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次の一手
2014/10/31(Fri)
 追肥の時期である。
チッソ分をまんべんなく蒔いた。
明日からは当分の間、しっかり水を遣って浸透させていく。
しかしこれは、今咲いている花のためではなく、
次の花、そしてその次のためである。
2ヶ月先の効果を想像しながらの作業だ。

[写真]紅ほっぺの一番花

 実は、この時期に手間をかけることの重要性を、昨シーズン学んだ。
台風の被害で倒壊したハウスの“紅ほっぺ”が、心配をよそに充実した実を生らせた。
ハウス修理までの1ヶ月の間、雨ざらしだったことで、
肥料がよく溶けたり、相応に低温遭遇があったり、複合的な効果があった。
この経験を余すことなく学習したい、そう思っている。

( ただでは転ばない、つもりだ by 農園主 )

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アランのこと ( のぼり台編 )
2014/10/30(Thu)
 「すべり台作ってるのー?」
近所の方が遠くから眺めて聞いてくる。
 「そう、でものぼり台かなー」

 ヤギは高いところが好きで、バランス感覚も優れている。
平均台みたいなものを作ってあげたいと前々から思っていたのだが、
ようやく実現した。
アラン・フィールド内にハウスのパイプを再利用して作ってみた。

 最初はおっかなびっくりだったが、そこはやっぱり山羊。
アンバランスを楽しみ、喜ぶ、喜ぶ。
登ってターンして、飛び降りて。

[写真]アランがのぼり台を渡ろうとして片足をあげたところ

[写真]アランがのぼり台を渡りきってポーズを決めたところ

( 最後は、決めっのポーズ by 農園主 )
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ちくばのお客様
2014/10/29(Wed)
 竹馬は素朴ながら楽しい乗り物である。
子供のころに遊んだ人は無論のこと、初めての大人でも、
「あれっ?意外に難しい」
これがハマるきっかけとなる。
単純な遊びほど奥も深い。

 当園の竹馬も人気があったようで、2シーズンですでに竹が割れてきた。
時間のあるうちにと、新しいものに付け替えておく。

[写真]白い椅子にたてかけられた修理したばかりの竹馬3組

「お先にどうぞ。」
「ありがとう。」

( 皆様が譲り合うシーンを思い出しながら by 農園主 )

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ランチの王様 ( ウニのスパゲティ・シチリア風 in ロッシーニ )
2014/10/28(Tue)
 ウニのパスタは世の中では珍しくないが、こちらのは少し違う。
普通はクリームソースで和えるが、
ガーリックとシチリア産のオリーブオイルで和える。 しかもたっぷり。
驚きはまだある。ウニが兎に角、てんこ盛り。
パスタとのペース配分を考えていただかないとウニが余るほどである。

[写真]木更津・ロッシーニのウニのスパゲティ・シチリア風

 デザートも丁寧。
頼んでいないのに一緒に来るエスプレッソも、こだわりがあっていい。

( 夜も訪れてみたい by 農園主 )


※ 農園から車で約分。
※ 店舗情報 : http://tabelog.com/chiba/A1206/A120602/12005453/ 
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ミツバチ登場
2014/10/27(Mon)
 花が咲き始めたので、彼らの出番である。
受粉の仕事をしてもらって初めて結実するので、
欠かせない存在である。

[写真]本圃ハウスに設置されたミツバチの巣箱

 養蜂屋さんから春まで巣箱をお借りする。
「今年はハチにつくダニに苦労した」と言っていたが、
巣箱はずっしりと重く、しっかり働いてくれそうな仲間が
沢山入っていそうな予感である。

( ハウス内に新たな息吹 by 農園主 )

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開花宣言 2014
2014/10/26(Sun)
[写真]今年の一番花 “おいCベリー”

 咲いた。 今年の一番花だ。
最初に開花したのは、おいCベリー。昨年よりも5日早い。

 “やよいひめ”と“かなみひめ”も蕾が出て来ているので、
楽しみが日に日に増えている。

( 順調な生育に感謝 by 農園主 )

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木こり
2014/10/25(Sat)
 竹の割箸1700膳。
割らずに箸元に針金を挟むための切り込みを電動ノコギリで入れていく。
葉よけの針金を張る時に支柱にするためである。
一日がかりになるが、一日でできるとも言える。
木粉を顔中にかぶるので「木こり仕事」と呼んでいる。

