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手紙とメール
2017/09/30(Sat)
 年に何通書くであろうか。
青少年ペンフレンドクラブの会員数は、
携帯電話の普及とともに減少している。
そうだろうと想像できる。
しかし、それはある時期までで、
実は6年前に底を打って増加しているそうだ。
「SNSに疲れたのかも。
返事をせかされているようで。」
20~30代の女性が手紙をじっくり書くことに
楽しみを感じていると。
どちらの経験もないのだが、
何となく分かるような気がする。

 面白かったのは、
ペンフレンドクラブの事務局の方が、
「毎日、20人とか30人から
『メール』 で 問い合わせが来ています。」
と嬉しそうに答えていたこと。

( そこは 『手紙』 じゃなくて? by 農園主 ) 

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大雨のあと
2017/09/29(Fri)
 昨日の大雨の影響を心配して、
皆さまからメール等をいただいた。
集中豪雨の雨量は相当なものだったが、
当園は無事にやり過ごせたので、ご安心を。
ハウスもその中の苗も、アランとポールも。
ただ、カメの桶が20㎝ほど水かさが増していたので、
危うく水が溢れてクロとトラが迷子になるところだった。

【写真】秋晴れの太陽の光を浴びた“紅ほっぺ”の様子

 今日は、打って変わって暑いくらいの晴天。
苗にとっては少し気温が高いかも知れないが、
生き生きとしている。

(アランの昼寝の時間が、長い by 農園主)

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ランチの王様 ( おまかせフライ定食 in じんべえ )
2017/09/28(Thu)
 ”朝獲れ鮮魚”、魚が美味しいお店である。
市内のスーパーで仕入れ担当をしている方が、
開いたお店なだけにネタは間違いない。
毎朝、南房総の各漁港に出向くのだそうだ。

【写真】君津・田舎レストランじんべえの“料理長おまかせフライ定食”

 お刺身は言うまでもない。
個人的には、“料理長おまかせフライ定食”が
とても気に入っている。
新鮮なネタとサクサクの揚げが、最高に幸せ。
しかもボリュームいっぱいに堪能させてもらえる。
かじめ入りのお椀が必ずいただけるのも嬉しい。
テラス席は、君津の自然をターザン気分?で楽しめる。

(アバター気分かな by 農園主) 


※ 農園から車で約25分。
※ 公式ホームページ : https://www.jinbe-bosyunochikara.com/


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アランとポール ( 定植終了 編 )
2017/09/27(Wed)
 アランが自分の小屋で、珍しくおねしょをした。
キレイ好きなので、いつもは小屋の外に出て
すますのだが。。。
あまり構ってやれないと、時々こうなる。
定植作業で一日中、お互いに姿は見えるのに、
全く触れ合う時間がないからだと思う。
「定植なら、忙しいよね、仕方ないよね」
そんな風に聞き分けがいいわけではない。

【写真】シンクロした姿勢で仲良く草を食べるアランとポール

 “君津のお母さん” たちのおかげで、
今年も無事に、12,000の全ての苗を植え終わった。
明日からは、アランとポールの相手をする時間が、
できるはずだが、予報は雨のようである。 残念。

( また、おねしょ、かな? by 農園主 )


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定植、もう一息
2017/09/26(Tue)
【写真】定植作業直後のかなみひめのハウスの様子

 “かなみひめ”と“やよいひめ”を植え始めた。
これらの根張りも順調で、逞しく育ったので、
今年の育苗は4品種ともに及第点を取れたのではないか
と思う。あくまでも自己採点。
6年目、イチゴのことが分かりかけてきたような。
あくまでも、ぼんやりだが。。。

 もちろん、改善点はある。
特にこの2品種は葉の面積が大きいため、
“紅ほっぺ”などと比べて、日陰によって
土が乾きにくく、過湿になりやすい。
灌水の量や葉かきの方法など工夫が必要である。

(本当の実力は、まだまだ by 農園主)

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“君津のお母さん”たち
2017/09/25(Mon)
 今年も定植の手伝いをお願いした。
5年目になる。
いつもの顔ぶれなので、仕事ぶりには
とても安心感がある。
そうは言っても、皆さんいいお歳ではあるので、
暑くなってきたりすると、無理はさせられない。
本当は、我々よりはよっぽど元気なのだが。

