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ぶらっと房総 ( 大山千枚田 )
2013/09/30(Mon)
 隣街の鴨川市にある棚田風景である。
何度行ってもいい気分になる場所だ。

[写真]稲刈りが終わった大山千枚田の田んぼの風景

 房総半島のほぼ真ん中にあり、東京から一番近い棚田であるが、
さほど観光客で混んでいないところが魅力でもある。
農園からは1時間くらいの距離。
毎年10月末には「棚田の夜祭」があるのだが、
これも幻想的でいい。

( 千枚はない by 農園主 )


※ 農園から車で約60分。
※ 公式ホームページ : http://www.senmaida.com/

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一山越えた
2013/09/29(Sun)
 「おいCベリー」「紅ほっぺ」に続き、
 「かなみひめ」「やよいひめ」全てを植え終わった。

[写真]

 5日間での定植作業の終了は、昨年の半分の日数である。
理由は他でもない。
近所の農家のお母さん達に手伝ってもらったからである。
みんな初日こそ初めての作業に戸惑った感じがあったものの、
最終日には、昔からイチゴ農家のような手つきであった。
さすが地域最強のメンバーが集まっただけはある。

 「うまく根が着くように祈る気持ちだよ」
 「また、見にくるね」

そう言って各自の軽トラックで帰って行ったのであった。

( 葉が生き生きし始めている by 農園主 )


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2013/09/28(Sat)
 定植した後に、葉の枝が真っ赤になるのがこの品種の特徴である。
環境の変化にストレスを感じているらしい。
数日すると今度は順応して、色がサ~ッと落ちていく。

[写真]本圃ハウスに定植された紅ほっぺの葉の枝が赤くなった様子


 今晩は君津市の花火大会。なぜこの季節なのかはわからないが、
みんな数日前からわくわく楽しみにしていた。(我々も)
期待以上の打ち上げ数と色合いに、疲れもすっ飛んだのあった。

お母さん達の活躍で、定植作業はすこぶる順調に進んでいる。

( 昨年よりも多少の余裕がうれしい by 農園主 )

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アランのこと ( 2013 秋編 )
2013/09/27(Fri)
食べまくっている。
夏の間はあまりの暑さに昼間は休ませてきたが、
この時期はいつでも小屋から出たがり「ダセェ~」と鳴く。
そして、ひたすら食べるので、
夕方のお腹はぽっくりと驚くほどの貫禄になっている。
尻尾を振って近づき、「ゲプッ」と言っているから相当だ。
しかし、そのお腹であっても駆けっこ競争をすると、
華麗なステップいや、スキップで疾走する。
それが山羊なのだ。

[写真]アランが農園の土手の草を食べ歩きしながらこちらに向かってくるところ

[写真]アランがこちらに向かってくる途中でよそ見をしているところ

[写真]アランが草を頬張りながらこちらに近寄ってきたところ

( うらやましい by 農園主 )

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仕事中の顔
2013/09/26(Thu)
 定植の仕事は、年に一度の大仕事になる。
短時間(できれば4、5日)でヴォリューム(12,000株)を
こなさなくてはならないからだ。
どのイチゴ農家にとっても、この時期が山場になる。

[写真]定植作業を手伝ってくれたお母さん達の軽トラックが農園前に集合した様子

 当園では今回から地元のお母さん方に手伝ってもらうことにした。
みんな畑仕事のベテランだから、土いじりでは大先輩達である。
用意していたゴム手袋のSサイズではとても入らないくらい、
手も逞しい。「これは赤ん坊用かい?」と言われる始末だ。

 始まる前は、「あたしたちにイチゆこゴの手伝いができるかね」
みんな不安そうな顔をしていたのだが、
 「葉っぱは、これを取っていけばいいね」
 「植え方は、そんな感じね」
少し説明すれば、あっと言う間にLサイズの手が滑らかに動き出す。
こうなれば、お母さんたちの口も滑らかだ。
 「楽しいね、調子でてきたよ」
仕事のペースは、ドンドン速まり、笑い声は増々高まる。
こういう働き方も世の中にはある。
 
( しかめっ面からは何も生まれない by 農園主 )

