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楽しみかた
2015/01/31(Sat)
 「時間無制限にしていただいて、本当にありがとうございます。」
ビデオを片手にお父さんがそう言われた。
ご家族がいちごを“頬張る”シーンを沢山撮れたそうである。

 当園のいちご狩りに、時間の制約はない。
予約していただければ、好きなだけ食べていただいている。
先輩農家の方々によく言われるが、経営者としては上手くないらしい。
「大丈夫?儲けがないでしょ?」
お客さまからも心配される始末である。

[写真]赤く色付いた“やよいひめ”

 “ポレポレ”していただきたい一念、
スワヒリ語で、“のんびりゆっくり”という意味である。
 
( 時間にも流れ方がある by 農園主 )

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一番きついこと
2015/01/30(Fri)
 農作物を生産している端くれとしては、
「うちのいちごは安全、安心」とか「甘くて美味しい」とか、
なかなか言えない。
プロとして当たり前の仕事であり、仮に自分がそう思っていても、
全てを最後に評価するのはお客様であるからだ。

 「これからも応援よろしくお願いします、とは絶対に言いません。
応援してもらえる選手であるために”やらなくてはいけないこと”を続けていく」
イチローが移籍のインタビューで答えていた。
その言葉に深く頷いてしまう。
それをお願いするようでは、我々がお客様に「美味しいって言ってください」と
懇願するようなものかも知れない。

[写真]艶々の紅ほっぺ

( 甘えないこと by 農園主 ) 
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開墾プロジェクト ( ブロッコリーの初収穫 )
2015/01/29(Thu)
[写真]三郎畑で初収穫のブロッコリー

 りっぱなブロッコリーが採れた。
昨年の夏から土地の開墾を始めた三郎畑、そこからの産物である。

 来園された方はすでにご存知だろうが、ネギは年末から収穫が始まり、
深谷ネギに負けないくらいの太さと甘みになった。
数が少ないこともあって、いつも完売の人気である。

 それに続く第2弾のブロッコリーは、春先まで採れそうだ。
「脇芽もたくさん出ているから、楽しみだね」
三郎さんがそう言っている。
丹精の結晶であるから、味は間違いない。

( こちらもお裾分けする予定 by 農園主 )
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平日だって
2015/01/28(Wed)
 いちごの販売は毎日続けている。
いちご狩りについても、そうしたいところなのだが、なかなかそうもいかず、
平日に休む日が多くなる。その時のお問い合わせの電話がつらい。
「休み? いちご狩りできないのですか~、ハァ~」

 休園するのは、株の手入れ作業があるためである。
これは生育に大きく影響するので、手抜きするわけにはいかない。
そして、皆様からは土日に開園してほしいという声が圧倒的なので、
どうしても平日に休園日が多くなってしまう傾向にある。

 今週は、火曜日~木曜日まで開けられた。
「この子が、ようやく3年目でアランを撫でられましたよ~」
平日のリピーターの方々との再会も、また嬉しい。

[写真]食べ頃の“かなみひめ”の様子

( 休日返上の褒美 by 農園主 ) 

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これ、いいね ( オリーブポップコーン )
2015/01/27(Tue)
 ポップコーンの味は? と聞かれれば。。。
塩味でしょ。
あとは、キャラメルを絡めるか、バター醤油味(スナック)だろうか。

 先日、お客様からいただいた“つまみ”は、
「バジルトマト味」と「ゆず胡椒味」のポップコーンだった。
なるほど、ビールによく合う。
調べたらこのメーカーでは甘味20種以上、辛味10種以上ある。
「何事も頭を柔軟に」 あらためて考えさせられた。

[写真]オリーブポップコーンのパロミータス(バジルトマト味)

 ちなみに、米国で驚いたことのひとつに、
ほとんどのご家族が映画館にくると、バケツサイズを平らげる。それも一人一杯である。

( これ本当 by 農園主 )
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カイゼン (新しいアーケード)
2015/01/26(Mon)
 昨シーズンは、受付ハウスからトイレに向かう雨除けのアーケードが、
突如として壊れてしまった。
春一番の大風で、吹き飛ばされたのである。
シーズン前にアランにも手伝ってもらいながら、自分達で作ったのだが、
強度が足りなかったようだ。

[写真]受付ハウスとブルハウスの間に作ったアーケード

 そこで、今シーズンは“プロ”にお願いして作り直した。
当園のハウスをここ最近で2棟建ててくれている津田さんに。
仕事は丁寧で全面的に信頼している。
何よりもお客様のことを第一に考えてくれるのが有難い。
 「怪我がないように」
設備では最も大事なことである。
特にお子さんは予想外な行動をするから、慎重の上にも慎重に。