【写真】津のお母さん4人衆が育苗ハウスで定植苗の準備をしている様子

「こうして仲良く仕事させてもらって、幸せだねぇ。
 だけど、いつまでできっかね?」
そう言うので、
― あと20年はできるでしょ。
と答えると、
「そんだけでいいの?」
“お母さんたち” みんなが楽しそうに笑っていた。

( いつまでも達者に違いない by 農園主 )

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朝焼け
2017/09/24(Sun)
 定植の準備を始めていると、
突然、葉が赤く映って見えて驚く。

【写真】農園主が水やり作業をしている後ろから朝陽が昇って来るところ

 夜明けは、育苗ハウスで迎えた。
日没までの時間を目一杯使うために、
早出になったのだが、毎日ではない。
あと数日だけのことである。
ちなみに、本日の日中時間は12時間と5分。

(どんどん短くなっていく by 農園主)

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定植2017
2017/09/23(Sat)
 “紅ほっぺ” から植え始めた。
育苗ポットから苗を取り出して、
植えていくのだが、
今年は、根の毛量がとにかく凄く、
ポットから離れず、一苦労である。
期待通りに筋肉隆々になっていた。
今後がとても楽しみである。

【写真】本圃ハウスに定植した紅ほっぺの苗

 そして、定植はこうして寝かせるように植える。
クラウン(根元)のお尻の部分から
最初に発根するので、そこが新しい培土に
着地するように植えると必然的に寝たようになる。
しかし、数日すれば、そこからぐいっと、
真上に向かって立ち上がってくるから不思議である。

( 明日も忙しくなる by 農園主 )

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3回目の検鏡
2017/09/22(Fri)
 “紅ほっぺ”と“おいCベリー”の花芽分化が
確認できた。例年通りの時期である。
順調に育苗が進んだことにとても安堵している。

【写真】定植作業を控えた育苗ハウスの様子

 今年は、栄養バランスに特に気を配った。
筋肉質な苗に育てることで、収量と食味の向上を
期待するとともに、病気の予防にもなると考えての
ことである。
葉の趨勢や色の具合など、例年よりもいい状態で
育ってくれている。

(さぁ、明日から定植開始だ by 農園主)

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アランとポール ( 快気 編 )
2017/09/21(Thu)
 心配していたアランが、
夕方にはいつもの旺盛な食欲に戻った。 
もう大丈夫だ。

【写真】小屋で毛布をかけて休んでいるアランの様子

 朝方は、まだ調子が良くなさそうだったので、
毛布をかけて休ませていた。
仕事の合間に時々のぞいて見るが、
外には出て来ない。
昼頃になってようやく小屋から出て、
日陰で休みながら草をつまむようになり、
反芻も始めた。
体温もいつも通りに戻り、
時々、ポールと押し相撲をしたりと。

 そして、夕方には、
「メへ~(散歩行こう)」
ポールとともに力強く呼ぶようになった。
ちなみにポールは「エエ~」と鳴く。
診に来ていただいた獣医の大先生も、
「食べ合わせのせいかな。 
 大丈夫、毛並みもいい。」

(我々も、これでよく眠れそうだ by 農園主)

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治癒力
2017/09/20(Wed)
 昨日からアランの具合が良くない。
小屋にこもったまま、座っている時間が長い。
農園では一番元気な彼だけにとても心配になる。
あのアランに食欲がなく、愛想がない。。。
青白い顔(もともと白い毛だが)をして、
小屋の天井を寂しそうに見上げたりする。
“もどかしさ” とはこういうことを言うのだろう。
どこが調子悪いのか、分かってあげられない。
ただ、フンの形状と色はいつもと違う。
反芻もしない。体温も低いようだ。
何か良くないものを食べたか。。。
ポールはいつも通り無邪気に
アランのお腹をトントンと前足でたたいて
“遊んで” と催促するが、反応の鈍さに戸惑い、
アランの小屋を出たり入ったりしている。

