いちごを作るために
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2018/12/30(Sun)
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津田さん(安房竹材)が連日の来園。
突然、調子の悪くなったハウスの 保温カーテンを修理しに来てくれている。 この年の瀬にである。 もちろん、お願いしたのは自分なのだが。。 とりあえず、応急措置で 構わないからと伝えたが、 「でも、保温カーテンがないと生育にも 暖房代にも影響があるでしょうから」 というわけで、昼ご飯も食べずに汗だくで せっせと仕上げてくれた。 そして、 「正月でも何かあれば連絡ください」 そう言って帰られた。 (当園を支えてくれている by 農園主) |
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いよいよ登場
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2018/12/29(Sat)
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![]() “かなみひめ”の初収穫をした。 カタチといい、色ツヤといい、 なかなかの状態かと思う。 味はどう? それは食べた方しかわからないこと。 まだまだ収量は少ないので、 わずかばかりになるが、これから店頭に 並ぶ予定である。 (お楽しみに by 農園主) |
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角度5度
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2018/12/28(Fri)
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「ちょっと視点を変えれば、
いろんなものが見えるんですよ。 たとえば、視線を5度上げたら 見える空気がぱっと変わる。 でも、目の前のことに必死やったら 足元しか見えない。 その違いは、やっぱりすごく大きいです。」 ( 「友情」 山中伸哉 著) 日本ラグビー界の英雄、平尾誠二氏が ノーベル賞の山中教授と対談した時の コメントを目にした。 視野を広く持て、というアドバイスは、 スポーツにおいても人生論においても よく聞く話ではあるが、 具体的に「5度」という数字を 挙げているところにハッとさせられる。 彼ならではのセンスであろうか、 そういうものを感じる。 イチゴの生育においても視線によって、 景色は大きく異なる。 下から見ていくと、まず果実がある。 赤くなった実の周りには青い実が生る。 10度上には、根元のクラウン。 新葉の展開や次の花房が咲き始めている。 古葉が横たわっている角度もここ。 徐々に視線を上に葉柄を見上げていくと 葉先にたどり着く。 計測をしたことはないが、多分90度くらいの 角度でシーンが大きく異なり、それぞれに 大事なチェックポイントがいくつもある。 さらに、少し離れてハウス全体を 見渡すことも大切なことなのだと思う。 (彼は180度見えていたはず by 農園主) |
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生産者冥利につきること
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2018/12/26(Wed)
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「年末に君津に帰るから、
そう、毎年の餅つきにね。 だから、いつものいちごお願いね」 実家で親戚の方々が集まって、 餅つきをする。 君津では珍しくない光景である。 その後の大勢での楽しい食事の席に 当園のいちごが並び、 彩りを添えさせてもらう。 そういうご家族の年中行事に 参加できることは、大変光栄で、 とても嬉しいことである。 (定番でありたい by 農園主) |
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縁起物
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2018/12/24(Mon)
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![]() 近所のご主人が手作りした門松。 今年も受付ハウスの入り口に 置かせていただいた。 “かわいい門松ね” ご来園の方々の評判はとてもいい。 おかげ様で、毎年こうしてシーズンと 新年を無事に迎えることができている。 クリスマス? 農園での行事ごとは、特にない。 いちごは精一杯販売させていただいており、 それだけで充分という気持ちになる。 (これも恒例になった by 農園主) |
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“かなみひめ”の今
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2018/12/23(Sun)
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![]() ご覧の通り少しずつ赤くなっている。 定植後の10月から、例年以上に ハダニに悪さをされて四苦八苦してきたが、 なんとか葉の具合も持ち直し、 調子は上々である。 もう一息で皆さんにお目見えできる。 さて、どんな味わいに仕上がって きているのか。 毎年不安でもあり、楽しみでもある。 (ドキドキだ by 農園主) |
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旬のもの
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2018/12/22(Sat)
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いい調子で毎朝収穫をしている。
赤いイチゴたちが朝日でキラキラ輝く 早朝のハウスの中は、本当に美しい。 今年の冬の寒さはやわらかで、 朝仕事には助かる。 嫁さんも今のところ、 しもやけにはなっていないので 作業は順調。 皆さまからいただいたご注文を、 クッションの入ったトレーに 吟味してから詰め、 プチプチで保護をして、 発送を開始している。 ![]() 充実した果実が 日々、輝き始めているので、 是非、ご賞味くだされ。 ご注文は、こちら から。 (ポレポレ苺 を by 農園主) |
