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大晦日の朝
2016/12/31(Sat)
 “ポレポレ農園のロゴ”が入ったターポリンを受付ハウスに取り付けた。
これまで正面入口にはカーテンをかけたままで、
お客様には脇の入口から出入りしていただいていたので、
まるで“闇いちご”でも販売しているかのようであった。
これで晴れて皆さまと新年を正面からお迎えできる。

【写真】青空の下、白い受付ハウスに当園ロゴマークのターポリンを取り付けたところ

 今までより少しだけでもいい年にしたい。

( 皆さまにおかれましてもそうでありますように by 農園主 )

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“ノボリ” おあずけ
2016/12/30(Fri)
 皆様からありがたいご注文をいただき、今朝収穫したいちごは完売。
パックを店頭に並べることなく、ノボリを上げるには至らなかった。
店をのぞいてくださった方々には、お役に立てず大変申し訳ない。。。
年明け以降は収量が増えてくるので、ご期待にもお応えできるかと思う。
ちなみに、明日の大晦日と元日のご注文はおかげ様でいっぱいになっているものの、
2日以降はまだ余裕があるので、是非ご連絡をいただければ。
年末年始のお休み? 毎日営業するのでご安心を。

( いい実がある限り、喜んで by 農園主 )

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“ノボリ”を上げよう
2016/12/29(Thu)
 いちごの宅配と贈答用トレーの販売に続き、
いよいよ店頭でのパックの販売を始める。
明日から、目印の“ノボリ”を店先に上げようかと思っている。

【写真】いちごのパックを箱詰めしている様子

 今シーズンは、スタートが遅くて近所の方々からとても心配されていた(そうである)。
「まだ店の前は静かだよ」とか。
「ノボリがなかなか出ないね」とか。
「今年は大丈夫なのかな?」とも噂されていたらしい。

 しかし、
「この前、アピタ(近所のスーパー)の店でコーヒーを二人で飲んでいたよ」
という目撃情報が入って、
「(そんな余裕がある)なら、大丈夫じゃないの」ということになっていたそうである。
ご心配をおかけし、またお待たせし、大変心苦しい。

( 明日から“仕事初め”である by 農園主 )

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モチベーションの所在
2016/12/28(Wed)
 “仕事には、「私の仕事」と「あなたの仕事」のほかに
「誰の仕事でもない仕事」というものがある。
そして、「誰の仕事でもない仕事は私の仕事である」という考え方をする人のことを
「働くモチベーションがある人」と呼ぶのである。“
(「邪悪なものの鎮め方」内田樹著)

 過労が社会問題になっている。労働者の保護については議論の余地はない。
ただ、我々のような個人事業者は自ら望んでそうなってしまうところもある。
その分、労働の喜びがあるのも確かである。
ちなみに、農業従事者は労基法の適用外である。
嫁さんは当園のことを「ブラックだ」とよく言っているけれど。

( それでも一番よく働く by 農園主 )


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真心の宅配へ
2016/12/27(Tue)
 イチゴを収穫するための専用の箱がある。
その収穫箱に入る赤い実が、毎朝少しずつ増えているので大変嬉しい。
ご依頼いただいている宅配のご注文を順次発送させていただいている。
旬な時期にお送りするので、期日指定はお受けしていないのだが、
発送前に在宅の確認はするので安心してご注文頂ければと思う。

収穫箱にいちごが並んでいる様子

 巷では“飛脚”マークの宅配業者が信じられないような
乱雑な荷物の扱いをして批判を浴びているそうだ。
残念なため息が出る。
ちなみに当園は“黒いネコ”のマークに宅配をお願いしている。
受付の対応や当園へ配達される商品の扱いは、安心感があるので。
また、当園の梱包は試行錯誤の結果出来上がった仕様で、多少の自信はある。
しかし、それでももし到着時に不具合があったなら、ご遠慮なくご連絡いただきたい。
犯人捜しをするためではなく、改善点を議論するために。
閑話休題。
宅配のご注文を遠慮されている方々もいるとか。
ご配慮いただいている通り、とても忙しいのは確かであるが、
しかし、それが仕事でもあるので、心配は全くご無用である。
ご注文は、HPの 「いちご宅配のご案内」 からどうぞ。

( 心からお待ちしている by 農園主 ) 