( 中は結構広いので、雨の日も楽しい by 農園主 )
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出会いと別れ
2015/01/25(Sun)
[写真]受付ハウス前の花壇に咲いた2輪のキンセンカ

 「今度、いつ会えるかな」
これを聞けば、恋人同士の会話だと普通は思うだろうが、
5歳くらいの女の子同士の別れ際の言葉だ。

 いちご狩りに来る前までは、全くの見ず知らずの間柄だった二人。
それが当園で初めて出会い、意気投合したようである。
シャボン玉や竹馬をいっしょに楽しみ、アランとも仲良くすごす。
一気にお互いの距離を縮められるのは、女性の特権かも知れない。

( きっとまた、当園で再会できるはず by 農園主 )
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コク
2015/01/24(Sat)
 「こんな、“紅ほっぺ”食べたことないです。」
いちご狩りの後、若いお母さんがそう言われた。
そう、その言葉を聞きたくて。

[写真]艶やかに色づいた“紅ほっぺ”の様子

 当園では4品種を栽培しており、“紅ほっぺ”以外の品種は、
それぞれに独特の個性があり、ファンがおられる。
その意味では、この品種は「オーソドックスな、イチゴらしい品種」と
紹介せざるを得ないのだが、だからこそ、こだわりたい。
「深い味って、こういうことなのですね」
そのお母さんからそう言っていただいた。

( 祝杯 by 農園主 ) 

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サイン出る
2015/01/23(Fri)
[写真]完熟してヘタ下の部分がひび割れている“やよいひめ”

“やよいひめ”にひび割れが出始めた。
完熟のサインである。
先週来園されたお客様の中に熱烈な“やよい”ファンがおられ、
「今年はひび割れがないですね~」
と寂しそうであった。よくご存知である。
確かに大粒にひび割れは出にくく、粒数が増える中粒から現われる。

( いよいよ本番 by 農園主 )

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ぶらっと房総 ( ハッピーバウム )
2015/01/22(Thu)
 昨年11月にオープンした新しいお店。農園から5分ほどである。
オーナーは、当ブログでも紹介したことのある、
「見波亭」(金谷のザ・フィッシュ)の“バウムクーヘン”を立ち上げたご本人である。
ご夫妻は、NYの一流ホテルでコンシェルジュの仕事をされたという変わった?経歴を持つ。
だから、店内は明るく落ち着いた雰囲気で、会話も楽しませてくれるのかも。

[写真]君津・ハッピーバウムの“ホットバウムクーヘンとドリンクセット”

 カフェでいただいたのは「ホットバウムクーヘンとドリンクセット」。
ほんのり暖かいバウムクーヘンは、よりバターの風味が増し、
生クリームとそしてコーヒーとの相性がとてもいい。
寒い中で仕事をした後には、特に身心ともに温めてくれる。
“美味しさは素朴で、素直。”オーナーの言葉通りであった。

( 優しいカフェである by 農園主 )
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骨休み
2015/01/21(Wed)
 こういう時もたまには。
温泉に浸かって、旨い物いただいて。
先月12日にいちごの販売を開始して以来の休息日となった。
と言っても、昼までは普段通りに直売をしていたので、
午後からの半日休みではある。

 農園から40分ほどの場所にある“かなや”で、
“おばけ天丼”に挑戦。
長さ30㎝の大エビ(ブラックタイガー)が2尾。
丼からはみ出しているどころではない、持つとバランスが取れないくらいだ。
眺めているだけで、楽しく贅沢な気分になれた。

[写真]富津・かなやのおばけ天丼

( 明日への活力 by 農園主 )



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遊びが仕事
2015/01/20(Tue)
 先週末のこと。
「竹馬に乗れるようになったのよ、3年目で。」
見ると、いちご狩りの後、お孫さん達が楽しそうに、
一歩、一歩(少しぎこちなく)進んでいた。

[写真]ポレポレ農園の竹馬コーナー(花壇の柵に立て掛けられた竹馬)

 毎年来園いただいているご家族である。
昨年は、このお孫さん達はハウス内の高設ベッドよりも背が低く、
遠くから呼んでも「は~い」と挙手した手しか見えなかったのに、
もう、顔が出るようになったそうだ。
 そして、竹馬も克服。
当園でしか練習できない竹馬をずっと楽しみにしていたという。
“できないこと”から逃げない子供たちの3年目の成果である。