[写真]葉よけ用の支柱として使う割箸の切り込み作業の様子

 ホームセンターで「領収書下さい」と言ったので、
レジの方は、弁当屋さんと思ったに違いない。
全部買い占めてしまったのだから。

( 千単位にはもう驚かない by 農園主 )

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天敵出動
2014/10/24(Fri)
 天敵の名は「チリカブリダニ」。
イチゴの葉に悪さをするハダニを捕食するので、
イチゴ農家にとっては正義の味方だ。
0.5mmの体長は、ツルッと赤く輝く。
やっぱり、正義の味方は昔から赤色である。

[写真]カブリダニを放飼した直後のイチゴの苗とカブリダニが入っていたボトル

 今回は、昨年よりも20日早く出動させた。
寒くなると、ワルものに比べて活動が鈍り、繁殖力で劣勢になる。
その前に攻撃態勢を整えておくためである。

( 頼むぞ by 農園主 )


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ガガ
2014/10/23(Thu)
 3年前になろうか、米国音楽界の重鎮トニー・ベネットが、
様々なジャンルのスーパースター達とデュエットアルバムを作っている。
この“デュエットⅡ”のメイキング映像が面白い。
憧れの歌手との共同作業に誰しもが緊張しながら、ハーモニーと言うか、
波長を合わせていく。
この過程が観ていてドキドキ、ハラハラする。こんな音楽も珍しい。
その中でひときわ異彩を放つのが、レディー・ガガであった。
最初は彼女が一番緊張しているように見えたが、
最後は一番重鎮と見事に絡み合い、聴いていて心が震える。
これが縁で2人のアルバムが新たにリリースされている。

 音楽の才のない人間からすれば、夢のような世界だ。
しかし、イチゴ農家だって10ヶ月かかった作品を毎年デビューさせる。
スケールは比較にならないが、
お客様に感動してもらうために、まぐれはない。
その点は同じだと思う。

( 蕾が膨らんできている by 農園主 )

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未来切手
2014/10/22(Wed)
 コブクロの楽曲である。
彼らのライブ映像を観ていたら、
10年後の自分に手紙が送れる切手があったら、というテーマで作ったと話していた。
―ならば、引き出しに10年間仕舞ったままにすればいいんじゃない?
そう思うと身もふたもなくなってしまうが、夢を持って想像してみる。

 「10年前の自分は、今の自分をどう思うのだろうか?」
― 凄いっ、やるね~
なのか、
― そんなことやってるの?
なのか。
聞いてみたいような知りたくないような。

( ならば、10年後の自分に書いてみようか by 農園主 )

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お腹まわり
2014/10/21(Tue)
 大先生(おおせんせい)がひょっこり農園に登場。
半年振りになるだろうか。ご近所の獣医さんである。
アランにと、乾燥させた枝豆つきの枝をどっさりと持って来てくれた。
自分の畑で採れたものだそうだ。

[写真]受付ハウス前に山積みされた枝豆の束

 アランを診てもらう。
「肉付きもちょうどいいね。これくらいならいいよ」
メタボと言われると思いきや、セーフ。
そして、大先生は アラン・フィールド を見て、
「えっ?あれがっ? へー、幸せなヤギだねー」
そう言いながらアランのお腹をさする。

( アランもきっと自覚していると思う by 農園主 )

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愚かもの
2014/10/20(Mon)
[写真]ビニールが破られた本圃ハウスの入口扉

 朝からの「アゲインスト」だ。
農園に到着してみたら、本圃ハウスの入口が何者かに切り裂かれているではないか。
同様の被害は2度目である。
侵入したところで苗が植わっているだけ。金目のものは何もない。
もちろん、イチゴも生っていない。
アホな話である。

 警察に来てもらい、器物損壊の被害届を出した。
スーパーカブに乗ってやって来た警察官2人は丁寧に調べてくれ、
特に今回の指紋採収は、非常に丹念であった。
「指先だけですが、何とか取れましたので」
収穫はあったようである。
正義は必ず勝つと期待しながらも、念のために警備保障会社2社に電話し、
今後の対策を相談することとした。

( つまらない人間からイチゴを守るために by 農園主 )

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風向き
2014/10/19(Sun)
 相場の世界では、想定と反対方向に動くことを“アゲインスト”と言う。
逆風という意味である。
自分の記憶ではアゲインストの風がいつも吹き荒れていたことばかりだ。
ここで無情なのは、その後「何とかなった」試しがないことである。
最初は「あれ?」 と思ったことが、どんどん事態は悪化し、
「こんなはずでは」 となっていく。
世間は、厳しい。
幸いにして、サラリーマンだったので自己破産することはなかったが、
自営業ならそうはいかない。

