ひと山越え
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2015/07/31(Fri)
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子苗の切り離し作業が全て終わった。
例年以上の暑さで仕事の能率がなかなか上がらなかったが、 それでも少しずつ作業日数が毎年短縮されている。 この作業はハサミで子苗のランナーを切り、葉を剪定していく。 嫁のリハビリには持って来いである。 おかげ様で骨折した小指に埋め込んだ固定用の針金が取れた。 まだまだ指の動きは完全とは言えないが、 日常生活や大方の仕事には支障のないところまで回復しており、 病院の先生も驚異的と目をパチクリさせているそうだ。 ( ますます仕事でリハビリ by 農園主 ) |
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Go South (暴落へ)
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2015/07/28(Tue)
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金と原油価格が下げ足を速めている。
中国株の下げが関係しているそうだ。 会社勤めを辞め、ディーリングルームから退出してからは、 入手できる情報は、新聞やネットの範囲なのでただの素人である。 それでも気になるのは原油価格。暖房費に跳ね返るからである。 絵柄(相場チャート)を見る限り、相当深い下げになりそうな予感も。 農家向けの原油ヘッジ取引があれば、面白い局面だ。 ただ、残念なのは、現役当時にこのインスピレーションが湧くと、 大抵はその逆になっていたことである。。。 ( それでも今回は by 農園主 ) |
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朝靄から
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2015/07/27(Mon)
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![]() 夜明けの農園は田んぼに囲まれているためか、本来は肌寒いくらいである。 しかし、この数日は様子が違うようだ。 早朝から玉のように汗が噴き出す。 人は最大で1日12リットルの汗をかくのだそうだ。 そこまで、仕事で発汗しているとは思わないが、いずれにしても それを取り返すのは結構大変なことである。 ( 例え麦酒であっても by 農園主 ) |
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寝る暇があるということ
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2015/07/25(Sat)
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少しでも気になった異変を放置するとしっぺ返しは必ず来る。
これは、どんな仕事でも同じだ。 相場の場合なら、一度弱みを見せたら揉みくちゃにされ、 降参するまで、決して許してくれない。 身ぐるみ剥がされる。 だから、小さなほころびを見つけたら少しでも手を入れていく。 すぐに。 イチゴの苗の生育、農園の運営、何でもそうだ。 それを「忙しいから」と後回しにしたくなる。 そう、皆忙しいから。 しかし、サラリーマンを続けていれば、 寝ないで仕事をした経験は誰でも何度かあるはず。 仕事って、時にはそういう厳しいものであり、 だから、寝られる時間があるのはそれだけで幸せなのである。 ( 暑くて寝苦しいけど by 農園主 ) |
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コンディション
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2015/07/23(Thu)
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親苗を切り離してから、3日が経った。
子苗たちは、ランナーと呼ばれるツルで兄弟同士がつながっており、 健気に助け合っている。 太郎苗から四郎、五郎苗くらいまで栄養補給しているのである。 ![]() それでも、あと数日でそれぞれが独立する時期になる。 皆の健康状態がとても気になる日々である。 ( 調子、どう? by 農園主 ) |
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雨々
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2015/07/16(Thu)
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梅雨明けがいつになるか、気にしながら仕事をしている。
本圃ハウスの土を熱消毒するための準備があるからである。 ところが調べてみると、気象庁の梅雨入りと梅雨明け宣言には、 数字の根拠はないのだそうだ。 そもそも梅雨入りの発表は、雨の季節が始まると大雨などもおこりやすいため、 大雨に備えてという防災的な意味合いから行っているものなのだと言う。 気象情報というよりは、皆さまへの注意喚起の「お知らせ」なのである。 気象庁からのサービスとも言える。 なるほど。日々の予報の“はずれ”に目くじらを立てるのは少し控えようと思った。 ( 今は四国の友人たちが心配 by 農園主 ) |
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初冷風
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2015/07/15(Wed)
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タイミングとはこういうものか、
暑い時にクーラーは動かなくなったりする。 昨年買い替えたばかりの新品である。数日前の試運転では問題なかったのだが、 この暑さで“いざ”と思ったら、あれっ?ピクリともしない。 汗だくになりながら、リモコンの電池を交換したり、取説を探したり。 どうにもならなくて、電気屋さんを呼んでみたら、 「電気が来ていないですよ、東京電力さんに確認してください」と言う。 来るなりそれだけの仕事で6,500円の出張費だ。 その後、怒りの?電話で1時間もかからず、東京電力の保守の方が飛んできた。 電柱から家につないでいる引込線の取付点にヒューズが付いているそうだ。 これを交換することになった。 異常(ヒューズが飛ぶ状態)があれば、電気は来ない。 ただ、これは家庭では調べようがなく、東京電力も各家庭にあるヒューズなので、 定期点検は件数から難しい。ちなみに耐久年数は15年の部品だとか。 「この出張費は誰が払うべきものなのでしょうか?」 領収書は持ち帰ってくれたが、さてどうなることやら。。。? ( ともかく、クーラーが始動すると何でこんなに幸せなのだろう by 農園主 ) |
