景気動向って?
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2016/01/30(Sat)
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当園のいちごハウスには、“ブルハウス”と“ベアハウス”がある。
両方とも1,000㎡の同じ広さである。 相場では、強気(上昇)見通しであることを“ブル”、 弱気(下げ)見通しであることを“ベア”と呼ぶ。 いちご狩りに来園された現役の相場関係者は、 その日にどっちに案内されるのかを密かに楽しみにしているようだ。 「今日はブル、ベアどっちですか?」 受付の時にそう言って、目をきらりとさせるお父さんがいたらその方面の方である。 「マイナス金利(昨日、日銀が決めた金融政策)になりましたし、やっぱりブルですよね?」 ― そ、そうですかね。。。もう素人ですから、正直わかりませんが、 ただ、そこまで日銀がするかという感想ですね。 先日発表された12月の消費支出の数字は4.4%減少(前年比)でしたから、 日銀が慌てるのも無理はないのかも。 これって、衝撃的な数字なのですよ。 例えば小さな農園ではね。 おかげ様で当園はいつでもニュートラル(中立)である。 好景気もない代わりに、不景気もないようである。 いちごの果実に応じ、その日にできることを続けているからかも知れない。 そうすると、ブルもベアもなくなってしまう。 ( 身の丈が一番である by 農園主 ) |
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雨だって
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2016/01/29(Fri)
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週末の関東は、雨か雪の予報である。
先週末もそうであったが、君津では雨も降らなかった。 もっとも、降雨でも楽しめるのがハウス内でのいちご狩りでもある。 “やよいひめ”は雨の日であっても、光り輝いて皆さまをお待ちしている。 ![]() ( 道中、お足元に気をつけて by 農園主 ) |
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伝え方の極意
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2016/01/28(Thu)
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トコトコッ。 受付のカウンターまで3歳位の男の子が走り寄って来た。
いちご狩りの開園日は受付ハウス内に人が多いのだが、そこをすり抜けるように。 口の周りが赤いので、いちごを食べ終わったばかりのようだ。 当園で用意している“シャボン玉”か“アランの餌カゴ”を取りにきたのかなと 身構えていたら、 「いちご、おいしかったよ」 にっこりと恥ずかしそうにぺこりと頭を下げた。 ( なるほど、意外性だ by 農園主 ) |
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羽ばたけ
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2016/01/20(Wed)
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「4年生になりました。おかげ様で。」
いちご狩りに来園された綺麗な女性が話しかけてきた。 ―えっ?もしかしてあの時の新入生? 「そうです。就職も決まりました」 当園がオープンした最初のシーズンに大学の友人グループで遊びに来てくれた。 たまたま自分の出身大学で同学部の後輩に当たることがわかって話が弾んだものだ。 ただ、その時に随分と幼いなという印象を受け、正直少し残念だった記憶もある。。。 あとから「ゆとり世代」という言葉を知り、そういうものかと。 しかし、今日の彼女はとても輝いていた。 大人の女性として綺麗になっていただけではなく、 新しい船出に希望とやる気に満ち溢れていた。 何よりもコミュニケーションが上手くなっていたことが嬉しい。 これから厳しい社会の中でとことん揉まれながら、どんどん成長することだろう。 ―仕事頑張ってね。その後でイチゴ農家になる? 「ハイ、考えておきます」 ( そこは、“もちろん” でっ by 農園主 ) |
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Only You?