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あの51番の背中
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2018/12/20(Thu)
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嫁さんから、
「ブログ、2,500回を超えたよっ」 そう言われて、ちょっと驚く。 嬉しい気持ちも少しある。 農園の様子をお伝えすることで、 お客様に少しでも親近感を持って いただきたいとその一念だけで、 7年前に始めた。 中身のあることをお伝えすることは、 どだい無理なので、 「思いを“毎日”書いてみる」 そう決めて続けているが、 その程度のレベル、ということでもある。 もちろん、継続は力なり、 そうなったらいいな という希望は持っている。 周囲には、ストイックなことと言う人が 多いので、自然とその代名詞である “イチロー”がいつからか目標になっている。 ちなみに、彼の安打実績は 4367本(日米通算)。 2位のピートローズを100本以上上回る 圧倒的な世界記録である。 まだまだ遠いが、こちらは地道に 毎日コツコツと積み上げることができる。 もっとも、彼が年間200本ペースで また打ち始めたら、 永遠に追いつかないことになるが、 そもそもそういう存在であるのだから、 それでいいのだと思う。 (あこがれなのだから by 農園主) |
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2018シーズン開幕へ
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2018/12/19(Wed)
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![]() いよいよ、赤くなった。 本当にお待たせした。 まずは“おいCベリー”と“紅ほっぺ”から。 今年も無事に開幕を迎えられることに とても感謝し興奮している。 嫁さんと安堵の祝杯があげられそうで とても嬉しい。 さて、本日より宅配の受付を開始するので HPよりお申込み を是非とも。 おかげ様で、少しずつご要望が増えてきて いるので、お早めに。 店頭でのパックの売り出しは、 近日中には始める予定なので、 いつもの“ノボリ”を目印にしてくだされ。 (始まるよ~ by 農園主) |
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主観?客観?
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2018/12/17(Mon)
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「どうしたらああいうネタが
できるのですか?」 「自分が客席にいたとして、 その自分が見て笑うものを やっているだけ」 当たり前というテンションで 出されたその答えは、 僕にとっては衝撃的だった。 僕が考えているものには、 いつだって自分はいなかった。 お客さんは何を言ったら笑うのか ばかりを考えていた。 (「天才はあきらめた」山里亮太著) 南海キャンディーズの山ちゃんが、 まだ売れなくて悶々としていたころ、 ブレイクし始めた「千鳥」に 言われた言葉だそうだ。 “客観的”であることは、難しい。 お客様の目線で考えているだけでは、 足りない。 もちろん、自分たちの都合で 仕事をしていないか、 その自問自答も“客観的”である と言えるが、 自分だったら本当に楽しめ、 満足できるのか? 自分の期待以上で感動できるのか? 精一杯の主観を持って客観的であることが 本当は求められている。 (だから仕事って、厳しい by 農園主) |
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クロちゃんです(冬眠へ)
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2018/12/14(Fri)
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例年よりも1週間遅い
冬眠の準備になった。 暖冬が続いていたが、 昨晩はさすがに冷えて、 今朝はクロも水面下で ジッとしていた。 先週までは、時々甲羅干しを していたくらい暖かかったので、 つい油断をしていた。(スマン。) 桶にたっぷりと水をいれて、 水面にワラをかけて 凍らないようにする。 一番南側の育苗ハウスに移動した。 水中から少し顔を出して、 チラッと見上げるクロ。 「じゃ、しばらく寝てくるけど、 春まで頑張ってよね。」 そう言っているように見えた。 (うん、わかった by 農園主) |
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農を考える (損得勘定の外側)
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2018/12/11(Tue)
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農地の貸借関係は、とても難しく見える。
地主は、自分が営農しない (あるいはできない)とはいえ、 先祖代々の大事な農地には違いないので、 むやみに、素性のわからない人間に 貸すわけにはいかないという気持ちがある。 一方の借り手は、まとまった農地を借りたい。 効率的に営農をしたいからである。 当園は、幸いにも地主の方々のご好意で、 何の心配もなく、安心して営農ができている。 しかし、巷では苦労話が 多いことも事実で、 地主が条件の悪い農地を 誰かに押し付けたいと考えたり、 借り手が安易に面積を増やして、 農地の草刈りなどの 基本的な保全をしなかったり。 邪心があれば、契約が長続きする はずもなく、いずれ破綻することになる。 農地で耕作してもらう、耕作させてもらう。 互いの立場を尊重し、農地の名の通りに、 純粋に活用することを考えられれば、 本来は、とても単純な話なのだと思う。 (ギブ・アンド・ギブで by 農園主) |
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いつ、本気になりますか?