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赤い三角形
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2015/07/13(Mon)
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「“止まれ”の標識は信号と同じだからね」
学生のころ、アルバイトでお世話になった巣鴨の電気屋の社長さんは、 とてもせっかちで仕事も運転も、とにかく飛ばす人だった。 しかし、この赤い逆三角形の標識の前では、いつも急ブレーキをかけ、 そして急発進する。首が痛くなるくらいに。 仕事もそうだった。大きな現場にいくと大抵の職人さんは10時には一服するものだが、 この社長は昼まで休まず突っ走る。当然アルバイトも。 ただ、昼飯は周辺の人気定食屋さんで一番高いものを食べさせてくれ、 へとへとになった夕方には事務所で必ずビールをふるまってくれた。 “止まれ”の標識を無視した警察官がいたという報道を聞き、 驚きながらも、社長の顔を数十年ぶりに思い出した。 ( 仕事こそ、一時停止が気持ちいい by 農園主 ) |
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天才だって、凡才だって
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2015/07/08(Wed)
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会社員から大学教授になった友がいる。
最初は取引先の人だったのだが、いつも「ドキッ」とさせられる視点に魅かれて、 気がつけばご家族と20年来のつき合いになる。 「本当に始めたのですね、農園を。思い切りましたねぇ」 海外を飛び回る多忙の中でのご来園。 そう言う彼は会社員としてNY赴任中に一念発起し、 帰国することなく当地の大学で経済学の博士になった。 当時は英語も得意ではなかったのに。。。 元々、天才肌だったことは認めるが、それでも大変な努力の賜物である。 そして、とても強い意志の持ち主だ。 君津で久し振りに酒を呑みかわしながら、脱サラの難しさに話題が移ると、 「でも諦めない限り、失敗ってしないのですよ」 相場でも損切り(損失の確定)をしない限りは、実現損はなく、 “損したことはない”と同義だという例えも交えて、可笑しそうに言う。 「やり続けることです」 ( 天才はいつも控え目なのである by 農園主 ) |
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TUBE
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2015/07/07(Tue)
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本圃ハウスの灌水用チューブを水洗いし、
夏を迎える前に片づけ仕事がようやく終わった。 ![]() 先月には、嫁さんが右手の小指を骨折するアクシデントがあったが、 それでも予定よりも1週間くらい遅れた程度である。 3年目ともなると、少しは手が早くなったと思いたいが、 多少の手抜きを覚えた?ということかも知れない。 ( まずは乾杯 by 農園主 ) |
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罵声とケーキと
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2015/07/05(Sun)
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「バカヤロー、そんなヤツは会社辞めちまえっ」
小さな証券会社だったが、支店の月例報告会に罵声は毎回轟いていた。 出張してきた担当常務が顔を真っ赤にして激怒している。 営業マンが目標収益に達していないからではない。 その攻略のために前回会議で決めた施策を実行していなかったからだ。 本当の罵声はここに書けないくらいもっと激しく、そこまで言わなくてもと言うくらい。 しかし、この役員は営業マンと毎回その攻略法を真剣に話合うタイプだったので、 それを実行しない、あるいは経過報告もない人間への反応としては、当然に見えた。 これは、銀行に入社して3年目に出向した関連会社での話である。 “半沢直樹”に言わせればこの年次での出向はエリートからの脱落なのだろうが、 (多分それは当たっている)、価値観を大きく揺さぶられた経験であったことは間違いない。 ここ最近の紙面では、大手電機メーカーの利益水増しによる粉飾決算が騒ぎになっている。 経営幹部による月例会議での詰め方がハンパじゃなかったそうだ。 各部門長は「極度の緊張」(日経新聞)の中での報告だったと言う。 記事を読みながら、昔のことを懐かしく思い出した。 でも、あの常務は呑み会の後にケーキをこっそりと持たせる男でもあった。 ( ご家族にと by 農園主 ) |
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不変なもの
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2015/07/02(Thu)
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経営指南書を開くと、“時代の変化”への対応が重要と大抵書かれている。
「10年でどのビジネスモデルも陳腐化する。変化の波を感じなくていけない」と。 そんな難しいことができる気はとてもしないと思っているが、 あの“永ちゃん”こと、矢沢永吉の武道館100回公演前のインタビュー映像に魅かれた。 「音楽は、かつてはレコード。 いまやCDじゃなくて、ダウンロードの時代でしょ。 テクノロジーだよね~。 でもね、“絶対に変わらないもの”があると思うよ。 それはね、“生のライブ”。」 通算2,000回のライブ回数を超えるスーパースターの言葉に、何か教えられる。 農園でも時々、ライブCDを聴くことがあるのだが、 アンコールを終えた最後に永ちゃんは必ずこう叫ぶ。 「サイコーのビール飲んで帰ってくださーいっ」と。 そうすると間髪いれずに「メェ~」と大きく応える男がいる。 アランである。 ( 皆を共鳴させる“ソウル”なのだ by 農園主 ) |
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