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2016/01/18(Mon)
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君津は幸い雨であったが、各地で大雪になっている。
都内で通勤される方々が四苦八苦される映像がニュースで流れている。 毎度のシーンだが、かつての自分を思い出してヤキモキしてしまう。 「オフィスに何としても行かなくては、時間通りに」 本当は自分ひとり出社できなくとも、仕事はちゃーんとまわっていくものなのだが、 それに気付くのは意外に難しい。 知りたくないと言うべきかも。 米国の証券会社で数年だけ仕事をしたことがある。 大雪の時は、幹部しかディーリングルームに来ていないことに驚いた。 「家の前の雪かきをしないと、お隣さんに怒られるからね、チャオ~」 電話でそう言って、同僚たちは次々休むのであった。 ( 彼らに見習うところもある by 農園主 ) |
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いつだって旬
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2016/01/17(Sun)
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当園に何度もご来園いただくリピーターの方々は様々である。
シーズン中に何度も来園される方もおられれば、 恒例行事として毎年同じ時期に決まって訪れてくださる方、 そして、毎年、時期を変えていらっしゃる方も。 「今年は1月にしました。去年は12月、その前は3月でしたので。 毎回、品種ごとに味と大きさに違いがあって。新鮮な驚きで楽しいです。」 ― いつもありがとうございます。 4~5月もいいですよ。 イチゴは本来、春の植物ですから。 「えっ? ・・・ 来年はそうしようかな。 あれ? 今シーズンでもいいのですね。」 ( ハイ、お待ちします by 農園主 ) |
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LOVE
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2016/01/13(Wed)
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「オシッコ、オシッコォ」
農園のトイレの方から小さな女の子の声が聞こえて来た。 「もう少し、早く言ってくれれば良かったのに」 お母さんがそう言って慌てている。服を脱がせようとしているのだろうか。 「オシッコ、オシッコ。。。モレチャッタ。。。」 間に合わなかったようである。 「あらら。そんなにアランと遊ぶのが楽しかったの?良かったねぇ」 優しいお母さんの声である。 きつく叱る声を予期していたので、ハッと驚いた。 「よっぽど楽しかったのね。こんなこと珍しいね。良かったわね」 続いておばあちゃんの声もした。 ( なんとシアワセな by 農園主 ) |
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氷雨
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2016/01/12(Tue)
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終日、しとしと冷たい雨。
クリスマス・イブ以来の降雨である。 これまで暖かい穏やかな日々が多く、絶好のいちご狩り日和が続いていた。 それが何やら当たり前になっており、その有難みを忘れかけていたような気もする。 偶然、本日は休園日であったが、暖房機が日中に度々稼働し、 「ゴォー」という音をたてる度に、冬本来の寒さを実感させられた。 ( 明日は開園、陽が出てほしい by 農園主 ) |
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自分を問う
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2016/01/11(Mon)
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「社会には常識があり、それは窓枠みたいなもの。
そこからはみ出すのは許されないが、 それでもそこからはみ出す信念があるなら、まっすぐ生きるべき。 自分は、大人の常識に妨げられてできなかったから」 新成人に向けたミュージシャン長渕剛からの言葉だ。 多分、その真意は、 周囲との摩擦を起こしてでも突き進んで行け、という意味ではなく、 “素直” に生きて行こうということであろうか。 二十歳をだいぶ過ぎると、何となく分かるような気がする。 ( 明日から by 農園主 ) |
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水仙の花
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2016/01/09(Sat)
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球根でどんどん増えるはずの花であるが、
2年前に近所の方から分けてもらったものが、ようやく開花した。 草刈りの度についつい刈ってしまっていたせいだと思う、、、。 それでも、健気に開花してくれた。 ![]() 花数が少なく目立たないので、気が付く来園者も少ないようだ。 在り処(ありか)のヒントはアランフィールドの周辺、である。 ( 見つけていただきたい by 農園主 ) |
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あの歓声のために
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2016/01/08(Fri)
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3連休が明日から始まる。
毎年この時期に来園することを決めておられる方々も多いので、 懐かしい顔をたくさん拝見することができそうで楽しみである。 ![]() 赤く充実した果実をたっぷりと準備したつもりだ。 再来園の方々だけでなく、初めて来園される方々も、何とか驚かせたい。 ハウスから聞こえる歓声が、私達の唯一で最大の励みになる。 ( うわぁ~っ、が by 農園主 ) |
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ぷっはー
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2016/01/04(Mon)
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気が付けば、正月三が日が過ぎた(ようだ。)
この仕事をしているとクリスマスとか正月は、あっと言う間だ。 このまま5月末のシーズン終了まで行ってしまうのかもと 感じるくらいのスピード感がある。 「本日から2日間休園(直売は営業)」している。 ゆっくり休んでいます、と言いたいところなのだが、そうもいかない。 連続営業した片付けとか、掃除、手入れなど。。。 それでも、意地で早めに切り上げ、風呂上りのビールを思いっきりいただく。 ( 日々、正月気分 by 農園主 ) |
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つぶやき
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2016/01/03(Sun)
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「もうヤだ~、ここ来なきゃよかったんだよぉ。
いちごが美味しすぎて、お腹がいっぱいになりすぎたぁ」 初めて来園した小さな男の子がそう言っているのが耳に入り、 思わず吹き出してしまった。 ![]() ( そう言わずに、また来て by 農園主 ) |
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