チョキチョキ
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2017/07/30(Sun)
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“おいCベリー”に続き、
“やよいひめ”の子苗を切り離している。 他品種に比べてずんぐりむっくりした 立ち姿勢はムシに好かれるようで、 いつもハダニやアブラムシが寄って来る。 一方で、病気には強いという特性を持つ。 今のところ無事に生育中。 春のあの食味を想像しながら、 ハサミを使っている。 ![]() ( 明日は“紅ほっぺ”へ by 農園主 ) |
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充実の時間
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2017/07/27(Thu)
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千葉県船橋市の小川いちご園を訪問した。
毎年1度はお会いして、様々なことを 教えていただいている。 我々がイチゴ農家になる前からの お付き合いで、決意する時に背中を 押してくれたご夫妻でもある。 お二人とも会社勤めを長くされていた経験が あるので、そういう共通点からか、 仕事の進め方で感銘することは多い。 栽培のこと、宅配の極意、凍りいちごのこと、 ご自分たちの技術は惜しみなく 開示してくださる。 以前には、いちご酢の販売を強く勧めてくれた こともある。 会社人のころ、他社のディーラーとの懇親会は いつも腹の探り合いのような、本音のない会話 ばかりだった記憶がある。それは相場という 仕事の本質がゼロ・サムにあるからだと思う。 したがって、それが良くなかったという思いは ないのだが、同業の人達とのつながりについては 大事なことがあり、本来それは互いを高めること ができるはずのものと今は感じている。 ( 本音で打ち明けること by 農園主 ) |
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お礼の手紙
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2017/07/26(Wed)
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地元の小学校の子供たちからお礼の手紙を
いただいた。 先日の 学区探検(課外授業) で 暑い日に来園した2年生たちからである。 それぞれに個性があってとても楽しい。 優等生(多分)からは、 「いろんなことを話してもらっていちごのこと がよくわかりました。ランナーが出ていちごの 赤ちゃんがそだつことは知りませんでした。 だけど、おしえてもらってよくわかりました。 ほんとうにありがとうございました。」 感性の強い子からは、 「やぎのなまえをよんだら、やぎがへんじを したみたいに、めーっ、といってすごかったです。」 いちご好きの大人びた子からは、 「いちごのことをおしえてくれて、ありがとう ございました。こんどいけるとおもうので、 あえるといいですね。」 あの日は、皆がしっかりと予習をして、 汗をかきながら、一生懸命に質問してくれたこと を思い出す。 (学びは非日常にこそあると思う by 農園主) |
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これ、いいね (とろける、くりーむパン)
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2017/07/25(Tue)
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知る人ぞ、というパンだそうだ。
広島が本店の“八天堂(はってんどう)”が 隣町の木更津にパン工房をつくった。 その店頭で、人気の各種パンが手に入る。 ふわふわ、しっとりの不思議な生地が、 それぞれの“中身”とうまく融合する。 写真は、“くりーむ”パンと“抹茶”パン。 これらもとてもエンジョイできたのだが、 実は、“あずき”が良かった。 (すでに口の中に頬張ってしまったので、 ご紹介できる写真はない。。。) ![]() この工房は、木更津の福祉法人の協力によって、 この地での開店が実現したと聞いた。 儲けありきではない、そういう雰囲気が 感じられた。 共感される理念は、発展の原動力である。 ( 体験工房もあるそうだ by 農園主 ) ※ 農園から車で約25分。 ※ 店舗情報 : http://www.nakago.or.jp/hattendo_kisarazu.html |
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鋏む(はさむ)
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2017/07/24(Mon)
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子苗の数が無事に揃ったので、
親苗を切り離した(鋏んだ)。 これから数日間は、ランナーのつながっている 子苗たちだけで協力し合いながら生きていく。 ![]() それまであった親苗のプランターも片付けたので、 その隙間が少し寂しく見える。 親離れをしてショックを受ける子苗も例年出る。 さて、今年の苗はどうであろうか。 ( ここまでは上々 by 農園主 ) |
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ランチの王様 ( ロールキャベツグラタン in のうえんカフェ )
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2017/07/21(Fri)
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地元のお客様から教わった店である。
とても混雑すると聞いていたが、 この日は暑い平日のせいか、 すんなりと案内してもらえた。 人気の“ロールキャベツグラタン”は、 デミグラスソースとチーズとの相性がよく、 納得の美味である。 それだけでなく、たっぷりの野菜とポテトサラダ、 そして、お味噌汁をミネストローネ(好物) に変更してもらえるところも嬉しい。 ![]() “東京ドイツ村”の近くなので、 来シーズンのいちご狩りの後に遊びに行かれるなら、 お寄りいただけるルートだ。 直売所“ゆりの里”も近い。 ( ヴォリューミイ~ by 農園主 ) ※ 農園から車で約40分。 ※ 公式ホームページ : http://www.nouen-cafe.com/nc |
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ゴージャス?