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定植スタート
2013/09/25(Wed)
 「おいCベリー」から植え始めた。
花芽分化が4品種の中で最初に確認されたからだ。
これまでの苗場から移動し、本圃ハウスに定植すると、
土しか入っていなかった空間が一変する。

[写真]本圃ハウスに定植した

 まさに息吹が感じられるようになった。
次は「紅ほっぺ」の番であり、
そして「かなみひめ」「やよいひめ」と続く。
先は長いが、楽しみでもある。

( 舞台に上げるような高揚感 by 農園主 )

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ステンドガラス
2013/09/24(Tue)
 前々から気に入っていたランプを譲っていただいた。
ステンドガラスに造詣があるわけではないのだが、
このランプは、農園の受付に置くと背景の赤いマサイクロスと
相性がいいような直観があった。

[写真]ステンドグラスのランプを受付カウンターに飾ったところ

 淡いコバルトブルーが全体の調和を取っている。
そして、様々なガラスの色彩とのコントラストが
見る角度によって変化する。

[写真]ステンドグラスのランプ部分を拡大したところ

 君津に移住する前からお世話になってきた方の奥様の作品である。
しつこく頼んだせいもあろうが、自信作を快く承諾いただいた。

( 農園で by 農園主 ) 

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社会とのかかわり
2013/09/23(Mon)
 「あなたを幸せにするものは何ですか?」
うまく答えられる気がしない質問であるが、
「TEDトーク」(J.ドノバン著)が分かりやすい。
TEDビデオのプレゼンテーションを解説する内容の中で、
この質問に対するアンケート結果が紹介されている。

 ・家族、友人、ペットとの交流
 ・自然とのふれあい
 ・ボランティア活動
 ・仕事を完璧に終わらせること
 ・コーチングや教育、執筆活動によって人にインスピレーションを与えること
 ・自分の内面を見つめること、知識を得ること
 ・マインドフルネス(いまこの瞬間に注意を向けること)
 ・健康
 ・肉体的快楽と運動
 ・自己表現
 ・安定した経済状態

 人の欲求とつながることが、相手の心を動かす近道とある。
だから、プレゼンのテーマ選びの肝はそこにあるという。
なるほど、どれも共鳴できる答えである。

( 農園の幸せ、また来たい~っと言われること by 農園主 )

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ぶらっと房総 ( 千寿の湯 )
2013/09/22(Sun)
 農園から房総スカイラインを走り、
鴨川へ向かう途中にある日帰り温泉である。

[写真]千葉・君津の濃溝温泉「千寿の湯」の湯船の様子

 風呂は大きくはないが、そこがいい。
100%掛け流しの湯は、200m離れた山の上から引いている。
窓から見える渓谷風景が、ご主人の自慢である。
秋は紅葉、春には藤の花が湯船から楽しめる。

 泉質は、重炭酸そうだ泉。
アトピー性皮膚炎に効能があり、県外からの訪問も多いという。
なるほど、いつまで経ってもほてりが止まない。
これが山の秋風に心地いい。

( 湯上りについ、うとうとする by 農園主 )


※ 農園から車で約45分。
※ 公式ホームページ : http://www.senjyunoyu.net/index.html

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なりゆき女子デート
2013/09/21(Sat)
 「CORK(コルク)」が取材されたテレビ放映を観た。
はしのえみと椿鬼奴が「なりゆき女子デート」と称して、
日本初、花とワインのセレクトショップを訪れるという内容だ。
店内の心地よさは放映にもよく出ていた。
店員の親切な対応も。

 先日、訪れた時に気に入ったものを当園でも飾っている。
ワインに添える花瓶は、試験管のようなtubeと、
コルク木地でできた一輪挿し、ともに長く使えるものだ。

[写真]受付カウンター上に置いた、お花で飾られたCORKのワイン2本

 「花もワインもなくなるものだけれど、花瓶があれば、
  再利用してずっと贈り物として残るでしょ。」
 社長のこだわりである。

( こだわりの日本酒も鬼奴に呑ませてほしかった by 農園主 )

