見習いたいものである。

―では、お昼にしましょう
そう言うと、飛び上がって喜ぶ。

(そういう純粋さも by 農園主)

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育苗ハウスの模様
2019/06/06(Thu)
【写真】子苗用ポットを並べ終えた育苗ハウスの様子

 育苗ポットへの“土入れ”が終了し、
嫁さんがそれを並べ替えていく。
できるだけ窮屈ではないように
することで、風通しをよくしたい。
贅沢だが、空間が必要になる。 
 一方で、あまり空けすぎると、
土が乾きやすく、夏本番の頃には、
水不足になりかねない。
日々の灌水量もそうだが、
ポットの並べ方も工夫しておくことは
大事なことと思う。

(少しずつ積み重ねる by 農園主)

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日々の変化
2019/06/05(Wed)
【写真】いちごの株折り作業が終わった本圃ハウスの様子

「こんにちは。 
あれ~、きれいさっぱりに
なっちゃったね」

 毎日登下校でハウスの前を通る
小2のこはるちゃんが
ハウスの中をのぞきながら
びっくりしている。

― そうだよ。
でも、まだまだ片付けは終わってないよ。
「そう~なの~」

 子供たちにも応援して
もらっている?ようだ。
挨拶のできる子、苦手な子、
様々である。
それでも毎日、皆がそれぞれに
成長と変化をしているのは間違いなく、
それを見ていることも
楽しみのひとつである。

(元気でいこう by 農園主)

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アランとポール(怪我した編)
2019/06/04(Tue)
 毎日1回は、アランフィールドの
柵の外へ2頭を連れ出す。
美食家なので、目新しい草を食べたがる。
だいたい1~2時間ほど食べると、
座りこんでのんびりと反芻を始めるのが
いつものこと。

 ところが、育苗ハウスで
嫁さんと土入れをしていると、
「メェ~、エ~」
珍しくアランが呼ぶ。
―どうした?
様子を見に行くと胸の当たりから出血して
いるのか、前脚に血が滲んでいる。
慌てて這いつくばって覗くと、
胸元(「胸垂」と言って
少しぷよぷよしている)が
2センチくらい切れている。
何かに引っ掛けたのか。。。
―大丈夫か?
触ろうとすると、
慌てて小屋に走って帰るアラン。

【写真】座っているアランの背中にもたれかかるポール

 具合の悪い時は、ちゃんと大人しくする。
いつも元気なだけに、心配してしまうが、
治癒の仕方は本人がよく知っている。
ポールも心配そうにアランにまとわりつく。

(大丈夫だよ by 農園主)

この記事のURL | アランとポール | CM(0) | TB(0) | ▲ top
オフシーズンの主役
2019/06/03(Mon)
 受付ハウスの白い天井の
ビニールを張り替えた。
少々摩耗してきたタイミングだったこと
に加え、先日、大粒の“ひょう”が
降って(凄かった)、小さな穴が
いくつか開いてしまったので、
交換することにした。
お客さまを迎える大事なスペースだから。

【写真】受付ハウスの天井ビニールを張り替えているところ

 いつも通り、津田さん(安房竹材)に
お願いする。
こちらが遠くの育苗ハウスで
土入れ をしている間に
仕事を終わらせてくれる。
作業工程や仕上がりを
チェックする必要はない。
全てお任せしているからだ。

「今回は尾根に補強を入れてみました。
効果は未知数ですが。」

 お願いしていないことも、工夫して、
いつも改善を試みてくれる。
こういう積み重ねがとても大事であることを
わかっているので、頼もしく思っている。
今年のオフシーズンは、
修繕する仕事がたくさんあるので、
当分お世話になりそうだ。

(暑い夏へ by 農園主)



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魅惑の果実
2019/06/02(Sun)
 先日、手作りのいちごのムースを
ご近所の方からいただいた。
今シーズン“最後”のいちごを使って
作ったものを届けてくださったもの。
「上手にできたの~」
とても嬉しそうに。

【写真】近所の方に差し入れていただいた“いちごムース”

 本当に美味しくいただいた。
酸味と甘みの風味と食感と。
食べる人だけでなく、
作る人をもこうして楽しませてくれる
“いちご”の魅力って、凄いなぁと、
あらためて感心したのだった。

(シーズン終了後のこと by 農園主)

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6月である。
2019/06/01(Sat)
 早いもので、もう来シーズンの
採苗を始める時期になった。
本圃ハウスの片付けをちょっと一休みして
育苗用のポットに土入れをする。

【写真】子苗用ポットに土入れ作業を行っている育苗ハウスの様子

 嫁さんは、親苗から出ているランナーを
採苗しやすいように整理していく。
最近の暑さでランナーの伸びは、
例年以上にとても旺盛で、
エキスパンドル(金網棚)に 
絡みついているので、それを丁寧に
ほぐしていくのにとても難儀している。
(イチゴ農家あるある?)

 13,000ポットを準備するので、
これから3日間はこういう仕事になる。

(涼しいといいのだが by 農園主)


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