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2017/07/16(Sun)
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![]() 遅ればせながら、今年もハンモックをぶら下げた。 この数日の酷暑でも、農園のアーケードの下なら、 いい風が通る。 田んぼの風は自然のクーラー。 この空間は涼しい。 真昼間でも、うとうとしてしまう。 ハンモックの中で熟睡する嫁さんは、 脚をのばしたまま、充分すぎるほどの柔軟体操が 寝たままできると大変ご満悦である。 ( 食後のひと時 by 農園主 ) |
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プロの真価
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2017/07/12(Wed)
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千葉県成田でイチゴを栽培する方を
訪問させていただいた。 ご本人の栽培経歴は16年、 お父様の代からは30年を越える大ベテランだ。 その長い経験を経て、 今は、“おいCベリー” 一本に絞り、 直売で全てを売り切る。 食味だけでなく、収量も大変多いと評判で、 その技術を是非とも学びたいと思い お時間をいただいた。 「イチゴが望んでいるものを観察することが大事。 土の下と上、それぞれに。」 「水、温度、栄養素だけでなく湿度がとても肝心」 「千葉に合う自然条件で育てることを優先すべき」 その栽培手法は予想以上に細かく多様であり、 栽培にかける情熱と向上心に裏打ちされていた。 久し振りに頭の中を大きく揺さぶられた気がする。 感覚的に共感できることもたくさんあって、 とてもいいヒントを得られたと嬉しく感じている。 ( 観察と勉強と試みと by 農園主 ) |
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もうすぐ2,000回
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2017/07/10(Mon)
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ブログを書き始めてから、6年目になる。
休まず書いてきたので、 もうすぐ2,000回になる。 時々、褒めてくださる方もおられるのだが、 たいした内容は書けないからこそ、 その代わり毎日書いている、というのが 本音である。 ポレポレ農園のことを少しでも 気にかけてくださる方々に 気が向いた時に読んでいただくために いつもフレッシュなものにしておきたい。 そう心掛けて来た。 ただ、テーマを毎日、捻出するのは意外に 重労働なところもあり、 名球会入りの2,000本が節目であるように、 そこを目標にしてきたところは正直ある。 しかし、人伝に聞いたところでは、 20年間書き続けている芸人もいるとか。 ほぼ毎日書いているという。 継続は力なり。 その威力は計り知れないものになるはず。 それは確かだと思う。 この際、イチローの4,332本(今日現在) 越えを目指してみようかと目論んでいる。 ( かすんで見えないが by 農園主 ) |
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かすみ眼
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2017/07/05(Wed)
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昨年くらいから、細かい字を見ると「かすむ」ようになった。
当然、読書していても楽しくない上に、理解力も「かすむ」。 幼少の頃から今にいたるまで、 視力は両眼1.0をキープしているのが唯一の自慢なのだが、 読書する時の本の位置はどんどん遠くなり、 ついに自分の腕の距離を越えたので、 観念して人生で初めての眼鏡を買うことにした。 眼鏡屋さんで、細かい検査をしてもらったのだが、 「どっちの線が濃いですか?」とか「どっちの線が太いですか?」とか、 ほとんど見分けがつかないような質問攻勢に圧倒されながらも、 30分程度で出来上がってきた。便利なものである。 さて、帰宅してすぐに読書を始めた。 そう、そう、かつてはこういう風に「はっきり」と見えていた。 この分では、本に夢中になって、夜も眠れなくなるかも、 なんて思ったのも束の間、いつも通りに数ページで、うつらうつら。 思考回路までは、「はっきり」しなかったようである。 ( やれやれ by 農園主 ) |
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農を考える ( IT、AI、植物工場について )
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2017/07/03(Mon)
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牛丼の「吉野家」が農業事業から撤退したそうだ。
グループ内の食材(米、野菜)を作るために農業ビジネスを始めたが、 黒字のメドが立たず、生産を止めたという。 企業が鳴り物入りで最先端の技術で参入し、撤退する例は多い。 オムロン、ニチレイ、東芝、、、。 話題になった植物工場もその限界が言われる。 画一的な作業で、効率的に生産するはずだったのだが、 「熟練農家」の生産性に大きく劣る結果になったことが原因とされる。 植物には、個体差があるのが当たり前のはずだったのだが、 個別の対応を徹底して排除する栽培方法が、 アダになってしまったということだ。 マニュアルや映像での栽培指導で、 「誰にでもできる」ことを目的とする「熟練技術の可視化」が提唱されている。 (「AI農業」神成淳司著) それができれば、本当にありがたいことであるが、 どの世界を見渡しても、そういう仕事ならば、もはやプロフェッショナルではない。 師匠に同じことを聞いても答えはひとつではない。 同じ条件下など、自然界ではありえないのだから。 ( そこに挑戦する領域がある by 農園主 ) |
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