定植作業中
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2016/09/29(Thu)
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お客様からメールが届いた。
「 この時を待っていました!! この時期に定植ということは、12月末あたり開園でしょうか」 鋭い読みである。 いちごファンの方は生育のサイクルをよくご存知である。 今年の当園の苗は花芽までに内包されていた葉数が5枚あったので、 出蕾が35日後、開花は11月中旬ころになりそうだ。 そうなると例年通り、年末近くにいちご狩りが開園になる可能性が高い。 少し気の早い話であるが、いっしょにイチゴの生長を見守ってくれる人達がいることは、 とても心強い。 ( 多少のプレッシャーもあるが by 農園主 ) |
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立ち姿勢
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2016/09/28(Wed)
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![]() 定植をしている。 苗を培土の上に寝転がったように植えていく。 新しい根が早く活着するように発根箇所を新しい土に触れるようにすると このような姿になる。 慣れないと少し抵抗のある植え方であるが、 数日もすれば、苗たちは真っ直ぐに起き上がってくる。 重力を感知しているからである。 ( シャンと by 農園主 ) |
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久し振りの夕焼け
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2016/09/27(Tue)
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とても暑い一日となり、定植の初日としては厳しい陽気だった。
今年もいつもの助っ人“お母さん4人衆”に手伝いに来てもらっている。 暑さもなんのその、「最後までやっちゃうべよ」と 夕方になってもぎりぎりまでエンジン全開なのであった。 こちらはヨレヨレなのだが。。。 ![]() ( いくつになっても頼もしい by 農園主 ) |
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アランと彼岸花と
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2016/09/26(Mon)
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「ポレポレさん、花芽の分化確認ができましたよ」
早朝に無理を言って農業事務所(普及センター)の方に検鏡をしてもらった。 ようやく、定植に“ゴーサイン”が出た。 さぁ、やるぞ。 ![]() ( 忙しくなるの?アランも後方で感じているようだ by 農園主 ) |
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シトシトと
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2016/09/22(Thu)
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長雨が続いている。
日照時間は、この10日間でわずかに6時間しかない。 このままお天道様を拝めなくなるのではと心配になるくらいだ。 イチゴの花芽の検鏡結果は未分化であった。 しかし、昨年の花芽分化の確認は24日であり、今年が特別遅いというわけでもない。 どうやら、今年もそのくらいの時期になりそうである。 ( 周辺の“彼岸花”がそう言っている by 農園主 ) |
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探究心
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2016/09/19(Mon)
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「そんなことやっているの? だから上手くいかないんだよ」
毎年この時期に訪問するイチゴ農家の大先輩がいる。相変わらず厳しい指摘だ。 トマト栽培も大きく手掛けており、常に栽培技術の進化を目指している。 昨年は、トマトのハウスをコンピューター制御にするために莫大な設備投資をしている。 「肥料はね、イチゴが望む状態に常にすること。 トマトもその応用だよ。」 ちなみにこの方は、自分で肥料の単肥(元素)を輸入元から取り寄せて配合までする。 国内で市販される肥料価格が高すぎるという批判が報道されている。 韓国と比べて3~7倍の価格差があるとも言われ、 行政から肥料を製造・販売する業者に指導が始まった。 そんな世の中のことは気にも留めず、淡々と自分の仕事を進めている人もいるのである。 ( 刺激的だ by 農園主 ) |
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大切なこと
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2016/09/18(Sun)
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人それぞれに数えきれないくらいたくさんあるもの。
信条、家族のこと、仕事のこと、友人や愛ヤギ?のことなど。。。 また、それらは時間とともに変わっていくものでもある。 「それ(大切なこと)に自分が近づこうとしても、 自分の気持ちが乗っていかない、あるいは事情があってそうはなれない、 そういうことが日常生活の中では多く起こります。 でも、そのギャップを考え続けていくことが、 もっとも示唆に富んでいるような気がします。 そうした意識を持つことこそが、 生きる上で “大切” という言葉にふさわしいのでしょう。」 (「真贋」吉本隆明 著) 思い通りに進まない時、投げ出さずに考え続けることは苦しい。 イチゴの生育もままならないことがほとんどだ。 しかし、諦めずに少しでも改良できることを探る。手さぐりで。 そして、もし独りではどうにもならなくなった時は、人の教えを請う。 その謙虚さというか寛容さが、分かれ道になるような気がする。 ( 思想の柔軟性 by 農園主 ) |
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ぶらっと房総 ( café lamp )