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気楽に、ストイックに
2016/12/26(Mon)
 イチローが故郷で開催した“イチロー杯争奪学童軟式野球大会”で
少年たちに向けて話をしている。

「人との比較ではなく、自分の中でちょっと頑張ってみる。
それを続けると思ってもない自分になる。」

 そういうことだそうだ。彼が言うととても説得力がある。
これなら、何とか真似できそうな気もしてくる。
しかし、よく考えてみると、昨日の自分より毎日少しずつ何かを頑張るって、
相当ハードであるし、しかもそれを続けるのか。。。

( 確かにイチローになれそうな気がする )

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幻のキンセンカ
2016/12/25(Sun)
 いちごの宅配を始めると同時に開花した苗があった。 入口前の花壇である。
三郎さんの宣言通り、今年のキンセンカは蕾が多く、たくさん咲きそうだ。

【写真】受付ハウス前の花壇に咲いたキンセンカの花(後ろの土手でアランがウロウロしているところ)

 風にそよいでピントがずれてしまったので、後日撮りなおそうと思っていたら
忽然と消えた。
あれっ? 周囲をみると、足跡があった。蹄(ひづめ)だ。
ヤツの仕業か。。。
ただ、怒られることはわかっているのだろう、花だけで蕾や茎は無傷だった。
「アランッ、コラッ」 
見回すと、目を合わせないようにサッサと土手を降りて行った。

(油断も隙もない by 農園主)  

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いちごの宅配、始めますね。
2016/12/24(Sat)
【写真】宅配用のいちごトレー(おいCベリーの12粒入り)

 この数日間の好天の恵みで、赤くなる果実がぐっと増えて来た。
お問い合わせもおかげ様で大変多い。
そこで、宅配の“受付”を始めさせていただこうかと思っている。
ただ、発送予定日は年明け以降のどこか、という曖昧な期日になってしまうので、
“いつでもいいから、いいところを送ってよ”という方であれば、
HPの 「いちご宅配のご案内」 からご注文を受けたまわりたくお願い申し上げたい。
充実した果実が仕上がり次第、順次発送させていただくので。

( 是非とも一度お試しを by 農園主 )

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教えて (子供たちからの質問 その2)
2016/12/23(Fri)
 先日、課外授業で来園した近所の小学生たち。
質問し切れなかったことがあったようで、後日、手紙をいただいた。

「しつもん聞きそびれたんですけど、1日何回水をあげてますか」
(貞元小学校2年男子)

 とても奥深い。
きっとこの子は、朝顔やヒマワリを育てた経験があるに違いない。
植物は水の加減でその表情がガラリと変わることを知っているのだろう。
人間の体内の水分量は、年齢によって異なるが70%前後だ。
植物の場合は80%、果実になると90%になる。
生命の源といわれる所以である。だから、水やりは難しい。

 特にイチゴはその中でも水分を欲しがる作目とされ、今の研究成果では、
1株当たり1日200㏄の水をほしがるとされている。コップ1杯分くらいだ。
しかし、これを天候によって濃淡をつけていく。葉色や草勢を見ながら。
寒い時期は天気によって30~50~100%と変化させているが、
正解はまだ見つけられていない。
そこで、日々、イチゴになって“感じてみる”ようにしている。
「この寒さだから、今日の水はカンベンしてよ」とか、
「昨日も晴天だったから、結構、ノドが乾いているよ」とか。
それが、いずれイチゴたちの声が聞こえるようになる近道だと思っている。

( よく観て聴くこと by 農園主 )

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3粒の初収穫
2016/12/22(Thu)
【写真】今シーズン最初に真っ赤に色付いた“おいCベリー”

 ようやく赤くなった。
“おいCベリー”の実である。
しかし、まだほんの数粒だけだ。。。
来週以降、少しずつ収穫できると思うが、
本格的に収穫できるのは、年末近くになりそうだ。

 このペースだと“いちご狩り”のオープンは、
“早くても”年明けの7日以降になりそうだ。
もっと後ずれする可能性もあるが、決まり次第、HPでお知らせしたい。
年末年始の恒例行事にしていただいている方々には、大変申し訳ない。
しかし、赤い果実がたっぷりなければ、もっとがっかりさせてしまうので、
何卒ご了承いただきたいと思う。
しかし、1粒食べたところ、時間がかかっているからであろうか、
充実した果実に生長している。 とても安堵している。