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2018/12/10(Mon)
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「最初は、問題に気付くことが大切です。
そして、問題の原因を分析し、人々と共有し、 具体的な計画を立てることがさらに重要です。 しかし、そこまでの作業が終わったとしても、 再生への取り組みは、まだ5%しか完了した ことになりません。 残りの95%は、それを実行できるかどうかに かかっているのです。」 (「経営を語る」C.ゴーン著) さすがは、カリスマ経営者。 強欲さはともかく、説得力がある。 優秀な人が会社に集まっていても、 入社後になんの刺激も、要求も、目的も 与えられなければ、筋肉もなくなるとも。 きっと、どの会社でも同じ悩みがあろうか。 先日、千葉市から新規就農を 希望する人達が来園した時は、 こちらが圧倒されるくらいの 質問攻撃であった。 自分の農園をどうやって、作り、 運営し、栽培技術を高めていくのか。 失敗は許されない。 生活がかかっているのだから。 熱意があれば、何でもできるっ。 (なければ、なんにもできない by 農園主) |
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様子見
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2018/12/09(Sun)
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“おいCベリー”の果実が調子いい。
そもそも花数が少ない品種で、 したがって収量も上がらないところが、 例年つらいところなのだが、 今年は、期待できそうな感じ? “かなみひめ”も順調だ。 実は、ちょっとした 新しいことを試している。 しかし、果たしてそれが本物かどうか、 あるいは、温暖な天候の影響なのか、 もう少し見てみないと結論は、 まだまだ、わからない。 上手くいっていたら、種明かしをしたい。 (3月には判明すると思う by 農園主) |
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御恩返し
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2018/12/06(Thu)
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20年前、息も絶え絶えだった
日産自動車は、仏ルノーと提携したことで、 自社の部材の調達コストがいかに割高で あるのかを知り、(25~30%)、 驚きとともに明確な目標ができたという。 系列の弊害を自覚でき、 リバイバルプランの基本となっていく。 その意味では、外的ショックなくして、 再生はなかったと言える。 しかし、今やその恩義を忘れて、 「ルノーが日産の技術を欲しがり、 合併を画策している、技術を守らねば」 と国を挙げての論調である。 確かにゴーン氏の強欲さには、 聞いていてこちらが恥ずかしくなるばかりであるが それとこれとは切り離して考えなくてはならない 事柄だと思われる。 我々、日本人の美意識として、 命の恩人にどうして足がむけられようか。 共存共栄の道を探さなくてはならない。 「御恩返し」 と 「ゴーン帰し」。 (お後がよろしいようで by 農園主) |
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自覚
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2018/12/04(Tue)
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先週、当園への団体視察の方々が来園。
今シーズン2度目の視察受け入れになる。 今回の方々は、千葉市地区でイチゴを 生産者する方とイチゴの就農希望者。 ベテランからタマゴまで揃った視察である。 したがって、質問は専門的かつ鋭いものが 多かった。 一番お伝えしたかったのは、 “お客様本位”で仕事をする難しさと重要性。 仕事の判断基準さえはっきりさせれば、 ブレることはないのだと思う。 案内役の農業事務所(普及センター)の 担当者から、視察された皆さんの感想が 届いた。 こういうフィードバックはとても大事だ。 興味深かったものをご紹介。 「目標があり、達成に向けてイチゴを 作っていて、自分の目標も立てたい。」 「どういう農業を目指すか考える きっかけになった。」 「苦労話より前向き話が多く驚いた。」 ご来園されたことのある方々は うすうす感じておられると思うが、 私たちは苦労知らずである。 なぜなら、当園は全てお客様方の “気持ち”で運営されているからである。 (お任せで、ホントすいません by 農園主) |
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焦らずに
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2018/12/03(Mon)
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![]() “おいCベリー”の花が結実し、 青い実が生り始めた。 ここから少しずつ果実は赤くなりながら、 肥大化していく。 その間に食味もじっくりと充実したものに なっていくことになる。 お楽しみに。 なので、スーパーの店頭では、 早いイチゴが並び出しているようだが、 もうしばしお待ちをいただきたい。 (そだねー by 農園主) |
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