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2016/09/12(Mon)
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のんびりとしたランチをたっぷりのスウィーツとともに楽しみたい方には、
きっと気に入っていただける空間である。 ![]() 地元鴨川市の食材をふんだんに使った創作料理が、次々とサーブされる。 収穫したばかりの長狭米のムースから始まった。 「小さなスコップでどうぞ」という演出が心にくい。 この日の目当ては“桃のパスタ”。当園のお客様から勧められた料理である。 手打ちの細い平打ち麺(タヤリン)を甘いトマトと少し酸味のある桃でいただく。 それぞれの素材がしっかりと自己主張していながら、微妙な調和がある。 お替りを下さい、というのを我慢。そうしたら、肉料理が間髪入れずに登場する。 ご夫婦の流れるようなサーブは芸術的である。 ちなみに、パスタは季節ごとにメニューは変わるそうだ。 ![]() そして、デザート。 アイスクリーム、ぶどう、シフォンケーキ、プリン、いちじくのヨーグルト、 焼き菓子いろいろ。。。 ( 女性の期待はきっと裏切らない by 農園主 ) ※ 農園から車で約40分。 ※ 店舗情報 : http://tabelog.com/chiba/A1207/A120703/12034113/ |
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“どっこいしょ”の由来
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2016/09/11(Sun)
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1日の内でもっとも使っている言葉ではないかと思うことがある。
物を持ち上げる時や立ち上がる時は無論のこと、 最近では、軽トラの隣に座っている嫁さんが、カーブを曲がる度に 「よいしょ、よいしょ」と言ったりしている。ただ座っているだけなのに。。。 これほど馴染み深い言葉の由来を前々から気にはなっていた。 ふと手にした本によると、“ろっこんしょうじょう、ろっこんしょうじょう”という 掛け声がなまったものだそうだ。 「六根清浄(ろっこんしょうじょう)という仏教語が語源です。 六根清浄とは山で修行する修験者が唱える言葉でもあるのですが、 そこから一般の登山者のあいだでも掛け声として使われるようになったようです」 (「運がよくなる仏教の教え」萩本欽一、千葉公慈著) “六根”とは六感(見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れる、考える)のことで、 この六感を清らかにすると相乗効果で「すべての感覚が研ぎ澄まされていく」そうだ。 そう言うことなら、オジサン言葉というより、 なにやらストイックなアスリートが使う言葉に聞こえて来た。 ( さぁ、明日からも元気に by 農園主 ) |
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ぶらっと房総 ( “房総 四季の蔵” の温浴 )
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2016/09/08(Thu)
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館山道君津インターのすぐそば。
今年6月にオープンしたばかりの風呂がいい。 内風呂、露天風呂ともに広さはそれなりなのだが、 スペースをゆったりと使っていて、全体の解放感がある。 そして、なぜか?バリ風の雰囲気が、とてもリラックスさせてくれる。 空を見上げながらの入浴のひと時、ほ~っと肩の力が抜けていく。 ![]() ( また浸りたい by 農園主 ) ※ 農園から車で約13分。 ※ 公式ホームページ : http://shikinokura.jp/furo.html |
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みのる君、再登板
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2016/09/07(Wed)
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元肥 を土に混ぜながら、高設の培土を “みのる君” でもう一度耕している。
今回は少し深く耕しているので、負荷もずっしりと重い。 しかも、土煙で腕や顔、鼻の中まで真っ黒になる。。。 ![]() そして、半日でTシャツを2回変えるくらいに大汗がしたたる。 体中の水分が入れ替わるくらいである。 ( 大半は麦酒かな by 農園主 ) |
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雨の慕情
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2016/09/06(Tue)
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稲刈りが急ピッチで進んでいる。
雨が降ったり止んだりして、田んぼがぬかったり、穂が湿ったりと作業は遅れ気味だ。 その上、先日の台風で倒れた稲があっちこっちに向いて、機械では刈りにくいそうだ。 毎日、収穫作業が遅くまで方々で進められている。 ![]() ( おっ、虹だ by 農園主 ) |
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元肥(もとごえ)
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2016/09/05(Mon)
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本圃ハウスの培土に施肥を行っている。
毎年、土中診断をしてもらって不足している養分を補う。 チッソ、リン、カリ、苦土(マグネシウム)、カルシウムといった多量要素の バランスを気にするのは、一般的なのだが、意外に忘れられているのは、“硫黄”である。 なぜならば、日本国土は火山国ということもあって露地栽培の場合は、 その欠乏を気にすることがないからだ。しかし、ハウス内での培土はそうはいかない。 常に欠乏気味であると考えるべきだ。 ちなみに、硫黄はチッソとともに植物の生育に不可欠なタンパク質をつくる。 化合しなければそれ自体は無臭である。 ( 元素記号は“S” by 農園主 ) |
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