( 頑張ろう、大人たち by 農園主 )  
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よしのさんのショット(2015年)
2015/01/19(Mon)
 毎年お二人で来園いただく。
3年前にも素敵な写真を送ってくださり、それが気に入って、
農園のHPにも使わせていただいた。 ( ⇒ 2014年の写真はこちら
それがいくつかの雑誌社の目にも留まり、(了解を得て)掲載されている。
光の美しさ、安定感ある構図のバランス。
優しそうで芯のありそうな彼女の雰囲気に似ているかもしれない。

[写真]果房が次々と伸びている紅ほっぺの様子

 遠距離恋愛を着実に育んでおられる二人に会うのが、
毎年楽しみのひとつになっているのだが、
帰る時は決まって二人で口を揃えてこう言う。
「つき合っていたら、また来ま~す」

( 来てね、必ず by 農園主 )

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一難去って
2015/01/18(Sun)
[写真]いちごハウス脇の電柱に、LED電灯を取り付けているところ

 農園周辺の街頭が明るくなった。
従来のライトからLEDに変わったからだ。

 都会の夜は最近よく知らないので、今さらなのかも知れないが、
この田舎では、その明るさはとても安全に感じられる。
昨年は2度もハウスのビニールを切られた経緯があるので、尚更だ。
ちなみに、切られたところにはすでに自費でLEDライトを設置済み。
多少、費用がかかってもつまらないことを心配するよりはましかと。
省エネは、ノーベル賞受賞者の方々に感謝である。

( 残業ができそうなくらい明るいのには、少し困る by 農園主 )

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夢のあと
2015/01/17(Sat)
[写真]いちご狩りが終わり白い実だけが残った“おいCベリー”のハウスの様子

 いちご狩りに来られた皆様がお帰りになった後の光景である。。。
ここまでカラッカラッになることは珍しいが、
皆様が楽しまれた証しでもあり、作り手としては大変うれしい景色でもある。

 大丈夫。 明日、開放するハウスは別棟であるから、ご安心を。
たっぷりとご用意してお待ちしている。

( お楽しみに by 農園主 )

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止む無き事情
2015/01/16(Fri)
 「スイマセン、いちご狩りの予約をキャンセルできますか。。。」
お子さんがインフルエンザで止む無く、というお電話は時々いただく。
それでも、キャンセル待ちの方につなげられようにご連絡が早いのが、
ポレポレのお客さまスピリット。有難い話である。

 今日の電話は少し趣きが違った。
 「スイマセン、キャンセルしたいのですが。。。
子供が学校あることをすっかり忘れてしまっていて。」
明るいお母さんからであった。
きっと、帰宅したお子さんから 「明日、学校あるけど」 と冷静に言われたに違いない。
その瞬間に親子が顔を見合わせる間(ま)を想像すると何とも微笑ましい。
「また、必ず(予約)取りますっ!」 力強くお母さんはそう言われた。

[写真]白マルチを背景に並んでいる赤いイチゴの実

( お待ちしますっ by 農園主 )

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ランチの王様 ( エビチリ麺 in 錦楽亭 )
2015/01/15(Thu)
[写真]富津・錦楽亭のエビチリ麺

 えっ?醤油ラーメンにエビチリのせ?
最初は冒険家の嫁が注文したのだが、今では自分がすっかりお気に入り。
甘辛のたれが、ラーメンスープと麺に見事に絡み合う。
白飯をいっしょに注文しておくと、麺の後には絶妙なスープといっしょに楽しめ、
2度美味しいのである。

( 寒い日には格別 by 農園主 )

※ 農園から車で約5分。
※ 店舗情報 : http://tabelog.com/chiba/A1206/A120603/12008425/dtlmap/

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アランのこと ( 泣かないで編 )
2015/01/14(Wed)
 アラン人気は、年々増すばかりだ。
今シーズンからは、餌やり用のカゴを用意しているので、
いちご狩りの後は、彼の周りに子供たちが集合し歓声が沸く。

[写真]餌カゴの中の餌をたべようとしているアラン

 しかし、この日は珍しくアランと遊んだ後に泣き叫ぶ子がいた。
聞き取れないが、どうやら餌やりをもう1回やりたいと泣いているらしい。
餌カゴは、アランの健康のために1家族1回とさせていただいている。

 「これ、半分いいよ」
泣いている子のそばにやって来たのはアランの親友、湊くん
偶然居合わせたのだが、何だか急に大人びて見えた瞬間だった。
もらった子も見知らぬお兄さんの登場に目を輝かせていた。

( みんなアランとともに成長していく by 農園主 )

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作り手からの勝手なお願い
2015/01/13(Tue)
[写真]ポレポレ農園のイチゴ宅配・大箱サイズ(8粒トレー&12粒トレー))