 嫁さんは家から自分のお気に入りの毛布を
持ってきて、小屋でうずくまっているアランにかける。
体温が高まれば免疫力も高まるはずと。
嫌がらずに、おとなしくかぶっていたので、
しばらくそのままそっとしておいた。

 昼ころに、試しに干し草を持っていくと、
毛布を背中に羽織ったまま、小屋から出て来た。
「おなか空いた」
いつものガッツキはないが、ゆっくり食べている。
ガウンを着た王様のように。
明朝には多分回復しているはずだ。
獣医の “おお先生” も診に来てくれる予定である。

( 元気になれ by 農園主 )

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分化準備へ
2017/09/19(Tue)
 そろそろ花芽が分化するころである。
分化の条件は、主に日長時間と気温にある。
君津の日長時間は9月にかけて13~12時間に
短縮されていく。その上で、日中平均気温が
25℃以下の条件が14日前後積み重なると、
分化は誘引される。
昨日で13日目。 いいところである。

【写真】花芽分化待ちの紅ほっぺのなえの様子

 苗は、おかげ様で病気になることもなく、
順調に生育してくれている。
出来は、今までで一番いいと思っている。

(毎年、そう言っているかも by 農園主)

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台風一過
2017/09/18(Mon)
 18号がようやく通り過ぎた。
中心から外れていた千葉でも相当な暴風であったが、
何とかハウスは無事であり、苗もアラン・ポールも
いつも通り元気である。
ポールにとっては初めての経験になった。
普段は別々の小屋で寝るところを、この夜は
アランの小屋でいっしょに過ごせるようにしたため、
何事もなかったような顔をしている。
アランは世話をして眠れなかったのか、
終日、大あくびをしていた。

【写真】台風一過の青空の下で草を食べているアランとポール

 みんな、一過後の風にそよそよと吹かれている。

( いつもの日常へ by 農園主 )

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曖昧模糊(あいまいもこ)
2017/09/17(Sun)
 台風18号が上陸している。
被害が拡大しないことを祈るばかりである。
今回の進路予報は、早い時期から正確であった。
気象庁を含め各予報センターの
スーパーコンピューターの演算結果からの予報は
ほとんど似たようなものだった。
しかし、日常的な天気予報の不正確さには、
がっかりすることが多く、
「正確な予報が実現できる日が来るのだろうか?」
と心配になるが、どうやら雲行きは怪しいようだ。

「量子力学では、すでに前世紀に“不確定性原理”
ということが言われるようになって、
いわゆる算術的な世界観というものは、
ある限定された範囲においてしか成り立ち得ない」
(泉谷閑示 著)
つまり、スーパーコンピューターを何台も並べても
限界があるということなのだそうだ。

「科学の基本に据えられている算術的思考は、
それを追求した果てに、自らの思考法の限界を
認識せざるを得なくなったということ」(同著)
複雑な気持ちで、台風の暴風対策をしている。

(ハウスの上で by 農園主)

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未来への道具?
2017/09/16(Sat)
 「300年前の職人たちが教えてくれる」
日光東照宮の改修作業をしている職人のことば。
漆塗りの柱の一部には、剥がれてしまっているところもあり、
300年後にはこうなるという失敗作もあるのだそうだ。
自分の仕事も同じように300年先の職人から実証検分される。
途方もないスケールで、どれほどの緊張感であろうか。
その現代の職人がもうひとつ、面白いことを言っていた。
「漆を塗る刷毛(はけ)は、人の髪の毛で作り、
海女さんの乾燥した毛が一番いい」のだそうだが、
今やその刷毛を作る職人がいなくなっているという。
文化保存は、同時に道具の保存であると。

【写真】色々なテープで印をつけた定植用ロープを水を張ったバケツにつけて検証している様子

 さて、当園の大事な道具のひとつ定植用のロープ。
20センチ毎に植えるので、印をつけたものを
土の上に張ると作業がスムーズにかつ正確になる。
もちろん、市販のものなどはあるわけもなく、
嫁さんの手作りである。
マジックの印では、2年で見えなくなってきた。
今年は、絶縁ビニールテープを巻いて見ることになった。
他のテープととともに一晩、バケツに漬けてみて、
もっとも水に剥がれにくいとの実験結果から。