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夜盗虫(ヨトウムシ)
2013/09/20(Fri)
 ヨトウ蛾の幼虫のことだ。写真の掲載は、控えておく。。。 
イチゴだけでなく、野菜の葉を穴を開けながら暴食するいけない虫である。
勢いがつくと厳しい被害になることも。
日中は土に隠れ、夜に活動することからそう呼ばれる。

 昨年の10月には、相当数の穴を開けられ難儀した。
今年は早くから用心してきたが、すでに数か所で穴を発見。
しかし、「害虫」とは呼びにくいところもある。
お互い生きていくのに必死なのだろうから。

( 夜遊び好きは困る by 農園主 ) 


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満月
2013/09/19(Thu)
昔から「播種は満月、定植は新月」と言われるそうだ。
月と植物の関係、農業への応用は興味深い話である。

 地球上の万物は、太陽・月・地球の引力による潮の満ち干に
深く関係することは知られている。

 カメなどの海の生物は、満潮時に産卵する。
「満月の夜には、犯罪率が上がる」とのデータもあり、
「満月の日には相場が荒れる」との都市伝説もある。

 月の満ち欠けによって、植物の樹液の流れに変化があることが
研究されており、まんざらでもない分野なのである。

( コンピューターが参入する相場への応用は無理か by 農園主 )


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予想
2013/09/18(Wed)
 花芽分化は昨年よりも早いのではと言われていたが、
検鏡の結果、昨日時点でも分化は確認されなかった。
予想は、はずれるものと相場経験から身に染みているので驚きはない。

 気象庁の週間天気予報が面白い。
各曜日の予報について「信頼度」なるものがA、B、Cのランクでつけられている。
Aランクは、降水適中率86%の予報だが、
Cランクは56%、これは世のディーラー同様、ほぼ当てずっぽうの域である。
「日曜日以降の天気は、雨かな、晴れかな」
当人達が、自信がないと言っているのだから、
テレビの予報でもそれを伝えてあげたらいい。

( 分化はいつかな by 農園主 )


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新しい朝
2013/09/17(Tue)
[写真]早朝5時、農園から見た朝焼けの空の様子

 早朝5時の空は、身が引き締まるような景色である。
今朝の気温は14℃、上着がいるくらいになって来た。
季節は黙っていても着実に進行している。
イチゴたちはそれをきっちりと感知し、生長に変化を起こす。
驚くべきメカニズムである。

 一方で、我々人類は平等に与えられた時間を自由に使う。
自分の意志でだ。こんな贅沢な話はない。
しかし、そこには厳しさもあるから簡単ではない。

( 青紫色は、夜明け前の一瞬 by 農園主 )  

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モウレツ
2013/09/16(Mon)
 台風一過。
君津では、昼ごろから暴風があったものの、当園ハウスの被害はなかった。
資材を覆っていたビニールシートが200m先まで飛ばされていたくらいだ。
あの対策を施した受付ハウスの入り口サッシは、今回はなんとか無傷であった。
工夫した甲斐は、少しはあったようである。

[写真]台風対策を入口ドアに施した受付ハウスの様子

 ただ、支えに組んだ木の柱とパイプが強く擦れた後が残っていたので、
猛烈な風の威力がうかがえた。
 風の音を気にしながら、自宅で過ぎ去るのをじっと待っている時間は、
なんと長かったことか。

( アランの元気な声に救われる by 農園主 )


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準備OK
2013/09/15(Sun)
 本圃ハウスの土作りの準備が終わった。
苗の定植前に準備をしておかなければならない作業は、
少なくない。暑い中であっても。
 高設ベッド内の土を耕し、肥料を補充し(一部には酵素を入れ)、
その後再び耕す。そして土の補充をする。
土の補充は、高設専門の培土をベッドに補充していくのだが、
一袋40ℓは結構重い。
4日間かけ、最後の作業を今朝ようやく終えた。

[写真]土作りが終わった本圃ハウス(ベアハウス)の様子

 その後雨の中、台風への備えもできることはやって、ほっと早めの帰宅。
少し時間ができたので、久し振りにレンタルDVD店に出かけてみたら、
台風の上陸情報に脅された?ご家族で大混雑であった。
なるほど、皆考えることは同じだ。