 年末に注文をお受けした初めての宅配は、おかげ様でご好評をいただいた。
同時にご批判「知らぬ間に終わっていた」とも。。。
 
 そこで、第2弾を始めさせていただく。  ( 詳細はこちら
品種は、紅ほっぺ、おいCベリー、やよいひめの3品種。
発送日のご希望は(一応)お聞きするが、旬なものから発送していくので、
勝手ながら最終的には「お任せください」という、いつものお願い付きである。

( ご満足いただきたいからこそ by 農園主 )

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ささやかな?休息
2015/01/12(Mon)
 楽しくも忙しい三連休が終わり、ホッとする。
楽しみにしていた友人からの差し入れを早速いただくことに。

[写真]豊島屋の純米大吟醸 “豊香”

 彼の選ぶ日本酒に間違いはない。
今年のセレクトは「豊香」。(長野産たかね錦使用)
その名の通り、一口含むと芳醇な香りが広がり、
純米大吟醸の甘味と柔らかさだけでなく、辛味とガッツリとしたパンチも来る。
1升くらいすぐ呑んじゃうよ、という友人の言葉通りだ。

 偶然にもお疲れ様と言わんばかりに、酒のつまみも充実。
家主さんからいただいたアオリイカの刺身、師匠の友人が作るキュウリ(これが格別)、
そして近所の方から教わった八戸産の“焼きするめいか”。
居酒屋のようだが、これらのコンビネーションが合いすぎて、、、困る。

( エネルギー補填は過剰になりそうだ by 農園主 )
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道半ば
2015/01/11(Sun)
 師匠とトモ子さんがイチゴの様子を見に来てくれた。
“紅ほっぺ”の2番花が勢いよく咲いている風景に
「これは理想的だね」
師匠がそう言ってくれた。花房の角度がいいと。
―ホントですかっ
調子に乗りやすい性質ではあるが、特にこの人に褒められると。。。

[写真]紅ほっぺの2番花が勢いよく咲いている様子

 一足飛びに先輩方の技術に追いつけるはずはないが、
少しずつ前進はしていきたい。
師匠の言葉は、その大きな推進力になる。

( しかし最終評価はお客様からだ by 農園主 )

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たこ揚げ
2015/01/10(Sat)
[写真]ポレポレ農園の凧(コブタとヒヨコ)

 もともとは「いかのぼり」と上方では呼ばれていたこの遊び。
それが江戸で流行り、あまりの人気に「町中での“いかのぼり”を禁止する」との
お触れが出たそうな。
そのときに「“いか”ではなく“たこ”だ!」と江戸っ子たちが言い出したのが始まりだとか。
お役所も松の内だけはたこ揚げを大目に見たことで、正月遊びとして定着したとも。
ちなみに、当園での人気は”ブタ”と”ひよこ”。

( 強風でない限り、いつでもご用意している by 農園主 )
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必需品
2015/01/09(Fri)
 嫁さん宛てに東京の友人から小包が届いた。
「寒がりなのに頑張っているね」
メッセージとともに大量の靴下が入っている。

[写真]ハート形のボックスに入った靴下の詰め合わせセット(ミニテディベア付き)

 靴下を履いたまま寝るのは、
あまり縁起のいいものではないとの話も聞いたが、
風邪予防には替えられない。

( おかげ様で,この冬は乗り越えられそうだ 農園主 )

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働くということ
2015/01/08(Thu)
 「ホワイトカラー・エグゼンプション」(サラリーマン年俸制)が
いよいよ実現しそうな政府の動きである。
もし、会社から仕事の評価基準を労働時間ではなく、
成果主義(能力主義)にしようと提案されたら。。。
これは、いやとは言いにくい。 なぜなら、
「自分は努力型で頑張ってはいますが、なかなか成績が上がらなくて」
とダメ社員を自称しているように聞こえてしまうからだ。

 農家は文字通りの「成果主義」である。しかも100%。
皆様が喜ぶ果実が生らなければ、それまでどんなに汗をかこうが、
一銭にもならない、無収入である。
意外と知られていないが、農家の労働時間の制約はない。
労働基準法の適用外で、どんなに長く働いても良いと法律のお墨付きである。
これが成立しているのは、多分、仕事の目標が明確で仲間がそれを共有できるからだ。

 年俸制導入の対象を、まずは銀行や証券会社のディーラーなどと考えているようだが、
ひとりでできる仕事ではない。
バックオフィス(決済事務)、ミドルオフィス(契約事務)など様々なサポート、
「和」があって初めて成立するものである。