( 来年の実証検分が楽しみだ by 農園主 )

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赤いのも白いのも
2017/09/15(Fri)
 農園周辺では、赤い花の群生が
よく見られるようになった。彼岸花である。
イチゴの花芽分化の時期と重なることが多く、
大事な指標のひとつであるので、
どこがどれくらいの開花状態であるのか、
とても気になるのである。
ちなみに、農園では初めて白いのも咲いた。
これはアジサイのように
土の㏗(酸性~アルカリ性の度合い)で
色が変わるというものではなく、雑種なのだそうだ。
しかもなぜか、黄色との雑種らしい。
どこから紛れ込んだのか。。。

【写真】アランフィールド前の広場に咲いた白い彼岸花

 昨年よりも赤い花の開花が全体的に早いと思いきや、
案の定、イチゴの花芽分化の検鏡(顕微鏡での検査)では、
昨日、一部で分化が確認された。
このペースなら、20日前後から定植を始められそうだ。
昨年よりも5日程度早いことになる。
9月早々の涼しさから、もしやと準備を急いできたので、
予定通りではある。

(それでも忙しくなりそうだ by 農園主 )

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これ、いいね ( マリポ農園のキクラゲ )
2017/09/14(Thu)
 野菜炒めによく入っている食材だが、
地味な存在と言えるかも知れない。
輸入物が意外に多く、乾燥ものを
口にすることが多いからか、
不思議な食感ながら、味も存在感も薄い。
そもそもキクラゲって?という感じだ。
これ、キノコである。

【写真】君津・マリポ農園のキクラゲ

 本物の生は、違う。
野菜炒めに入れると主役の肉を軽く凌駕するほどの
存在感になる。
農園近所の直売所“味楽囲(みらい)”で手に入る。
ただ、人気につきお早めに。

(木耳と書くそうだ by 農園主)

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たかがパイプ、されど
2017/09/13(Wed)
 知らないことは相変わらずいっぱいある。
高設ベッドの灌水パイプを補修しているのだが、
“耐熱性”のパイプがあった。えんじ色のだ。
水道用パイプというと、ねずみ色の塩ビ管が
一般的でこれまで疑問なく使って来た。
ただ、本圃ハウス内は、真夏に数日間は閉め切って
土の熱消毒をすることもあり、とても高温になる。
すると、ねずみ色のパイプは湾曲することがある。

【写真】えんじ色の耐熱性パイプを高設ベッドの灌水パイプとして取り付けたところ

「いいのがありますよ。 高いけど。」
農園設備の保守管理を
全面的にサポートしてくれている
津田さん(安房竹材)が教えてくれた。
確かに5倍くらいの値段がする。
しかし、必要なものには相応のコストは
進んで払うべきものと考えている。

( やせ我慢ではなく。。。 by 農園主 )

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紫色の中身
2017/09/12(Tue)

【写真】山梨県産の特濃ぶどう

 葡萄を送って頂いた。
毎年、山梨のこの葡萄は濃厚で、
しかも房のどの粒も“大当たり”である。
天候に左右される作目でありながら
いつも期待通りに仕上げる仕事に感服する。
同時に、自分たちも、と緊張する。

「 一番おいしい料理を作れる人が、
 一番おいしい料理を食べていると思うし。
 一番いい音楽を作る人が、
 一番いい音楽を聴いていると思うし。
 それと一緒で、一番笑いを提供できる人が、
 一番笑ってると思うんです。」
( 『 すなわち、便所は宇宙である 』 千原ジュニア 著 )

( プロは仕事が好きということ by 農園主 )
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栄養の配分
2017/09/11(Mon)
 高設ベッドの土に元肥(もとごえ)を施す。
土壌診断をし、不足している養分を調べた上で、
定植前に毎年補充しておく。
今年は、主にマグネシウムとカリウムを入れた。
昨年からチッソは敢えて入れないようにしている。
これはスタートダッシュを効かせすぎると、
途中で必ず息切れするから。
マラソンを経験した人はよく知っているはず。
 イチゴも最初にチッソ過多で飛ばし過ぎると、
2~3月に中休みをする。“谷”と呼ばれる。
ある程度の谷は、避けられないのだが、
それをできるだけ浅いものにすること。
それが、仕事である。