( 2粒を眺めながら今宵は呑もう by 農園主 )

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9時間46分
2016/12/21(Wed)
 冬至は1年で最も昼間の時間が短くなる。
10時間足らずしかないのであるから、ぼやぼやしているとあっと言う間に暗くなる。
特にこの時期は日の出時刻が遅いのが、もっとも困る。
早くイチゴを収穫してパック詰めをしたいのだが、
暗くてはイチゴの色が見えないからだ。
もっとも、今年の収穫はまだ始まっていない。。。
違った意味で気を揉んでいる。
今宵は、のぶ子さんにいただいた柚子を風呂に入れて、
ゆっくりと浸かりたいと思っている。

【写真】のぶ子さんからいただいたたくさんの柚子の実

( いい香りになりそうだ by 農園主 )

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教えて (子供たちからの質問)
2016/12/20(Tue)
 先日、課外授業で来園した子供たちの中には、質問し切れなかったことがあったらしい。
後日、手紙でいくつかいただいた。

質問
「どうして、いちごにはへたがついているのですか?」
(貞元小学校2年男子)

 “へたが付いているとそんなにイヤ? 大丈夫だよ、食べても。 少し苦いけど”
という答えでも正解だと思うのだが、子供の知的興味のためにもう少し詳しく。

 過去を少し巻き戻してみたい。赤い実の前は青い実。その前は白い花だ。
白い花びらの周囲後方には“ガク”と呼ばれるギザギザがある。
これが最終的に“へた”になる。そもそもは蕾を守るために覆っていたものである。
花の時は上を向いていた“ガク”が果実の時は下を向いた“へた”になるというわけだ。
この子の着眼点はとてもユニークなので、将来が楽しみである。

【写真】貞元小学校2年生から届いた手紙

( つづく by 農園主 )

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キー、ゴロゴロ、バタン
2016/12/19(Mon)
 当園の前で車が止まり(キー)、
砂利の駐車場に停めて(ゴロゴロ)、ひとが降りてくる(バタン)。
半年振りにお会いする懐かしい顔。
「こんにちは。そろそろ、いちご出来た?」
― あっ、お久し振りです。
 ごめんなさい、今年はまだなんです。クリスマスくらいから少しずつ採れそうですが、
 本格的に始まるのは年末ころになりそうです。。。

 このシーンを今日は何度繰り返したことか。
ブログやホームページをご覧になっている方ばかりではない。 特に地元の方々は。
その度に仕事の手を止めることになるが、しかし、これはとても嬉しいことである。
なんと言っても、4年間の蓄積が少しずつ芽を出している実感がするからである。

( 信頼とご期待には何としてもお応えしたい by 農園主 )

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アランのこと ( パッカパカ 編 )
2016/12/18(Sun)
 “渋谷で子馬が逃げて、街の中を走っていた” というニュースを見た。
―アランもニュースになるかな?
そう言うと
「この辺りだったら、 “あっ、アランだ” ってなるよ」
嫁さんが答える。
確かに。 一度小屋の鍵を忘れてアランが夜間に道路に出ていたことがあったのだが、
近所の方々や宅配便の方までが、皆でアランを車からガードして守ってくれていた。

 「でも、銀座にアランが出没したらニュースになるでしょ。」
人のことが好きだから、キャーキャー騒がれると
意気揚々と数寄屋橋まで、ドンドン走り出しそうである。

【写真】アランが小屋まで歩いて帰るところ

( お調子ものだから by 農園主 )

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居酒屋のオヤジ
2016/12/17(Sat)
 古くからの友が、会社を辞めて都内で居酒屋を始めた。
昔からの彼の夢であったことは承知している。
それでも我々が農園を始めた時には、
「サラリーマン生活の方がいいんじゃないの」と伝えた。
 半年くらい前だろうか、
「うん、辞めたよ」あっさりと電話口でいう声はとても楽しそうだった。
サラリーマン生活というか、宮仕えはそもそも向かない男だったので、
(他人のことは言えないが)いずれは予想された決断だった。
  しかし、楽な世界ではなかろうに。
♪やるなら今しかねぇ やるなら今しかねぇ♪
長渕剛の唄が、頭の中をぐるぐると廻っている。
 近いうちに暖簾をくぐらせてもらうつもりだ。

