靴下
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2014/06/29(Sun)
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「いいよ。すっごい長持ちするから」
人伝に聞いた靴下を試してみることにした。 軍手ならぬ、軍足である。 ![]() はき心地は悪くない。10足組1,300円。 作業服専門店のレジでは、前後の人が同じものを買っていたので、 業界では人気商品のようである。 ( どこまで丈夫か楽しみ by 農園主 ) |
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学び
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2014/06/27(Fri)
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君津いちご部会の検討会があった。 例年この時期に開かれる勉強会である。 苗の生育状態を持ち回りで視察し、県の研究員の方から 講評をいただく場である。 先輩農家との交流の機会は貴重である。 苗を見ることは勿論だが、同行の途中で質問をぶつける。 昨シーズンの栽培の問題点を解消するヒントをもらうためだ。 ハダニの防除に苦労したことを話すと、 「扇型がいいよ」 葉の裏に効率よくダニ剤を散布することは決して易しくない。 だから、病害虫の防除をする時に使うノズルの形状ひとつにも、 経験に裏打ちされたこだわりが、それぞれにある。 ( 早速、購入、試してみる by 農園主 ) |
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微力ながら
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2014/06/24(Tue)
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オフ・シーズンに遠方からの来園者である。
福井県の社会福祉法人の方々だった。 「障害者の人達にできる仕事を模索しています」という。 すでに椎茸栽培の実績があり、トマトの研究もしたことがあるそうだ。 当園のHPを調べて視察に来られた。 「イチゴは高付加価値の作物と聞いて採算も合うのではと。」 ―なるほど。しかしそれは、大変手間がかかるという意味ですよ。 指導できるプロの方がいなくては、商品化は難しいと思います。 「施設内には保育園もありまして、子供たちも喜ぶかと」 ―それはいいですね。仕事はやる気の問題ですから。 福井県の気温、日照時間、降雪量は千葉県とは異なり、 栽培には不向きとも言える地域である。 しかし、人の喜ぶ姿は苦難を乗り越える力になることは間違いない。 ( また、いつでも by 農園主 ) |
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さくらんぼ
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2014/06/23(Mon)
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今が旬。
父の故郷である山形から毎年、佐藤錦が届く。 イチゴの仕事をする前から、毎年の楽しみであった。 それは今も変わらないのだが、 食味の感じ方は少し変わったかもしれない。 今年の天候で味はどうだったのだろうかと。 ![]() 今年のは旨い。糖度がいつも以上に高いだけでなく、実も大振りだ。 ( 笑顔咲ク by 農園主 ) |
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ぶらっと房総 ( pole pole ~ in the park ~ )
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2014/06/20(Fri)
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サーブの利いたレストランは楽しい。
料理を運んでもらうだけでなく、 食材の知識を教えてくれ、ちょっとしたユーモアで味を演出することは、 プロにしかできない仕事だからだ。 九十九里浜の人気の街である一宮町に当店はある。 フレンチ料理がランチで楽しめ、しかも一級のサーブ付きだ。 月替わりの「ポレポレコース」は、魚と肉料理の両方が堪能できる。 この日の魚料理は、「地魚の大葉包み ベルモットソース 青梅のアクセントと」。 すりおろした魚のふわふわした食感が、ソースにはもちろんだが、梅がいい。 肉料理は、「千葉県産若鶏のマスタード漬け パートフィル包み焼き 赤ワインソース甘夏のアクセンと」。 パイの柔らかいパリパリ感とソース、隠し味のたくあんが衝撃だ。 ![]() ![]() 当店とは「ポレポレ」つながりである。 「いちご狩りできますか?」とシーズン中は間違い電話で、 随分ご迷惑をかけた経緯があるが、オーナーは気持ちのいい人である。 ケニアでツアー企画や添乗員の経験もある方なので、 お客様の楽しませ方は、まさにツボを押さえている。 ( 美味しくて楽しい食事 by 農園主 ) ※ 農園から車で約70分。 ※ 公式ホームページ : http://pole-pole-in-the-park.jimdo.com/ |
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ありのままに生きる
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2014/06/18(Wed)
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千葉県茂原市の先輩農家を久し振りに訪ねた。
これまで何度も訪問させてもらっているが、いつも明快な考えが返ってくる。 「今年の豪雪で味落ち?そりゃ、お天道様が出なければ無理だよ。 お客様には“今は、まずいよ~”って言えばいい。」 ―えっ? 「正直でなければいけないよ。」 2度の脳梗塞で言語障害と右半身麻痺でも、懸命のリハビリを続けながら、 歌手活動をする往年のスターのインタビュー。 「格好悪い自分をありのままに見てもらいたい。それでも前に進んでいるのだと。」 ( ヒデキも還暦、だそうだ by 農園主 ) |
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ゆらり
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2014/06/15(Sun)
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気持ちのいい風が吹き抜ける。
周りを囲む田んぼの水が、自然のクーラーになって、 日陰は涼しい。昼寝には少し肌寒いくらいだ。 ![]() ハンモックを手に入れた。 夢心地。 本当はヤシの木の間に結びたいところだが、 それはいつの日か。 ( 読書のページがなかなか進まない by 農園主 ) |
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ブラジルの祭典
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2014/06/14(Sat)
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「いいイメージをするだけではダメで、常に最悪を、
最悪の想定をむしろ大前提にしながら、勝つ確率を1パーセントでも 上げる作業をしている」 大一番を前にした日本代表のエース本田選手のコメントである。 この心構えは、相場関係者でよく語られる内容でもあり、 イチゴ作りでも実践している。 ただ、サッカーや相場と少し違うのは、自然を相手にしているということ。 到底かなうことのない相手であるということだ。 それでも、運に任せる前にやるべきことはたくさんある。 ( 本調子であろうとなかろうと by 農園主 ) |