(昨年のいい経験を活かしたい by 農園主)

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アランとポール ( 90日 編 )
2017/09/10(Sun)
【写真】鼻先を真っ赤にした顔でこちらを見つめるポール

 酔っぱらっているのではない。
新しい大きな”鉱塩”に変えたらこの通り。
また、鼻が赤くなっている。
夜のうちに結構、舐めているようだ。

 ポールが来て3カ月が経った。
生後7か月ということになる。
体を触られることは、徐々に好きになってきた。
撫でるというよりは、痒いところを掻いてやる。
アランが喜ぶツボは心得ているので同じように
角の周り、背中、お尻、お腹、頬。。。と。
その成果か、「やって」と言わんばかりに
そばに寄ってくるようになった。
ただ、それは機嫌のいい時に限られる。
草を探して食べているときなどは、見向きもしない。
マイペースと言えばそうなのかも知れない。
24時間いつでも人懐っこいアランとは違うが、
「ポール」と呼ばれることを認識し始めて、
時々、返事をするようになった。

(日々、変化と成長がみられる by 農園主)

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秋晴れ
2017/09/09(Sat)

 爽やかな風が通るようになったので、
ハウス内の仕事も苦にはならない。
周りの田んぼでは、コンバインが忙しく往来し、
アランとポールはのんびりと草をつまんでいる。
とても過ごしやすい季節である。

【写真】アランフィールド上に広がる久し振りの青空

 ハウス内の土を再度、耕うんした。
今回は深めに。
そうすると、分解しきれていない土中の根っこが
浮かびあがってくるので、これを取り除いていく。
少しずつ、苗を迎える準備がすすんでいる。

(最高にいい環境にしておきたい by 農園主) 

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アランとポール ( もうすぐ誕生日 編 )
2017/09/08(Fri)
 午後に晴れたので、2頭と散歩した。
今日はアランの好きなところをと思ったのが、
大きな間違い。 隣の畑の枝豆を食べたがり、
それを阻止するのに一苦労だった。
チェーンを引っ張る力の強さに5年の歳月を
感じるとともに、「ダメッ」という最後の言葉を
理解して、しぶしぶ戻っていてくるところも
共有したこれまでの時間を感じる。

 今年は、ポールがやって来て、
アランにも大きな生活の変化があったと思う。
今、2頭の関係を見ていると、
日に日にその仲の良さは深まっていて、
微笑ましいほどである。
“かわいい弟ができた”
とアランは本当に感じているようで、
ポールの様子をいつも気にかけている。
もちろん、時には厳しく頭突きもするのだが、
ポールはそういう時もピョンピョンと
横っ飛びをして跳ね回り、
またアランのそばに戻って来る。

【写真】目を細めてニッコリ笑顔のアラン

(アランも嬉しいに違いない by 農園主)

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100%への挑戦
2017/09/07(Thu)
 ポット育苗の難しさを感じている。
それぞれの苗は9㎝四方のポットで育っている。
子苗には十分な広さだと思うが、
この狭い限定された世界が彼らにとっては、
全てであるので、水やり、肥料の量など
その大きさのマスにしっかりと与えなければ
苗たちにとっては、ゼロ効果となる。
母なる大地を相手にしていれば、
“だいたい”水をあげていたり、
“それなりに”肥料をあげていれば、
何とかなる。いわゆる緩衝作用であり、
農業の醍醐味とも言える部分だ。

 しかし、ポット育苗では全てが
小さく独立しているので、そうはいかない。
もし、それが理由で弱った苗に育ち、
病気の原因になることがあるならば、
それは些細なことと見逃すわけにはいかなくなる。
だから、健全率100%を目指している。

( なかなか容易ではない by 農園主)

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あと3週間
2017/09/06(Wed)
 9月になってまた雨が多い。
昨年はこの時期の高温多湿で
全国的に苗の病気が蔓延した経緯がある。
幸い今年はまだ高温ではないので、
そうならないものと念じている。
当園では、おかげ様で昨年そして今年も
今のところ、順調な生育であるが、
心配は尽きない。