( どんな顔をしているのやら by 農園主 )

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ほんのりと
2016/12/16(Fri)
 農協の肥料売り場に行ったら、大先輩とバッタリ会った。
「どう、調子は?」
―うちは遅くなりそうです、、、
そう言うと、
「どこもそう。うちの開始(いちご狩り)は年明け15日くらいだよ」
例年よりも2週間ほど遅れる計算だそうだ。

【写真】おいCベリーの頂果がほんのりピンク色に色づいている様子

 当園の “おいCベリー” にようやく赤い色が着き始めた。
熟するまでに時間はもう少しかかりそうだが、
心躍る瞬間である。

( しばしお待ちを by 農園主 )

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アランのこと ( 幸せの黄色い箱 編 )
2016/12/15(Thu)
 彼の大好きなエサ箱である。
これを見ると遠くにいても駆け寄ってくる。

【写真】アランが黄色のカゴに入っている草を食べている様子

 その食べっぷりはいつも旺盛で、
顔を突っ込んで好きなものからムシャムシャと始まり、
残りが少なくなると箱を前脚でカタンと倒す。
底の方の草を食べやすくするためだ。
それが終わると最後は、箱の裏に回ってこぼれている草を探して、
きれいに平らげるのである。

 カラになった箱も使う。
前脚を箱のふちに乗せて、小屋の外を眺めるのである。
そうやって可愛がってくれるご近所の方々を探す。
柵から顔だけ出して呼ぶので、皆これにやられてしまうのである。
ちなみに、箱の周囲をパイプで補強しているのがおわかりいただけるだろうか。
こうしないとすぐ壊れてしまう。

( シアワセの箱である by 農園主 )


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掃除好き
2016/12/14(Wed)
【写真】拭き掃除をした白マルチの上に青いいちごが実っている様子

 白マルチを拭き掃除している。
散った花びらが古くなって茶色くなる。
それが果実の下に積もると実が熟す時に傷むことがあるからだ。
「そこまでやらなくても、、、」先輩方からそう言われたこともある。
確かに我々も時間がある時にしかできない仕事ではある。
でも、やれるときにはやる、ようにしている。

 どんな仕事にも優先順位(プライオリティ)が常にあり、
それを組み立てていくのが、仕事の醍醐味であり本質でもある。
イチゴには“適期”にすべき仕事があるので、それが全てに優先する。
ただ他にも農園にはやるべきことはいくらでもあって、
今なら弥生会計ソフトへの入力(年末決算)とか、“苺ッス”のシールの発注とか。
アランのお腹を一杯にしてやることや小屋の掃除も優先順位の高い仕事だ。
色々とある。
こう並べると嫁さんの仕事がとても多いことに気付かされる。

( 働きものである by 農園主 )

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これ、いいね ( 国産 戎(えびす)はるさめ )
2016/12/13(Tue)
【写真】奈良食品(株)の国産戎(えびす)はるさめ入りの野菜炒め

 春雨といえば中国産が一般的で、純国産は珍しいそうだ。
宮崎産のサツマイモと北海道産のジャガイモを使用している。
韓国冷麺の原料は、そば粉と緑豆粉。 ベトナムのフォーは米粉。
この手が好きな方には間違いない。
モチモチ感がハンパないので。

( 春雨はもはや脇役ではない by 農園主 )

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箱の山
2016/12/12(Mon)
 作業場に段ボール箱が積み上がった。
いちごを入れるトレーや箱などの資材である。
これを綺麗に積み上げていく。(嫁さんの指示のもと)
今年のいちごが赤くなるのはもう少し先だが、
シーズンの始まりを実感して、緊張する光景である。

【写真】納品されたいちご販売用の資材が積み上げられた様子

 いちご農家を始める前に、関東各地の農家を訪ね歩いていたころのこと。
静岡県のとある産地で数日間お世話になったことがある。
手伝った仕事が段ボール運びだった。どれくらいあっただろうか。
大きな倉庫に段ボール箱の束(四角になる前の薄っぺらい状態)が
次々と天井まで積み上がっていく。
「シーズン中にこれがどんどん少なくなって、
倉庫の窓から光が射すようになると嬉しんだよ」
ご主人がそう言っておられたことを思い出す。