( 午後はびっくりするような晴れだったが by 農園主 )

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これ、いいね ( オクラのベーコン巻き )
2013/09/14(Sat)
 オクラのあのねばねばとした食感は、
納豆ご飯に混ぜると一層引き立つ。茹でてマヨネーズでいただくのも旨い。

 好物と言ったら、大家さんが畑で採れたてのオクラを連日のように分けてくれた。
旬がそろそろ終わりなのが、誠に残念である。
お薦めは、アスパラのベーコン巻きの要領でベーコンに巻いて炒めるのが
美味しいと教わった。
相性はアスパラに負けない。

[写真]オクラのベーコン巻き

( 花は、夜に咲くのだそうだ by 農園主 ) 


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検鏡にトライ
2013/09/13(Fri)
 イチゴは、環境が良ければどんどん生長していく。
しかし、生存が危惧されるようなストレスが起きれば、
自分の生長よりも子孫を残しておこうと方針を転換する。
これが、栄養生長から生殖生長への転換であり、
葉をつくることから花を咲かせようと変化する。
「花芽分化」である。
日が短くなったり、気温が下がったり、チッソ分(肥料)が減ったり、
こういう変化がストレスになるのである。

 外見からは見分けられない。
生長点の細胞分裂の形が独特になるが、これは高性能の顕微鏡で
見極める技が要る。尖った葉の細胞より、ぷくっと丸い形状になる。
君津農業事務所(普及センター)の方々に手本を見せてもらった。
顕微鏡を見ながら初期の葉を針で3枚ほど丁寧に剥いていくと、
生長点にいきつく。
ここまで来るのも至難なのだが、その形状から分化を判断する眼は、
職人芸の域である。

[写真]農園主が顕微鏡で花芽分化の検鏡をしているところ

( 案の定、生長点を切り取ってしまった by 農園主 )


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彼岸花(ひがんばな)
2013/09/12(Thu)
[写真]農園近くの田んぼの畦道に咲く彼岸花

 昨年よりも10日余りも早く、彼岸花が咲き始めた。
通称、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)だ。
ニュースではコスモスも2週間も早い開花が見られているという。
これでもかと続いた真夏の猛暑から開放された植物たちは、
9月の気温の低下(昨日までだが)に敏感になったのかも知れない。

 彼岸花の開花は、イチゴの花芽分化の目安になると師匠から聞いている。
だから、昨年と同じ田んぼの畦道で、この時期に赤い花を見つけて驚いた。
今年のイチゴの分化が早まりそうな根拠のひとつである。

( 花の呼び名は1,000以上あるという by 農園主 )


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兆し
2013/09/11(Wed)
 涼しい日が続いている。早朝の水遣りは肌寒いくらいだ。
平均気温は25℃を5日間連続で下回っている。
8月下旬の3日間も含めると合計8日間となった。
この25℃がイチゴの花芽分化の大きな境目になるので、
温度計が毎日気になる。
「紅ほっぺ」の葉の表情も少し引き締まってきたように見える。

[写真]紅ほっぺの苗を上から見た様子

 花芽分化の条件のひとつは、平均気温25℃以下の日が積算されること。
品種毎に異なるが、「紅ほっぺ」の場合は10日前後が目安である。
そろそろ秒読みに入ってきた。
このペースならば、昨シーズンよりも1週間以上早い分化となるが、
天気予報では、明日から再び暑さがぶり返すらしい。

( 一進一退 by 農園主 )


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分子が飛ぶ
2013/09/10(Tue)
 ハウスを貸してほしいとの依頼を受けた。
当園が使用している暖房機と二酸化炭素発生機を兼用した機器の
データ収集のため、販売元から頼まれたものである。
海外に比べて国内のデータは、まだまだ少ない。
当園は1,000㎡の同じ広さのハウスが2面あるので、
施用した場合としない場合の比較がしやすい環境にある。