( 日本らしい会社の在り方もある by 農園主 )

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バック・トゥ・ザ・フューチャー
2015/01/07(Wed)
 この日を楽しみにしていた。
“かなみひめ”の生みの親が、静岡県富士市から来園された。
イチゴ栽培歴60年を超える御年88歳の金指(かねさし)氏である。

 「素直に、育ってますね」
当園の出来栄えに、年齢を感じさせない若々しい笑みで開口一番そう言われた。
その優しい雰囲気に緊張が解け、栽培上の質問を矢つぎ早に飛ばしてしまったが、
独特のテンポを保ちながら(ひ孫さんの写真や地元のグラウンドゴルフ大会で優勝された
トロフィーの写真を見せ)、ひとつひとつ丁寧に意見を頂けた。
来シーズンから試してみたい貴重な話ばかりである。

[写真]かなみひめが色づいている様子

 “かなみ”の名前の由来もお聞きできた。
奥様や娘さんのお名前ではなく、
“金(か)、中(な)、三(み)”だそうだ。
「金指」(かねさし)氏が、「中国」でイチゴの栽培指導をされた時に開発した品種で、
その時の出資元が「三菱商事」だったそうだ。

― そうなんですね。 
面白い話には違いないのだが、
初恋の人の名前だと言ってほしかったような気もする。。。

( 自分が88歳の時に映るイチゴはどんな風景だろう by 農園主 )
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伝統の意味
2015/01/06(Tue)
 高校ラグビーの季節である。
4年後には日本でワールドカップが開かれ、その主役になる世代だ。
「One for All、All for One」(ひとりは皆のために、皆は勝利のために)
ラガーマン精神の象徴として有名な言葉である。
しかし実は、入部して最初に教えられることは、
「トライの後に決してガッツポーズをしてはいけない」
そう、相手を尊重する姿勢である。

( 紳士のスポーツ by 農園主 )

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アランのこと ( 正月休み編 )
2015/01/05(Mon)
 仕事始めになるこの日、当園のいちご狩りはお休み。
と言っても、直売は営業しているので仕事はいつも通りである。
ただ、アランに出番はなく、ようやくの寝正月になった。
これまでの接客疲れか、柔らかい陽射しにうとうと船を漕ぎ、
そして、深~い眠りへ。

[写真]暖かい陽射しの下で足を投げ出し首を伸ばして眠るアラン

( 明日からまた頼むぞ by 農園主 )
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ツボと気合
2015/01/04(Sun)
 「年末に家族全員、インフルエンザで寝込んじゃって」
最近よく聞く。賀状にそう書いて寄越す友人もいる。

 おかげ様で当園は、元気に営業できている。
12月12日から休みなく直売は営業中。
嫁の頑張りが特に顕著だ。
勤め人のころは、冬に2回は寝込んでいたくらい寒さには弱かったが、
今は懸命に予防しているようだ。
最大の防御は、くつ下を常時履くこと。
これは、三陰交(冷えのツボ)を温めるという効果があると聞いた。
足首の内側にあり、内くるぶしの頂点から指4本分上がったところ。
寝る時ももちろん、履いたままで。
そして、最後はやっぱり「気合い」。

( 絶対に休まない、いや休めない緊張感である by 農園主 )
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2015/01/03(Sat)
[写真]京都伏見・齊藤酒造の英勲純米大吟醸 “井筒屋伊兵衛”

 「祝(いわい)」は、日本酒の好適米とも言われる品種だとか。
栽培が難しく、その生産は途絶えた経緯があるそうだが、
京都で復活したこのコメでつくられた酒は、流石であった。
久し振りの友人との再会も合いまって、初めて正月気分に。

 外科医である彼との会話からは楽しい刺激をもらえる。
「医者の基本は、朝、昼、夕、帰る前、できるだけ患者さんのもとに足を運ぶこと。」
容態の観察とコミニュケーション、その上に信頼感が生まれるということであろう。
どんな仕事でも同じなのだと安心する。
 
( 異業種交流の醍醐味 by 農園主 )
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初雪
2015/01/02(Fri)
 昨日の元旦は、千葉でもちらちらと舞った。大雪の地域もある。
「サブいっ」  アランも早朝はそう言っていたように見えたが、
お客様が来園すると、やっぱり楽しそうにはしゃぐ。

[写真]目をつぶりながら空を見上げるヤギのアラン

 イチゴたちにも低温はうれしくない。
暖房をつけているとはいえ、生育には厳しい時期だ。
それでも健気に実をつける。
「寒い寒い」とやかましいのは我々だけなのかも知れない。

( 、、、熱燗で by 農園主 )

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