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快晴
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2014/06/13(Fri)
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Wカップの初戦を観てからだったので、
いつもより遅い仕事開始となったが、 外は久し振りの晴天に爽やかな風が吹いていた。 ![]() イチゴたちは、日差しを浴びて葉先をピンと伸ばし、 アランは、方々の草を頬張った後にのんびりと座っている。 クロちゃんたちは、手足を伸ばしての甲羅干しである。 我々は、ランチの後にうたた寝。 ( 皆、満喫 by 農園主 ) |
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ぶらっと房総 ( 音楽と珈琲の店 “岬” )
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2014/06/12(Thu)
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見かけはほったて小屋風、道路からの入り口も見つけにくい。
しかし、その店内に一歩入ると異次元の空間になる。 36年の歴史とそれまで来店された方々の思い出であろうか、 人を安心させる心地よさがある。 ![]() 苦くて深みのあるコーヒーが、 店名通りのロケーションから見渡す景色と穏やかな音楽とにブレンドされ、 喉から胃に静かに染み渡っていく。 この店を描いた本(「虹の岬の喫茶店」森沢明夫著)が、 10月に映画化されるそうだ。 ( ママさんも独特かつ魅力的 by 農園主 ) ※ 農園から車で約35分。 ※ 店舗情報 : http://tabelog.com/chiba/A1206/A120603/12004072/ |
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アランのこと ( 雨天編 )
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2014/06/11(Wed)
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わずかな時間だが、雨の合間に小屋から出て草を食べている。
空腹なので、いつも以上に懸命に食べるのだが、 周囲への興味も忘れない。 ![]() 「あれっ、これまだ出しっぱなしじゃない?」 ―言われてみれば、確かに仕舞い忘れていました。 ![]() 「この苺の文字っていいね。」 ―皆さん、そう言ってくれます。 ( しみじみ by 農園主 ) |
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クリエイティブに
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2014/06/10(Tue)
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「自分自身に満足している」
そう回答する我が国の若者は、45.8%だそうだ。 調査は日本、韓国、米国、英国、ドイツ、フランス、スウェーデンの7カ国、 13~29歳の男女を対象に実施したもの。(「子ども・若者白書」) 日本はダントツの最下位、他国は70%を超えているという。 控えめな国民であるから悲観することはない、であろう。 「“自分”がない人は自分がやるべき仕事を選べず、結果として“何でもやります” という姿勢になりがちです。自分という軸がないのをごまかして、 “お客様のためなら何でもやります”と言っているのが日本の企業です。」 (「フェラーリと鉄瓶」 奥山清行著) 「自分がない人たちは、こだわりがありません。 自分の好きなもの、自分の哲学に合うものを知っている人たちは、 選択肢の中からこだわりのあるものを選び、こだわりを持って それを完成させようとします。“信じるもの”に従って仕事をする人と それがない人とでは、勝負は最初から見えています。」(同著) ( オジサン達がしっかりせねば by 農園主 ) |
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農を考える ( CSについて )
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2014/06/07(Sat)
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農政の改革議論がにぎやかだ。
内閣府の規制改革会議が「農業改革に関する意見」を先月公表し、 農業委員会や農業生産法人、そして農協の見直しを提言。 この意見書では、今回の農業改革は農業政策上の大転換をするラストチャンス、 とあるのだが、何のための改革なのか、肝心なところは抜けている。 一方の廃止を提言されたJA全中(農協の中央組織)は、 この提案に断固反対と表明したが、その根拠は伝わらない。 論点が上滑りしている理由は簡単だ。 生産者がコストを抑えた上で、美味しいものを作る、それが消費者の利益につながる。 両者には、この出発点が欠けているのである。 「いや、もう結構です。他に頼みますから」 世の中では当たり前のこの消費行動がままならない。 肥料や資材の購入ルートだけではなく、 施工業者を含めて取引先の選択肢はたくさんほしい。 しかし、この業界では独占や縄張りが常識、これが実感である。 他業界からの新規参入は無論、期待したいところではあるが、 地域によっては、頼られる存在の農協もあるはずだ。 ならば、地域の枠を超えた自由な乗り入れを促してほしい。 ( お客様のため by 農園主 ) |
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冷やし中華の日
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2014/06/02(Mon)
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連日の真夏日には、ぐったり。
農家の工夫としては、早朝攻めになる。 夜明け直後のハウス内の気温は18℃。 肌寒いくらいなので、仕事がとてもはかどる。 しかし、長くは続かない。 10時すぎには30℃を超え、11時にはギブアップ。 汗を拭いていると、 「暑いね~、差し入れだよ。冷やしがいいだろうと思って」 荒玉食堂のマスターからだ。 ![]() ( タレまで、飲み干してしまった by 農園主 ) |
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市民のために
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2014/06/01(Sun)
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「今年も来園できなくて、すいません。
時間が空いて、行けそうな日は予約が取れなくて。」 ―そうでしたか、ごめんなさい。 地元期待の若手議員のこの方は、開園前から応援してくれている。 大雪被害の復旧活動に、てんやわんやの毎日だそうだ。 「良かれと思って、やっているのですが。。。 しかし、結果的に期待だけ持たせてしまうだけのこともあって。 日々、勉強です。」 帰り際に、来年小学校に上がる娘さんといっしょにアランと遊ぶ姿は、 普通の優しいお父さんなのである。 ( 純粋な熱意は必ず伝わる by 農園主 ) |
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