[写真]本圃ハウス内で暖房機を稼働させた後、二酸化炭素濃度を計測している様子

 5時間かけて取得したデータの一部を見せてもらった。
暖房機を10分間稼働させて10~15分後には二酸化炭素濃度が
大気中の400ppmから1,000ppmに上昇する。
ここまでは想定内だ。
興味深かったのは、高低差による濃度の違いである。
二酸化炭素の比重は、大気を1とすると1.5の重さがあるので、
ハウスの下に溜まるものと想像していた。
濃度は、地上に近い方が高いだろうと。
ところが、測定結果は高さ100cmの高設ベッドと地上での濃度は、
時間が経過してもほとんど同じであった。

 「そうなのぉ」
ベッドの上に二酸化炭素がこんもりと溜まったままの絵を想像するが、
これは多分勘違いなのだ。
ハウス内では、分子が縦横無尽に飛び回っている。
だから、地上からのわずかな高低差だけでは、
濃度に差異は生まれないということなのだろう。

( 見えたら面白い by 農園主 )


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ふかふか
2013/09/09(Mon)
 土作りが始まっている。
これから苗を定植するための準備である。
やみ雲に作ることはしない。
土壌分析をした結果から、
土に不足している要素を補っていく。

 少しだけ、科学的ではない新しい試みもある。
酵素を土壌に混ぜてみた。ほんの一部分ではあるが。
畑にいつも混ぜているという近所の方から分けてもらったものである。
この方の畑では、ふかふかな土に美味しい野菜ができている。
学術的に酵素の効果は不明確ではあるものの、
イチゴが美味しくなる可能性があるならば、
「やってみなはれ」だ。

[写真]本圃ハウスの高設ベッドの土に酵素を混ぜ込んだところ

( イチゴは気に入るだろうか by 農園主 ) 

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やよいひめからのリクエスト
2013/09/08(Sun)
 師匠がトモ子さんと苗を見に来てくれた。
「問題ないでしょ」
日頃、全てが試行錯誤なのでこの言葉を聞くとほっとする。

 ただ、花芽分化の時期が遅い「やよいひめ」については、
今のペースでチッソ分(肥料)を軽減していくと、
切れすぎてしまう可能性もある。
「少し与えておいてもいいかも」とのアドバイス。

 早速、チッソ分を葉面散布してみた。
葉先がピンとしてくるから流石である。

[写真]やよいひめの苗の様子

( イチゴと会話ができるから by 農園主 )



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美しい所作
2013/09/07(Sat)
 箸を新調した。
専門店に行くと、様々な職人による多種の箸がある。
指と手にぴったり合う箸を選ぶのは、結構楽しい。
自分の相棒になるわけだから。

[写真]山田政義作の縞黒檀の箸

 禅では食べることも大切な修行という。
「食事の支度ができたら、袈裟をつけ、座具をのべ、香を焚き、
九拝してから運ぶ」と道元禅師は食を重んじたそうだ。
「食事を丁寧に丹念に味わえば、美しい所作になる」
(「美しい時間をつくる所作の智慧」 枡野俊明著) 

 九拝までしている時間はないが、もう少しゆったり。

( 新しい相棒とともに by 農園主 ) 



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これ、いいね (茹で落花生)
2013/09/06(Fri)
 酒飲みでなくとも、ピーナッツの美味は言わずもがなであろう。
落花生の生産高は、全国で千葉県が一番多い。
7割ほどを占めるそうなので圧倒的な量だ。
ご近所からも味噌味や砂糖味で炒ったピーナツをいただく。
その中でも、少し塩味で茹でた落花生はいい。
これが自宅で簡単にできる。

[写真]茹で落花生

 塩少々の茹で水、圧力鍋で10分加圧した後、20分蒸らせば完成だ。
同じピーナッツでも茹でるとこんなに違う食感になるものか。

( 濡れ煎餅のような嬉しい意外感 by 農園主 )


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おいCベリー、順調です
2013/09/05(Thu)
 今シーズンから農園初登場になる「おいCベリー」に、
立派な副葉が出ている。(葉枝の真ん中にあるラッパのような2枚)

[写真]おいCベリーの苗の様子(大きな副葉2枚付き)