( 仕事への充実感の本源は様々である by 農園主 )

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農園へのアプローチ
2016/12/11(Sun)
 そこには枕木が敷いてある。
なるべく靴が汚れずに農園に入ってもらうためだが、
オフの間に草が生えたり、枕木が沈み込んだりしている。
シーズンの開始前には、ここを整備するのが恒例になっている。

【写真】受付ハウス前の枕木を外して草を取った後で土をならしている様子

 草を取って、土を盛って、砂利を敷き直して。。。
そう言えば、シーズン中に毎年この砂利で遊ぶお子さんたちがいる。
草防止のために枕木の隙間に敷いているのだが、
これを拾っては入口脇のポストに入れる遊びだ。
農園主から注意された子、たくさんいたと思う。
「そうだ、来年はあの子たちにも手伝ってもらおうか」
そう言うと、嫁さんは笑いながらせっせと草を取っている。

( 我々は、結構本気である by 農園主 )

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憧憬
2016/12/10(Sat)
 50年前のボブディランの楽曲の一部である。

 “聖オーガスティンに会う夢を見た。
アンタやオレと同じように生きている彼を。
最高に惨めな位にボロボロになっていた。
腕に毛布と金ピカのコートを抱えて
既に売られてしまった魂を探していた。“

 今年リリースされたエリッククラプトンの新譜でカバーされている。
天才たちにしか解らない世界が多分あるのだろう。
ただそれに接するだけで充分である。

( 賞の有無ではない by 農園主 )

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課外授業
2016/12/09(Fri)
 小学2年生が30~40分間で理解できること、
そして、知ってほしいこと。それをこの数日間考えて来た。
決めたテーマは「なぜ、イチゴをビニールハウスで栽培するのか」。

 まず、この寒さの中で野ざらしで育っているイチゴの苗を観察してもらう。
「葉っぱが赤~い」
「枯れているみたい」
「ちっちゃいね」
元気に手を挙げて、次々と感想が出てくる。期待以上だ。

 そして、今度はハウスの中に入ってイチゴの様子をみんなで観察する。
「葉がみどり、光っている」
「花が咲いている」
「青い実がたくさんある」
「ハウスの中、暑いね」
その通り。20~25℃はある。ハウスの中には“春がある”からだ。
それを体感してほしかったのである。
ちなみに、その後は予習をしっかりしてきた子供たちからの
怒涛の質問攻勢が始まり、タジタジになったのであった。

【写真】本圃ハウス内で、小学2年生の子供達が農園主の話を聞いている様子

( “奇跡のレッスン”は、遠い by 農園主 )

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天敵のライバル
2016/12/08(Thu)
 イチゴの葉にわるさをするハダニは、年々やっかいな存在になっており、
イチゴ農家を悩ませている。
頼みの綱は天敵であるのだが、お値段がとてもいい。
“足元を見られている”と農家仲間ではよく話題になるくらいだ。
まだ笑い話の域だが、そろそろそういうわけにもいかなくなってきた。
利用頻度が高くなっているからである。

【写真】(株)アグリクリニック研究所のミヤコカブリダニのボトル

 この商品を取り扱う会社が1社増えた。
初の国産の天敵(ミヤコダニ)を扱い、
早ければ注文後翌日、遅くとも2日後には手に入る。
従来の商品は1週間後だったので、使い勝手は格段に良くなる。
大変嬉しいニュースだ。

 しかし、なぜか値段は従来品と横並び。
値段次第ではシェアを大きく伸ばすチャンスであろうに。

( 業界に一石を投じてほしい by 農園主 )

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りんごの話
2016/12/07(Wed)

【写真】岩手県産 幻のりんご “青林(せいりん)”

 色や形は、良く言えばとてもナチュラルで素朴である。
はっきり言うと、武骨な感じ、であろうか。
口に入れると、甘さは丁度いい。蜜がぎっしりのしつこい甘さとは違う。
そして、何よりもそのほのかな香りに惹きつけられる。
甘酸っぱくて、爽やか。りんごであってりんごでないような独特なものだ。
だから、ついついまた手が伸びる。
岩手県の“青林(せいりん)”は、幻のリンゴとも呼ばれるそうである。