 大敵であるタンソ病の菌は、
限定的に土中でも生存できる。
雑草の体内なら、いつまでも生きる。
したがって、育苗ハウス内の土取りと
雑草取りは大事な仕事になる。
しゃがみっぱなしで、
嫁さんがせっせと汗をかいている。

【写真】育苗ハウスの様子

( もう一息、油断はできない by 農園主 )

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アランとポール (右向け右 編)
2017/09/05(Tue)
 アランの真似を何でもするポール。
アランが食べる草を見て
“それかっ” と同じものを探す。
アランがバケツの水を飲みに行くと
“何するの?” と覗き込む。
アランが塩を舐めにいくと、
“ボクも” と脇からいっしょに舐める。

 毎朝、二頭で登り台に上がって遊ぶことが
日課になって来た。

【写真】登り台の上で同じ方向を見つめるアランとポール

(ここでもシンクロしている by 農園主)

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長い道
2017/09/04(Mon)
【写真】天地返し作業後の高設ベッドの培土の様子

 土をひっくり返している。
高設ベッドの土の天地返しである。
プチ耕うん機では、端の方の土は耕せないので、
それを手でやっている。
毎年、厚手のグローブをするのだが、
指先の爪が割れてしまう。
今年は力加減が上手くなったのか、
今のところ何とか無事である。
酸素をたっぷりと注入して根にとって快適な
環境にしておきたい。

( 往復2,400m、まだ続く by 農園主 )

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イチゴ農家に必要なもの
2017/09/03(Sun)
 イチゴ農家志望の若者が1年ぶりにやって来た。
お土産に“葡萄”を持って。
今は神戸市で研修を始めており、
ずいぶんと逞しくなったように見えた。
近い将来、実家の尼崎市で開園する予定で
準備を進めている。
栽培方法、資金計画、農園運営のことなど、
悩みや不安が尽きないと言うが、
しっかりと下調べをしていて、計画性と行動力から
実現には説得力があると感じた。
社会経験のないところは心配だが、
ご家族の理解と応援があると聞いて安心している。
“都市型”の新しいイチゴ農家の在り方、運営方法を
先駆者となって切り開いていけると思う。
ちなみに、彼は夜行バスで来て、
そのまま日帰りしていった。

【写真】お土産にいただいた葡萄(ピオーネとゴルビー)

(パワフル by 農園主)

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アランとポール ( あそぼ 編 )
2017/09/02(Sat)
 アランに遊んでほしい時のポールの話。
チョンチョンとアランの足のあたりを
前足で掻いて催促する。
これまでは控えめにそうしていた。
最近は、随分と大胆になってきて、
お腹のあたりをたたいた後、
背中に乗っかって「遊ぼ~」と催促する。

【写真】アランの背中に前足をのせて“遊んで!”とせがむポール

【写真】ポールにせがまれて押し相撲をしてあげるアラン

【写真】遊んでもらった後にアランの顔に自分の顔を近づけてお礼を言うアラン

こうして優しいアランは、押し相撲の
稽古をつけてやることになる。
しばらくは喜んでつき合うが、あまりにしつこい
ポールに飽きてきて、最後はガツンと本気を出し、
終わりにするのであった。

( 自分もしつこかったのにね by 農園主 )


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ジャパン・ウェイ その2
2017/09/01(Fri)
 ラグビーW杯を指揮したエディ・ジョーンズ氏の話から。
日本人の長所を知りたいとリサーチを重ねた結果、
キーワードは、「信頼」 「忠誠心」 「努力」
にあることが分かり、
代表チームはその特性を生かした、
「外国のコピーではなく、日本独自のラグビーをする
チームでなければならない。」 (同著)
その方向性が見えたとある。

 あの南ア戦の勝利が世界に衝撃を与えたのは、
世の潮流というか、流行りの戦術に流されずに、
ジャパン・ウェイを貫いたことにあると思う。

 昨日のサッカー日本代表が“ひたむき”に
ボールを追う姿勢は、とても眩しく誇らしかった。

( 「らしさ」を感じられたから by 農園主 ) 

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