 しかし、たまには“フォロー”の風、順風も吹く。
これは夢を持って実行した結果である。
野球で言えば、バットを振って初めて勝負が始まるということだ。

( 見送り三振はしたくない by 農園主 )

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開墾プロジェクト その5
2014/10/18(Sat)
[写真]三郎畑に植えたブロッコリー苗の様子

 農園の畑が少しずつ広がっている。
新たに“ブロッコリー”“グリンピース”“サヤエンドウ”が加わった。

 「お客様には、収穫体験?詰め放題? 何が喜ばれるかねぇ」
三郎さんと話している時間が楽しい。

(グリーンピースご飯、いいね by 農園主 )
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出蕾(しゅつらい)
2014/10/17(Fri)

[写真]おいCベリーの蕾

 ついに出てきた、蕾が。
先月15日に花芽分化した「おいCベリー」と「紅ほっぺ」である。
ここまで辿り着けたことに静かに感激している。

 道のりは終わってしまえば、何でもない。
「苦労」などした覚えもない。
しかし、リスク(一番やってはいけないこと)は何か、
そのためのヘッジ(防御)は、とことんやり尽くしたのか。
これを日々繰り返す。どんな仕事でも同じ。
根拠のない妄想に未来はない。

( 強い根と葉は自ら作るもの by 農園主 )

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ならでは
2014/10/16(Thu)
 東京の日暮里に繊維街がある。
自己ブランドで衣服を作る友人から教えてもらい初めて知ったのだが、
駅前通りに並ぶ60店舗以上の専門店に、平日でも人だかりができる。

[写真]日暮里繊維街の街並み

 農園の受付ハウスで使いたい生地を探していたのだが、
丈200㎝×12mとなると普通の店ではまず見当たらない。
そこは流石にプロの店、太巻きにした生地のロールが何本も立てかけてあった。
何に使うかは来園されてからのお楽しみ。

 帰りに上野で食事をした。
ならばと「みはし」の白玉クリームあんみつもいただいく。

[写真]上野・みはしの“白玉クリームあんみつ”

( これも君津にはないものだ by 農園主 )
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いいもの見っけ
2014/10/15(Wed)
 1年振りに幕張メッセに出かけた。
この時期恒例の農業資材エキスポ(展示会)が開催されている。
今年は1,400社余りが参加しているので、充実していると言える。
その中で太陽光パネル関連の企業が多数のブースを占め、勢いがある。
しかし、「楽をして確実に儲かる商売はありえない」 直感的に思ってしまう。
20年間金融の世界で、揉みくちゃにされながら得た教訓のひとつである。

[写真]幕張メッセで開催中の農業資材エキスポの様子

 小さな目立たないブースで買い物をした。
兵庫県のメーカーが作る水遣り用のノズルである。
穴が普通の3倍近くもあるから、柔らかく水が出る。
軽くて持った感触もいい。
農園で試せるのは来夏になるが、今から楽しみである。
少々値は張ったが、ココはこだわるところ。

( 地味だな by 農園主 ) 

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フツウ
2014/10/14(Tue)
 予報よりも速いスピードで19号は去った。
おかげ様で、当園は無事であった。
朝一番でアランを迎えに行った後、穏やかな陽気を見上げてひと安心する。

[写真]台風一過の青空に向かって葉っぱを広げる“紅ほっぺ”

 普通の日常に感謝しなければ、つくづく思う。
しかし、イチゴについては“普通”というわけにはいかない。
テーマは山のようにある。

( 期待以上のものを by 農園主 )  

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覚悟の予報
2014/10/13(Mon)
[写真]台風19号が近づきつつある中、本圃ハウスのビニール越しに見上げた空

 落ち着かない。
最大級、大雨、暴風、脅しのような言葉がテレビに溢れている。

 予報が難しいのは天気だけではない。
例えば、誰だって自分の売上げ予想は難しく、世の中に変数が多いのは同じ。
相場の予測もピンきりであった。
結論は、いいものは有料であること。

 「天気予報、またハズれたね」
タダなのだから、当たり前なのだ。
だから、何事もなかったように同じ気象予報士が毎日出て来るのである。

 「ウェザーニュース」 を終日愛読している。
独自の予報を出そうとする試みが見える。月300円。
もっと踏み込んでくれれば、もっと払ってもいいと思っている。

( 何だって仕事は真剣勝負 by 農園主 )