( 果実の手本のような by 農園主 )

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宇宙とイチゴ
2016/12/06(Tue)
 今週は久し振りの晴天続きに、イチゴの葉色が光る。
しかし、先輩方は口々に「今年はホント作りにくいねぇ」と言う。
この3ヶ月間の天気を調べたら、確かに雨がとても多い。
9月は17日間、10月が10日間、11月は15日間。
おおよそこの3ヶ月は半分雨だったことになる。

 IT管理の農業がもてはやされているが、
マニュアル通りにはいかないことの方が多い。それが実感である。
と言うか、そもそもそういうものはイチゴ作りにはないのだろう。
世の中に「イチゴ」と付く書籍は全て読んだ(つもり)が、
頼りになるのは、師匠を始め先輩方の“言葉”しかない。

 米国とロシアの二大宇宙大国の間には、大きな違いがあるそうだ。
“NASAではマニュアルを重視し、しっかりしたマニュアルを作成して、
それに沿った訓練を積めばベテランでも新人でも同じ成果をあげられると信じる
「マニュアル文化」である。
これに対し、ロシア宇宙庁では、経験深いベテランの教官に、厳しく教育を受け、
仕込まれる「徒弟教育制度」が健在である。「徒弟文化」は、一見古臭く感じるが、
「マニュアル文化」ではマニュアルに書かれていないことには、
途端に対処不能となるのに対し、「徒弟文化」では応用精神が受け継がれており、
不測の事態にも何とか対処する柔軟性があるように感じている。“
( 「宇宙飛行士はどんな夢をみるか?」 立花正一 監 )

( 人類最高峰の技術分野でもそういうことらしい by 農園主 )

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三役揃い踏み
2016/12/05(Mon)
 ハンマーモア(草刈り機)、動力噴霧器、みのる君(プチ耕耘機)。
まとめて、農協機械センターにメンテナンスをお願いしたので、
揃って搬送されて行った。

【写真】JA機械センターの方が草刈り機と動力噴霧器を軽トラに運んでいる様子

 夏場はそれぞれにフル稼働した。
オイル交換やら消耗品の部品やら、色々と手入れが必要になるから、
毎年恒例の “ドック入り” である。
ハンマーモアは、特に酷使しているので草刈りの歯がガタガタだ。
費用はかかるが、今のうちに新しくしておこう。

( 来場所に備えて by 農園主 )

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結実 2016
2016/12/04(Sun)
【写真】結実したおいCベリーの様子

 “おいCベリー”が結実した。青い小さな実である。
ようやくというか、やっとだ。
例年よりどの品種もスローなペースなのが今年の特徴であるが、
“おいCベリー”がその中ではやや早いほうである。
慌てても仕方がない。
時間をかけてじっくりと生育した花と果実は、充実したものになる。

( 期待を膨らませながら by 農園主 )

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スーパーカー?
2016/12/03(Sat)
 シーズン入りを前にずっと気になっていたことがある。
いちご狩りの皆様をお迎えする前にはハウス内を必ず掃き掃除する。
花びらや土埃を掃除するのだが、面積(毎回1,000㎡くらい)が結構あるので、
意外に時間がかかる。 花の多い時期には、ホウキを持つ手にマメができることも。。。
何かいい道具はないものかと。
毎年あれこれと道具を探してきたが、どれも一長一短で気に入ったものがなく、
決めかねていたのだが、いいものを見つけた。

【写真】ケルヒャーの業務用手押し式スイーパー

 電気やガソリンエンジンの動力なし。
手押しで底と脇のブラシが回転し、塵を集めていくので、
延長コードや排気ガスの心配なく、ハウス内を効率的に掃除できる(はず)。
ケルヒャー社の“スイーパー”である。

( さーて、どこまでやってくれるか by 農園主 )

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花からの予感
2016/12/02(Fri)
【写真】葉かき作業を終えた本圃ハウスの様子

 葉かきを一通り終えた。
葉を整理したおかげで、葉の間に隠れていた花がよく目立つようになった。
花房の角度がちょうどいい具合に上を向いている。
これなら、きっといい果実をつけてくれるに違いない。
花数も期待通りに多すぎず、少なすぎず。

( いい調子である by 農園主 )

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