 育苗の初期は、か細い苗で何とも頼りなげだったのだが、
今や力強い株に生長しつつある。
まさに「福葉」になる期待大である。

 九州の研究センターで育成されたこの新しい品種は、
ビタミンCが普通のイチゴの1.5倍ほど含まれるのに、
糖度は高く甘い。
魔法のようなイチゴなのである。

( 皆様の声が今から楽しみだ by 農園主 )


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アランのこと ( 嫉妬編 )
2013/09/04(Wed)
 最近、子猫が農園に遊びに来る。
何度か見かけたが、呼ぶと警戒していなくなる。
首輪はしているので近所の飼い猫のようだ。

 なぜか、今日は向こうから近寄って来た。
子猫だから、かわいいに決まっている。
かがんで少し撫でてじゃれていたら、後ろから背中をど突かれた。
振り向くと、アランが前足で呼んでいる。
犬や猫がヤキモチを焼くことは知られているが、
ヤギも同じだ。

[写真]大好きなベンチの上に乗って、こちらを見上げるアラン

( お前が一番 by 農園主 )

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みのる君、いざ
2013/09/03(Tue)
 苗たちは、これまでの育苗ハウスから、イチゴの実を生らすための
本舗ハウスへ移動することになる。
「定植」と言い、今月下旬になる予定である。

[写真]プチ耕うん機・みのる君が本圃ハウスの高設ベッドの上で待機しているところ

 その本舗ハウスではベッド内の土を熱消毒し眠らせてきたが、
そろそろマルチを剥いで、土の手入れ時期になった。
プチ耕うん機(みのる君)の出番である。
ベッドの土をスクリューでかき混ぜ、
土中の余分な株や根を浮き上がらせる便利な機械だ。
ただ、自走式ではないので、手押しで動かしていく。
ベッドの全長は1.2km。

( 二人三脚で by 農園主 )


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CDプレーヤーとオイスター・バー
2013/09/02(Mon)
 2ヶ月ほど前からCDプレーヤーの調子が良くない。
邦楽は音が出るのだが、洋楽CDを挿入すると再生せずに、
ペッとCDを勝手に吐き出す。
近所の家電量販店に出向いたら、CDコンポ(アンプとの一体型)は
数種類あるが、アンプと分離した単体でのCDプレーヤーはひとつもない。
隣街の店に行っても同じ。上京して探すしか手がないが、
イチゴの仕事が忙しく、この2ヵ月間は邦楽オンリーで過ごしてきた。

 ようやく時間ができ、東京駅近くの量販店に出向いたら、
その品揃いに圧倒された。
150社の商品を取り扱い、1,000種類近くはあると言うから凄い。
CDプレーヤーだけでである。
店員にアドバイスを細かに求め、「これっ」と選べるこの喜び。

 君津が不便というわけではない。
この手の買い物はしょっちゅうあるわけではないから、東京に行けば済む類いだ。
ここには、余計なものがないのである。
だからその分、空が広く、風が爽やかなのかも知れない。

( オイスター・バーができるともっといい by 農園主 )

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ランチの王様 ( トムヤンクンヌードル in 望陀餃子楼 )
2013/09/01(Sun)
 農園からも君津駅からも近いロケーション。
海外のレストランのような、落ち着いた雰囲気の店内だ。

[写真]君津・望陀餃子楼(もうだぎょうざろう)の

 トムヤンクン・ヌードル、餃子ともに一口目はあっさりとしているのだが、
いい具合の塩加減が後を引き、気が付いたら完食している。
いちご狩りの後は(甘いもの食べたから)、しょっぱい物をランチに食べたいとよく聞く。
ここは、ニンニク、韮抜きもあるので、女性同士のグループにもいいかも知れない。

 店名の由来は、望陀布(もうだのぬの)。
望陀布は、ここ上総国から大和朝廷に献上されていた麻布のこと。
当時の最高級品であり、遣唐使の贈答品としても用いられた。
開店メンバーは地元の同級生4人、最高のもてなしを提供したいと。

( ダンプリング・レストランという感じ by 農園主 )


※ 農園から車で約9分。
※ 店舗情報 : http://tabelog.com/chiba/A1206/A120603/12031072/

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