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祭囃子
2014/10/12(Sun)
 ハウスのてっぺんに上がって、暴風対策をしている。
(今度のは、宇宙飛行士も驚いたくらい位、デカいらしい)

 屋上4.5mの高さで悪戦苦闘していると、
「ピーピー・ヒャララ、トントコ・トントコ」
地元のお祭りの音色が届く。
なんだか、肩の力が抜けて笑ってしまう。

[写真]育苗ハウス2号のテッペンからの眺め 

( いい景色だ by 農園主 )

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ドックからハウスへ
2014/10/11(Sat)
 定植から2週間が経ち、根の活着は順調な様子。
このタイミングで最初の葉かき(剪定)を始め、発根をさらに促す。
「10月中が勝負」  師匠はそう言う。
寒くなる前にしっかりとした株に仕上げていくことが、
充実した果実の出現につながる。

 さて、自分たちのことになるが、年に1度は自分たちの調子を調べるために
人間ドックに行く。それが今日であった。
会社人のころは、終日休暇にしていたものだ。(当然のように)
今は、ハウスにUターン。そのまま、葉かきを始めている。

[写真]葉かき作業後のやよいひめの様子

( イチゴの具合が最優先だから by 農園主 ) 

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開墾プロジェクト その4
2014/10/10(Fri)
[写真]三郎さんがネギ畑の泥上げ作業をしているところ

 「ここの土に合うのかな」
植えてくれたネギの調子がいい。その理由を三郎さんはそう言う。
すでに美味しそうに見えるのだが、今日は根元に土を寄せていく。30㎝ほど。
この辺りでは「くるむ」と言う。「泥上げ」とも呼ばれる作業である。

 こうすることで、ネギはさらに成長しようとし、長く太くなっていく。
土に埋まった部分が白くなるので、白身の長いネギになっていくのである。
年末のちょうど開園のころには、いい具合に生長しているはず。

( 甘く柔らかく by 農園主 )

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上から目線
2014/10/09(Thu)
 高いところが得意な方ではない。
しかし、また次の嵐が来ると言うので、(しかも大型)
ハウスの修繕を応急手当ながら始めたら、一日中ずっと空中にいたような気がする。
 午前中は、ハウス内で脚立に上がっての作業。
ハンマー片手に天井をずっと見上げていたので、首が凝る。
午後からは、屋外に登ってかがみながらだったので腰が痛い。
何でもできるから「百姓」のはずなのだが、なかなかその域は遠い。。。

 いいこともある。
真上から見るとイチゴたちの姿はいつもと違って見える。
新葉は次々に展開し、思っていた以上にハツラツとしていた。

[写真]ビニールハウスの上から眺めたイチゴの苗の様子

( 元気づけられる by 農園主 )

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アランのこと ( 2歳の誕生日編 )
2014/10/08(Wed)
 「今日だったよね」
朝一番で、近所の方からりんごを丸ごといただいた。
久し振りの好物のプレゼントをうれしそうに頬張る。
覚えていてくれた人がいる。幸せモンである。

[写真]誕生日プレゼントのリンゴをかじろうとするアラン

 それだけではない。
夕方には、いちご狩りのお客様でもある父子がわざわざ東京から来てくれた。
小学校の授業が終わって、りんごを持って直行したという。
「カレンダーに書いておいたから」
随分前から楽しみにしていたそうだ。

[写真]東京から遊びにきてくれた大好きな男の子を前に後ろ脚立ちで喜ぶアラン

 アランと何度も押し相撲をして遊んでくれたので、
背中の毛を逆立て、耳をピンと立て、はしゃぎっぱなしだった。

( いい日だね、アラン by 農園主 ) 

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復活
2014/10/07(Tue)
[写真]艶やかな葉っぱになってきた“かなみひめ”

 「かなみひめ」の葉が光ってきた。

 先月は、ハダニのせいで生気を失いかけていたのだが、
このつややかな姿に今後の期待が高まる。
当園の4品種の中では、一番遅くに花芽分化したので、
収穫時期は他よりも少し遅れるかもしれないが、
状態は、昨シーズンよりも良いくらいになっている。

( このまま突っ走れ by 農園主 )


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農家の日常
2014/10/06(Mon)
 台風が去った。
短時間だったとはいえ、一時は家が揺れそうな暴風だったので、
ひやひやしたが、おかげ様で今回はハウスの倒壊はなかった。
 ご心配の電話やメールを皆様からいただき、いつも勇気付けられる。
本当に感謝多謝である。
正直に言うと、ビニールは2か所ほど切られていた。
早速、張り替え作業が始まることになるが、この程度は今や想定内だ。
アランも無事に外泊から帰って来て、安心したように自分の小屋に入っていく。

[写真]台風一過の青空の下、倒壊することなく無事だった本圃ハウスと受付ハウス

 荘厳で威圧的な自然の前では、
最終的には祈ることと感謝することしかできない。

( 実感する by 農園主 )

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アランのこと ( 外泊編 )
2014/10/05(Sun)
 大型の台風が直撃しそうなので、
今晩から、安全なところにアランを避難させることにした。
彼にとっては初めての外泊になる。
お願いした宿泊先は、大好きなのぶ子さん宅の敷地内にある牛舎。
これ以上安心なところはない。
かつては28頭の牛がいたというから広く、その一角に子牛用のスペースがある。
のぶ子さんが綺麗に掃除をして、ワラを敷いて迎えてくれた。
スウィート・ルームである。

[写真]のぶ子さん宅の牛舎で、餌を食べるアランの様子

 そうは言っても、慣れない場所には慎重になる性質なので、最初は心配したが、
拍子抜けするほど、すんなり牛舎に入り、天井の高さに興味津々な様子。
動物好きであるのぶ子さんのご家族が次々と様子を見に来てくれたので、
すぐに馴染んだようである。

( 帰りたくないと駄々をこねそうだ by 農園主 )

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”アイアン・メイデン”
2014/10/04(Sat)
 7,8年は会っていないだろうか。
高校時代の友人がひょっこり農園を訪ねて来た(ようだ)。
こちらは珍しく留守中だったので、再会とはいかなかったのだが、
受付ハウスの入口にメモと土産が置いてあった。
メモは左利きの独特の文字、味はあるが読みにくいのは相変わらずだ。

 高校2年くらいになると、選択科目が増えいくつもの教室を移動するようになる。
その机のひとつに落書きをしたことがあった。
当時お気に入りの(今でもだが)バンドのベーシストを書いた。
すると、翌週にはギターリストの名前がそこに連ねて書かれていた。
「えっ?」 それが例の読みにくい文字だった。

 彼の実家には度々寄らせてもらい、父上のオーディオルームで勝手によく遊んだ。
外に音は漏れないのだから、もちろんヴォリュームは、、、、。

[写真]高校時代の友人からの置き土産 “オーディオコンポ”

 彼の置き土産は、使わなくなったオーディオコンポ。
普通なら粗大ごみ行きだ。
「大音量で聞いてくれ」
メッセージにはそうあった。 パイナップルワインとともに。

( 変なやつである by 農園主 )
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真価
2014/10/03(Fri)
[写真]ハウス上空に、大きな夕焼雲が輝いている様子

 オーロラのような見事な夕焼けになった。
しかし、雲の様子は何やら穏やかではない。
台風が接近している影響であろう。

 昨年の10月には、1ハウスが倒壊する被害があり手を焼いた。
その教訓をどこまで生かせるか、ノウハウを蓄積したのか。
試される場になる。

( さぁ、準備へ by 農園主 )


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かわいい子には
2014/10/02(Thu)
[写真]艶やかな葉がピンと張っているおいCベリーの苗の様子

 新しく展開する若い葉の色が濃くなり、ツヤが出始めた。
土中の基肥に含まれる肥料と施肥によるチッソ分を吸収し始めた証拠だ。
定植前は、花芽分化を促進するためにチッソ分を抑制してきたので、
ハツラツになってきたとも言える。
この養分は、根や葉に蓄えてある炭水化物によって、
アンモニアからアミノ酸、そしてタンパク質に生成されていく。

 しかし、定植したばかりの苗は葉が小さく、光合成の能力はまだまだ未熟なので、
アンモニア濃度ばかりが一時的に上昇してしまいかねない。
特にこの時期は過湿になりがちなくらいに水管理をしているので尚更よくない。
その結果、新葉が黄化するだけでなく、将来の果実の生育にも影響してしまう。

 そこで、明日から数日の間、水・チッソの中断をする。
食べ過ぎの後の断食なだけに空腹感は相当強かろうが、
根を深く広く伸ばすきっかけにもなる。

( 明けにはご馳走を用意しておこう by 農園主 )

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